閉じる メニュー
葬儀のあと

仏壇じまいとは何?行うタイミングや自分でやる場合の手順、残された位牌の扱い方法も解説

仏壇じまいとは何?行うタイミングや自分でやる場合の手順、残された位牌の扱い方法も解説

近年、生活様式や居住環境の変化などにより「仏壇じまい」を検討する方が増えています。しかし、中には仏壇じまいのやり方や費用が分からない方もいるでしょう。そこで本記事では、仏壇じまいが必要になる理由や手順、費用の相場などをご紹介します。

東京博善のお葬式 0120-506-044 24時間365日・通話無料 お気軽にお問い合わせください 事前相談・お急ぎの方もこちらから!

仏壇じまいとは

仏壇じまいとは、仏壇を供養した後に処分することを意味します。仏壇の中で供養していた位牌は、お焚き上げをしたり永代供養したりするのが一般的です。今まで自分達を見守ってくれた仏壇を処分することに抵抗を感じる方もいるでしょう。しかし、正しい手順で処分すれば、仏様やご先祖に対して失礼になる心配はありません。

仏壇じまいが必要になるタイミング

ここからは、仏壇じまいが必要になる理由やタイミングについて紹介します。

仏壇の買い替え

仏壇が古くなったり損傷が激しくなったりした場合は、仏壇を新しく買い替えることになります。この場合、古い仏壇を処分する必要が出てきます。

ただし、多少の傷であれば買い替えよりも修理やお洗濯(完全修復)の方がよい場合もあるため、判断に悩んだ場合は近くの仏壇店に相談してみるとよいでしょう。

引っ越し

仏壇じまいが必要になるタイミングとして、引っ越しが挙げられます。近場へ引っ越しする場合や簡単に仏壇を動かせる際は、仏壇じまいは必要ありません。しかし、転居先のスペースが狭く仏壇を置く場所が取れなかったり、遠方に引っ越したりする場合は、仏壇を処分することになるでしょう。

仏壇の継承者がいない

仏壇の継承者がいなくなった場合も、処分が必要になります。これまで仏壇を管理していた人が亡くなった場合、一般的にはその子孫が仏壇を引き継ぎます。しかし、仏壇の引き取りが難しかったり子供がいなかったりする場合、仏壇じまいをしなくてはいけません。

仏壇じまいを行う方法

仏壇じまいを行う方法は、大きく以下の4つに分けられます。どのように仏壇じまいをするか悩んでいる方は、こちらのやり方を参考にしてみてください。

専門業者に依頼する

仏壇じまいを検討している場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。仏壇の取り扱いに慣れている業者に処分を依頼できるため、安心して作業を任せられます。料金プランがはっきりと明示されている業者が多いのも魅力の一つです。

ただし、こうした専門業者は仏壇の解体と運搬のみに対応しており、閉眼供養は受け付けていないことが多いことが懸念されます。閉眼供養に対応していない業者に作業を依頼する場合は、別途、お寺に閉眼供養を依頼しましょう。

また、仏壇を新しく買い替える場合は、仏具店で処分してもらえることが多いです。新しい仏壇を購入した仏具店に、古い仏壇を処分してもらえるか問い合わせてみるとよいでしょう。

ただし、どちらの場合も依頼できるのは仏壇の解体と運搬のみで、閉眼供養は含まれていないことが多いです。その場合は、別途お寺に閉眼供養を依頼しましょう。

自分で処分する

「仏壇は専門業者に頼まなくてはいけない」という決まりはなく、自分で処分することも可能です。自分で仏壇じまいをする場合、基本的に解体した仏壇は燃えるごみとして処分できますが、仏壇の素材やサイズによっては粗大ごみとして処分する必要があります。自治体のごみ分別ルールを確認した上で、処分の手続きを進めてください。

仏壇じまいを自分でやる場合の詳しい手順は、記事の後半で詳しく説明します。

お寺に依頼する

仏壇の処分方法に悩んでいるのであれば、お寺に依頼してみてはいかがでしょうか。仏壇じまいや処分に対応しているお寺は多いため、一度近くの寺院や菩提寺などに問い合わせてみましょう。

お寺に依頼する場合、仏壇を処分する前に行う閉眼供養から仏壇の運搬まで請け負ってもらえることがほとんどです。分からないことや疑問点を質問しやすく、不安なく作業を任せられるでしょう。仏壇じまいにかかる費用はお寺によって異なるため、前もって確認しておくと安心です。

買取を依頼する

仏壇の状態によっては、買取を依頼することも可能です。状態がよく美術的な価値が高い仏壇であれば、買取店や古美術商で買い取ってもらえる可能性もあります。また、ネットオークションやフリーマーケットなどに出品して、買い手を探してもよいでしょう。

仏壇じまいを業者に依頼する場合の費用

仏壇じまいを専門業者に依頼する際の費用は、運搬が必要な距離や仏壇のサイズによって異なります。また、依頼する業者の料金プランや作業内容によっても価格が変動するため、見積もりを依頼して費用を確認することが大切です。

閉眼供養から仏壇の解体と運搬、お焚き上げまでを依頼した場合の相場は、3万円〜8万円とされています。

自分で仏壇じまいを行う場合の手順

お寺や業者に依頼せず、自分で仏壇じまいを行うことも可能です。ここからは、自分で仏壇じまいを行う手順とそれに伴う注意点について解説していきます。

自分で仏壇じまいを行う場合、まずは仏壇を粗大ごみとして出せるか確認しましょう。仏壇のサイズや素材によって、お住まいの自治体で仏壇を粗大ごみとして出せない場合もあります。粗大ごみに出せない場合は、専門業者やお寺などへの依頼を検討してください。

仏壇を粗大ごみとして出せる場合は、以下の手順を参考にしてみてください。

仏壇を粗大ごみとして出す手順

  1. お寺に依頼して閉眼供養をしてもらう
  2. 仏壇を解体して、素金具や木などの素材ごとに分類する
  3. 仏壇が小さい場合は解体後に指定のゴミ捨て場に持っていき、回収車に引き取ってもらう
  4. サイズが大きく回収車での引き取りが難しい場合は、自分で処分場にごみを持ち込む

仏壇じまいを行う際の注意点

ここからは、仏壇じまいを行う際に注意するべきポイントを解説します。

仏壇は丁寧に扱う

処分が決まった仏壇は、なるべく丁寧に扱うようにしましょう。これまでご先祖や故人を祀って供養してきたものであることを忘れず、敬意を持って取り扱ってください。

古美術商や買取専門店への持ち込みを検討している場合は、特に丁寧に扱いましょう。仏壇は非常にデリケートなため少しの衝撃で傷つく恐れがあり、破損すると買取金額が大幅に下がる可能性があります。

前もって家族と相談する

自分で仏壇じまいを行う場合は、前もって家族と相談しておきましょう。家族の中には、仏壇を粗大ごみとして処分することに抵抗を感じる方がいるかもしれません。また、仏壇の処分そのものに反対される可能性も考えられます。勝手に自分で仏壇じまいをすると、トラブルの原因になるため注意が必要です。

閉眼供養を行う

仏壇を購入した際に「開眼供養」を行っていた場合は、処分時に「閉眼供養」を行う必要があります。閉眼供養とは、開眼供養で仏壇に込めた故人の魂を抜いてもらうための儀式です。開眼供養をしたにもかかわらず、閉眼供養をせずに仏壇を処分するのは故人や仏様に対して失礼にあたります。

ちなみに浄土真宗の場合は仏壇に魂が宿るという考え方がないため、閉眼供養は不要です。

仏壇の中身を確認する

仏壇を自分で処分する際は、仏壇の中身をしっかり確認しておきましょう。仏壇の内部で供養していた遺影や位牌、引き出しの中の仏具などを忘れないよう注意が必要です。

古くからある仏壇には隠し引き出しがついているものがあり、その中に家宝や家系図などが眠っていることがあります。仏壇を粗大ごみとして出す前に、隅々まで確認することをおすすめします。可能であれば、複数人で確認作業を行うと見落としの心配が減って安心です。

遺影と掛け軸も供養する

仏壇の中に遺影と掛け軸を置いていた場合は、仏壇と合わせて供養するとよいでしょう。宗派やお寺によっては、「仏壇に長期間飾っていた仏具や遺影には、亡くなった方の魂が宿っている」と考えることもあります。僧侶に仏壇の閉眼供養を依頼する際に、合わせて遺影と掛け軸の供養も頼みましょう。

仏壇じまいをした後の位牌の扱い

仏壇じまいをした後、中で供養していた位牌の扱いに困る方も多いのではないでしょうか。そこでこちらでは、仏壇じまいをした後の位牌の扱い方をご紹介します。

位牌のみを残す

仏壇じまいをする場合でも、位牌は残すのが基本です。位牌は故人の魂が宿っている依代であり、他の仏具よりも重要なものと考えられています。位牌はご先祖本人と考えるべきなため、できる限り残して継承するのがおすすめです。

お焚き上げ

どうしても位牌を受け継ぐことができず処分する場合は、お寺にお焚き上げを依頼します。お焚き上げの費用は菩提寺や宗派などによって異なりますが、約1万円〜3万円ほどで対応してもらえることが多いです。

永代供養を行う

自宅で位牌を保管しておくのが難しい場合は、永代供養を検討するとよいでしょう。遺骨と同じく、位牌も永代供養を行ってもらえます。「永代供養」とは言っても半永久的に位牌を保管してもらえるわけではなく、一定の期間が過ぎるとお焚き上げとなります。永代供養中にお参りができるところとできないところがあるため、前もって確認しておきましょう。

位牌堂に預ける

仏壇じまいに合わせて、位牌を位牌堂に預けることも可能です。位牌堂とは、名前の通り故人の位牌を供養するためのお堂のことで、寺院墓地やお寺の敷地内に建てられています。

本来、位牌堂は壇家の位牌を供養するための施設でした。しかし現在は、壇家でなくても位牌を供養してもらえることが多いため、一度問い合わせてみることをおすすめします。

仏壇じまいを行う際は、手順や注意点を把握した上で行いましょう

この記事のまとめ

  • 仏壇じまいとは、仏壇を供養した後に処分すること
  • 仏壇じまいは、引っ越しや仏壇の買い替え時、仏壇の継承者がいなくなった際などに行われる
  • 仏壇じまいを行う方法として、①専門業者や寺院に依頼する、②自分で処分する、③買取を依頼するなどのやり方がある
  • 仏壇じまいを業者に依頼する場合、3万円〜8万円ほどの費用がかかる
  • 仏壇じまいをした後の位牌の扱い方も検討しておく

仏壇じまいとは、仏壇を供養した後に処分することです。引っ越しや仏壇の後継者不足、新しい仏壇の買い替えのタイミングなどには、仏壇じまいが必要となります。そういった際には、本記事で紹介した手順や注意点などを確認し、仏壇じまいを行いましょう。 

SHARE この記事をSNSでシェアする