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葬儀のあと

喪中にやってはいけないことは?喪中のタブーや正月の過ごし方を解説

喪中にやってはいけないことは?喪中のタブーや正月の過ごし方を解説

故人の死を偲ぶ喪中には、やってはいけないことが存在します。本記事では、喪中でやってはいけない代表的な事柄を六つ紹介します。忌中との違いや喪中のお正月の過ごし方などもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

喪中とは?忌中との違いも解説

喪中とはどのような意味なのでしょうか。似たような言葉として「忌中」も存在しますが、両者の違いが分からない人も多いでしょう。まずは、喪中の定義や忌中との違いを解説します。

喪中とは?

喪中とは、故人の死を悼み、派手な行動を慎んで過ごす期間です。故人との別れを受け入れ、悲しみから立ち直るための期間と捉えてもよいでしょう。喪中の間は、お祝い事や派手な遊び、旅行、大きな買い物は避けるのがマナーです。

喪中が適用されるのは、一般的には2親等までと考えられています。父母や祖父母、姉弟が亡くなった際には喪中に該当しますが、伯父・伯母、従兄が亡くなった際には基本的に喪中にはなりません。

喪中はいつまで続くのか?

喪中が続く期間は故人との関係性によっても異なりますが、最長でも13ヶ月と言われています。両親や子供、配偶者が亡くなった際には、一周忌法要を迎える12~13ヶ月が喪中とされています。一方、祖父母や兄弟が亡くなった際は3~6ヶ月が喪中期間となります。

上記であげた期間はあくまで目安ですので、いつまでを喪中とするかは遺族の意向で決めても問題ありません。

喪中と忌中の違い

喪中と忌中はいずれも近親者が亡くなった際の服喪期間を意味している言葉ですが、期間に明確な違いがあります。忌中とは、故人が亡くなったときから四十九日を迎えるまでの期間を指します。

また、忌中は喪中よりもやってはいけないことが多いです。記事の後半では、忌中にやってはいけないことを紹介していますので、喪中との違いを知りたい場合は確認しましょう。

喪中にやってはいけないこと六つ

ここからは、喪中にやってはいけないことをご紹介します。基本的な事柄から見落としがちなことまで幅広く挙げていきますので、目を通しておきましょう。

神社での参拝

喪中にやってはいけないことの代表的な例が、神社での参拝です。神道では死は穢れと捉えられているため、神社に赴いて穢れを持ち込むことはタブーとされています。特に、穢れがあると捉えられている忌中は、神社への参拝は避けるべきです。

忌明けであれば問題ないと捉えている場合も多いですが、神社の方針によっては喪中の間は立ち入りを禁止している場合があります。喪中期間に神社へ行く予定がある場合は、該当する神社の方針を確認しておくとよいでしょう。

お正月のお祝い

喪中にやってはいけないこととして、お正月のお祝いが挙げられます。年賀状を送らないこと以外に、お正月飾りやおせち料理の準備も控えるようにします。

前述した通り、神社へ立ち入ることもやってはいけないことに含まれるため、一周忌を迎えるまでは神社に初詣に行くことも控えましょう。

結婚式の開催・出席

喪中には慶事や華やかな行事を行わないのが一般的ですので、結婚式の開催や出席も控えましょう。結婚を考えている場合も、結婚式の開催は一周忌法要を終えてからの方が望ましいです。

結婚式に招待された場合も、新郎新婦に喪中であることを伝えて欠席することも少なくありません。ただし、近年はそこまで気にしていないというご家庭も多いため、迷ったときは新郎新婦に相談をしてみるとよいでしょう。

旅行

喪中にやってはいけないこととして、旅行が挙げられます。出かけること自体は気分転換にもなるため、すべて控えなければならないというわけではありませんが、遠方に出掛ける旅行は自粛した方がよいでしょう。

明治時代に定められていた服忌令でも、「旅行は娯楽にあたるため喪中は避けるべき」とされていました。遺族の中にはそうした考えを持っている場合もあるため、やむを得ない事情がない限り旅行は自粛しましょう。

新築の購入やリフォーム

喪中にやってはいけないこととして、新築の購入やリフォームなどが挙げられます。住宅購入は祝い事として捉えられるため、喪中にはふさわしくないとされています。

すでに契約がすんでいる場合は喪中だからといってキャンセルすることはできませんが、契約がすんでいない場合は一周忌法要が終わるまで待つのも一つの方法です。なお、引っ越し自体は喪中にやってはいけないことには含まれません。

金額の大きな買い物

車や高価なアクセサリーなど金額の大きな買い物も、喪中にやってはいけないことに該当します。所有していた車が破損したなど生活必需品としてやむを得ず購入する場合を除き、大きな買い物をするのは控えた方がよいでしょう。

状況によっては「保険金を使って買い物をしたのでは?」と悪い噂が立ってしまう場合があります。誤解を生まないためにも、喪中は金額の大きな買い物は控えるのが無難です。

喪中におけるお正月の過ごし方

喪中期間のお正月は何かと制限が多いため、どのように過ごすべきなのか疑問に思っている人も多いでしょう。ここからは、喪中におけるお正月の過ごし方の基本的なマナーをご紹介します。

「あけましておめでとう」の挨拶は控える

お正月の定番でもある「あけましておめでとう」の挨拶は控えましょう。「おめでとう」という言葉はお祝い事として捉えられるため、派手な行動を慎むべき喪中にはふさわしくありません。

もし職場や近所の方から挨拶をされたら、「今年もよろしくお願いします」と返すとよいでしょう。「よろしくお願いします」という表現であれば、お祝い事とは関係なくなるため使っても問題ありません。

年賀状は出さない

喪中にやってはいけないことの代表例が、年賀状を出すことです。基本的に2親等以内の親族が亡くなった際には年賀状は控えるようにしましょう。

ただし、故人との関わりがない仕事上のお付き合いの方には年賀状を送る場合も多いです。職場の方針として年賀状を送る場合は、身内が亡くなったからと言って自粛する必要はありません。

代わりに喪中はがきを送る

喪中で新年の挨拶ができない場合、年内に喪中はがきを送るのがマナーです。喪中はがきとは、身内に不幸があったことを知らせて年賀の挨拶を控えることを伝える便りです。喪中はがきは、基本的に10月半ば~11月末までに送る必要があるため注意しましょう。

また、喪中はがきは年賀状のやりとりをしている全員に送るのが一般的です。ただし、互いに喪中である親族には送る必要はありません。

初詣は神社へ行かない

喪中にやってはいけないこととして、神社への初詣が挙げられます。新年であっても喪中期間は神社への初詣は控えましょう。

ただし、初詣自体は行ってもよいため、お寺への初詣であれば基本的に問題はありません。喪中期間のお正月は神社への参拝は避け、お寺に赴き、ご先祖へ新年の挨拶をしてみるのもよいでしょう。

お正月飾りは控える

お祝い事を自粛する喪中では、門松やしめ縄、鏡餅などのお正月飾りも控える必要があります。お正月飾りは、いずれも神様をお迎えするためのものです。神道では死は穢れと捉えられているため、喪中に神様をお迎えするのはふさわしくありません。

喪中の間は神様をお迎えするのは控え、お祝い事をせずに静かに過ごすようにしましょう。

お年玉の渡し方にも注意

お正月はお年玉を渡すのが定番ですが、喪中期間は渡し方に注意が必要です。お年玉には神様からの贈り物という意味が込められているため、神事を避ける喪中にはふさわしくありません。また、お年玉を入れるポチ袋には「あけましておめでとう」と記載されていることも多く、お祝いらしさが出てしまいます。

とはいえ、お年玉を渡さないのは楽しみにしている子供たちをがっかりさせてしまうため、全面的にやめる必要はありません。喪中の間は、お年玉を「お小遣い」という名目で渡す方法が好ましいです。渡すときは、お年玉用のポチ袋ではなくシンプルな封筒で渡すとよいでしょう。

喪中にやっても大丈夫なこと

喪中はやってはいけないことが多くある一方、この期間に行っても問題ないことも存在します。「これはやってはいけないのか?」と判断に迷うことがあった際には、ぜひ確認してみてください。

お正月以外の年中行事

喪中では、お正月以外の年中行事は通常通り行っても構いません。節分やひな祭り、こどもの日、クリスマス、バレンタインなどの季節の行事も、喪中だからといって控えなくても大丈夫です。同様に、運動会や遠足、入学式、卒業式などの子供の行事も自粛する必要はありません。

ただし、派手な遊びは控えるべきという風潮があるため、あまり派手なパーティーなどは開かないようにしましょう。

人生の節目にあたるお祝い

喪中でも、人生の節目にあたるお祝いであれば行っても問題ありません。たとえば、お宮参りや七五三、成人式、出産祝いなどは、その年にしかないお祝い事であるため時期をずらさなくてもよいです。

ただし、忌明け前は神社へのお参りができないため、忌中にお宮参りや七五三が重なってしまった場合は、時期をずらすか写真撮影だけにする方法があります。

お寺への参拝

喪中にやってはいけないこととして神社への参拝を挙げましたが、お寺への参拝であれば問題はありません。仏教は神道とは異なり、死を穢れとは捉えていません。むしろお寺への参拝はご先祖への挨拶と考えられるため、忌中・喪中問わず歓迎されています。

神社にお参りをしたいけど喪中で立ち入れないという場合は、お寺への参拝を検討してみてはいかがでしょうか。

お中元・お歳暮の贈答

喪中にやってはいけないことに年賀状の送付が含まれていますが、お中元やお歳暮に関しては喪中でも送って構いません。お中元やお歳暮はお祝いの品ではなく、日ごろの感謝の気持ちを伝えるための品です。ただし、忌中に贈るのはマナー違反となるため注意しましょう。

忌中にやってはいけないこと

ここまで喪中にやってはいけないことをご紹介しましたが、四十九日を迎える前の忌中でやってはいけないことは下記のとおりです。

なお、喪中と共通する項目は省いています。

忌中にやってはいけないこと

  • 神棚を開ける
  • 香典返しをする
  • お中元・お歳暮を贈る
  • 七五三、お宮参り
  • 飲み会などの遊び

喪中にやってはいけないことを把握して静かに過ごしましょう

この記事のまとめ

  • 故人の死を悼む喪中には、やってはいけないことがある
  • 喪中の期間は故人との関係性によって異なるが、最長でも一周忌法要を迎える13ヶ月が期間となる
  • 喪中にやってはいけないこととして、お祝い事や旅行、大きな買い物が挙げられる
  • 喪中では新年の挨拶を控え、初詣はお寺へ行くのが望ましい
  • 喪中であっても季節の行事や人生の節目のお祝い事はやっても構わない
  • 忌中の期間は喪中よりもやってはいけないことが多い

喪中では、やってはいけないことがいくつもありますが、故人との別れを受け入れるために穏やかに生活する期間と捉えれば、そこまで難しくは感じないでしょう。どこまで行動を制限するかは遺族の考え方によっても異なりますが、世間のルールだけにとらわれず、各ご家庭で生活をするのが望ましいです。

喪中は本記事で紹介した対応策なども確認しながら心穏やかに過ごしましょう。 

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