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葬儀のあと

喪中はがきを出すべき続柄はどこまで?書き方のポイントなど関係に分けて紹介

喪中はがきを出すべき続柄はどこまで?書き方のポイントなど関係に分けて紹介

喪中はがきを出すべき続柄はどこまでか、書き方に迷うことは少なくありません。2親等内という範囲の目安から、11月中旬までに送る時期、句読点を使わない等の気を付けたいポイントを網羅しました。すぐに使える続柄別の文例も紹介し、喪中はがきの準備を丁寧に解説しますので参考にしてください。

この記事で分かること

  • 喪中はがきを出すべき親族の範囲
  • 送る相手と年賀状の準備前に投函すべき時期
  • 句読点や時候の挨拶を省くなどの書き方に関する気を付けたいポイント

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喪中はがきとは

喪中はがきとは、毎年年賀状を出している人へ「今年は年賀状を出さない」という旨を伝えるための挨拶状です。一般的に、家族や親族が亡くなってから一定期間は喪中となり、その間は喪に服します。年賀状は新しい年を祝う慶事の一種であるため、喪中の間は年賀状を出すのを控えます。

しかし、喪中だからといって何の連絡もせずに年賀状を欠礼するのは、相手に対して失礼にあたります。また、「喪中の方に年賀状を出してしまった」と相手に気を遣わせてしまう場合もあるため、喪中はがきを出して年賀欠礼の旨を伝えましょう。

喪中はがきを出すべき続柄は?

喪中はがきを出すべき続柄は、喪に服する続柄の範囲となります。自分の両親や兄弟姉妹、祖父母、配偶者、子供といった2親等内が目安とされています。夫婦連名で喪中はがきを出す場合は「夫から見た続柄」で出すのが一般的です。ただし、「2親等外の親戚が亡くなったとき、喪中はがきを出してはいけない」というわけではありません。2親等内でなくても、その親戚と親しくしていたり同居していたりした場合は喪中はがきを出しても問題ありません。

一方、2親等内であっても世帯が別の場合や一緒に住んでいない場合は、喪中はがきを出さないこともあります。喪中はがきの続柄の範囲には厳密なルールはないため、自身の状況に合わせて喪中はがきを出すか検討しましょう。

1親等と2親等の具体的な範囲

喪中はがきを送る目安となる親等は、故人を中心とした関係の近さを示します。

1親等の範囲に含まれるのは、配偶者、両親、子供です。

義理の親である義父母も1親等にあたり、喪に服す対象となります。

2親等に含まれるのは、祖父母、兄弟姉妹、孫です。

配偶者の祖父母や兄弟姉妹も同様に2親等として扱われます。これらの親族が亡くなったときは喪中はがきを用意するのが一般的です。

叔父や叔母、いとこは3親等以降となるため、基本的には喪中の対象外です。ただし、同居していたり関係が深かったりする場合は、個別の事情に合わせて判断します。

喪中期間中のお正月や初詣の過ごし方

喪中期間中は新年のお祝い事を控えるのが一般的です。

喪中のお正月の過ごし方と初詣のマナー

  • お正月飾りやおせち料理の準備は避ける
  • 神社への初詣は五十日祭などの忌中明けであれば参拝できる場合がある

地域や神社によって考え方が異なるため、迷うときは事前に確認しておくと安心です。

喪中はがきに関する気を付けたいポイント

ここからは、喪中はがきに関する気を付けたいポイントについて解説していきます。使用するはがきの種類や喪中はがきを出す時期など気をつけるべきことがあるため、しっかりと押さえておきましょう。

毎年年賀状をやりとりしている人に送る

喪中はがきは、基本的に毎年年賀状をやりとりしている相手に送ります。しばらく年賀状のやりとりがない方には送る必要はありません。また、故人のお通夜や葬儀に参列してくれた人や、故人が生前年賀状をやりとりしていた人へ出すこともあります。

年賀状のやりとりがなくても、故人が亡くなったことを知らない親戚には喪中はがきを出すとよいでしょう。

10月中旬〜11月中旬までに送る

喪中はがきは、11月中旬〜12月上旬までに出すのが一般的です。喪中はがきは「今年は年賀状を出さない」旨を伝えるための挨拶状です。早い時期に喪中はがきを送った場合、相手が喪中はがきを受け取ったことを忘れてしまう恐れがあります。また、喪中はがきを出すのが遅くなりすぎると、年賀状をすでに用意してしまったなど相手を困らせてしまうこともあるでしょう。

喪中はがきを出す時期は、時期が遅すぎたり早すぎたりしないよう注意が必要です。

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句読点や一字下げを使わない

喪中はがきの文面を書く際は、句読点や一時下げを使わないのが一般的です。通常のはがきでは、文の始まりの文字を下げたり句読点を打って文章を読みやすくしたりします。

しかし、年賀状や喪中はがきなどの正式な書面では字下げや句読点は使わないというルールがあるため、これらを使わないよう文章を書きましょう。

続柄によって喪中期間が変わる

亡くなった人の続柄によって、喪中期間が変わります。喪中の期間は親等数を基本に考えられており、配偶者や子供は12ヶ月、祖父母は3〜6ヶ月、兄弟姉妹は3ヶ月ほどとされています。

ただし、近年では亡くなった人の親等数にかかわらず、喪中期間を1年とすることも増えてきています。喪中の期間が分からない場合は、家族や親戚などに相談するとよいでしょう。

落ち着いたデザインのはがきを使用する

喪中はがきのデザインには特に決まりはありませんが、喪中はがきは年賀欠礼を連絡するための正式な文書なため、落ちついたデザインのものを使用します。

何も印刷されていないシンプルなはがきや、蓮や水仙などのモチーフが印刷されているはがきを選びましょう。故人の好きだったものや、ゆかりの深いものなどを印刷したはがきを使うのもおすすめです。

また、喪中はがきは郵便局以外で売られている「私製はがき」と、郵便局で購入できる「郵便はがき」の2種類が使用できます。私製はがきはデザインが豊富なため、故人に合ったものを選びやすいです。ただし、弔事用の62円切手を別途購入しなくてはいけないため、少々コストがかかります。

郵便はがきの場合は切手なしでそのまま投函できるため、切手分の費用がかかりません。

近況報告は書かない

喪中はがきは、新年の挨拶状を控える旨を伝えて謝罪するためのものです。近況報告をしたり個人的に伝えたいことを書き込んだりするのは不適切になるため、注意しましょう。

喪中はがきには年賀欠礼の挨拶のみを記載し、それ以外のことは書かないようにしてください。どうしても近況報告をしたい場合は、年始に出す寒中見舞いや手紙、メールなどで伝えるようにしましょう。

喪中はがきではなく寒中見舞いを送る場合

喪中はがきを出すのが間に合わなかった場合は、代わりに寒中見舞いを送るのが一般的です。

12月に入ってからご不幸があったときなどは、年賀欠礼のはがきを送ると相手と行き違いになる可能性があります。

そのようなときは無理に喪中はがきを送らず、松の内が明けてから寒中見舞いを出します。

また、喪中であることを知らずに年賀状を送ってくださった方への返事としても寒中見舞いを活用します。

文面には新年の挨拶状をいただいたことへの感謝を記します。

あわせて、喪中につき年賀状を出せなかったことのお詫びも伝えます。

寒中見舞いは立春のころまでに届くように手配します。

喪中はがきの書き方

ここからは、喪中はがきの書き方について解説していきます。喪中はがきに書くべき内容や使用する墨の種類などをまとめていますので、参考にしてみてください。

薄墨で書く

喪中はがきでは薄墨を使用する慣習がありますが、黒い墨で書くことも不適切ではありません。薄墨には故人を失った悲しみを表す意味合いがあると言われています。香典の表書きなど、他の弔事でも薄墨が使われることがあります。

ただし、喪中はがきの宛名には通常の濃い墨を使用することをおすすめします。これは、薄墨で宛名を書くと郵便局の機械が読み取りにくい場合があるためです。また、喪中はがきを受け取る相手は喪に服していないため、薄墨の宛名に不快感を覚える可能性も考慮し、文面と宛名で墨の濃さを使い分けるのが一般的です。

前文は書かない

喪中はがきでは前文を書かないのが一般的です。通常、手紙やはがきを出す際は「前略」や「拝啓」といった頭語を書いて時候の挨拶を入れます。しかし、喪中はがきでは時候の挨拶や頭語・結語は入れず、すぐに本題に入ります。

年賀欠席の旨を伝える

喪中はがきには年賀欠礼の旨を記載してください。家族や親戚が亡くなって喪中であることと、それに伴い新年の挨拶を控える旨を伝えましょう。

また、喪中はがきにはおめでたい意味を持つ「年賀」という言葉は使えません。「年頭」「新年」「年始」といった言葉で代用するようにしてください。

故人の名前と命日を書く

年賀欠礼の連絡では、故人の氏名、没年月日、そして亡くなった時の年齢を記すのが一般的です。年齢を記載する際には、「享年〇〇」と表記することが多く、数え年を用いるのが伝統的ですが、近年では満年齢で記載されることも増えています。また、「歳」や「才」を付けて表記することもあります。

これまでの感謝を述べる

喪中はがきには、これまでお世話になったことやお付き合いに対する感謝などを述べます。これまでの感謝と同時に、今後も変わらずお付き合いをお願いすることを記載してもよいでしょう。

日付を書く

文面を書き終わった後は、喪中はがきを書いた日付を記載します。喪中はがきを縦書きで書いた場合は漢数字で、横書きした場合は算用数字で日付を書くようにしてください。また、詳しい日にちは記載せず、「令和〇年〇月」のように書くのが一般的です。

差出人の名前を書く

最後に、喪中はがきの差出人の名前を書きます。夫婦連名で喪中はがきを出す際は、右から夫、妻の順番に名前を表記しましょう。また、基本的に差出人には子供の名前は入れません。

続柄別|喪中はがきの文例

喪中はがきを出す際、どのような文面で書けばよいのか悩む方も多いのではないでしょうか?ここからは喪中はがきの文例を故人の続柄別に紹介しますので、文面を参考にしつつ喪中はがきの作成を進めましょう。

両親

続柄が両親の場合の文例

本年四月に母〇〇が享年◯にて永眠いたしましたので、年始のご挨拶は辞退させていただきます
寒さ厳しき折ですが 皆様におかれましてはくれぐれもご自愛ください
令和◯年◯月

義両親

続柄が義両親の場合の文例

喪中につき年末年始のご挨拶を控えさせていただきます
本年七月に妻の母〇〇が享年◯にて他界いたしました
故人になり代わり これまでのご厚情に感謝申し上げます
今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます
令和◯年◯月

配偶者

続柄が配偶者の場合の文例

喪中のため 年始のご挨拶を遠慮させていただきます
本年十月に妻〇〇が永眠いたしました
生前のご厚情に対して心より御礼申し上げます
皆様が健やかなる新年をお迎えできるよう お祈り申し上げます
令和◯年◯月

気を付けたいポイントや書き方を踏まえて喪中はがきを作成しましょう

この記事のまとめ

  • 喪中はがきとは、年末年始の挨拶を控える旨を伝えるための文書
  • 基本的に、2親等内の親族が亡くなった際に喪中はがきを出す
  • 喪中はがきは、毎年年賀状のやりとりをしている人に10月中旬〜11月中旬を目安に送る
  • 喪中はがきには句読点や一字下げは使わず、前文も書かない
  • 派手なデザインや色味のはがきを使うのは避ける
  • 喪中はがきは薄墨で書くのが一般的だが、宛名には濃い墨を使う

喪中はがきとは、家族や親族が亡くなった際に「年賀状を出すのは控える」という旨を伝えるための文書です。基本的に、喪中はがきは2親等内の親族が亡くなった場合に出すとされています。本記事で紹介した書き方に注意しながら、喪中はがきの作成を行いましょう。 

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

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