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【動画解説】親の葬儀の香典はどうする?関係で変わる金額相場と、喪主をする場合の注意点を解説

【動画解説】親の葬儀の香典はどうする?関係で変わる金額相場と、喪主をする場合の注意点を解説

葬儀に参列する際に香典を準備することが適切とされていますが、親の葬儀における香典については、状況によって見解が分かれることがあります。本記事では、親の葬儀における香典の考え方について詳しく解説していきます。金額の目安や喪主を務める場合の注意点などもまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

この記事で分かること

  • 喪主など立場によって異なる香典の必要性
  • 自身の年齢や状況に応じた香典の金額相場
  • 香典袋の書き方やお金の入れ方

「ひとたび」は、東京都内で6つの総合斎場を運営する東京博善(創業100年超)がお届けするお役立ちコラムです。現場を知り尽くした専門スタッフが、葬儀・法要・終活の疑問に分かりやすくお答えします。

親の葬儀では香典を包むべきか

香典に関する気を付けたいポイントを東京博善の公式YouTubeチャンネルの動画でも分かりやすく解説しています。ぜひ参考にしてください。

あわせて、親の葬儀をはじめ、関係によって異なる香典の金額相場についても丁寧に紹介しています。

▶香典の相場については詳しくはこちら

香典の金額相場・香典袋の選び方・書き方を1分で解説

長い人生の中では、両親の死に直面することもあるでしょう。関係が深い身内である両親が亡くなった場合、子供は香典を包むべきなのでしょうか。

一般的に香典を包む

親が亡くなった際、成人している子供は香典を準備するのが一般的です。ただし、喪主を務める場合、葬儀費用を負担している場合、または亡くなった両親と同居している場合は香典が不要とされることがあります。結婚している場合は夫婦連名で香典を包むことが一般的です。独身の場合の香典の出し方については、さまざまな考え方があります。

失業中の場合や未成年は用意しなくてもよい

親の葬儀では香典を準備することが一般的ですが、難しい場合は無理に香典を包む必要はないとされています。例えば、失業中や未成年などの経済的な理由で香典を出せない場合が当てはまります。

また、香典は1世帯につきひとつ出すものと決められています。そのため、亡くなった両親と同じ世帯で暮らしていた場合、葬儀の香典は準備しなくてもよいとされています。ただし、香典を準備しても問題ありません。自身の経済状況を考えながら、香典を包むか検討しましょう。

遺族から香典辞退の案内がある場合は無理に渡さない

親の葬儀であっても、ご遺族から香典辞退の案内があった場合は、無理に渡さないのが一般的です。香典返しの準備や受付対応などの負担を減らす目的で、香典を辞退するご遺族も少なくありません。

「お気持ちだけで十分です」と案内されているにもかかわらず無理に渡そうとすると、かえってご遺族に気を遣わせてしまう可能性があります。持参した香典をその場で辞退された場合も無理に押し付けず、相手の意向を尊重して持ち帰るようにしましょう。

親の葬儀で包む香典の金額相場

親の葬儀で出す香典の相場は、年齢や関係によって異なります。相場より包む金額が少なかったり多すぎたりするのは不適切になるため、事前に相場を確認しておきましょう。

一人で包む場合

親の葬儀で包む香典の相場は、自身の年齢によって金額が異なります。20代の場合は3万円〜10万円ほど、30代~40代の場合は5万円〜10万円ほど、50代以上の方は10万円以上を目安に包むのが一般的です。年齢を重ねるほど、葬儀で包むべき金額は高額になっていきます。

ただし、年金生活の場合、経済的に10万円以上の香典を準備するのが難しいこともあるでしょう。この場合無理に香典を包む必要はないため、自分が用意できる範囲内で香典を準備するようにしてください。

また「自分の親の葬儀だから相場よりも多めに香典を包みたい」と考える方もいらっしゃいます。しかし、相場よりも高すぎる香典を包むのは他の遺族に対して失礼にあたる可能性があります。高額になりすぎないよう配慮しましょう。

▶50代の場合の香典相場について詳しくはこちら

夫婦で包む場合

結婚している場合は夫婦連名で香典を出すことができます。この際の香典の金額は、一般的に1人分の金額を目安とし、1世帯につき1つ包むことが多いとされています。兄弟姉妹がいる場合は、他の兄弟姉妹と香典の金額に差がでないよう前もって相談しておくとよいでしょう。

▶連名での香典の包み方はこちら

兄弟の金額相場

兄弟姉妹がいる場合は、事前に相談して金額を揃えるのが一般的です。兄弟間で香典の額に大きな差があると、後の親族関係に影響を与える可能性があるため、足並みを揃えることが大切です。

金額相場は、自身の年齢が20代であれば3万円〜5万円程度、30代から40代は5万円〜10万円程度、50代以上は10万円以上を目安に検討しましょう。

ただし、すでに独立して世帯を構えているかなど、それぞれの経済状況によって準備できる金額は異なります。無理のない範囲で、納得のいく金額を話し合って決めるとよいでしょう。また、兄弟で一括して供花や供物を送る場合もあるため、あわせて確認しておくことをおすすめします。

親の葬儀で喪主を務める場合の注意点

両親が亡くなった場合、子供も香典を出すのが一般的です。しかし、葬儀の喪主を務める場合は例外です。ここからは、親の葬儀で喪主を務める際の注意点について解説します。

一般的に香典を出す必要はない

親の葬儀で喪主を務める場合、一般的に香典を出す必要はありません。喪主は弔問客への挨拶やお通夜・葬儀の日程調整、葬儀社のスタッフとの打ち合わせなど、さまざまな仕事を行います。このような役割を担う代わりに、香典は準備しなくてもよいとされることが多いです。

また、喪主は家族を代表して葬儀にかかる費用を負担することが多い立場でもあります。香典は「葬儀費用の負担を軽くするための扶助」という役割があるため、葬儀費用を支払う立場である喪主は香典を出す必要はないとされています。

喪主も香典を包む場合がある

一般的に喪主は香典を包む必要はありませんが、場合によっては香典を準備することもあります。兄弟姉妹で葬儀にかかる費用を負担すると決まった場合、喪主も他の兄弟と同じように香典を包むことが多いです。香典を出さないと他の兄弟姉妹とトラブルになる恐れもあるため、喪主は香典を出すべきなのか事前に決めておくとよいでしょう。

義理の親の葬儀における香典の考え方

実の親だけでなく、義理の親が亡くなった際にも香典を用意するべきか迷うこともあるでしょう。ここでは、義理の親の葬儀における香典の必要性や金額相場、配偶者が喪主を務める場合の対応について解説します。

配偶者が喪主や施主を務める場合は必要ない

義理の親が亡くなり、自分の夫や妻が葬儀の喪主や施主を務める場合は、香典を出す必要はありません。配偶者が喪主を務めるということは、夫婦ともに葬儀を執り行い、香典を受け取る立場になるためです。

一方で、配偶者が喪主を務めず、ほかの兄弟や親族が喪主となる場合は、一般の参列者と同様に香典を用意するのが一般的です。まずは誰が葬儀の喪主を務めるのかを確認した上で、香典を用意するべきかどうかを判断するようにしてください。

▶親族への香典について詳しくはこちら

香典の金額相場は実の親と同程度

義理の親の葬儀で香典を包む場合の金額相場は、実の親の葬儀と同じく3万円〜10万円程度が目安となります。義理の親だからといって、香典の金額を低く設定する必要はありません。

夫婦で葬儀に参列する場合は、世帯として一つの香典を包むことになるため、夫婦連名で香典を用意します。香典袋の選び方や書き方、お札の入れ方についても、実の親が亡くなった場合と同様に対応すれば問題ありません。

親の葬儀で包む香典の書き方

親の葬儀で香典を出す場合、不祝儀袋の書き方はしっかりと押さえておく必要があります。表書きや裏面などの書き方が分からないという方は、こちらを参考にしてみてください。

薄墨を使う

葬儀で準備する香典袋の表書きは薄墨で書くことが一般的です。薄墨には「悲しみの涙で墨が薄まった」という意味合いが込められており、弔事における心遣いとされています。ただし、地域によっては薄墨を使わない場合や、急な弔事などで薄墨の用意が難しい場合は濃い墨で書いても問題ないとされることもあります。

表書き

表書きとは、香典袋の表面に記入する、お贈りするお金の目的を示す言葉です。適切な表書きは、故人の宗教や宗派によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

仏教の葬儀では「御香典」や「御香料」のほか、四十九日前であれば「御霊前」、四十九日後であれば「御仏前」と書くのが一般的です。神道では「御榊料」や「御玉串料」、キリスト教では「御花料」や「献花料」などを使用します。無宗教や宗教が分からない場合は、「御香料」や「御香資」を用いるとよいでしょう。

表書きの下には、自身の氏名をフルネームで記入します。夫婦で包む場合は、中央に夫の氏名を書き、その左隣に妻の名前を添えるのが一般的です。

中袋

香典袋には、お札を包むための中袋がついているものがあります。中袋の表面には包んだ香典の金額を記入しましょう。「1・2」といった算用数字は改ざんされる恐れがあるため、壱(一)、弐(二)、参(三)、伍(五)、拾(十)、阡(千)、萬(万)を使います。例えば、香典として10万円を包んだ場合、中袋の表面に「金拾萬園也」と記入します。中袋に金額を記入する欄が印刷されている場合は、そちらに金額を書きましょう。

中袋の裏面には、香典を包んだ人の氏名と住所を記入します。中袋の左下に、右から住所、氏名の順番で書きましょう。香典袋を書くときは毛筆や筆ペンを使用しますが、中袋はボールペンを使って書いても問題ありません。

▶香典の包み方などのマナーはこちら

親の葬儀で香典を包む場合

親の葬儀で香典を出す場合、書き方以外にも守るべきポイントがあります。ここからは香典に関するポイントを詳しく解説していきます。前もって確認しておきましょう。

金額に合わせた香典袋を使う

親の葬儀で香典を準備する場合、金額に合わせた香典袋を選ぶようにしましょう。一般的に包む金額が大きくなればなるほど、装飾が豪華な香典袋が使用されます。香典に5万円以上の金額を包む場合は、双銀の水引が10本以上ついている香典袋を使用しましょう。10万円以上の香典を包む場合は、高級和紙でできたひだ折りのある香典袋を使うのが一般的です。

水引が印刷されている香典袋は1万円未満、水引の本数が7本のものは、5万円未満の香典を包む際に使用されるものです。親の葬儀では相場が3万円以上のため、これらの香典袋を使うのは避けましょう。

また、10万円相当の香典袋に3万円を包むことも不適切となるため注意が必要です。

▶香典袋の選び方を詳しく知りたい方はこちら

偶数や縁起の悪い数字は避ける

親の葬儀で香典を包む場合、偶数や縁起の悪い数字は避けるのが一般的です。「6」や「8」などの割り切れる偶数は「故人との縁が切れる」ことをイメージさせるため、葬儀の香典では不適切とされています。また、死を連想させる「4」や、苦を表す「9」は忌むべき数字とされているため、こちらも香典には不適切です。

新札は避ける

葬儀の香典には、新札を使用するのは避けてください。新札は前もって用意しないと手に入らないものであるため、香典で新札を包むと「故人の死をあらかじめ予想していた」という意味となってしまいます。必ず古札を使うようにしましょう。

ただし、破れていたり汚れが酷かったりするお札を使うのは不適切になるため、ある程度綺麗な古札を選んでください。

裏を上にしてお札を入れる

香典袋にお札を入れる際は、お札の裏を上にして肖像画が見えないようにするのが一般的です。この入れ方には、「故人の訃報を聞き、悲しみで顔を伏せている」という意味が込められているとされています。香典袋の中袋を開けた時に、お札の肖像画が見えない状態で包むようにしましょう。

親の葬儀の香典に関するよくある質問(FAQ)

親の葬儀における香典は、立場や状況によって判断に迷うこともあるでしょう。一般的には子供も香典を用意しますが、自身の経済状況や葬儀での役割によって対応は異なります。

ここでは、親の葬儀に参列する際の香典の渡し方や、遠方に住んでいて参列できないときの対応など、多くの方が疑問に感じやすいポイントをFAQ形式でまとめました。

故人への弔意とご遺族への配慮を大切にしながら、状況に応じてどのように対応すればよいか詳しく紹介します。

Q. 親の葬儀の香典は誰に渡すの?

A. 親の葬儀で包む香典は、葬儀会場の受付で渡すのが一般的です。受付では、まずお悔やみの言葉を添えてから、袱紗(ふくさ)から取り出した香典袋を相手が読める向きにして渡します。

もし受付が設けられていない場合や、身内のみの家族葬などで受付を通らない場合は、直接ご遺族に渡すか、祭壇に供えることもあります。ただし、ご自身が喪主を務める場合は香典を受け取る立場になるため、香典を準備して誰かに渡す必要はありません。

また、ご遺族から香典辞退の意向が示されている場合は、無理に渡そうとせず、相手の判断を尊重することが大切です。周囲の状況を確認し、適切なタイミングで渡すようにしましょう。

Q. 遠方で親の葬儀に出られない場合の香典は?

A. 親の葬儀に参列したくても、遠方に住んでいたり、やむを得ない事情があったりして参列できないこともあるでしょう。そのようなときでも、親への弔意を示すために香典を送ることが一般的です。

葬儀に参列できないときは、現金書留を利用して香典を郵送します。この際、香典袋に現金を入れ、お悔やみの手紙を添えて送ると、より丁寧に気持ちを伝えられます。

また、香典以外に、供花や供物を送って弔意を表す方法もあります。あらかじめ葬儀社やご親族に連絡し、手配が可能か確認しておくとスムーズです。直接伺えないときも、故人への弔意とご遺族への配慮が伝わる形で対応することが大切です。

相場やマナーを守って、親の葬儀の香典を準備しましょう

この記事のまとめ

  • 親の葬儀では一般的に香典を出すが、失業中の場合や未成年、亡くなった親と世帯が一緒だった場合は出さなくてもよい
  • 香典の金額相場は、自身の年齢や、一人で包むか夫婦で包むかによって異なる
  • 親の葬儀で喪主を務める場合は香典を包む必要はないが、例外もあるため注意が必要
  • 親の葬儀で香典を出す場合は、表書きや中袋などの書き方のマナーを守る
  • 不祝儀袋は、香典の金額に合わせたものを使用する
  • 偶数や縁起の悪い数字、新札などは避ける

親が亡くなった場合には香典を準備する必要があります。ただし、未成年や就業していない方、亡くなった両親と同居していて世帯が一緒の場合などは香典を出さなくても問題ありません。香典の相場は年齢や故人との関係によって異なるため、前もって包むべき金額を確認しておいてください。

また、葬儀の喪主を務める際は香典を出さないことが多いものの、状況によっては用意することもあります。本記事で紹介した香典の金額の目安や包み方、渡し方などを参考に、立場に応じて準備しましょう。

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

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