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お盆の法要のお布施はいくら包む?金額相場や書き方や渡し方のマナーを徹底解説

お盆の法要のお布施はいくら包む?金額相場や書き方や渡し方のマナーを徹底解説

お盆に法要を執り行う場合、僧侶にお布施を包む必要があります。初めてお盆の法要を行う場合、いくらお布施を包めばよいか迷ってしまう人も多いでしょう。本記事では、お盆でのお布施の相場やマナー、通常のお盆と新盆の違いなどを詳しく解説していきます。

お盆の法要のお布施については「お盆の法要のお布施相場と失敗しないマナー」で詳しく紹介しています。

お盆法要とは

お盆は故人やご先祖を供養する行事です。お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、中国仏教が起源といわれています。

7世紀ごろに日本に伝わったとされており、中国仏教の思想と日本に元々あるご先祖に感謝する心が融合し、現在のお盆の習慣になっていきました。お盆法要は大まかに、僧侶を自宅に招き法要を読んでもらう棚経と、寺院でまとめて法要を行う合同法要の2種類に分かれます。

盂蘭盆会については「盂蘭盆会はお盆と同じ?過ごし方や供養方法」で詳しく紹介しています。

2026年(令和8年)のお盆期間はいつからいつまで

2026年(令和8年)のお盆期間は、ほとんどの地域が8月13日(木)から16日(日)です。東京をはじめとする一部の地域では、7月13日(月)〜7月16日(木)をお盆期間としています。

お盆法要の主な儀式・慣習(棚経・施餓鬼・迎え火・お墓参り)

お盆法要では、僧侶が各家庭を回ってお経をあげる「棚経」や、無縁仏を供養する「施餓鬼(せがき)」といった儀式が行われるのが一般的です。地域によっては、寺院で合同の施餓鬼法要が営まれることもあります。

また、ご先祖をお迎えするための「迎え火」や、あの世へお見送りする「送り火」を焚く慣習も広く根付いています。あわせて、お盆の期間中には家族や親族でお墓参りに行き、お墓をきれいに掃除してご先祖に感謝を伝えることも、重要な供養の一つとされています。

お盆の法要|お布施相場

お盆の法要を行った場合のお布施は、通常のお盆と新盆で相場が異なります。ここからは、状況別のお布施の相場について解説していきます。

通常のお盆

通常のお盆のお布施は、5千円〜1万円が相場です。故人の死後に初めて迎える新盆(初盆)に比べると、通常のお盆の法事法要は規模が小さく参列者も少なめです。そのため、お布施の相場は新盆よりも低めに設定されるのが一般的です。通常のお盆の法事法要は限られた家族や親族のみで行われるため、基本的には施主の自宅で行われます。

お盆の法事法要では、お布施の他に提灯や故人への供物、精霊棚などの準備も必要です。必要なものをきちんと揃えた上で、お盆の法事法要を執り行いましょう。ちなみに、金額は2万円などの割り切れる数字でも、4万円など、「死」や「苦」を連想させる4や9がつく金額を用意しても問題ありません。

▶お布施でダメな金額についてはこちら

新盆(にいぼん)

新盆(初盆)は、故人が亡くなって忌明けした後に迎える初めてのお盆を指します。故人の魂が初めてあの世から帰ってくるタイミングなため、通常のお盆に比べて法事の規模が大きくなるのが一般的です。

家族や親族の他にも故人の友人を呼ぶことも多く、お布施の金額も3万円〜5万円と少し高くなる場合があります。ただし、新盆のお布施の相場はお住まいの地域や宗派などによって異なるため注意してください。いくら包めばよいか分からない場合は、前もって僧侶に確認しておきましょう。

初盆のお布施については「初盆のお布施の相場と渡し方のマナー」で詳しく紹介しています。

また、東京など一部地域の7月15日を中心としたお盆を「新盆」、8月13日から16日までのお盆を「旧盆」と区別することもあります。

宗派や地域により異なる場合もある

お盆法要のお布施は、宗派や地域によって異なる場合があります。例として、以下に宗派ごとのお布施金額の目安を記載します。

宗派

金額

曹洞宗

3千円〜1万円

浄土真宗

5千円〜1万円

真言宗

5千円〜2万円

日蓮宗

1万円〜3万円

地域によっては、香典の相場が異なることもあります。その場合は、宗派などの相場に関わらず、習わしに従うことが望ましいでしょう。金額について不安がある場合は、事前に親族に確認してください。

お寺に渡すお布施の相場については「お寺に渡すお布施の相場と書き方」で詳しく紹介しています。

お布施以外に必要な費用と封筒の渡し方

お盆の法要を行うにあたり、お布施以外の費用が必要になる場合があります。ここからは、お布施以外に必要な費用とそれぞれの相場を紹介します。

お車代の相場

自宅に僧侶を招いてお盆の法事法要を執り行う場合、お車代を用意します。お車代は、寺院から自宅までの交通費のことで相場は5千円〜1万円です。金額は移動距離によって変動し、移動距離が長い場合は1万円を超えることもあります。

お車代を入れる封筒は、お布施を包んでいるものとは別の封筒に入れて表書きに「お車代」と記載しましょう。お車代を用意するのではなく、自身で料金を支払ってタクシーを手配する方法もあります。寺院から自宅までの距離が短い場合や、お盆の法事法要を寺院で執り行う場合、お車代は必要ありません。

御膳料

お盆の法事法要後には僧侶や参列者を招いて会食を行いますが、僧侶が会食を辞退されることがあります。この場合、食事代として御膳料を渡すのが一般的です。御膳料の相場は、会食の費用や法要会場などによって異なりますが5千円〜1万円です。僧侶が会食に参加される場合は、御膳料を用意する必要はありません。

お盆法要にふさわしい服装のマナー

お盆の法事法要に参列する際は、適切な服装を心がけることが大切です。法事法要の規模や執り行われる場所、新盆か通常のお盆かによって、ふさわしい服装がそれぞれ異なります。また、ご遺族から特別な指定がある場合もあるため、事前に案内状などを確認しておきましょう。

新盆の法要での服装

新盆の法事法要では、原則として喪服を着用するのが一般的です。男性はブラックスーツに黒のネクタイ、女性は黒のフォーマルスーツやワンピースなどを着用しましょう。靴や鞄などの小物も、光沢のない黒色で統一し、殺生を連想させる革製品や派手な装飾のついたものは避けます。

ただし、夏の暑い時期に行われるため、ご遺族から「平服でお越しください」と案内があった場合は、ダークカラーの地味な色のスーツやワンピースなど、略喪服の装いで参列することもあります。

通常のお盆法要での服装

通常のお盆法要で、限られた家族や親族のみで集まる場合は、新盆ほど形式張らず、平服(略喪服)で参加することが多くなります。男性はダークグレーやネイビーなどの落ち着いた色のスーツ、女性は地味な色のワンピースやアンサンブルなどが適しています。

ただし、平服といっても普段着ではないため、派手な色柄や露出の多い服装、カジュアルすぎるTシャツやサンダルなどは避けるようにします。迷った場合は、親族間で事前に相談して服装の格を合わせることをおすすめします。

新盆(初盆)法要に向けた事前の準備

新盆(初盆)は、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆であり、通常のお盆よりも規模が大きくなることが多くなります。そのため、早めの段階から計画的に準備を進める必要があります。参列者を招いて滞りなく法要を執り行えるよう、主な準備のステップを順番に紹介します。

日程と場所の決定・僧侶への依頼

まずは法事法要を行う日程と場所を決めます。お盆の時期は僧侶も忙しくなるため、1ヵ月前など早めにお寺へ連絡し、読経の依頼と日程の調整を行う必要があります。自宅で行うか、お寺や斎場などを利用するかについても、あわせて検討しておきましょう。

僧侶に依頼する際、お布施の金額目安や、法要後の会食(お斎)への参加の有無についても事前に確認しておくと安心です。お寺の都合によっては希望通りの日程にならないこともあるため、余裕を持ったスケジュールで動くことが求められます。

新盆でお坊さんを呼ばない場合については「新盆でお坊さんを呼ばないのはあり?」で詳しく紹介しています。

参列者への連絡と返礼品の準備

法事法要の日程が決まったら、親族や故人と親しかった方へ案内状を送ります。参列者の人数がある程度把握できた段階で、当日お参りに来ていただいた方へお渡しする返礼品(引き物)を手配します。返礼品の金額相場は2千円〜5千円程度で、お茶や海苔、洗剤など、使ったり食べたりすればなくなる「消え物」を選ぶのが一般的です。

あわせて、持ち帰りやすいように軽くてかさばらない品物を選ぶなどの配慮をすると、参列者の方々にも喜ばれます。

会食や必要なものの手配

法事法要後に会食の場を設ける場合は、参列者の人数に合わせてお店の予約や仕出し弁当の手配を行います。そのほか、白紋天と呼ばれる白い盆提灯や、お供え物を飾る精霊棚など、新盆に必要となる仏具や品物も早めに準備しておきましょう。

地域や宗派によって用意すべきものが異なる場合があるため、迷った際はお寺や年配の親族に確認しておくことをおすすめします。直前になって慌てないよう、必要な物品のリストを作成して計画的に手配を進めておきましょう。

お盆の法要でのお布施の書き方と封筒の選び方

お布施を包む封筒には、表書きや氏名、包んだ金額などを正確に記載する必要があります。僧侶や寺院へ感謝の気持ちを伝えるための大切な準備のため、基本的なマナーを事前に確認しておきましょう。

お布施は、お通夜や葬儀で渡す香典とは異なり、封筒の種類や中袋の有無によって記載場所が異なることもあるため、それぞれの書き方を正しく理解しておくことが求められます。ここからは、お盆の法要で用いるお布施の書き方や封筒、水引の選び方について、項目ごとに詳しく解説します。心を込めて準備を進めるための参考にしてください。

お布施を包む封筒(水引)の選び方

お布施を包む封筒は、白い無地の封筒か、奉書紙を使用するのが一般的です。お盆の法事法要で用いる封筒には、基本的に水引は必要ありません。ただし、地域や宗派によっては、水引を使用することもあります。

水引を用いる場合は、双銀や黒白、または黄白の結び切りを選びます。黄白の水引は、特に関西地方などで広く使われる傾向にあります。封筒を選ぶ際は、郵便番号の枠が印刷されていないものを選びましょう。

不幸が重ならないようにという願いから、二重封筒は避けましょう。市販の封筒を使用する場合は、表書きに「御布施」と印刷されたものを選ぶと、準備をスムーズに進めることができます。

濃い墨の筆で書く

お布施を包む奉書紙や封筒に書く表書きや氏名などは、必ず濃い墨で書きましょう。お通夜や葬儀で渡す香典は悲しみを表すために薄墨を使って書きますが、お盆や新盆のお布施は「寺院や僧侶への謝礼」という意味合いのため、悲しみを表す必要はありません。そのため、濃い墨の毛筆や筆ペンを使うのが一般的です。

表書きの書き方

お布施を包む奉書紙や封筒の表面には、目的を表すための「表書き」を記載します。なるべく大きく読みやすい文字で「お布施」もしくは「御布施」と記載しましょう。

氏名の書き方

表書きの下部分には、氏名をフルネームで記載するのが一般的です。夫婦で香典を包む場合は連名で記載したり、家族を代表して「〇〇(名字)家」と記載したりすることもあります。連名で記載できるのは、夫婦や3名以下で贈る場合などに限られます。

中袋への書き方

中袋とは、外袋の中に入っているお布施のお金を包むための袋を指します。中袋には、包んだお布施の金額と施主の氏名、住所を書きましょう。

金額を書く際は壱(一)、弐(二)、参(三)、伍(五)、拾(十)、阡(千)、萬(万)を使います。また、金額の頭には「金」、後には「也」と付けます。例えば、お布施として3万円を包むのであれば「金参萬園也」と記載してください。

金額は基本的に中袋の表面に記載しますが、封筒に金額の記入欄が印刷されている場合はそちらに書き込んでも問題ありません。誰からのお布施か一目で伝わるよう、中袋の裏側には施主の名前と住所を記載しましょう。

中袋の左下に、右から郵便番号、住所、氏名の順番に記入していきます。表書きと同様に筆ペンや毛筆を使って書くのが望ましいですが、筆の扱いに慣れておらず字が潰れてしまいそうな場合は読みやすさを重視してボールペンを使っても問題ありません。

裏面の書き方

奉書紙や封筒に中袋がついている場合、裏面には何も記載しなくて構いません。中袋がないタイプの封筒を使用する場合は、裏面に施主の住所と包んだ金額を書き込みましょう。

金額を書く際は、中袋に書くときと同じく壱(一)、弐(二)、参(三)、伍(五)、拾(十)、阡(千)、萬(万)を使います。郵便番号や住所は、通常の漢数字で書きます。

お盆の法要でのお布施の包み方

ここからは、お盆のお布施の包み方について解説していきます。お布施の包み方が間違っていると、寺院の方や僧侶に対して失礼にあたります。不安な方は以下を参考に、きちんとお布施の包み方に関するマナーを押さえておきましょう。

向きを揃えて包む

お布施を包む際は、紙幣の向きを揃えましょう。これは、寺院の方がお金を数える際の手間を省くという意味合いがあります。紙幣の肖像画が封筒の表側に来るよう、全てのお札の向きを揃えて包んでください。

新札を包む

お盆のお布施では、基本的に新札を包むのが一般的です。お布施は寺院や僧侶への謝礼であるため、古札はふさわしくありません。感謝の気持ちが伝わるよう、綺麗な状態の新札を使用してください。

中途半端な金額は包まない

お布施を包む際、中途半端な金額にならないよう注意してください。これは、細かい小銭を包むと寺院に迷惑がかかってしまうためです。小銭を包むのは避け、千円単位で包むのが一般的です。

▶お布施のお札に関してのマナーはこちら

お盆の法事法要でのお布施の渡し方

ここからはお布施の渡し方に関するマナーを解説します。不安な方は参考にしてみてください。

袱紗(ふくさ)に包んで持参する

お布施を包んだ奉書紙や封筒は、必ず袱紗に包んだ上で持ち運びましょう。袱紗に包まずにそのまま持ち歩くと、封筒が汚れたり破れたりする恐れがあります。汚れた状態のお布施を渡すのは僧侶に対して失礼にあたるため、注意しましょう。また、お盆の法事法要は弔事であるため、寒色系の袱紗を使うのが一般的です。

▶詳しい袱紗の選び方についてはこちら

お盆に乗せて渡す

僧侶にお布施を渡す際は、袱紗から封筒を取り出してお盆に乗せて渡します。切手盆と呼ばれるお盆を使うのが正しいですが、用意できなかった場合は通常の黒いお盆を使っても問題ありません。

お盆そのものがない場合、袱紗にお布施を乗せて渡してもよいとされています。僧侶に渡す直前に袱紗からお布施を取り出し、僧侶から見て表書きの文字が読めるように向きを変えてから渡しましょう。また、お布施は法要の前後に渡しましょう。

切手盆については「切手盆とは?お布施・ご祝儀を渡す際のお盆のこと」で詳しく紹介しています。

挨拶をしながら渡す

お布施を僧侶に渡す際は、一言挨拶を述べるようにしましょう。挨拶の内容は、お布施を渡すタイミングによって異なります。法要前にお布施を渡す場合は、法事法要をお願いする趣旨や感謝を述べます。

法要後のタイミングで謝礼を渡すのであれば、無事に法要を終えられたことへの感謝を伝えるとよいでしょう。僧侶へ感謝の気持ちが伝わるよう、形式に捉われすぎず自分の言葉で挨拶をしてみてください。

お布施を渡すタイミングについては「お布施を渡すタイミングはいつ?失礼にならない渡し方」で詳しく紹介しています。

お盆の法要に関するよくある質問(FAQ)

お盆の法要を執り行う際、多くの方が疑問に感じる点についてお答えします。

Q.浄土真宗では新盆の法事法要は行う?

A.浄土真宗では、亡くなるとすぐに仏様になるという教えがあるため、霊を慰めるための供養や追善供養という考え方がありません。そのため、他宗派のように故人の魂が帰ってくるとされる新盆の行事は行わないのが一般的です。

しかし、ご先祖を偲び仏法に触れる機会として「初盆会(はつぼんえ)」という浄土真宗の法要を営むことがあります。この場合、お布施の表書きは「御布施」とし、金額相場は他の宗派と大きく変わりません。

Q.お供えには何を用意する?

A.お盆のお供え物には、五供(ごく)と呼ばれる「香・花・灯燭・浄水・飲食」を基本に準備します。特に飲食(おんじき)としては、季節の果物や夏野菜、故人が好んでいた菓子類などが適しています。

また、きゅうりやなすで作る「精霊馬(しょうりょううま)」を飾る慣習もありますが、これらはご先祖の乗り物としての意味を持ちます。宗派や地域によって、お供えしてはいけない食べ物や飾り方に細かな違いがあるため、事前に菩提寺や親族へ確認しておくと安心です。

お盆の法要を執り行う際はお布施を準備し、大切に供養しましょう

この記事のまとめ

  • お布施とは、故人やご先祖を供養する行事のこと
  • お盆の法要でのお布施の相場は状況によって異なり、通常のお盆では5千円〜1万円、新盆の法要は3万円〜5万円が目安
  • お布施以外にも、お車代や御膳料が必要になる場合がある
  • 表書きは「お布施」や「御布施」が使用される
  • 奉書紙もしくは白い封筒に、紙幣の向きを揃えて包むのがマナー
  • お布施は袱紗に包んで持参する
  • お布施は袱紗から出してお盆に乗せ、挨拶をしながら渡す

お盆における法事法要のお布施は、通常のお盆と新盆で相場が異なります。通常のお盆では5千円〜1万円、新盆の場合は3万円〜5万円を用意しておきましょう。また、お布施は僧侶や寺院に対する謝礼であり、きちんとマナーを守って渡すことが大切です。本記事で紹介した相場やマナーをきちんと押さえながら、お布施を用意しましょう。 

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

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