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葬儀のあと

寒中見舞いを喪中はがきの代わりに出せる?出す時期や使える例文を紹介

寒中見舞いを喪中はがきの代わりに出せる?出す時期や使える例文を紹介

「寒中見舞い」は年賀状を出し忘れた際の挨拶状として出すことが多いですが、喪中はがきの代わりにもなることをご存知ですか?今回は、寒中見舞いは喪中はがきの代わりとして出せるのかについて、時期や書き方と一緒に紹介していきます。例文や出すときのポイントも解説しているため、参考にしてみてください。

この記事で分かること

  • 喪中はがきの代わりとして寒中見舞いを出すべき期間
  • そのまま使える書き方の基本構成と相手別の文例
  • はがきのデザインや言葉遣いなど、送る際に守るべきこと

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寒中見舞いとは

喪中はがきや年賀状と同じく挨拶状の一つとして用いられる寒中見舞いですが、そもそも寒中見舞いとはどのような挨拶状なのでしょうか。まずは、寒中見舞いとは何かについて解説します。

寒い時期に出すお見舞い状のこと

寒中見舞いとは、寒い時期に出すお見舞い状のことを指します。夏に出す暑中見舞いと同じく、冬の最も寒い時期に相手の健康を気遣って送ります。寒中見舞いは明治末期頃から盛んに行われてきた慣習の一つで、特に寒さが厳しい雪深い地域で活発に行われていたとされています。

年賀欠礼状として喪中はがきの代わりに出せる

寒中見舞いは寒い時期のお見舞い状としてだけでなく、年賀状を出せないときに喪中はがきの代わりとして出すことも可能です。

喪中を知らない相手へ喪中はがきを出すことに抵抗があるときや、故人に届いた年賀状へ返事を書くときなどにも、寒中見舞いを使えば、相手に気を遣わせることなく喪中であることの連絡と挨拶を伝えられます。

また、喪中はがきの代わりとしてだけでなく、相手が喪中であるときや期限までに年賀状が準備できなかったときに年賀状の代わりとして出すことも可能です。

喪中のときに届いた年賀状への返信として出す

喪中であることを知らずに年賀状をくれた方へ、お礼とお詫びを兼ねて返信を出します。相手は善意で送ってくれているため、まずは感謝を伝えることが大切です。

返信を出す際のポイントは以下の通りです。

返信を出す際のポイント

  • 松の内が明けてから立春までに届くように送る
  • 年賀状をいただいたことへの感謝を述べる
  • 喪中により新年の挨拶を控えたことを伝える
  • 事後の報告となったことへのお詫びを添える

松の内の期間は慶事の時期にあたるため、喪中の知らせを届けるのは控えるのが一般的です。相手に余計な気をつかわせないよう、近況報告などは控えめにして簡潔にまとめましょう。

相手が喪中であるときに出す

相手が喪中であることを知り、年賀状を出すのを控える場合や、相手のご家族が亡くなった際にお見舞いの気持ちを伝えたいときにも寒中見舞いは活用できます。相手の悲しみに寄り添い、失礼のないように送る際のポイントは以下の通りです。

喪中の相手に寒中見舞いを送る際のポイント

  • 松の内が明けてから立春までに届くように手配する
  • 相手の体調や近況を気遣う言葉を添える
  • お祝いの言葉(おめでとう等)や派手なはがきは避ける
  • 故人を偲び、ご遺族を励ます温かな文面を心がける

相手が喪中の場合は、近況報告などは最小限にとどめ、相手を静かに思いやる姿勢が大切です。もし香典などを送りたいものの、お通夜や葬儀に間に合わなかったときなどは、寒中見舞いに一言添えて送ることも一つの方法です。

期限までに喪中はがきを用意できなかったとき

身内の不幸が年末に重なるなど、不測の事態で年内に喪中はがきを送れなかった場合でも、寒中見舞いを活用することで失礼なく状況を伝えられます。喪中はがきは一般的に12月上旬までに届くよう手配するものですが、間に合わなかったからといって無理に年末に送る必要はありません。

寒中見舞いとして送る際のポイントは以下の通りです。

喪中の報告が遅れた際の寒中見舞いの書き方

  • 松の内が明けてから立春までに届くよう発送する
  • 年始の挨拶を控えたことへの承知と、報告が遅れたことへのお詫びを述べる
  • 故人が亡くなった時期や続柄を簡潔に記載する
  • 近況報告やお祝い事に関する記述は避け、控えめな表現に留める

事後の報告であっても、寒中見舞いという形で丁寧に伝えることで、相手への誠意は十分に伝わります。

喪中はがきの代わりに寒中見舞いを出せるのはいつまで?

ここからは、寒中見舞いを喪中はがきの代わりに出す際に、いつまでなら出せるのかについて解説します。

松の内の翌日から立春までの時期

喪中はがきの代わりとして寒中見舞いを作成する場合、投函する時期には注意が必要です。

寒中見舞いを出す期間と注意点

  • 松の内が明けてから立春までに届くように送る
  • 松の内の最終日は地域ごとに異なるため事前に確認する
  • 立春の日は年によって変動するため、カレンダーなどで正確な日付を把握する

寒中見舞いを出す期間は、一般的に松の内が明けた翌日から立春までとされています。松の内の期間は、関東では1月7日まで、関西では1月15日までとする慣習が多いため、送り先の地域に合わせて調整しましょう。

立春の日は地球と太陽の位置関係で決まるため、毎年同じではありません。例えば2027年の立春は2月4日です。この日を過ぎると「余寒見舞い」となるため、早めに準備を進めるのが一般的です。

寒中見舞いはがき|Yahoo!ショッピング

立春を過ぎると「余寒見舞い」を出すことが一般的

喪中はがきの代わりに寒中見舞いを出し忘れ、立春を過ぎてしまった場合には一般的に「余寒見舞い」を出します。余寒見舞いは寒中見舞いと同様に、喪中はがきの代わりとして出すこともできますが、いつまでに出すという決まりはありません。

しかし、気温が高くなって暖かくなってくると主旨に合わなくなってしまいます。厳しい寒さが感じられるうちに出しましょう。

喪中はがきの代わりに出す寒中見舞いの内容と例文

喪中はがきの代わりとして出せる寒中見舞いですが、実際に出す場合にはどのような内容を書けばよいか分からないという人も多いでしょう。ここからは、喪中はがきの代わりとして寒中見舞いを出す場合に適した内容を、例文とともに解説します。

喪中はがきの代わりに出す寒中見舞いの内容

寒中見舞いを喪中はがきの代わりとして送る場合、相手から年賀状がすでに送られているか否かによって書く内容が異なります。主に以下の項目が必要となるため、寒中見舞いの書き方に困った際には参考にしてみてください。

年賀状をいただいたことへの感謝

寒中見舞いを送る前に年賀状をもらっている場合には、年賀状をいただいたことへの感謝の一言を書きましょう。寒中見舞いの最初に「寒中お見舞い申し上げます」や「寒中お伺い申し上げます」などのお見舞いの挨拶を書いたら、行を変えてお礼の文章を書きます。

寒中見舞いは本文を書けるスペースが少ないため、年賀状のお礼は一行程度にまとめることが一般的です。喪中はがきの代わりとなる寒中見舞いを出す前に年賀状をもらっていない場合には、前述したお見舞いの挨拶だけで問題ありません。

故人についての情報

喪中はがきの代わりに出す寒中見舞いであるため、送った相手に喪中であることが分かるように「故人についての情報」も記載します。いつ誰が他界したかを簡潔に書きましょう。故人の死因等の詳しい情報は書く必要はありません。

また、亡くなっていることを知らない相手が故人に対して年賀状を送ってきている場合の返事には、故人が生前にお世話になっていたことへの感謝の一言も一緒に記載すると、より丁寧な挨拶文にまとめられます。

喪中のお知らせ・お詫びの一言

挨拶状を出す前に年賀状をもらっているか否かを問わず、喪中のお知らせとお詫びの一言は記載してください。特に年末に亡くなった場合、葬儀や埋葬などで忙しく、すぐに報告ができないことも多いでしょう。

そのため、喪中はがきの代わりとして寒中見舞いを出す際には、喪中の報告が遅れてしまったこと・年始の挨拶ができなかったことについてお詫びする一言を添えると、より相手に失礼のない挨拶文になります。

締めの挨拶

喪中はがきの代わりに寒中見舞いを出す際には「締めの挨拶」も重要です。一般的には年賀状と同様に「今後ともよろしくお願いいたします」という旨の一言で問題ありませんが、送る相手によって文面や内容を変えるとよいでしょう。

例えば相手が親しい人であれば「お互い体に気を付けましょうね」といった、柔らかな言葉遣いをしても問題ありません。相手が取引先の人や目上の人であれば「○○様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます」といったように丁寧な言葉遣いが好ましいです。

喪中はがきの代わりに出す寒中見舞いの例文

喪中はがきの代わりとして、寒中見舞いを出す際に必要な内容を解説してきましたが「なかなか文章が思い浮かばない」という人もいるでしょう。以下は、喪中はがきの代わりに出す寒中見舞いの例文です。寒中見舞いを出す相手との関係を考えながら文章を書いてみましょう。

年賀状をいただいた相手への返信例文

喪中であることを知らずに年賀状を送っていただいた方へは、新年の挨拶に対するお礼とともに喪中である旨を伝えます。
相手に気を遣わせないよう、簡潔な文面でまとめることが一般的です。

例文

寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧なお年始状をいただきありがとうございました。
新春のご祝詞をいただきながらご挨拶が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。
実は昨年〇月に(続柄)(故人の名前)が他界いたしましたため、年末年始の挨拶を控えさせていただきました。
本来であれば事前にお知らせすべきところ、事後のお知らせとなりましたことをお許しください。
寒さ厳しき折、皆様におかれましてはご自愛ください。

喪中の方に送る寒中見舞いについては「喪中の方に送る寒中見舞いの文例まとめ」で詳しく紹介しています。

相手が喪中の場合に送る寒中見舞いの例文

相手が喪中である場合に送る寒中見舞いの例文を紹介します。ご遺族の悲しみに寄り添い、相手を励ますような温かい言葉を選びます。直接的な死の表現や、お祝いの言葉は避けることが一般的です。

例文

寒中お見舞い申し上げます。
ご服喪中と伺い、新年のご挨拶を控えさせていただきました。
ご家族の皆様におかれましては、お寂しい毎日をお過ごしのこととお察しいたします。
(故人の名前)様がご逝去されてから、早いもので数ヵ月が過ぎました。
その後、皆様いかがお過ごしでしょうか。
心ばかりの品を同封いたしましたので、御仏前にお供えください。
厳寒の折、どうかお体を大切になさってください。

喪中に年賀状が届いた場合の対処法については「喪中に年賀状が届いたら?具体的な対処法」で詳しく紹介しています。

喪中はがきの代わりに出す寒中見舞いの例文

喪中はがきを出しそびれた際や、喪中を知らずに届いた年賀状への返信として使える寒中見舞いの例文を紹介します。相手との関係や状況に合わせて、以下の文面を調整して活用してください。

一般的な喪中の報告と返礼

「寒中お見舞い申し上げます。ご丁寧な年始状をいただき、誠にありがとうございました。実は昨年〇月に(続柄)(故人の名前)が他界いたしましたため、新年のご挨拶を控えさせていただきました。欠礼の折、通知が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。寒さ厳しき折、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます」

句読点を使わない慣習を重んじる場合は、適宜スペースを空けて調整するとより丁寧な印象になります。

喪中はがきの代わりに寒中見舞いを書くときの気を付けたいポイント

喪中はがきの代わりに寒中見舞いを出す際は、通常の季節の挨拶とは異なる配慮が必要です。相手に失礼のないよう、送る時期や文章の書き方などを確認しておくと安心です。ここからは、喪中はがきの代わりに寒中見舞いを出す際に気を付けたいポイントを解説します。

落ち着いたデザインのはがきを使用する

喪中はがきの代わりとして出す寒中見舞いは、喪中の報告も兼ねた挨拶状であるため、使うはがきも落ち着いたデザインのものを選んでください。絵柄の例としては寒椿や雪景色などが挙げられます。

年賀状の代わりとしての役割もあるとはいえ、あくまで喪中の報告であるため、松竹梅などのお祝いを連想させる華やかなデザインのはがきは避けましょう。

寒中見舞いに適したイラストや印刷サービス

寒中見舞いに適したイラストや印刷サービスについて解説します。はがきを作成する際は、以下の要点を参考にデザインや作成方法を選びます。

寒中見舞いのデザインと作成方法

  • 落ち着いた色合いの冬を連想させる絵柄(水仙や椿など)を選ぶ
  • 写真入りのデザインは避けることが一般的
  • 郵便局やネットの印刷サービスを活用する
  • 例文が印刷されている無料テンプレートを利用して負担を減らす

お祝いの言葉や直接的に死を表現する言葉は避ける

喪中はがきの代わりとして出す寒中見舞いの文章には、お祝いの言葉や直接的に死を表現する言葉は避けてください。あくまで喪に服す期間であるため「賀正」や「あけましておめでとう」などのめでたい意味の言葉は避けるべきとされています。

すでに年賀状を通して新年の挨拶をもらっていた場合などでは、「賀正」の代わりに「年始」や「年頭」などの言葉を使うことが一般的です。

また、喪中はがきの代わりとして出すものとはいえ、直接的に死を表現する言葉は不適切とされています。故人が亡くなったことを知らせる場合には、代わりの表現として「他界」や「永眠」などを使いましょう。

重ね言葉・忌み言葉にも注意する

喪中はがきの代わりとして出す寒中見舞いの表現には、重ね言葉・忌み言葉にも気を付けなくてはいけません。重ね言葉は同じ言葉を重ねることから不幸の重なりを、忌み言葉は別れや不吉を連想させるため、一般的に弔事では不適切とされています。

一例として、「くれぐれも」や「ますます」といった重ね言葉、忌み言葉では「病気」や「最後」などが挙げられます。通常の手紙の挨拶ではうっかり使ってしまいそうな表現もあるため、喪中はがきの代わりに寒中見舞いを出す際には気を付けましょう。

喪中はがき・寒中見舞いに関してよくある質問(FAQ)

喪中はがきや、代わりとなる寒中見舞いを書く際には「何親等までが対象になるのか」や「どう送ればよいか」などの疑問が浮かぶ人もいるでしょう。ここから、喪中はがきや寒中見舞いを書く際によくある質問に回答していきます。

Q.喪中の対象はどこまで?

喪中は一般的に「2親等以内の親族」が対象です。しかし、喪中はがきやその代わりとなる寒中見舞いを出す際には、故人と深く親交があった場合などでは何親等であっても喪中として問題ありません。

喪中とは何かについては「喪中とは?忌中・喪中にやってはいけないこと」で詳しく紹介しています。

Q.切手の選び方に注意点はありますか?

寒中見舞いに使用する切手は、はがきの種類や送る目的に合わせて適切に選択することが一般的です。喪中の報告を兼ねている場合でも、必ずしも弔事用の切手を使う必要はありません。

切手を選ぶ際の注意点は以下の通りです。

寒中見舞いに使う切手の選び方

  • 郵便はがき(官製はがき)を使用する場合は、ヤマユリやソメイヨシノなどの通常切手が印刷されたものを選ぶ
  • 私製はがきを使用する場合は、落ち着いたデザインの通常切手や、淡い色合いの季節の切手を貼る
  • 喪中の雰囲気を重視したい場合は、弔事用の花(胡蝶蘭)がデザインされた切手を使用しても差し支えない
  • お祝い事を連想させる派手な記念切手や、干支が描かれた年賀切手は避ける

相手に与える印象を考慮し、華美になりすぎない控えめなものを選びましょう。

Q.はがき以外で寒中見舞いを出してもよい?

寒中見舞いであれば、はがきで出さなければいけないといったルールはありません。はがきやメール、電報などといったさまざまな送り方があるため、送る相手との関係や状況を踏まえ適切な手段で伝えましょう。

喪中期間のお年賀については「喪中期間のお年賀はどうする?」で詳しく紹介しています。

Q.喪中を知らずに年賀状をくれた方への返信はいつ出す?

喪中を知らずに年賀状を送ってくれた方への返信は、松の内が明けてから出します。投函時期に関する要点は以下の通りです。

喪中に年賀状を受け取った場合の返信時期

  • 関東は1月7日、関西は1月15日以降(松の内明け)に出す
  • お正月を祝う期間中の投函は控える
  • 立春(2月3日頃)までに相手に届くようにする
  • 立春を過ぎてしまった場合は余寒見舞いとして出す

松の内の期間は相手もお正月を祝っているため、喪中の知らせを届けるのは控えることが適切です。

余寒見舞いとして出す場合にも厳密な期限はありませんが、寒さが残る2月中に届くように手配することが一般的です。

喪中はがきを出し忘れた場合は代わりに寒中見舞いを出しても問題ない

この記事のまとめ

  • 寒中見舞いを喪中はがきの代わりに出すことは可能
  • 寒中見舞いを出せる期間は、松の内の翌日から立春まで
  • 寒中見舞いは落ち着いたデザインのはがきを使用する
  • 一般的に喪中は2親等以内だが、親しい人であれば何親等でも可能
  • 喪中はがきの代わりに出す寒中見舞いは、メール・電報などでもよい

喪中であることを報告する喪中はがきを、時間がないなどの理由で出しそびれてしまうこともあるでしょう。そのような場合は、寒中見舞いを代わりに送ることが可能です。

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

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