閉じる メニュー
葬儀のあと

お彼岸の法要とは?時期やお布施の金額相場や渡し方、服装マナーなどを解説

お彼岸の法要とは?時期やお布施の金額相場や渡し方、服装マナーなどを解説

お彼岸の法要を執り行うにあたり、時期や流れ、服装・持ち物などでお困りではありませんか。合同・個別法要の違いから当日の流れ、お布施の相場(合同3千円~、個別3万円~)、服装や持ち物で押さえておきたいポイントまで、準備から当日までの流れを分かりやすく解説します。

お彼岸の法要とは

お彼岸の法要とは、春分の日と秋分の日を中日とした前後3日間に、故人やご先祖へ感謝を伝え、供養を行うための儀式です。仏教では、私たちが住む現世を「此岸(しがん)」、ご先祖が住む悟りの世界を「彼岸(ひがん)」と呼びます。

太陽が真東から昇り真西へと沈むお彼岸の時期は、此岸と彼岸が最も近づくといわれており、想いが通じやすい特別な期間と考えられてきました。この時期に法要やお墓参りを行うことで、故人をより身近に感じながら真心を込めて供養できます。本記事では、お彼岸の法要の役割や種類、参列する際気を付けたいことについて詳しく解説します。

故人・ご先祖に感謝し、供養するために行う

お彼岸の法要を行うのは、故人やご先祖に感謝し供養するためです。

仏教における「西方浄土」の考え方では、ご先祖が住む浄土を意味する彼岸は西方に、生きている人が住む現世を指す此岸は東方にあるとされています。特に、お彼岸の時期は太陽が真東から真西へ沈んでいくため、「彼岸と此岸の距離が最も近い時期」とされています。

よって、お彼岸の時期に法要やお墓参りなどで供養をすることで、故人やご先祖への感謝の気持ちが通じやすくなるのです。お彼岸の具体的な時期については、後述します。

合同法要と個別法要がある

お彼岸の法要は、「合同法要」と「個別法要」の二種類に分かれます。それぞれ実施する場所や時期、具体的な実施の流れが異なるため、スケジュールや各地域の考え方に合わせて選ぶことが一般的です。

合同法要

合同法要とは、各地域のお寺で複数の家庭の法要を一度にまとめて執り行う法要のことです。「彼岸会」とも呼ばれており、お寺の境内にお墓がある人やお寺の檀家の人が出席します。

彼岸の合同法要は、お寺の本堂で行われることが一般的ですが、霊園が主催となる場合は霊園の法要会館などで執り行われる場合もあります。法要を行う日程はお寺側が決めるため、自分で日程を決められない点には注意が必要です。

個別法要

個別法要は、個々のお墓や故人に対して僧侶が読経を行う法要です。合同法要と比較してスケジュールの調整がしやすく、各家庭や地域の習慣に合わせた形式で執り行われる場合があります。参列者の人数や範囲については、法要を執り行う場所や状況によって異なります。

四十九日の後に初めて迎える初彼岸

故人が亡くなり、四十九日を過ぎてから初めて迎えるお彼岸のことを「初彼岸」と呼びます。四十九日の前にお彼岸の時期が来た場合は、初彼岸とはならず、次に訪れるお彼岸が初彼岸となります。

初彼岸だからといって特別な儀式が必要なわけではなく、通常のお彼岸と同じように法要を執り行ったり、お供え物をしたりして供養します。

ただし、初めてのお彼岸ということで、親族などを招いて丁寧に法要を営む方も少なくありません。

▶初彼岸について詳しくはこちら

彼岸会(ひがんえ)

彼岸会とは、全国の寺院で春と秋のお彼岸の時期に執り行われる法要の正式名称です。この行事は日本独自の仏教慣習であり、極楽浄土があるとされる真西に太陽が沈む時期に合わせて、故人やご先祖を供養し、自らも仏道修行に励む期間とされています。

寺院が主催する合同法要として行われることが多く、檀信徒が集まって読経や法話を聴くのが一般的です。日頃なかなかお寺へ足を運ぶ機会がない方にとっても、改めてご先祖への感謝を捧げるとともに、自分自身の生き方を見つめ直す大切な機会となります。お寺から案内が届いた際は、日程を確認して参列を検討するとよいでしょう。

施餓鬼(せがき)

施餓鬼とは、仏教において飢えに苦しむ亡者である「餓鬼」へ食べ物や飲み物を供え、供養を行う儀式です。お彼岸の時期には、寺院が主催する彼岸会とあわせて執り行われることが多くあります。

本来は特定の時期に限らず行われるものですが、日本ではご先祖を供養するお盆やお彼岸の行事と深く結びついて定着しました。自分にゆかりのある仏様だけでなく、救われないすべての霊に対して慈悲の心を持って施しを行うことで、巡りめぐって自分自身やご先祖に功徳が積まれると考えられています。供養の精神をより深める大切な儀式として、お寺から案内があった際は進んで参加を検討するとよいでしょう。

お盆の法要との違いは?

お彼岸とお盆は、どちらもご先祖を供養する大切な行事ですが、その意味合いには明確な違いがあります。

お盆は、故人やご先祖の霊が家に戻ってくるとされており、その霊を迎え入れて供養するための行事です。

一方、お彼岸の期間は霊が家に戻ってくるわけではありません。

現世である此岸と、あの世である彼岸が最も近づく時期とされているため、私たちが直接お墓などへ出向いて故人を供養するという意味合いが強いのが特徴です。

▶お盆とお彼岸の違いについて詳しくはこちら

お彼岸の法要の時期

一年のうちにさまざまなタイミングで執り行われる法要ですが、お彼岸の法要が行われる時期はいつ頃でしょうか。ここからは、お彼岸の法要の具体的な時期について解説します。

春分・秋分の日を中日とした前後3日間

お彼岸の法要の実施時期は、春分・秋分の日をそれぞれ中日とした前後3日間のうちに執り行われます。春分の日を中日とした前後3日間が「春のお彼岸」、秋分の日を中日とした前後3日間が「秋のお彼岸」です。その年の春分の日・秋分の日は、前年の2月頃に発行される官報「暦要項」に掲載される日付で決まります。

なお、お彼岸の時期は法要でお寺側が忙しくなる時期であるため、個別法要を行う場合は、早めに希望日や当日の流れについてお寺の僧侶と打ち合わせをしておくことが大切です。

▶お彼岸の時期の過ごし方について詳しくはこちら

2026年の秋のお彼岸時期は?

秋彼岸

全期間

9月20日(日)〜9月26日(土)

彼岸入り

9月20日(日)

中日

9月23日(水)

※秋分の日

彼岸明け

9月26日(土)

2027年のお彼岸時期は?

2027年(令和9年)の春のお彼岸は、3月18日(木)から3月24日(水)までの7日間です。春分の日である3月21日(日)を中日とし、前後3日間を合わせた期間が該当します。

秋のお彼岸は、9月20日(月)から9月26日(日)までの7日間です。秋分の日である9月23日(木)を中日とした期間となります。

お彼岸の時期は、多くの寺院で法要が営まれ、お墓参りをする方も増えるため、非常に混み合います。個別法要を希望される場合は、早めに僧侶へ相談し、日程調整を進めておくと安心です。一年の節目として、早めにスケジュールを把握し、準備を整えておきましょう。

合同法要は菩提寺によって開催日・時期が異なる

お彼岸の合同法要については、お寺のある地域によって開催日・時期が異なります。具体的な日程については、菩提寺から送られるお知らせのはがきや法要を行うお寺の公式ホームページであらかじめ確認しておきましょう。

お彼岸の法要の流れ

お彼岸の法要は頻繁に執り行われるものではないため、実際の流れが分からないという方も多いでしょう。ここからは、お彼岸の法要を実施する流れについて解説します。

①事前に菩提寺に相談する

個別法要・合同法要を問わず、事前に菩提寺へお彼岸の法要を執り行いたい旨を相談してください。打ち合わせでは、法要を行う日程・会場などを決めます。菩提寺に直接訪問して相談することが一般的ですが、各お寺・会館のホームページから問い合わせできる場合もあります。

また親族以外を招待して個別法要を行う場合には、案内状を作成する必要があります。お彼岸の法要の1か月前までには打ち合わせをすませるようにしましょう。

②僧侶の読経

お彼岸の法要当日には、開式の挨拶の後に僧侶による読経が行われます。読経の間、出席者は数珠を持ち、合掌をしながら故人・ご先祖の冥福を祈ります。

③お焼香

読経が終わると、僧侶の合図とともにお焼香を行います。個別法要の場合、施主から始まり故人と関係の深かった順に焼香をしていきます。焼香の方法は宗派によって異なりますが、以下のような流れが一般的です。

法要における焼香の手順・マナー

  1. 焼香台の少し前で僧侶に一礼する
  2. 焼香台の前に進んだら、焼香台に向かって一礼する
  3. 数珠を左手に掛けて、右手で抹香をつまみ、額におしいただく
  4. おしいただいた抹香を静かに香炉にくべる
  5. 最後に合掌し、少し下がったら一礼して席に戻る

④僧侶による法話

焼香が終わった後には、僧侶による法話が行われます。仏様の教えをもとに、ご先祖に関する話など、僧侶によって法話の内容は異なります。法話が終わったら僧侶が退場し、閉会となります。

⑤お墓参り

法要が終わったら、お墓へお参りをして故人・ご先祖へ直接感謝と祈りを伝えるのもよいでしょう。お彼岸の時期には混雑が予測されるため、法要の日とは別日にお墓参りをする人もいます。お墓参りの際には、線香や供花などを忘れないようにしましょう。

▶お彼岸のお墓参りの仕方はこちら

お彼岸の法要で用意するお布施の相場

お彼岸の法要を執り行う際は、読経を依頼する僧侶へ感謝の意を込めてお布施を用意します。お布施の金額をいくら包むかは、法要の形式が「合同法要」か「個別法要」かによって大きく異なるため、それぞれの相場を正しく把握しておくことが大切です。

お寺が主催し、複数の檀家が集まって営まれる合同法要の場合は、3千円〜1万円程度が相場とされています。一方、自宅や斎場に僧侶を招いて個別に執り行う場合は、3万円〜5万円程度を包むのが一般的です。

このほか、僧侶を招く際にはお布施とは別にお車代として5千円〜1万円程度を添えることもあります。地域や宗派によっても慣習が異なるため、不安な場合は事前にお寺へ相談しておくと安心です。

合同法要の相場は3千円~1万円

お彼岸の合同法要で渡すお布施は、3千円~1万円が相場です。法要を行うお寺によっては具体的な金額の指定がされている場合があるため、実際に出席する際には事前にお知らせのはがきやお寺の公式ホームページを確認しておきましょう。

個別法要の相場は3万円~5万円

お彼岸の個別法要で渡すお布施は、3万円~5万円が相場です。僧侶を自宅に招いて法要を執り行うため、お布施とは別にお車代を5千円~1万円を包んで渡すことが一般的です。

宗派(浄土真宗・曹洞宗・真言宗)によってお布施の金額が異なる場合も

お布施の金額は、寺院の方針や地域の慣習、戒名の有無など、さまざまな要因によって異なります。そのため、宗派によって明確な金額が決まっているわけではなく、一概に比較することは難しいのが実情です。

一般的に、浄土真宗、曹洞宗、真言宗などの主要な宗派において、お彼岸の法要で包むお布施の相場に極端な開きはありません。ただし、お寺との付き合いの深さや、先祖代々お世話になっている菩提寺との関係によって、包むべき金額が左右される場合はあります。例えば、格式の高い寺院や地域に深く根ざした伝統的なお寺では、相場よりも少し多めに包むという慣習が残っていることも珍しくありません。

また、個別法要を営む際、戒名を授かってから初めてのお彼岸(初彼岸)であれば、通常よりも手厚くお包みする場合も見られます。具体的な金額について不安を感じる際は、事前にお寺へ「皆様どのようになさっていますか」と直接伺ってみるか、同じ檀家の方々に地域の目安を確認してみるのが確実な方法です。僧侶への感謝の気持ちを表すものですから、失礼のないよう事前の確認をおすすめします。

お彼岸のお布施、包み方・渡し方のマナー

お彼岸の法要でお布施を用意する際は、封筒の選び方や文字の書き方など包み方、僧侶への渡し方に一定の作法が存在します。不適切な対応をしてしまうと、せっかくの感謝の気持ちが伝わりにくくなるため注意が必要です。

お布施はお経をあげていただくお寺へのの感を表すものであるため、弔事で使われる白黒の水引がついた不祝儀袋は避け、無地の厚手な白封筒や奉書紙に包むのが一般的です。表書きは濃い黒墨を用い、はっきりと記入します。

お渡しする際は直接手で持たず、切手盆に乗せるか袱紗の上に置いて差し出すのが正式な作法です。法要前後の挨拶時に「本日はよろしくお願いいたします」といった感謝の言葉を添えてお渡ししましょう。

香典袋ではなく白封筒や奉書紙を選ぶ

お布施を持参する際、弔事に用いられる白黒の水引がついた不祝儀袋は避けましょう。

お布施は僧侶へ感謝を表すものであるため、無地の厚手な白封筒や、伝統的な和紙である奉書紙に包むのが一般的です。市販の白封筒を使う場合は、お金が外から透けて見えないように、二重構造のものや厚手のものを選ぶようにしてください。

地域によっては、白黄や双銀の水引がついた袋を使用することもあるため、地域の慣習に合わせて用意すると安心です。

お布施の書き方:金額は濃い黒墨で記入

お布施の書き方の注意点は、香典の表書きには、悲しみで墨が薄まったことを表す薄墨を用いますが、お布施は僧侶への感謝を伝えるためのものであるため、濃い黒墨の筆や筆ペンではっきりと記入します。

封筒の裏面には、僧侶が後から確認しやすいよう、左下に住所、氏名、実際に包んだ金額を記載しましょう。金額を書く際は、一、二、三などの数字を「壱、弐、参」といった旧字体の漢字(大字)で書き、頭に「金」、最後に「也」を添えるのが丁寧な作法です。文字が崩れないよう、心を込めて丁寧に書くことを心がけてください。

お布施の入れ方:新札を入れる

お布施の入れ方の注意点は、袋の中に入れるお金は、事前に銀行などで新札を用意し、お札の肖像画が表側の上を向くように揃えて入れるのが丁寧な作法です。

お布施に入れるお札については「お布施は新札?旧札も大丈夫?マナーとお金の入れ方」で詳しく紹介しています。

お布施の渡し方:タイミングや感謝の言葉も大切

僧侶にお布施を渡すときは、直接手で渡すのではなく、切手盆と呼ばれる小さなお盆に乗せるか、袱紗の上に置いて差し出すのが正式な作法です。

お渡しするタイミングは、法要が始まる前の挨拶時か、法要が終わって一息ついた後のどちらかを選ぶことが多いです。

渡す際には無言で差し出すのではなく、「本日はよろしくお願いいたします」や「お勤めありがとうございました」といった感謝の一言を添えるようにしましょう。

お彼岸の法要の服装

お彼岸の法要に出席する場合、どのような服装を選べばよいか迷う方も多いでしょう。ここからは、お彼岸の法要の服装を解説します。

平服の着用が一般的

お彼岸の法要は、葬儀やお通夜のような弔事には含まれないため、喪服ではなく平服の着用が一般的です。

法要の案内状に記載されていることが多い「平服」ですが、あくまで「礼服でなくてもよい」という意味であり、Tシャツやジーンズのようなカジュアルな服装でもよいわけではありません。一般的には、フォーマルスーツやワンピースなどを指します。

なお、「平服」といわれたら、基本的には略喪服のことを意味します。

黒・グレーなどのフォーマルシーン向けの色がよい

お彼岸の法要に着用する服装の色は、黒やグレーなどのフォーマルシーン向けの色を選ぶことをおすすめします。靴やバッグも服装に合わせて暗い色で揃えましょう。また、気温が高くなりやすい秋のお彼岸でも、法要の際の服装選びでは露出を控えたほうがよいです。

▶平服と案内された場合の詳しい服装はこちら

お彼岸の法要の持ち物

お彼岸の法要へ参列する際は、事前に何が必要か確認し、持ち物を整えておくことが大切です。まず仏教の儀式に欠かせない数珠は、ご自身の宗派に合わせた本式数珠か、宗派を問わず使える略式数珠を用意しましょう。数珠は持ち主の念が宿るものとされるため、家族間であっても貸し借りはせず、自分専用のものを持参するのが一般的です。

僧侶へ渡すお布施も忘れてはなりません。お布施を直接手渡すのは失礼にあたるため、必ず袱紗に包んで持参しましょう。そのほか、故人への供養として和菓子や果物などのお供え物、供花、遺影や位牌が必要になる場合もあります。また、お墓参りもあわせて行う際は、線香やロウソク、白いハンカチなども準備しておくと安心です。

数珠

法要では、数珠を持ちます。数珠には本式数珠・略式数珠の二種類があり、本式数珠は各宗派の形式や意味に沿ったものであるのに対し、略式数珠は宗派を問わず使うことができます。

略式数珠|お仏壇のはせがわオンラインショップ|Amazon.co.jp 本式数珠|お仏壇のはせがわオンラインショップ|Amazon.co.jp

一般的に法要で使用する数珠は「お念珠」と呼ばれ、使う人の念が入るものとされているため、ほかの人と貸し借りすることは避けましょう。また、男性用・女性用によって数珠の玉の大きさが異なるため、自分専用の数珠を用意しておくのが望ましいです。

男性用数珠|お仏壇のはせがわオンラインショップ|Amazon.co.jp 女性用数珠|お仏壇のはせがわオンラインショップ|Amazon.co.jp

お布施と袱紗

法要の際には、僧侶に渡すお布施も忘れずに持参しましょう。お布施を直接手渡しすることは失礼にあたるため、表書きにお布施と記載した封筒に入れて袱紗に包み、持って行くことが一般的です。

お布施を入れた封筒の表書きは「お布施」または「御布施」と記載します。表書きの下部には自分の名前(家族単位でお布施を渡す場合は「〇〇家」でも可)を記載することが一般的です。

ふくさ・不祝儀袋|お仏壇のはせがわオンラインショップ|Amazon.co.jp

遺影・位牌

必要であれば、遺影・位牌なども用意しておきましょう。故人やご先祖を思い出す、よすがとなるものにあたります。遺影はあらためて用意する必要はなく、葬儀などで使用したもので問題ありません。

お供え物・お花

お彼岸の法要では、故人・ご先祖を供養するためにお供え物や供花を用意します。お供え物の品物には、和菓子や果物、線香などを選びます。親戚やほかの家へお供え物を持参する場合は、施主へ渡すようにしましょう。

供花については白を基調とすることが一般的ですが、黄色やピンク色の花を選んでも問題ありません。ただし、派手すぎる色合いにはならないように注意しましょう。

▶お彼岸のお供え物について詳しくはこちら

白いハンカチ

法事法要においては、白いハンカチを持つことが一般的とされています。手を拭く際に使用するほか、さまざまな場面で役立つことがあります。

黒のハンドバッグ

お彼岸の法要では、お布施や数珠などをまとめて黒のハンドバッグに入れて持ち運びます。法事法要では布製のバッグを使うことが一般的であり、殺生を連想させる革素材・ファー素材などは避けるようにしましょう。

お彼岸の法要に関するよくある質問(FAQ)

お彼岸の法要を執り行うにあたって、多くの方が疑問に感じる点について回答します。当日になって慌てることがないよう、事前によくある疑問を解消しておきましょう。

Q. 自宅に僧侶を招く場合のお布施はどのくらい?

A. 個別法要として自宅に僧侶を招く場合、お布施の金額相場は3万円~5万円程度です。これに加えて、僧侶に足を運んでいただくための「お車代」として、5千円~1万円程度を別途包むのが一般的です。

Q. 永代供養の場合、お布施は必要か?

A. 永代供養をされている場合、管理費などにお布施が含まれていることもありますが、お彼岸の合同法要(彼岸会)に参列する際は、別途お布施を用意するのが丁寧です。その場合の金額は、合同法要の相場である3千円~1万円程度を目安にするとよいでしょう。寺院によって慣習が異なるため、事前に確認しておくと安心です。

Q. お彼岸に納骨堂へお参りする際の注意点を教えて

A. お彼岸に納骨堂へお参りする際は、施設の開館時間や混雑状況を事前に確認しておくことが大切です。お彼岸の期間は通常よりも参拝者が多く、専用の駐車場が満車になったり、お参りの待ち時間が発生したりすることが多いため、時間に余裕を持って行動しましょう。

納骨堂内では火気の使用には特に注意が必要です。屋内施設では防災の観点から、ロウソクや線香の使用が制限されている場合が多いため、施設のルールに従ってください。また、お供え物をそのままにしておくと傷みや虫害の原因となるため、お参りが終わったら必ず持ち帰るのが一般的です。共有スペースを譲り合い、静かな環境で故人を偲ぶことを心がけましょう。

お彼岸の法要の流れやマナーを知っておきましょう

この記事のまとめ

  • お彼岸の法要には、合同法要と個別法要がある
  • お彼岸の法要の時期は「春分・秋分の日を中日とした前後3日間」
  • 合同法要の開催日は菩提寺によって異なる
  • お布施は合同法要で3千円~1万円、個別法要で3万円~5万円が相場
  • お彼岸の法要は平服の着用が一般的

お彼岸の法要は、故人・ご先祖を供養するために執り行います。実施の流れについて、今回紹介した内容を参考にして備えましょう。また故人やご先祖に正しく感謝を伝えるためにも、お彼岸の法要についての理解を深めておきましょう。 

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

SHARE この記事をSNSでシェアする