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会社関係者へ送る香典まとめ|適切な金額・相場や書き方、マナーなどを解説

会社関係者へ送る香典まとめ|適切な金額・相場や書き方、マナーなどを解説

会社関係者の葬儀に出席する際、どのくらい香典を包めばよいのか迷うことがあるかと思います。特に初めての参列では香典について分からないことだらけでしょう。そこで本記事では、会社の関係者に送る香典の相場について解説します。香典の書き方や基本的なマナーについても紹介するので、目を通してみてください。

会社の関係者へ送る香典の相場の決め方

職場の方に香典を送るとなった場合、「上司に送る場合は?」「部下の家族に不幸があったら?」など迷うポイントがいくつか存在します。大別すると、以下の三つの要因によって香典の金額が変動するため、まずはこの三つを理解しましょう。

あなたとの関係性

対象者とあなたの関係性によって香典の金額が変わります。相手があなたの同期なのか部下なのか、それとも上司なのかによって香典の金額は変わるということです。一般的に相手よりもあなたの方が立場が上の場合、香典の額は大きくなる傾向にあります。

あなたの年齢

あなたの年齢も、香典の金額を決める要因の一つです。社会に出たばかりの20代は香典の金額が少なめで、30代、40代と年齢が上がるにつれて金額が上がっていきます。

誰が亡くなったのか

香典の金額は、誰が亡くなったのかによって相場が変わります。職場関係者本人が亡くなった場合が金額は高めで、その両親や家族が亡くなった場合は金額が少なめになります。

会社の同期に送る香典の金額・相場

上述した香典の相場が決まるポイントを踏まえて、あなたと職場の方との関係性を軸に香典の相場を解説していきます。まず、会社の同期に送る香典について紹介します。故人が同期の両親、両親以外の家族、本人の場合に分けて説明し、以降もこの三つに分けて解説します。

故人が同期の両親

同期の両親が亡くなった場合の香典相場は、3千円〜1万円ほどだとされています。同期の両親への香典金額はあなたの年齢によって決まり、20代の場合は3千円程度、30代以上だと5千円程度になります。同期との個人的な付き合いや故人との面識がある場合は、1万円ほどと少し多めに香典を包むこともあります。

故人が同期の家族

同期の配偶者や祖父母などの家族が故人である場合、香典相場は3〜5千円になります。あなたの立場や年齢を問わず、この金額内に収めることがほとんどです。亡くなった方との付き合いや面識がない場合は、香典を出さないことも珍しくありません。

また、職場の方とお金を出し合って連名で香典を出すこともあり、ひとり当たり500〜千円程度を負担することになるでしょう。この場合は、香典返しを辞退するのが無難です。

故人が同期本人

故人が同期本人の場合、香典の金額相場は3千円〜1万円になると言われています。20代や30代は3〜5千円ほどを包み、40代以上になると1万円を包むケースが多いです。若い世代が香典を多めに出すと年長者や上司の立場がなくなってしまうため、20代や30代は香典を多く出しすぎないといった配慮も必要です。ただし、亡くなった同期との交流が深く、個人的に親しくしていた場合は、香典を多めに包んでも問題ありません。

会社の上司に送る香典の金額・相場

続いて、会社の上司に送る香典の金額について解説します。会社の上司や上司の家族が亡くなった場合の香典では、他の職場の方々と歩調を合わせることが大切なので、事前に相談して香典の金額を決めるとよいでしょう。

故人が上司の両親

上司の両親が亡くなった場合の香典は、3千円〜1万円ほどが相場です。この場合は、基本的に年齢が上になるほど、包む金額が上がっていく傾向にあります。20代の方は3〜5千円ほど、30代は3千円〜1万円ほど、40代以上は5千円〜1万円程度を目安に包みましょう。

上司の両親の葬儀では、連名で香典を出すことも多いです。職場の方と連名にする際は、なるべく同じ金額を出すようにし、端数が出ないようにするのがマナーです。職場で香典のルールが決められているケースも多いので、決まりがある場合はそちらに従うことをおすすめします。

故人が上司の家族

上司の家族への香典を出す場合は、3千円〜1万円ほどが相場になると言われています。上司の両親に香典を出すときと同じく、20代は3〜5千円程度、30代は3千円〜1万円程度、40代から上の世代は5千円〜1万円程度を包むことが多いです。

上司の家族と直接会ったことがない場合は、個人ではなく職場から連名で香典を出すことになるでしょう。誰かが目立ってしまわないよう、出し合う金額が同じになるように周りの人と調節してください。

故人が上司本人

上司本人が亡くなった場合は、職場の方々と連名で香典を出すこともあるでしょう。周りの社員が連名で出しているにも関わらず、あなたひとりが個人で香典を出すと、軋轢が生まれてしまうことがあるので注意しましょう。連名で香典を出す場合は人数によって金額が変わるので、周りと相談しながらどの程度包むか決めてください。

ただし、直属の上司や特別にお世話になった上司が亡くなった場合は、個人で香典を包むこともあります。この場合、あなたの年齢や立場に関係なく5千円〜1万円程度が相場です。

会社の部下に送る香典の金額・相場

次に、職場の部下に送る場合の香典の金額相場を紹介します。他の人と差が出ないよう、相場を守って香典を用意しましょう。

故人が部下の両親

部下の両親に香典を包む際は、3〜5千円ほどが相場と言われています。部下との関係が深い場合や、故人と直接面識があった場合などは、5千円以上を包んでも問題ありません。ただし、1万円以上の香典はマナー違反とされてしまうので注意しましょう。

故人が部下の家族

部下の家族亡くなった場合も、3〜5千円が相場になるとされています。部下の家族の葬儀に参列する場合、会社の代表者として弔問することもあるでしょう。その際は、弔電や供花などの用意も忘れずにしておく必要があります。

故人が部下本人

故人が部下本人である場合の相場は、3千円〜1万円ほどとなっています。20代は3〜5千円程度、30代なら3千円〜1万円程度、40代は5千円〜1万円程度が相場となるでしょう。部下が亡くなった場合、職場の方と連名ではなく、あなた個人が香典を出す機会が多く、その際は自分の年齢を考慮しながら、相場を守って香典を出しましょう。

ただし、上司のあなただけではなく社長も葬儀に参列する場合は、注意が必要です。社員が社長よりも高額の香典を包むのは好ましくないので、事前に金額を示し合わせておくか、高すぎない金額を包むのがおすすめです。

会社の社長に送る香典の金額・相場

最後に、あなたが所属している会社の社長に香典を送る場合のマナーについて解説していきます。

故人が社長の親

社長の両親が亡くなった場合は、基本的に会社から出すことになります。上司や社長から金額について伝えられるので、それに従って香典を出しましょう。社内での立場が高くないのなら、葬儀に参列しないことも多いです。参列を迷っているのなら、上司や同僚など周りの方に相談してから参列する意向を決めるとよいでしょう。また、もし個人で香典を出す場合は、年齢や立場を問わず5千円〜1万円程度が相場とされています。

故人が社長の家族

社長の親族や家族が亡くなった場合は、個人ではなく会社として香典を出すことがほとんどです。基本的には5千円〜1万円ほどが相場とされていますが、香典を出し合う人数によって金額は変わります。会社の方針に従って、金額を決めるようにしましょう。

故人が社長本人

社長本人が亡くなった場合の香典の相場は、5千円〜1万円ほどとなります。20代であれば5千円程度、30代は5千円〜1万円程度、40代より上の世代は1万円ほどを目安に包むとよいでしょう。社員が多い会社の場合は部署や支社ごとに香典を包むこともあるので、必ず周りの社員と相談しましょう。会社から香典の額を伝えられた場合は、上記の相場よりも指定の金額を守ってください。

会社の関係者へ送る香典の書き方

金額の目安がついたところで、続いては香典の書き方を押さえておきましょう。会社の関係者に香典を出す際は、書き方のマナーもしっかり守って、失礼のないように香典をお渡しすることが大切です。

薄墨で書く

香典袋は、必ず薄墨で書くのがマナーです。薄墨には「涙がこぼれ落ちたため、黒い墨が薄くなった」という意味があり、お悔やみや悲しみの気持ちを表しています。毛筆ではなく、弔事用の薄墨の筆ペンを使って書いてもよいですが、鉛筆やボールペンは失礼にあたるので使用しないようにしましょう。

表書きの書き方

外袋の表書きの書き方にも、さまざまなマナーがあります。表書きとは、贈り物の内容を示すための名目のことです。表書きの書き方は故人の宗教や宗派によって異なるので、事前にどの宗教・宗派か確認しておきましょう。

仏教(仏式)

仏式のお通夜や葬儀では、「御霊前」「御香典」「御香料」という表書きを使用するのが一般的です。四十九日以降の法要での香典には、「御沸前」「御仏前」といった表書きを使いましょう。

浄土真宗・真宗大谷派

基本的に仏教では「御霊前」といった表書きが使われますが、浄土真宗や真宗大谷派では異なります。浄土真宗や真宗大谷派では「人は亡くなった後すぐに浄土へ行き、仏になる」と考えられているため、霊の概念がありません。ゆえに、浄土真宗や真宗大谷派のお通夜や葬儀の香典に「御霊前」と書くとマナー違反になるため、「御仏前」という表書きを使いましょう。

神道(神式)

神道の葬儀での表書きには、「御榊料」「御神饌料」「御神前」「御玉串料」などのいずれかを書きます。五十日祭が終わった後の香典も、書き方は変わりません。神道の香典は神様に捧げられるものだと考えられているため、仏教の「御仏前」という表書きは使えないので注意しましょう。

キリスト教

キリスト教の表書きは、プロテスタントかカトリックかによって書き方が異なります。プロテスタントの場合、「御花料」「忌慰料」「献花料」といった書き方が一般的です。カトリックの場合は「御ミサ料」「御花料」、「御霊前」などが使われます。プロテスタントでは「御霊前」という表書きは使えないので、注意しましょう。

名前の書き方

香典袋の外袋には、表書きの下に名前を書きます。香典を誰と出すのか、何人で出すのかによって書き方が異なるので、間違えないように注意しましょう。

個人で香典を出す場合

個人で香典を出す場合は、表書きの下に自分の氏名を書きます。名字だけでは、香典を誰が出したのかご遺族の方に伝わらない恐れがあるので、必ずフルネームで記載しましょう。

夫婦で香典を出す場合

夫婦連名で香典を出す場合は、まず表書きを書いた下の中央部分に、夫のフルネームを記入します。その左隣に、名字を除いた妻の名前を書いてください。

複数人で香典を出す場合

複数人で一緒に香典を出す場合、人数によって名前の書き方のマナーが異なります。3名までの連名で香典を出す場合は、外袋に全員の名前を書いてください。一番立場が上の人の名前が中央になるように、右から左に名前を記載します。立場の上下がないのなら、五十音順に名前を書いていくとよいでしょう。

4名以上の連名で香典を出す場合は、代表者の名前のみを外袋に記載します。中央に代表者の名前を書いたら、その左下に「外一同」「外◯名」と書きましょう。この場合、別紙に香典を出した人の名前を全員分書き、香典袋の中に入れておくのがマナーです。

会社として香典を出す場合

会社として香典を出す場合、まず中央に代表者の名前を書き、右側に会社名を書きます。部署や支社などで連名で香典を出す場合は、右側に会社名、左側に「〇〇部一同」と記入しましょう。

中袋の書き方

香典の中袋には、表面に包んだ金額、裏面に氏名と住所を書くのがマナーです。一般的に中袋に金額を記入する際は、算用数字ではなく旧漢字を使用します。また、数字の前には「金」、数字の後には「圓」と書いてください。例えば、1万円を包んだ場合は「金壱萬圓」、3千円の場合は「金参阡圓」と書きます。

会社の関係者へ送る香典を包むときのマナー

これまでの香典の金額や書き方とは別に、香典を包むとき、香典を渡すときにも意識したいマナーがあるので、こちらも押さえておきましょう。

割り切れる数や縁起の悪い数字は避ける

香典には、割り切れる数字や縁起の悪い数字は包まないように気をつけてください。2や4といった割り切れる偶数を包むと、「故人との縁が切れてしまう」とされており、香典には不適切だと言われています。ご遺族の方にマナー違反だと思われないためにも、香典を包む際は千円札3枚や1万円札1枚などの奇数で出すようにしましょう。

また、縁起が悪いとされる数字も香典に包むのに不適切です。具体的には「死」を連想させる「4」、「苦しみ」をイメージさせる「9」が当てはまります。香典を出す時は4や9などの数を避け、ご遺族に失礼のないようにしてください。

お札の枚数は最小限にする

包むお札の枚数は最小限にしましょう。例えば、5千円を香典として包む場合は、5千円札を1枚入れましょう。千円札を5枚包んで5千円とするのは、なるべく避けた方が無難です。最小限の枚数にすることで、遺族が香典を数えるときに金額が分かりやすくなるためです。ただし、二千円札1枚といった割り切れる偶数や縁起の悪い数字は避けましょう。

お札は新札にしない

香典には新札(ピン札)を包まないようにしましょう。新札を香典として包むと、「あらかじめ亡くなることを予想してお札を用意していた」と思われてしまうため、避けるべきとされています。お通夜や葬儀は「突然の不幸」なので、手元にあったお札を持ってきたことが伝わるよう、折り目のついたお札を包むのがマナーです。もし新札しか持っていない場合は、縦か横に軽く折り曲げて折り目をつけましょう。

お札の向きは揃えて入れる

複数枚のお札を香典袋に入れる際は、遺族が集計しやすいようにお札の向きを揃えるのがマナーです。お札の肖像画が書かれている面を香典袋の裏側にくるように揃えて包みましょう。

マナーを踏まえて、会社の関係者に香典を送りましょう

この記事のまとめ

  • 会社の関係者への香典は、相手との関係性・あなたの年齢・誰が亡くなったかによって相場が変わる
  • 香典は薄墨で書くのがマナー
  • 表書きの書き方は宗教・宗派によって異なる
  • 個人で香典を出すか、連名で出すかによって名前の書き方が違う
  • 中袋には包んだ金額と住所、氏名を記載する
  • お札の枚数は最小限にし、割り切れる数字や縁起の悪い数は包まない
  • 新札を包むのは避ける

会社の関係者への香典の金額は、相手との関係性やあなたの年齢などによって相場が決まります。職場の人と連名で香典を出すケースも多いので、ひとりで決めずに周りの方と相談することをおすすめします。今回紹介した香典の相場や書き方、マナーなどを守って、香典を送りましょう。

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