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葬儀のあと

【動画解説】初彼岸とは何をする?意味・時期・法要の流れ・香典・お供えを徹底解説

【動画解説】初彼岸とは何をする?意味・時期・法要の流れ・香典・お供えを徹底解説

故人の四十九日後に初めて迎える初彼岸は、意味や法要の準備で悩むことも多いものです。初彼岸はいつかから、法要当日の流れから、香典・お布施の相場、服装やお供え物のポイントまで網羅しました。動画も交え、手厚く故人を供養するための基本を解説します。

香典については、動画でもわかりやすく解説しています。お金の入れ方や注意点、表書きや中袋の書き方、渡し方など基本的なマナーを幅広く紹介しています。

香典の金額相場・香典袋の選び方・書き方を1分で解説

初彼岸とは?意味や時期を解説

初彼岸でお墓参りをする人

初彼岸(読み:はつひがん)とは、故人が亡くなって四十九日が過ぎた後に初めて迎えるお彼岸のことです。お彼岸は、ご先祖に対する感謝を伝えるために供養をする時期であり、日本独自のものです。

お彼岸の時期は春の彼岸と秋の彼岸の2度あり、それぞれ「春分の日」と「秋分の日」を中日とした7日間です。春分の日と秋分の日は年によって異なるため、お彼岸の時期も変動します。

お彼岸について詳しくは「お彼岸とは?いつ?意味や由来、過ごし方」で詳しく紹介しています。

お彼岸とは?意味と由来

お彼岸という言葉は、仏教の教えに基づいた言葉です。私たちが生きている迷いや苦しみの多いこちらの世界を「此岸(しがん)」と呼ぶのに対し、煩悩から解放された悟りの世界を「彼岸(ひがん)」といいます。

この時期に故人やご先祖を供養することは、此岸にいる私たちが西の彼方にあるとされる極楽浄土へ思いを馳せ、いつか自分たちも悟りの境地に達することができるよう修行に励むという意味も込められています。

もともとお彼岸は、太陽が真東から昇り真西に沈む春分の日と秋分の日を中日としています。昼と夜の長さが等しくなるこの時期は、此岸と彼岸が最も通じやすくなると考えられたことが、先祖供養の慣習としての由来です。

2026年(令和8年)の秋彼岸の時期はいつ?

秋彼岸

全期間

9月20日(日)〜9月26日(土)

彼岸入り

9月20日(日)

中日

9月23日(水)

※秋分の日

彼岸明け

9月26日(土)

四十九日を迎える前にお彼岸がきた場合はどうする?

故人が亡くなり、四十九日を迎える前にお彼岸の時期がきた場合はどうするのがよいのでしょうか。結論からいうと、忌明け前のお彼岸は「初彼岸」とは呼びません。

仏教では忌明け前の法要を避ける習わしがあるため、十分な供養ができるよう、次回の春または秋のお彼岸まで待つのが礼儀とされています。例えば、夏に亡くなり秋のお彼岸までに四十九日がすんでいない場合は、翌年の春が初彼岸となります。

このように時期が繰り越された場合でも、お墓参りや仏壇の掃除といった供養の仕方は通常のお彼岸と変わりません。まずは忌明けを優先し、落ち着いてから改めて故人を偲ぶ機会を設けるようにしましょう。

初彼岸と初盆(新盆)の違い

初盆(新盆)は、四十九日を終えてから初めて迎えるお盆のことです。初盆では、精霊棚を設けたり盆提灯を飾ったりと特別な準備を行い、故人の霊を家に迎え入れて丁寧にもてなします。

お盆と彼岸の違いについては「お盆と彼岸の違いを解説」で詳しく紹介しています。

一方で初彼岸は、初盆のように特別な飾り付けやしきたりはありません。そのため、普段のお彼岸と同様に、お墓参りやお仏壇の掃除を行い、故人やご先祖を手厚く供養するのが一般的です。

初彼岸には何をするのか

初彼岸中のお墓

初彼岸とは、故人が亡くなって忌明けを迎えた後に初めて訪れるお彼岸のことです。通常のお彼岸と同様に、お墓参りや仏壇の掃除を行ってご先祖を供養しますが、故人が亡くなってから日が浅いため、より手厚く供養を行うことが一般的です。

具体的な内容としては、仏壇をきれいに清めて花や供え物を整えるほか、家族でお墓参りに赴き、墓石の掃除をして手を合わせます。また、親族を招いて個別に法要を営んだり、お寺で行われる合同法要に参列したりすることもあります。日々の感謝を伝えるとともに、故人を偲ぶ大切な機会として、心を込めた準備を整えることが求められます。

仏壇参り

初彼岸には、ご先祖や故人への感謝を込めて仏壇のお参りを行います。まずは仏壇から仏具を取り出し、柔らかい布で汚れを丁寧に拭き取って掃除をしましょう。

その後、初彼岸のために設けた祭壇や仏壇に、ロウソク、お線香、花を整えます。お供え物は、季節の果物や小分けにできるお菓子、精進料理を意識した供物などを準備するのが一般的です。

準備が整ったら、心を込めて手を合わせ、故人を偲び供養しましょう。初彼岸は通常のお彼岸とやることに大きな違いはありませんが、故人が亡くなってから四十九日を過ぎて初めて迎えるお彼岸であるため、特別な気持ちで供養する方も多くいます。心を込めて清々しい気持ちでお迎えすることが大切です。

お墓参り・お墓の掃除

お墓参りやお墓の掃除も、初彼岸でやるべきことの一つです。ご先祖が眠っているお墓をきれいに掃除して手を合わせて供養します。

お墓の掃除では、お墓周りの草むしりから行います。その後、墓石に水をかけて汚れを落とし、柔らかい布で拭きあげる流れです。汚れがなかなか落ちない場合は、墓石用の洗剤を使用するのがおすすめです。

お墓の掃除が終わったら、線香や花、故人の好きな食べ物などをお供えします。次に水桶からすくった水を墓石にかけ、手を合わせましょう。お墓参りが終わったら、お供え物は持ち帰るのがマナーです。

▶お墓掃除の詳しいやり方はこちら

▶︎お彼岸のお墓参りについてはこちら

お彼岸に行う六つの修行

お彼岸は、迷いや苦しみの多い「此岸」から、悟りの世界である「彼岸」へ至るために、自らを見つめ直し修行に励む時期でもあります。仏教では、そのために必要な「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という六つの修行が説かれています。

具体的には、見返りを求めず施しを行う「布施」、規律を守り自らを律する「持戒」、苦難に耐え忍ぶ「忍辱」、怠らず努力を続ける「精進」、心を落ち着かせ集中する「禅定」、そしてこれらを通じて真理を見極める「智慧」の六つです。

初彼岸において、これらの修行を意識して過ごすことは、故人の供養になるだけでなく、自分自身の徳を積むことにもつながります。日常生活の中で、他者への思いやりや穏やかな心を大切に過ごしてみましょう。

お彼岸法要(合同法要・個別法要)

初彼岸は故人が亡くなってから初めて迎える大切なお彼岸であるため、より手厚く供養するために法要を営む場合があります。法要の形式には、特定の寺院に所属する檀家などが合同で行う合同法要と、自宅やお寺に僧侶を招いて親族のみで営む個別法要の二つの形式があります。

合同法要は、お彼岸の期間中に多くのお寺で開催される彼岸会という行事に合わせて執り行われることが一般的です。一方で、故人が亡くなって日が浅い初彼岸では、家族や親しい親族を招いて個別の法要を営み、故人を偲ぶ時間を設けることもあります。法要の内容は主に僧侶による読経や参列者による焼香が行われ、仏教の教えに基づいた法話を聞くことで、故人への感謝と自身の修行の在り方を再確認する機会となります。

法要を営む際は準備も必要です。自宅で個別に法要を行う場合は、僧侶へのお布施として3万円〜5万円程度、さらに必要に応じてお車代を準備しておきましょう。一方、お寺の合同法要に参加する場合のお布施は3千円〜1万円程度が相場となります。地域や宗派の慣習によっては法要を執り行わない場合もあるため、どのように進めるべきか迷った際は、早めに親族や菩提寺に相談して確認しておくのが安心です。

彼岸会

彼岸会(ひがんえ)とは、お彼岸の期間に寺院で執り行われる法要のことです。初彼岸は、故人が亡くなってから四十九日を過ぎて初めて迎えるお彼岸を指し、この法要に参列して手厚く供養することが一般的です。

多くの寺院では、中日である春分の日や秋分の日を中心に、檀家が集まって合同で読経や焼香を行います。また、僧侶から仏教の教えを分かりやすく説く「法話」を聞く機会もあり、故人への感謝を深めるとともに、自分自身の心を見つめ直す場としての役割も持っています。

合同法要に参加する際のお布施の相場は、5千円〜3万円程度とされています。ただし、お布施に明確な値段は明かされていません。地域や寺院によって詳細が異なるため、事前に確認しておくと安心です。

他家へのお参り

初彼岸は、親戚などの他家へのお参りも行うことがあります。他家を訪問する際は、花や季節の果物、お菓子、線香・ロウソクといったお供え物を持参しましょう。お供え物は5千円〜1万円ほどの金額で準備するのが一般的です。

▶︎お彼岸期間中にすることについてはこちら

初彼岸の法要の流れ

初彼岸の法要

初彼岸に行われる法要は、どのような流れで進められるのでしょうか。ここからは、初彼岸の法要の流れを紹介します。前もって流れを押さえておき、法要の準備を行いましょう。

施主による挨拶

法要会場に参列者や遺族が入場して着席した後、施主による挨拶が行われます。挨拶では、集まっていただいた参列者への感謝を述べるようにしましょう。長々と話をするのは避け、簡潔に挨拶をするよう心がけます。

読経

施主による挨拶が終わった後は、僧侶による読経を行います。読経中は数珠を手に持ち、静かにお経を聞きながら故人を供養しましょう。

焼香

読経中、僧侶から合図があったら焼香を行います。まず施主から焼香を行い、次に遺族、参列者と続きます。焼香の作法は宗派によって異なるため、前もってやり方を確認しておくと安心でしょう。

▶焼香のやり方についてはこちら

僧侶による法話

読経が終わったら、僧侶による法話が行われます。法話とは僧侶が仏教の教えに基づいた話をわかりやすく聴かせることです。故人が熱心な信者であった場合、僧侶から故人のエピソードが語られることもあります。

法話が終了したら、僧侶は退場して法要は終了です。施主が法要終了の挨拶を行い、会食の案内を行います。

会食

初彼岸の法要が終わった後は、会食になります。お寺で法要を取り行った場合は、別の会場へ移動します。自宅で法要を行った場合、そのまま自宅で会食をすることも少なくありません。

会食のメニューは、レストランの場合だと懐石料理や会席料理、精進料理などです。自宅の場合は仕出し弁当の場合が多いです。会食では故人との思い出を語り合い、故人を偲びましょう。

初彼岸に関するマナー

初彼岸のマナー

初彼岸は、故人が亡くなり忌明けを迎えた後に初めて訪れる大切なお彼岸です。通常のお彼岸よりも手厚く供養を行う習わしがあるため、事前に気を付けたいことを把握しておくことが大切です。

法要に参列する際は、香典やお供え物の準備を整えましょう。また、当日の服装は略喪服にあたる平服を着用するのが一般的です。そのほか、僧侶へお渡しするお布施の相場や、香典をいただいた際のお返しに関するルールも確認しておくと安心です。故人を偲ぶ穏やかな時間とするために、一つひとつの作法を丁寧に行いましょう。本記事では、これら初彼岸に欠かせないことについて詳しく解説します。

香典に関するマナー

初彼岸の法要に参列する際は、香典を準備します。香典袋の表書きは、四十九日を過ぎているため「御香典」や「御仏前」と記載するのが一般的です。お通夜や葬儀とは異なり、墨の色は薄墨ではなく、通常の濃い墨を用いるのが適切とされています。

香典の入れ方は、お札の人物像が描かれた表面が袋の裏側を向くようにし、向きを揃えて包みます。もし法要に参列できず香典を郵送する場合は、必ず現金書留を利用してください。その際も、現金を直接封筒に入れるのではなく、必ず香典袋に包んだ上で手紙を添えて送るようにしましょう。故人を偲び、ご遺族に失礼のないよう丁寧な準備を整えることが大切です。

初彼岸の香典の金額相場

初彼岸の法要で包む香典の金額相場は、故人との関係によって異なります。

一般的に、親や兄弟姉妹といった近い親族の場合は1万円~3万円程度、それ以外の親戚であれば5千円~1万円程度が目安です。知人や友人の立場で参列する際は、3千円~5千円程度を包むのが一般的とされています。

また、法要の後に会食の場が設けられている場合は、食事代としてさらに5千円~1万円程度を上乗せして包むことが一般的です。地域や親族間での独自の習わしがある場合も多いため、不安な方は周囲の親族に相談して足並みを揃えておくと安心です。故人を偲ぶ気持ちを第一に、関係に見合った金額を準備しましょう。

▶初彼岸の香典の詳しい内容はこちら

服装に関するマナー

初彼岸の服装は、略喪服にあたる平服を着用するのが一般的です。平服といっても普段着ではなく、グレーや紺色、黒など、落ち着いた色味のスーツやワンピースといったフォーマルな装いを選びましょう。

初彼岸は故人が亡くなってから日が浅い時期の供養であるため、身だしなみを整えて敬意を払うことが大切です。露出の多いデザインや、殺生を連想させる毛皮、革製品、派手なアクセサリーなどの着用は避けてください。

法要を営む場合だけでなく、お墓参りや仏壇参りをする際も、ご遺族やご先祖に対して失礼のないよう、清潔感のある控えめな服装を心がけるのが望ましいといえます。

お供え物に関するマナー

初彼岸では、お墓や仏壇にお供え物を捧げます。品物は小分けがしやすく、日持ちのするお菓子や果物を選ぶのが一般的です。殺生を連想させる肉や魚、アルコール類は避けましょう。

贈り物には「お供え のし」として、かけ紙をかけるのがマナーです。水引は黄白や黒白、または双銀の結び切りを選び、表書きには「御供」や「御仏前」と記載します。

また、他家へお参りする際も、同様に「お供え物 のし」を整えた品を持参します。金額は5千円〜1万円程度を目安に準備し、故人への敬意を込めてお供えしましょう。弔事の作法を守り、穏やかな気持ちで供養を行うことが大切です。

▶お彼岸のお供え物の詳しい内容はこちら

お布施に関するマナー

初彼岸で僧侶に読経や法要を依頼する場合、お布施を準備します。お布施を包む際は、白無地の封筒を使用するか、水引のない不祝儀袋、または白黄や双銀の水引が付いた不祝儀袋を使用します。表書きには濃い墨で「お布施」と記載しましょう。お布施の額は、法要の規模やお寺との関係によっても異なるため、迷った場合は事前に確認しておくと安心です。

初彼岸のお布施の金額相場

初彼岸で僧侶にお渡しするお布施の金額は、法要の形式によって異なります。自宅やお寺を借りて個別に法要を営む場合は、3万円~5万円程度が一般的な相場です。このほか、僧侶に自宅まで足を運んでもらう際には5千円~1万円程度のお車代を、法要後の会食に僧侶が同席しない場合には5千円~1万円程度の御膳料を別途準備します。

一方、お寺で行われる合同法要である彼岸会に参列する場合のお布施は、3千円~1万円程度が目安となります。

金額に迷う場合は、地域や宗派の慣習、お寺との関係によっても変動するため、あらかじめ親族や菩提寺に確認しておくと安心です。故人を偲ぶ大切な機会として、失礼のないよう準備を整えましょう。

▶お彼岸のお布施の詳しい内容はこちら

香典返し(お返し)に関するマナー

初彼岸で香典やお供え物をいただいた場合、絶対にお返しをしなければならないという決まりはありません。しかし、感謝の気持ちを伝えるためにお返しをするのが一般的です。

香典返しの金額相場は、いただいた金額の3分の1から半分程度が目安となります。お返しの品物としては、お茶やコーヒー、海苔、洗濯洗剤など、使ったり食べたりするとなくなる「消えもの」や、相手が自由に選べるカタログギフトがよく選ばれています。

初彼岸におすすめのお供え物

初彼岸のお供え物

初彼岸では、仏壇やお墓にお供え物を供えます。ここからは、初彼岸におすすめのお供え物を紹介します。どのようなお供え物を用意すればよいか迷っている方は、こちらを参考にしてください。

線香・ロウソク

初彼岸のお供え物に何を持参するか迷ったら、線香やロウソクがおすすめです。法要だけでなく普段のお参りでも必要なものであるため、相手に喜ばれるお供え物です。線香にはさまざまな種類がありますが、香りが強いものや煙が多く出るものは避けましょう。普段どのような線香やロウソクを使っているのか、あらかじめ確認しておけば安心です。

初彼岸におすすめのお供え物として、花が挙げられます。初彼岸では、ピンクや赤、黄色、紫といった明るい色味の花を選ぶことが多いです。一般的にはカーネーションや菊がお供えされますが、故人が好きだった花や季節の花を選ぶこともあります。お彼岸用の仏花のアレンジメントもあるため、予算や好みに合わせて選んでもよいでしょう。

▶お彼岸のお花の詳しい内容はこちら

季節の果物

季節の果物も、初彼岸のお供え物としておすすめです。仏教では「魂は丸い形をしている」と考えられているため、丸い形のメロンやりんご、梨、ブドウといった果物が喜ばれます。しばらく仏壇にお供えされるものでもあるため、日持ちして傷みにくい果物を選びましょう。旬の果物だけでなく、故人が好きだった果物をお供えするのもおすすめです。

お菓子

初彼岸のお供え物として、お菓子もよく選ばれています。後から食べることを考え、小分けしやすく日持ちするお菓子を選びましょう。クッキーやフィナンシェといった焼き菓子や、羊羹や煎餅といった和菓子を選ぶのがおすすめです。

ぼた餅・おはぎ

初彼岸には、ぼた餅やおはぎなどをお供えします。春に初彼岸を迎える場合は、春に咲く牡丹の花にちなんでぼた餅をお供えします。秋のお彼岸では、秋に咲く萩の花からおはぎをお供えするのが一般的です。ご先祖にお供えしたぼた餅やおはぎは、その後家族でいただきます。

彼岸団子

彼岸団子とは、丸く白い団子を積み上げたお菓子のことです。ご先祖への敬意や感謝を表すため、お墓や仏壇にお供えされます。

▶お彼岸団子の詳しい内容はこちら

初彼岸で避けるべきこと

彼岸花

初彼岸の時期は、故人が亡くなってから四十九日を過ぎて初めて迎えるお彼岸を指します。お彼岸に行うことは一般的なお彼岸と大きな違いはありません。初彼岸を迎えるにあたり、一般的に注意すべき点や、地域や家庭によって異なる慣習がある可能性があることを理解しておくと良いでしょう。

彼岸花を持ち帰る

初彼岸に避けるべきこととして、彼岸花を持ち帰ることが挙げられます。彼岸花は、秋のお彼岸の時期に咲く赤い花です。彼岸花には毒があることや「持ち帰ると火事が起こる」という迷信から、不吉な花とされています。不幸を連想させる花であるため、自宅に持ち帰るのは避けましょう。

結婚式

結婚式も、初彼岸に避けるべきことの一つです。お祝い事である結婚式と、仏事である初彼岸を重ねるべきではないという考え方にもとづいています。初彼岸は、故人を亡くしてまだ時間が経っていない時期でもあるため、結婚式の開催や参列は控えた方がよいと考える方もいます。

お見舞い

病院へお見舞いに行くことも、初彼岸に避けるべきことの一つです。お彼岸の時期は死をイメージさせるとして、相手が気にする恐れがあるため、お彼岸の時期はお見舞いを避けることをおすすめします。

▶お彼岸でやってはいけないことの詳しい内容はこちら

初彼岸に関するよくある質問(FAQ)

初彼岸を迎えるにあたって、多くの方が抱く疑問をFAQ形式でまとめました。

Q. 神道やキリスト教にも初彼岸はありますか?

A. お彼岸は仏教に由来する日本独自の慣習であるため、神道やキリスト教にはありません。ただし、神道では「春季皇霊祭」「秋季皇霊祭」に合わせて墓前祭を行うことがあります。宗教ごとに故人を偲ぶ形は異なりますが、親族が集まる機会として大切にされています。

Q. 浄土真宗では初彼岸に特別な法要を行いますか?

A. 浄土真宗では、亡くなった方はすぐに極楽浄土へ往生するという教えがあるため、追善供養としての法要は行いません。しかし、阿弥陀如来の救いに感謝し、仏法を聞く大切な機会として彼岸会に参列するのが一般的です。

初彼岸の意味やすべきことを押さえ、故人やご先祖を供養しましょう

初彼岸でお花をお供えする人

この記事のまとめ

  • 初彼岸とは、故人の死後四十九日を過ぎて初めて迎えるお彼岸のこと
  • 初彼岸は、仏壇参り、お墓参り、彼岸法要、他家へのお参りなどを行う
  • 初彼岸の法要は、施主による挨拶、読経、焼香、法話、会食の流れで執り行う
  • 初彼岸には、線香・ロウソク、花、季節の果物、お菓子、ぼた餅・おはぎ、彼岸団子などをお供えする
  • 初彼岸では、結婚式やお見舞い、引越し、彼岸花の持ち帰りなどは避ける

初彼岸とは、四十九日の後に初めて迎える春や秋のお彼岸のことです。通常のお彼岸よりも大切な時期であると考えられており、お墓や仏壇の掃除、お墓参り、他家参りなどを行って故人やご先祖を供養します。本記事で紹介した初彼岸の意味や何をするかといった内容を押さえておき、初彼岸を迎えましょう。

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

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