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葬儀を知る

お布施でダメな金額はある?渡し方や金額相場など知っておきたいマナーも一緒に解説

お布施でダメな金額はある?渡し方や金額相場など知っておきたいマナーも一緒に解説

お布施とは、僧侶の読経に対するお礼として渡すものです。お布施を準備する際に、気を付けるべきマナーや渡してはいけない金額はあるのか疑問に思う方も多いでしょう。そこで本記事では、お布施でダメな金額はあるのかや、渡し方などのマナーを解説していきます。

お布施でダメな金額はある?

基本的にダメな金額はない

基本的に、お布施で渡してはいけない金額はないとされています。結婚式のご祝儀や葬儀香典では、割りきれる偶数は使用しないというマナーがありますが、お布施では該当しません。また、4や9などの数字でも問題ないとされています。

端数は切り上げる

ただ、お布施を渡す際には最低でも千円単位で渡すなど中途半端な金額になることを避けましょう。切りのよい数字になるよう、端数は切り上げるようにしてください。

お布施の渡し方のマナー

お布施を渡すタイミングや渡し方などには、それぞれ決まりがあるとされています。渡し方を間違えてしまうと僧侶に対して失礼になってしまうため、きちんとマナーを踏まえて対応しましょう。渡し方やタイミングに不安がある方は、こちらに目を通してみてください。

法要の前後のタイミングで渡す

お布施を渡すタイミングとしておすすめなのは、法要の前後です。基本的に、法要前に僧侶に挨拶をする際にお布施を渡すことが多いです。

ただし、会館や自宅などで法要を行う場合は、法要後にお布施を渡すことをおすすめします。お布施を先に僧侶に渡すと、法要を執り行っている間、お布施を誰もいない部屋に置くことになるためです。トラブルを避けるためにも、お布施を渡すタイミングには注意しましょう。

袱紗に入れて持参する

お布施を入れた封筒や奉書紙は、そのままバッグに入れるのではなく、必ず袱紗(ふくさ)に包んで持参しましょう。お布施を袱紗に入れることには「僧侶への敬意を表す」という意味があるため、封筒や奉書紙を剥き出しのままバッグに入れて持ち運ぶのはマナー違反です。また、お通夜や葬儀、納骨は弔事であるため、寒色系の袱紗を用いましょう。

切手盆か袱紗に乗せて渡す

お布施を僧侶に直接手渡しするのは、マナー違反であるため注意が必要です。お布施は手渡しではなく、切手盆や袱紗に載せて渡す決まりとなっています。僧侶から見て表書きが読めるように封筒の向きを変え、切手盆を差し出しましょう。切手盆が準備できなかった場合は、袱紗で代用しても問題ありません。

お礼を述べながら渡す

無言でお布施を渡すのは失礼になってしまうため、お礼を述べながら渡すようにしましょう。法要前にお布施を渡す場合は、「本日はよろしくお願いいたします」「お越しくださり、誠にありがとうございます」と伝えます。

法要が終わった後に渡す場合は、「本日はありがとうございました」とお礼とともに渡しましょう。長々と挨拶をする必要はないため、短く簡潔にまとめます。

お布施の包み方のマナー

お布施は、奉書紙か封筒に包むのがマナーです。ここからは、お布施を包む際に意識するべき決まりやマナーについて紹介します。

奉書紙に包む

奉書紙とは、最高級の公用紙として使用されている和紙の一種です。スーパーやコンビニなどでは販売されていないため、奉書紙を使用する場合は前もって仏具店などで準備しておきましょう。神道や仏式の法要では奉書紙で包むのが正式なマナーとされていますが、キリスト教では奉書紙は使わないため注意してください。

奉書紙にお布施を包む場合、お札は中袋に入れましょう。お札の肖像画が表を向くように揃え、上向きにお札を入れてください。次に、奉書紙の下側を上側へ被せるようにして中袋を包みます。お布施は僧侶へのお礼という意味があるため、祝儀と同じ方法で奉書紙を折るようにしましょう。

白い封筒に包む

奉書紙ではなく、白い封筒にお布施を包んでも問題ありません。ただし、郵便番号が書かれているものや茶封筒は使用できないため、白無地の封筒を使ってください。また、封筒を使用する際は必ず一重のものを選びましょう。二重になっているものは「もう一度不幸が繰り返される」という意味があるため、お布施としては不適切です。

お布施の書き方のマナー

お布施を入れる封筒や奉書紙には、表書きや金額などを書く必要があります。お布施の書き方を間違えてしまわないよう、前もってマナーを確認しておきましょう。

表書き

封筒や奉書紙の中央上部に、縦書きで「御布施」または「お布施」と記入します。始めから表書きが印刷されているお布施袋を使用しても問題ありません。下の段には、施主または喪主の名前をフルネームで記入します。一家を代表するという意味合いで、「〇〇(名字)家」と書く場合もあります。

香典の表書きは、悲しみの涙で墨が薄くなったことを意味する「薄墨」を使用するのが一般的ですが、お布施は感謝の気持ちを表すものなので、薄墨にする必要はありません。濃墨の筆や筆ペンなどで記入しましょう。

中袋

中袋とは、お布施のお金を入れるための袋です。中袋の表面には、お布施として僧侶にお渡しする金額を縦書きで記入してください。この場合、金額の前に「金」を、末には「也」とつけるのが決まりです。金額を表す数字は「壱、弐」などの旧漢字を使用します。これは、数字の改ざんを防ぐためとされています。また、円は「圓」、万は「萬」と書きましょう。

中袋の裏面には、施主の氏名と住所を記入します。施主の氏名と住所を記載することで、寺院の方がお布施を管理しやすくなります。住所や名前は、封筒裏の左下に書くようにしましょう。封筒に住所や氏名を書く項目が印刷されている場合は、そちらの形式に従って記載します。

表書きと同様、中袋を書く際にも筆を使う方が好ましいと考えられています。しかし、筆を使って文字を書くことに慣れていない場合、字が潰れて読みにくい状態になってしまう恐れがあります。中袋は僧侶に伝わりやすい状態にすることがマナーのため、筆に慣れていない方はボールペンを使っても問題ありません。

裏書き

中袋がある封筒を使用する場合は、裏書きには何も記載しません。中袋がないものを使う際は、裏面の左下に住所と包んだ金額を記入してください。中袋のときと同様、金額を書く際は旧字体を使うのがマナーです。

お布施の相場

お布施の相場は、葬儀やお通夜四十九日など法要の種類によって異なります。ここからは、お布施の金額相場について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

お通夜・葬儀

お通夜や葬儀は僧侶に読経をしてもらう回数が多いため、他の法要よりも相場が高めになります。宗派や地域によって異なり、10〜35万円が目安となっています。どのくらいの金額を準備するべきか分からない場合は、葬儀社のスタッフや地域の方に相談するとよいでしょう。

四十九日法要

四十九日法要とは、故人が亡くなって49日目に行われる法要です。家族や親族、故人の友人などを招いて故人の冥福を祈る儀式であり、遺族にとっても故人にとっても大切な法要です。四十九日法要の相場は3〜5万円が目安となります。

納骨

納骨とは、お墓に故人の遺骨を納める儀式です。四十九日法要と同日に行われることが多いですが、四十九日と納骨のお布施は別々に渡すのがマナーです。納骨のお布施は1〜5万円ほどが相場となっているため、忘れないよう準備しましょう。

初盆法要

初盆法要は「新盆法要」とも呼ばれ、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことです。初盆法要は通常のお盆法要よりも念入りに供養が行われるため、お布施は3〜5万円ほどが相場です。それ以降に行われるお盆法要では、1〜3万円ほどを目安にお布施を準備するとよいでしょう。

一周忌法要

一周忌法要とは、故人が亡くなってから一年経った日に行われる法要です。お布施の金額は四十九日法要や初盆法要と同じく、3〜5万円ほどが相場です。

三回忌以降の法要

三回忌とは、故人が亡くなって2年目の命日に行われる法要のことです。これ以降に行われる法要のお布施相場は、一周忌と同額か少し低めの1〜3万円ほどが目安です。

お布施以外の費用

葬儀や法要では、お布施以外にも準備すべき費用がある場合があります。ここからは、お布施以外に必要な費用を紹介するため、前もって確認しておきましょう。

御膳料

御膳料とは、僧侶が会食を辞退された場合に渡す費用のことです。法要後に会食をする予定の場合は、事前に僧侶が会食に参加するかの確認をしましょう。

お布施とは別の封筒に5千~1万円ほどの金額を包み、表書きには「御膳料」と記入します。もし、僧侶が法要当日に会食を辞退された場合は、出す予定だった食事を弁当として渡しましょう。

お車代

法要を行う会場と寺院が離れている場合、お車代を包む必要があります。移動距離に合わせて相場は変わりますが、5千〜1万円ほどを包むことが多いです。ただし、遺族が僧侶の送迎を行う場合や用意したタクシーを利用してもらう場合は、お車代は必要ありません。

お布施の渡し方や金額などのマナーを押さえましょう

この記事のまとめ

  • お布施にマナー違反となる金額はなく、割り切れる偶数や4・9などの数字でも問題ない
  • お布施は法要の前後どちらかのタイミングで渡す
  • お布施は袱紗に入れて持参し、切手盆や袱紗に載せて渡すのがマナー
  • お布施の表書きや裏書には薄墨ではなく、濃墨を使用する
  • お布施は奉書紙か白い封筒に包む
  • お布施の相場は四十九日や一周忌など、法要の種類によって異なる
  • お布施以外にも御膳料、お車代などの費用が必要になる場合がある

ご祝儀や香典とは違い、お布施にはマナー違反となる金額はなく偶数や4・9などの数字でも問題ありません。金額に決まりはありませんが、渡し方や包み方などには細かいマナーがあるため、注意が必要です。今回紹介したお布施に関係するマナーを参考にして、お布施を準備しましょう。

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