感動する葬儀とは?感謝が伝わる別れの時間をつくろう
葬儀は故人にとって人生の締めくくりとなる最期のセレモニーであることから、近年は故人にも参列者にも満足してもらえるように「感動」を重視してプランを考える人も少なくありません。本記事では、感動する葬儀とはどのようなものなのか、具体的なエピソードや演出とともに紹介します。
感動する葬儀とは?故人への想いが伝わるお別れ
近年は葬儀の内容について、豪華さや安さ以外にも「感動」を重視する人も少なくありません。具体的に「感動する葬儀」とはどのようなものなのでしょうか。
葬儀は故人との最後の別れの時間
葬儀は旅立つ故人を参列者たちが送り出す別れの時間であるとともに、故人に対するご遺族や参列者の「最期に何かをしてあげたい」という気持ちを叶えるための儀式でもあります。また、故人に対する想いや思い出などをご遺族や参列者同士で共有し、悲しみに暮れる心を癒す側面もあります。
形式にとらわれず、ご遺族や参列者の心に寄り添う世界観づくりをすることが、感動的な葬儀の根幹といえる要素でしょう。
感動する葬儀で大切な三つの要素
感動する葬儀を執り行うには「時間」と「エピソード」「演出」の三つの要素がポイントになります。「時間」とは、故人へ感謝やお別れの言葉を伝える時間のことです。葬儀において感謝やお別れの言葉を伝えることは、故人の死を受け入れ、自身の気持ちに区切りをつける大切な要素です。
「エピソード」とは、主に故人との思い出を指します。葬儀では故人に縁のある人々が集まるため、故人に関する思い出を共有することで、参列者同士が気持ちを分かち合えるため、より心に響く感動的な葬儀を執り行えるでしょう。
「演出」とは、ご遺族や参列者の心が一体となれる空間づくりのことです。故人らしさを感じられる会場装飾や当日のプログラムであれば、故人の生前の生き様や心温まる思い出が参列者の心に深く残ります。
葬儀で「もっとこうすればよかった」と後悔する理由
実際に喪主を経験した人の中には、葬儀の内容について「もっとこうすればよかった」と後悔している人も少なくありません。故人もご遺族も後悔しない、感動できる葬儀をするためにも、ここからは葬儀で後悔する理由について紹介します。
準備の時間が少ない
葬儀で後悔する最大の理由が、準備にかけられる時間が少ない点です。葬儀を行うためには早めに火葬場や葬儀場を予約する必要があり、切迫したスケジュールになりがちです。また葬儀自体が「死」を連想させる事柄であるため「縁起が悪い」といったように、事前準備をすることに対する心理的抵抗を感じやすい傾向があります。
情報収集が不足していることで、葬儀内容のイメージが固まらないまま、切羽詰まった状態で決定する人も少なくありません。その結果、葬儀後落ち着いてから考えた際に「もっとこうすればよかった」と後悔してしまうことがあります。
葬儀についてあらかじめ相談やリサーチをしておくのは、決して悪いことではありません。主役となる故人とご遺族が後悔しない葬儀をするためにも、どのようなスタイルの葬儀があるのか、家族や自分が亡くなった際にどのように弔って欲しいかを確認しておくことが大切です。
葬儀社を十分に比較できない
時間的な制約があることから、準備段階で葬儀社を十分に比較できない点も、葬儀後に後悔してしまう理由の一つです。葬儀社によって費用はもちろん、当日の装飾やプログラムの方向性なども異なります。
そのため、十分に比較しないまま咄嗟の判断で決めてしまうと、故人の意向やご遺族のイメージに合わない内容で執り行われてしまう恐れがあります。
故人への想いを伝えきれない
葬儀で多忙だったり、プログラムについて十分に検討せずに決めたりしたことで、故人への感謝や想いを伝えきれなかった点も、葬儀で後悔する主な理由の一つです。特に近年は費用面やご遺族の心身の負担を抑えるために、葬儀を簡素化することも少なくありません。
しかし、費用の削減や負担軽減を重視し過ぎると、参列者が少なかったり、故人へお別れを伝える時間が殆どなかったりする場合があります。その結果、心の整理がつかないまま葬儀が終わってしまい、後から「寂しい」「故人を十分に弔えなかった」と心残りになってしまう人もいます。
感謝が伝わる葬儀のエピソード
葬儀は悲しみの場であるとともに、故人や参列者とのつながりを実感できる場でもあります。形式にとらわれずに、故人の人柄に合わせた感謝の伝え方を取り入れることが、参列者の心に残る葬儀を執り行うポイントといえるでしょう。ここからは、感謝が伝わる葬儀の例について紹介します。
故人への手紙を読む時間
ご遺族が手紙などにまとめた言葉を通して、故人への感謝やこれまでの想いを伝えることで、感動的な葬儀になったエピソードもあります。生前と同様に故人へ語りかけるように、これまでの思い出や感謝の言葉をまとめた手紙は、故人の存在をより一層身近に感じられます。
故人を想う素直で丁寧なメッセージがあれば、例え派手な演出がなかったとしても、参列者の心に強く残る感動的な葬儀になるでしょう。
参列者が故人との思い出を語る時間
故人との関わり方は参列者によって異なるため、葬儀ではひとりひとりが故人との思い出を語れる場や時間を作ることも大切です。特に会食の時間は、参列者同士で故人に関する思い出話を語り合うことが多いようです。
思い出の共有は、自分の知らない故人の一面を知るきっかけにもなります。それぞれの参列者の話から生前の生き様を知り、その偉大さや影響力を実感することで、喪った悲しみだけでなく、これまでの感謝の気持ちも一緒にこみあげてくるでしょう。
故人に「ありがとう」を伝える演出
装飾や参加型プログラムなどの演出を通して、故人へ感謝を伝えることで、感動的な葬儀になったエピソードもあります。特に近年は参加型プログラムの一環として、お悔やみの場において「寄せ書き」を取り入れることがあります。
会場に飾られる寄せ書きは、参列者ひとりひとりの素直な感謝の言葉を故人へ伝えられるだけでなく、故人が生前どれだけ慕われていたのかがご遺族に伝わるものでもあります。故人の生前の姿に想いを巡らせることで、悲しみに暮れるご遺族も、温かい気持ちで故人を送り出せるようになるでしょう。
感動を生む葬儀の演出とは
参列者が感動する葬儀を演出するためには、故人の人柄や生前の思い出を踏まえ「故人らしさ」を前面に出すことがポイントです。ここからは、感動を生む葬儀の演出の例について紹介します。
言葉とストーリーで故人を送り出す
学生時代の友人や会社員時代の同僚など、参列者によって故人との関係はさまざまです。そのため、故人に関するエピソードをストーリー仕立てにして伝えることで、参列者ひとりひとりが故人とのつながりを再確認しやすくなり、参列者の涙を誘うような葬儀の雰囲気を演出できるでしょう。
ストーリー仕立てにする場合は、故人への感謝の言葉と一緒に、思い出の写真をまとめたスライドショーや、生前の映像を編集した動画などを流すのがおすすめです。参列者全員が故人との思い出に浸れるため、より感動できる雰囲気を作れます。
音楽や照明を使った演出
音楽や照明は人の心理的に大きな影響を与えるとされており、テンポや明るさなどが少し変わるだけで、暗い気分にもリラックスしやすくもなります。そのため、葬儀会場の装飾や演出に取り入れる音楽や照明にもこだわってみましょう。
音楽であれば、故人が好きだった曲や特定のエピソードに関係する曲を流すのがおすすめです。生前の姿をありありと思い出せるため、より充実した感動できる葬儀を執り行えるでしょう。
照明については照明の色を変えたり、間接照明などを活用したりすれば、和やかな空間にも厳かな雰囲気にもなります。また、あえて照明器具ではなくキャンドルを取り入れて幻想的な雰囲気を演出するのも手です。照明技術を取り入れれば、会場で披露する手紙やムービーなどをより感動的に演出できるでしょう。
故人との時間を大切にする葬儀
言葉や物、体験などを通して故人との最期の時間を思い出に残すことは、感動する雰囲気づくりだけでなく後悔しない葬儀を執り行うためにも重要な演出です。
例えば参列者ひとりひとりがメッセージカードに想いを綴れば、故人への想いに向き合えます。書いたカードを副葬品として入れることで「故人に直接伝えられた」という気持ちが生まれるでしょう。
また、家族葬などといった近親者のみで執り行う葬儀であれば、故人が好きだった料理を家族皆で作るのもおすすめです。料理を作りながら、故人の生前の思い出を振り返れるため、より感動的な葬儀を演出できます。
全国葬技協会とは?感動する葬儀を実現する取り組み
人生最期のセレモニーとは言えども、多くの喪主経験者が葬儀に関してさまざまな後悔や心残りを抱えています。後悔しないやり方で大切な人との最期のお別れをするなら、葬儀を形式的な儀式としてではなく、一生忘れない思い出の一つになるようにプランを考えることが大切です。
ここからは、そんな一生ものの感動的な葬儀を実現する「全国葬技協会」の役割や取り組みについて紹介します。
全国葬技協会の役割
全国葬技協会とは、葬儀を執り行うにあたってご遺族の心に寄り添い、深い感動を提供できる高い技術を持つ葬儀社だけが集まるプラットフォームです。形式的な儀式に留まらず「感謝や想いを伝える」という本質的価値を提供できるように、葬儀の品質を向上させる役割を担っています。
「KAMI式葬技」と呼ばれる技術と、ランク制の指導システムを通して、葬儀に関する高い技術を持つスタッフ(葬技師)の育成も行っています。そのため、全国葬技協会に認められたスタッフがいることは、葬儀社の質や満足度を見極める判断基準の一つになるといえます。
KAMI式葬技とは
全国葬技協会が提唱する「KAMI式葬技」とは、ご遺族の感情を自然導き出し、笑顔と拍手で故人を送りだせる「葬儀の技術(葬技)」の事です。
ご遺族の在り方は様々。そんな中でも、
●ご遺族が故人へ「感謝とありがとう」を伝える確率を高める寄り添いの技術、(もしくは「感謝〜」を伝える寄り添いの技術)
●ご遺族や参列者が故人とゆっくり向き合える時間と場所の、考え抜かれた空間設計、
●故人を中心としたラウンドフォーメーションで、儀式でありながら舞台のようなストーリーのある葬儀
が、ご遺族や参列者の感動を引き出します。
全国葬技協会では、栃木や千葉などといったあらゆる地域の加盟店であっても、同じクオリティを実現できるように「KAMI式葬技マニュアル」も提供しています。
全国どこでも感動する葬儀は実現できる
近年は葬儀の形式が多様化しているのもあり、地域を問わず、深い感動を呼ぶ葬儀は実現できます。一度きりのセレモニーだからこそ、葬儀の内容や葬儀社選びなどにしっかりこだわることが、故人への感謝が伝わる葬儀を執り行う上で大切です。
地域に関係なく大切なのは葬儀の質
葬儀の準備を進める際には、住んでいる地域にある葬儀社や最寄りの会場に決める人は少なくありません。しかし、いくら手早く準備ができたとしても内容や演出、サポート体制などに不満があれば、どうしても後悔が生まれてしまいます。
葬儀には地域性があるため、その地域の考え方に基づいて行うことが一般的ですが、最も大切なのは「故人やご遺族がどれだけ満足できるか」です。地域性を踏まえた上で、故人やご遺族の希望に合った質の高い葬儀を執り行える葬儀社を選びましょう。
葬儀社選びで重視したいポイント
質の高い葬儀社を選ぶ上で重要になるポイントが「故人とご遺族に寄り添い、想いを形にする力」があるかという点です。葬儀の中心は故人やご遺族であり、葬儀社が一方的にプランを押し付けるのでは、感動できる葬儀は成り立ちません。
相談の中で故人やご遺族の意思を理解し、丁寧な提案・説明をしてくれる葬儀社であれば、より故人やご遺族が満足する感動的な葬儀を創り上げられるでしょう。
後悔しない葬儀社の選び方
一般的に葬儀の準備にあたって、葬儀社の比較・検討にかけられる時間は少ない傾向にあります。葬儀社を選ぶ際のチェックポイントをあらかじめ知っておけば、短期間でも後悔しない葬儀社を見つけられるでしょう。
費用だけで決めない
一般的に葬儀では喪主の経済的負担が大きいことから、費用面の安さが重視されがちです。しかし、費用の安さだけで決めていると、本来必要なサービスやオプションが含まれておらず、別途手配する手間がかかる場合があります。
そのため、葬儀社を検討する際には必ず複数の葬儀社から見積もりを取り、参列者の数を想定した上で費用とサービス内容のバランスを比較しましょう。必要なサービスは揃っているか、余計なオプションは付いていないかを確認することで、より満足できる予算と内容で葬儀を執り行えます。
感謝を伝えられる葬儀かを考える
ご遺族や参列者が故人へ感謝を伝えられるように、時間的・空間的配慮がされているかどうかも大切です。儀式の流れに沿って淡々と進行される葬儀の場合、ご遺族や参列者が故人と向き合う時間や機会が十分に取れないことも少なくありません。
ご遺族や参列者のひとりひとりが故人へ感謝を伝える演出や空間づくりを得意とする葬儀社であれば、感謝の気持ちを十分に伝えた上で故人を送り出せるため、後悔なく葬儀を終えられるでしょう。
口コミや実績を確認する
インターネット上の口コミや実績から、各葬儀社の実力や評判を確認することも大切です。利用者の声や具体的な実績を確認することで、その葬儀社がどのようなスタイルの葬儀を得意としているかに加えて、利用者対応の質もチェックできます。
なお、インターネット上の口コミについてはあくまで主観的な意見であるため、参考程度にしておくことが大切です。実績については創業年数や施工件数はもちろん「全国葬技協会」のように、一定以上の葬儀の質や満足度が期待できる取り組みがされているかもチェックしましょう。
感動する葬儀は「ありがとう」を伝える時間
この記事のまとめ
- 感動する葬儀は「時間」「エピソード」「演出」の三つが大切
- 準備不足や時間的制約などが理由で、葬儀の内容について後悔する人が多い
- 感謝の言葉や照明、音楽などの「世界観づくり」でも参列者の心を動かせる
- 「全国葬技協会」は、KAMI式葬技に基づき、葬儀の品質向上を担う団体
- 葬儀社選びではご遺族に寄り添い、想いを形にする力が重要
- 後悔しないためにも、費用面だけでなく、サービス内容や評判も比較する
葬儀は亡くなった大切な人へ、残された人ができる最期のセレモニーです。故人へ感謝が伝わるように、丁寧に向き合う時間・空間づくりをすることで、ご遺族も参列者も感動する、最高の葬儀を執り行えるでしょう。