火葬とは?流れや手続き・手順・費用・火葬場でのマナー、注意点を解説
火葬は葬儀と比べて立ち会う機会が少ないため、どのような流れで行われるのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、火葬の流れや火葬場で気を付けたい点を解説します。事前に確認し、故人との最後のお別れを落ち着いて迎えられるようにしましょう。
火葬(かそう)とは?
火葬とは、故人のご遺体を焼却し、残った遺骨や遺灰を弔う葬法のことをいいます。現代の日本においては9割以上のご遺体が火葬されますが、火葬が一般的に普及したのは1979年以降です。
明治時代に「伝染病予防法」が発令され、火葬が推奨されるきっかけの一つとなりましたが、土葬が完全に禁止されたわけではありませんでした。他の国では現在も土葬が主流であったり、水葬などの葬法が行われる場合もあります。
火葬の定義や理由、メリット
火葬は、ご遺体を衛生的に処理し、ご遺骨として供養するために行われます。公衆衛生の観点から、伝染病の拡散防止や限られた土地の有効活用という現実的な側面がありますが、それだけではありません。仏教的な観点では、火葬によって肉体を離れ、魂が浄土へ向かうという宗教的な意味も込められています。
また、火葬の大きなメリットは、ご遺骨を骨壷に収めることで、お墓や納骨堂への埋蔵、散骨といった多様な供養の形を選択できる点にあります。
ご遺族にとっては、火葬の時間を経て骨上げを行う一連の儀式が、大切な方の死を受け入れ、心の整理をつけるための重要なプロセスとなっている側面もあります。
火葬方法の違いとは
火葬の方法には、大きく分けて「個別の火葬」と「合同の火葬」の二つの形式があります。
一般的な葬儀において行われるのは個別の火葬です。これは故人のご遺体を一体ずつ専用の火葬炉で焼却する方法で、火葬後にはご遺族が一つひとつのお骨を丁寧に拾い上げる骨上げの儀式が行われます。
一方で、自治体や施設によっては複数のご遺体を同時に火葬する合同火葬が行われることもありますが、これは身寄りのない方や特定の状況下での対応となるのが一般的です。また、火葬炉の設備によっても細かな違いがあります。最新の設備を備えた火葬場では、燃焼効率が高く短時間で終了する場合や、煙や臭いが出ないよう環境に配慮された構造になっていることが特徴です。
火葬に必要な手続きの手順
火葬を行うためには、事前にいくつかの手続きをすませておく必要があります。ご逝去後の慌ただしい中での手続きとなるため、どのような準備が必要かあらかじめ把握しておくと安心です。
ここでは、火葬を行うために必要な主な手続きについて解説します。
必要書類(死亡届と死亡診断書)の提出
火葬を執り行うには、まず役所へ「死亡届」と「死亡診断書」を提出しなければなりません。死亡診断書は、故人の最期に立ち会った医師から発行されます。
死亡届と死亡診断書は1枚の用紙になっており、ご遺族が必要事項を記入して、死亡の事実を知った日から7日以内に市区町村の役所へ提出します。
これらの書類を提出する際に、「火葬許可申請書」もあわせて提出するのが一般的です。書類が受理されると、火葬を行うために必要な「火葬許可証」が発行されます。
火葬場を予約する
死亡届の準備ができた段階で、火葬場の予約を進めます。火葬場の空き状況によっては希望する日時に火葬を行えない場合もあるため、早めに確認をしておくと安心です。
火葬場の予約は個人で行うことも可能ですが、葬儀社に依頼するのが一般的です。
葬儀社は専用の予約システムを利用できることが多く、火葬場の空き状況を確認しながら、お通夜や葬儀の日程をスムーズに調整してくれます。慣れない手続きによるトラブルを防ぐためにも、葬儀社に相談しながら進めることをおすすめします。
火葬が行われる流れ
火葬には故人の近親者が参列することが多いですが、故人と特に親しかった友人や知人が同行する場合もあります。そのため、火葬の流れを知らない方もいるでしょう。
そこでここからは、火葬がどのような流れで行われるのか解説していきます。しっかりと流れを把握しておき、故人との最後の時間を落ち着いて過ごしましょう。
火葬の流れ①出棺
葬儀が終わると、故人のご遺体を斎場から火葬場まで搬送します。まず、家族や友人、葬儀社のスタッフなど6〜8人ほどが故人の棺を担いで運び、寝台車や霊柩車に乗せます。
基本的に棺は頭側から入れますが、「故人が家に帰ってこないように」と、足の方から霊柩車に入れる地域もあります。出棺する際は喪主が故人の位牌を、喪主の次に故人と関係が深い家族が遺影を持ちます。
火葬の流れ②火葬場へ向かう
故人の棺を乗せた車が出棺した後、火葬に参加する人も火葬場へ移動します。このとき、喪主や故人と関係が深い家族は霊柩車に乗って移動するのが一般的です。その他の親族や故人と親しかった友人、僧侶などは、ハイヤーやマイクロバスなどの車両で火葬場へ向かいます。
火葬場までの車両の手配は基本的に葬儀社のスタッフに依頼しますが、家族葬など小規模の葬儀の場合は自家用車で移動することもあります。また、葬儀場と火葬場が併設されている斎場であれば、移動する手間がかからず便利です。
火葬の流れ③申請書類と火葬許可証を提出する
火葬場に到着した後は、火葬許可証を火葬場のスタッフに提出します。火葬許可証の取得や提出は葬儀社に依頼できるため、葬儀社のスタッフに頼んでおくと安心でしょう。
この火葬許可証は死亡届を提出した際に発行されるもので、火葬を執り行うのに欠かせない重要な書類です。火葬当日に火葬許可証を忘れてしまうと、火葬ができない恐れがあるため忘れずに持参しましょう。
忘れるのが心配な方は、葬儀前日までに火葬許可証を葬儀社のスタッフに預けておくことをおすすめします。
火葬の流れ④納めの式
続いての流れは、納めの式です。納めの式とは、火葬場の炉前で行われる法要のことです。納めの式は最後のお別れの機会であるため、悔いのないよう故人とお別れをしましょう。
納めの式では僧侶の読経や参列者による焼香が行われることが一般的です。棺の小窓を開けて故人と対面する機会が設けられることもありますが、地域や火葬場によってはできない場合もあります。以下で納めの式の一般的な流れを確認しましょう。
一般的な納めの式の流れ・手順
棺が炉の前に安置され、焼香台が準備されます。僧侶による読経が行われます。読経の後、喪主、遺族、親族、故人の友人の順番に焼香を行います。棺の小窓を開けて、故人と最後のお別れをします。参列者全員で、火葬炉に棺を納めるところを見届けます。仏式の火葬では上記で説明した通り焼香が行われますが、神道やキリスト教では手順が少し異なります。
例えば神道の場合は、玉串案という台の上に玉串を置き、音を立てないよう偲び手で二礼二拍一礼をします。そして、キリスト教の場合は、讃美歌を歌ったり、献花台の上にお花を置いて故人を送り出すのが一般的です。
火葬の流れ⑤火葬を行う
納めの式が終わるとご遺体の火葬が行われます。火葬にかかる時間は故人の体型や年齢、火葬炉の性能などによって異なりますが、短くて40分、長い場合は1時間半ほどかかります。一般的に火葬場が利用できるのは10時から16時の間であるため、この時間内に火葬を終えられるようにタイムスケジュールが組まれることが多いです。
火葬の待ち時間中は、休憩室などで待機します。待機中に参列者で食事を行ったり、喪主が参列者や僧侶にお茶やお菓子などを振る舞うこともあります。
火葬の流れ⑥骨上げ(お骨上げ・収骨)
火葬場のスタッフより収骨の準備が整ったという案内があったら、休憩室を後にして収骨室へ向かいましょう。
収骨室に遺族や親族、故人の友人など参列者が揃ったら、スタッフよりお骨の説明があります。説明後はお骨上げとなり、故人のご遺骨を骨壷へ収める作業になります。骨上げは2人1組でそれぞれが竹製の箸を持ち、一緒に一つのお骨を箸で挟んで骨壷に納めていきます。
骨上げは喪主から始まり、遺族、親族、故人の友人の順番で箸を渡しながら行います。箸を渡すという行為には「故人が三途の川の向こうに渡れますように」という意味があるため、願いを込めて次の人へ箸を渡すようにしましょう。
また、お骨を骨壷に納める際は足から上半身にかけて拾っていきます。最後に故人と最も縁が深い喪主が喉仏を収骨したら、骨上げは終了です。
火葬の流れ⑦埋葬許可証を受け取る
骨上げが終了すると、骨壷と一緒に火葬執行済の印が押された「火葬許可証」がスタッフより渡されます。これが「埋葬許可証」となり、遺骨をお墓や納骨堂に納める際に必要な書類となります。
火葬の流れ⑧精進落とし
火葬や骨上げが一通り終わった後、「精進落とし」と呼ばれる会食の席が設けられることが一般的です。
精進落としは、ご遺族が僧侶や参列者に対して感謝の気持ちを伝えるとともに、食事を振る舞いながら故人を偲ぶための場です。
本来、精進落としは四十九日法要の後に行われるものでしたが、現代では親族の負担を考慮して、火葬と同日に行うことが多くなっています。
また、火葬の待ち時間を利用して、待合室などで精進落としの食事をとることも増えています。
火葬の種類と葬儀の特徴
火葬を行う際のお葬式の形式には、いくつかの種類があります。参列者の範囲や日数の違いによって適した形式が異なるため、ご遺族の希望に合ったプランを検討してください。
ここでは、主な4つの種類とその特徴を紹介します。
一般葬
一般葬は、親族だけでなく、故人の友人や仕事関係者など、幅広い方々を招いて行われる伝統的な形式です。多くの方に参列いただき、故人への感謝や最後のお別れを直接伝えることができます。
一般的には、1日目の夜にお通夜を行い、2日目に告別式と火葬を行う流れになります。
参列者が多いため、会場の規模も大きくなり、費用や準備の負担がかかりやすい点には注意が必要です。
家族葬
家族葬は、ご遺族や親しい親族を中心とした少人数で行われる形式です。一般の参列者を呼ばないため、対応に追われることなく、ゆっくりと故人を見送る時間を作れるのが特徴です。
参列者の人数が限られるため、一般葬に比べて会場の規模を小さくでき、費用を抑えられるメリットがあります。一方で、どこまでの範囲の親族に声をかけるか慎重に判断する必要があります。
一日葬
一日葬は、お通夜を行わず、告別式と火葬を1日で完結させる形式です。日数が短縮されるため、ご遺族や遠方から訪れる参列者の肉体的や経済的な負担を大幅に軽減できるのが大きなメリットです。
日程調整がしやすく近年選ばれることが増えていますが、お通夜がないため、日中の告別式に参列できない方が故人とのお別れの機会を逃してしまう可能性がある点には配慮が必要です。
直葬・火葬式
直葬や火葬式は、お通夜や告別式といった宗教的な儀式を行わず、火葬のみを行う形式です。参列者はごく親しい近親者のみとなり、所要時間も短いため、費用を最も安く抑えられます。
経済的な負担が少ない一方で、故人とのお別れの時間が限られてしまうというデメリットもあります。
また、従来の葬儀の形式とは大きく異なるため、事前に親族から十分な理解を得ておく必要があります。
火葬にかかる費用の相場
火葬を行う際には、火葬料や待合室の利用料、骨壷の料金などの費用がかかります。これらの料金は、利用する火葬場が公営か民営かによって大きく異なります。それぞれの費用の目安について詳しく解説します。
公営火葬場と民営火葬場の違い
公営火葬場は、市区町村などの自治体が運営する施設です。故人がその自治体の住民であった場合、火葬料が無料から5万円程度と割安に設定されていることが多く、費用を抑えられるのが魅力です。
ただし、自治体外の住民が利用する場合は割高になることがあります。
一方、民営火葬場は民間企業などが運営しており、公営に比べて設備やサービスが充実している傾向にあります。火葬料の相場は4万円〜10万円程度と、公営よりも高くなるのが一般的です。
さらに、火葬炉のランクによっても料金が変動するため、事前にホームページなどで確認しておくことをおすすめします。
火葬場でのマナー
火葬場で気を付けたい点を紹介します。火葬場は故人との最後のお別れを行う場所であるため、場にふさわしい振る舞いを心掛けましょう。
静かに過ごす
火葬場では、なるべく静かに過ごすことが大切です。休憩室で故人との思い出話に花を咲かせたり、家族との別れに感情的になったりすることもあるでしょう。しかし、火葬場は公共施設で、他のご喪家が集まることもあります。お別れの場でもあるため、周囲に配慮して静かに過ごしましょう。
撮影は控える
火葬場は基本撮影は禁止となっています。火葬炉や故人の棺の写真はもちろん、参列者同士の撮影も控えましょう。
ふさわしい服装で参列する
火葬場へ参列する際は、ふさわしい服装を選ぶのが一般的です。基本的には、お通夜やお葬式と同様に準喪服を着用します。
女性は黒のワンピースやアンサンブルを着用し、ストッキングやパンプス、バッグなどの小物も黒でそろえます。アクセサリーはパールのネックレスや結婚指輪程度で控えめにしましょう。
ただし、家族葬や直葬など、近親者のみの小規模な火葬式の場合は、略喪服(平服)での参列を案内されることもあります。
その際も、派手な色柄や光沢のある素材は避け、落ち着いたデザインの服を選ぶようにしてください。
火葬に関する注意点
火葬に関する決まりや注意点を把握しておかないと、周囲の迷惑になったり思わぬトラブルに発展したりする恐れがあります。ここからは火葬に関する注意点を解説します。
亡くなってから24時間以内は火葬ができないルール
日本では、故人が亡くなってから24時間以内は火葬をしてはいけないと法律で定められています。医学がまだ発達していなかった時代は、死亡診断後に生き返るということもありました。そのため、死後24時間が経って確実に亡くなったと判断できるまで、火葬を行えない法律が生まれたのです。
特に、お通夜や葬儀を行わない直葬を検討している方は、火葬までの時間に注意しましょう。
火葬場に車で向かう際は、どの車両に乗るか決めておく
斎場から火葬場へ向かう際は、あらかじめどの車両に乗るか決めておきましょう。葬儀から出棺まではかなり慌ただしくなるため、乗る車両を決めていないと混乱する恐れがあります。葬儀社のスタッフに確認を取りながら、乗る車両を決めるようにしてください。
また、火葬場へ向かう車に乗る際は、順番を守るようにしましょう。寝台車や霊柩車に乗らない親族や故人の友人は、マイクロバスやハイヤー、タクシーなどに分かれて乗り、火葬場へ向かいます。
車に乗る順番は故人との関係によって異なり、ハイヤーやタクシーの第1号車には遺族や家族が乗ります。2号車からは故人と関係が深い親族から順番に乗り、知人や友人は最後の車に乗るのが一般的です。
火葬場へ向かう前は喪主が挨拶をする
葬儀後、火葬を執り行う前に、喪主から参列者へ向けて挨拶をすることが一般的です。遺族を代表し、葬儀に参列いただいたことへの感謝を述べましょう。
棺に入れられないもの(副葬品)に注意
故人の棺には生前に愛用していた品を納めたいものですが、基本的には手紙など燃えるものしか入れられません。眼鏡や時計、指輪などのアクセサリーなど、プラスチックや金属、ガラス製品は燃え残ってご遺骨を傷つけたり、火葬炉の故障を招いたりする恐れがあるため避けるのが一般的です。
また、スマートフォンやライターといった機械類や可燃物は、爆発や事故の原因となり大変危険です。
メロンやスイカのように水分量が多い果物、あるいは辞書のように厚みのある本も、燃焼の妨げや不完全燃焼につながるため制限される場合があります。
副葬品を選ぶ際は、事前に葬儀社のスタッフや火葬場の規定を確認し、故人を安全に送り出せるよう配慮しましょう。
参列の案内が届いていないときは参列を避ける
火葬への参列者には、喪主やご遺族から前日までに連絡が届きます。もし火葬に招かれていない場合は、参列は控えましょう。
火葬に関するよくある質問(FAQ)
火葬に際しては、聞き慣れない用語や当日の準備について不安を感じる方も多いものです。最後のお別れを滞りなく進めるために、よく寄せられる疑問をまとめました。
火葬場での過ごし方や、事前に用意しておくべきものなど、参列する前に確認しておきたいポイントをFAQ形式で紹介します。あらかじめ疑問を解消しておくことで、当日は故人との最期の時間を大切に過ごせるようになります。
ここでは、具体的な費用内訳や持ち物、遺影の取り扱いについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
Q. 火葬に必要な費用はいくら?料金の内訳を教えてください
A. 火葬にかかる費用は、火葬場の使用料に加えて控室の利用料や飲食代、ご遺骨を収める骨壷の代金などが主な内訳です。火葬料は公営か民営かによって大きく異なり、公営火葬場であれば数千円から5万円程度、民営火葬場であれば4万円~10万円程度が金額相場となります。
骨壷は材質や意匠によって数千円から数万円程度と幅があり、待合室での飲食代は参列者の人数に応じて変動します。また、火葬場までの霊柩車やマイクロバスの運搬費用が別途必要になることもあるため、葬儀社の見積書で内訳を詳細まで確認しておくことが大切です。地域や施設ごとに料金体系が異なる点に留意し、事前に総額を把握しておくと安心です。
Q. 当日の持ち物は?
A. 火葬当日は、忘れ物がないよう事前に準備を整えておくことが大切です。まず、火葬を執り行うために不可欠な火葬許可証は、必ず持参してください。一般的には葬儀社のスタッフに預けることが多いですが、ご自身で管理する場合は紛失しないよう注意が必要です。
また、火葬場の使用料を当日に支払う場合は、火葬料などの現金またはキャッシュレス決済の準備も考慮しましょう。そのほか、火葬の待ち時間に使用する数珠や、ご喪家が参列者へ振る舞うお茶菓子や飲み物などが必要になることもあります。なお、火葬場の職員への心付けについては、施設によっては受け付けていない場合があるため、事前に確認することをおすすめします。
身だしなみを整えるためのハンカチや、状況に応じて遺影や位牌を持ち運ぶための準備も忘れないようにしましょう。地域や火葬場によって必要なものが異なるため、事前に葬儀社へ確認しておくと安心です。
Q. 火葬に故人の遺影の用意は必要?
A. 火葬場には、必ず遺影を持参するようにしましょう。遺影は、納めの式や火葬の待ち時間、そして精進落としの席など、最後のお別れの場において故人を偲ぶための大切な役割を果たします。
一般的には、出棺の際に喪主の次に故人と関係が深いご親族が遺影を持ち、霊柩車や移動用の車両に同乗して火葬場へと運びます。
火葬場に到着した後も、炉前での読経や焼香の際に祭壇の近くへ安置するのが一般的です。遺影は故人の生前の姿を参列者の心に刻む象徴となるため、忘れることのないよう葬儀社のスタッフと連携して準備を進めることが大切です。また、移動中に遺影が傷つかないよう、専用のケースや袋に入れて持ち運ぶように配慮しましょう。
Q. 六文銭の用意はした方がいいですか?
A. 六文銭は、故人が三途の川を渡る際の通行料として棺に納める習わしがあるため、仏式の葬儀であれば用意するのが一般的です。かつては本物の銅銭を納めていましたが、現代の火葬では金属類を棺に入れることが制限されているため、紙に印刷された六文銭を使用することが主流となっています。
多くの葬儀社では、死装束一式の中に紙製の六文銭が含まれているため、ご遺族が特別に用意しなくても問題ないことがほとんどです。ただし、地域や宗派によって考え方が異なる場合や、独自の習わしがあることもあります。準備に不安がある際は、葬儀社のスタッフへ事前に確認しておくと、滞りなく最後のお別れを迎えられます。
火葬に参列する際は、流れやマナーを押さえておきましょう
この記事のまとめ
- 火葬とは、故人の遺体を焼却して遺骨や遺灰を弔う
- 葬法お通夜や葬儀が終わるとご遺体が出棺され、家族や親族が火葬場へと向かう
- 火葬場では申火葬許可証を提出し、納めの式後に火葬が行われる
- 火葬が終わると骨上げをし、遺骨を骨壷に納める
- 火葬場は故人との最後のお別れを行う場所であるため、節度ある振る舞いを心掛ける
火葬とは、故人の遺体を焼却して遺骨を弔う葬法のことをいいます。火葬にはさまざまな手順や決まりがあるため、事前に流れを把握しておくことが大切です。火葬に参列する際は、今回紹介した火葬の流れや気を付けたい点を確認しておきましょう。
2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。