閉じる メニュー
葬儀を知る

死産した赤ちゃんの火葬までの流れ。必要な手続きから葬儀の費用や当日の服装までを解説

死産した赤ちゃんの火葬までの流れ。必要な手続きから葬儀の費用や当日の服装までを解説

赤ちゃんを亡くしてしまうことは、家族にとって大きな悲しみでしょう。しかし、そのような中でも役所での手続きを行う必要があります。本記事では、死産した赤ちゃんを火葬する流れや、供養の方法について解説していきます。

東京博善のお葬式 0120-506-044 24時間365日・通話無料 お気軽にお問い合わせください 事前相談・お急ぎの方もこちらから!

死産した赤ちゃんの火葬までの流れと手続き

死産とは、母親のおなかの中の赤ちゃんを死亡した状態で出産することです。法律上、妊娠12週未満の赤ちゃんは「流産」とされ、届出は必要ありません。一方、妊娠12週以降の赤ちゃんが亡くなった場合「死産」となり、市役所での手続きをする必要があります。妊娠期間によって手続きの内容が異なるため、それぞれの手続き方法を解説していきます。

死産届を提出する

妊娠12〜22週未満の死産の場合

妊娠12~22週未満の死産では、「死産届」を提出する必要があります。死産した病院が死産届と死産証書(医師が立ち会わない場合は死胎検案書)を発行するため、受け取りましょう。受け取った後の手続きは、死産した病院がある自治体もしくは届け出をする人の自治体役場で行います。死産届は死産から7日以内に提出する必要があるため、期限を過ぎないよう注意しましょう。提出後、自治体が発行する火葬許可証を受け取ります。

また、妊娠12~22週未満の死産の場合、出生届は提出しません。戸籍にも記載されないため、赤ちゃんの名前を書類に書く必要はありません。

死産届を提出する流れ

  1. 病院にて、死産届書(死産証書もしくは死胎検案書)を受け取ります。
  2. 書類に必要事項を記入して、自治体の役場に提出します。
  3. 自治体から火葬許可証を受け取ります。

妊娠22週以降の死産の場合

妊娠22週以降の死産の場合、赤ちゃんの亡くなり方によって手続きの方法が変わります。赤ちゃんが母胎内で亡くなった場合、死産届を自治体の市町村役場に提出します。

一方、妊娠22週以降の赤ちゃんは母胎の外で生存できるとされているため、息のある状態で生まれることもあります。出生後に赤ちゃんが亡くなった場合は、死産届ではなく死亡届を自治体の市町村役場に提出することになるため注意しましょう。

死亡届を提出するには、まず赤ちゃんが誕生したことを証明する「出生届」を提出しなくてはいけません。出生届の届け出には赤ちゃんの命名が必要になるため、名前を考えてあげてください。

火葬許可証を発行してもらう

妊娠12週以降の死産の場合、火葬が必要となります。役場に死産届または死亡届を提出したら、以下の内容を参考に火葬許可証の発行に必要な書類等の準備をしましょう。また、火葬許可証の発行は家族以外が代行することも可能です。代行をお願いする場合は、代行を証明する書類に必要事項を記入して渡しておきましょう。

火葬許可証の発行に必要なもの

  • 死産届または死亡届届出人の印鑑
  • 身分証明書
  • 死胎火葬許可申請書

葬儀を執り行う

死産した赤ちゃんの葬儀は、家族のみで行うか葬儀自体を行わないのが一般的です。「赤ちゃんをしっかりと見送ってあげたい」と考えている方は葬儀を執り行うとよいでしょう。葬儀の形式や規模などに決まりはないため、家族と相談して決めることをおすすめします。

火葬を行う

墓地や埋葬等に関する法律により、妊娠12週以降に死産した赤ちゃんは火葬を行う必要があります。火葬を行う場合、赤ちゃんを入れるやお骨を納める骨壷などが必要になるため準備しましょう。

また、妊娠24週以降の死産の場合、亡くなった後24時間が経たないと火葬ができません。ご遺体を安置する方法や場所なども考えておく必要があるでしょう。

火葬後の供養について

火葬後、死産した赤ちゃんの供養をどこまで行うべきか悩む方も多いのではないでしょうか。そこでここからは、火葬後にできる供養について紹介していきます。亡くなった赤ちゃんのために手厚く供養をしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

戒名

火葬後に赤ちゃんを供養する方法のひとつに、戒名を授けてもらうことがあります。戒名とは、現世での穢れを取り除いて仏教の戒律を守ることを約束し、極楽へ旅立つために授かる名前です。一般的には、死産した赤ちゃんに戒名をつけることはほとんどありません。これは、赤ちゃんはまだ現世の穢れには染まっていないため、戒名を授からなくても極楽へ行けると考えられているためです。

ただし、戒名をつけてはいけないという決まりはないため、戒名をつけたい場合はお世話になっているお寺や菩提寺などに相談するとよいでしょう。戒名には「水子」という言葉を入れることが多いですが、もし赤ちゃんにつける予定であった名前などがあれば、僧侶に伝えておくことをおすすめします。

水子供養

流産や死産などで生まれる前に亡くなってしまった赤ちゃんは「水子」と呼ばれており、安らかに眠れるよう魂を供養することを水子供養といいます。水子供養は、必ずしも行わないといけない儀式ではありません。「我が子の魂を供養したい」「辛い気持ちを和らげたい」と考えている場合は、水子供養を行うとよいでしょう。

水子供養には、お寺で水子のための卒塔婆を作成してもらう「卒塔婆供養」や、お地蔵様の石仏を奉納する「地蔵奉納」、地蔵尊に祈りを捧げる「地蔵尊参拝」などの方法があります。卒塔婆供養を検討している方は、菩提寺や水子供養を受け付けている近くのお寺に相談してみましょう。

位牌

死産した赤ちゃんの位牌を作成して供養する方法もあります。お寺から授かった戒名や、赤ちゃんにつける予定であった名前などを位牌に入れ、仏壇などに飾って供養を行いましょう。ご飯をお供えしたりおもちゃを飾ったりすると、赤ちゃんの存在を身近に感じられます。

基本的に位牌は四十九日までに準備しますが、間に合わない場合は百箇日法要に合わせて作成してください。位牌は黒い漆塗りのデザインのものが一般的ですが、小さく丸みを帯びたものやクリスタル位牌など、デザイン性に富んだものもあります。

死産した赤ちゃんの葬儀費用

死産した赤ちゃんの葬儀や火葬は、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここからは、死産した赤ちゃんの葬儀費用の目安を解説します。

お葬式の有無で費用が異なる

死産した赤ちゃんの葬儀や火葬にかかる費用は、お葬式の有無によって異なります。お葬式を行わず火葬のみを執り行う場合の費用は数万円ほどで、時間もあまりかかりません。お葬式を行う場合は、追加で10万円〜15万円ほどを用意する必要があります。

費用の内訳

搬送費

葬儀社にご遺体の搬送を依頼する場合は、搬送費が発生します。病院からご遺体の安置場所、火葬場までの移動距離によって費用が変動するため、前もって料金を確認しておきましょう。一般的には、10kmまでは2万円程度が相場で、それ以降は距離によって追加の費用がかかります。

また、赤ちゃんのご遺体は自家用車で運ぶこともできます。その場合、搬送費はかかりません。

火葬費

赤ちゃんの火葬費は、通常よりも安価に設定されていることが多いです。葬儀社に火葬場の手配を依頼する場合は、3万円〜5万円ほどが相場です。また、自分で公営の火葬場を手配する場合の費用は、3千円〜1万円ほどとなっています。お金をあまりかけられない場合は、自分で火葬場の手配を行うとよいでしょう。

ドライアイス代

ドライアイスは、赤ちゃんのご遺体を保全するために使用されます。ドライアイスを使う場合、8千円〜1万円ほど費用がかかります。ただし、季節や赤ちゃんの身体の大きさによって、ドライアイスを使わなくてもよい場合があります。

お棺料金

棺の料金は火葬のプランに組み込まれていることが多いため、費用を追加で請求されることはあまりありません。単体で棺を購入する場合は、3千円〜2万円ほどが相場となっています。

お布施

僧侶を招いてお経を読んでもらう場合は、お布施を渡す必要があります。お布施の費用は地域や宗派、お寺によって異なりますが、3万円〜10万円ほどが相場です。

死産した赤ちゃんの葬儀・火葬での注意点

死産した赤ちゃんの葬儀や火葬を執り行う機会は少なく、どのようなことに注意すればよいか分からない方も多いでしょう。そこでここからは、赤ちゃんの葬儀・火葬での注意点を紹介していきます。

お葬式を必ず行う必要はない

死産した赤ちゃんのお葬式を必ず行う必要はありません。小規模の葬儀を行って赤ちゃんを見送る方もいれば、お葬式を行わない方もいます。家族やあなたの気持ちと相談して、葬儀を執り行うかどうか決めましょう。

遺骨を残したい場合は前もって確認しておく

火葬炉の機能や赤ちゃんの大きさによっては、遺骨が残らないこともあります。赤ちゃんの遺骨を残したい場合は、火葬場に前もって相談しておきましょう。

葬儀社選びには注意が必要

赤ちゃんのお葬式を行う場合、葬儀社選びには注意が必要です。死産した赤ちゃんのお葬式に対応していない場合もあるためです。赤ちゃんの葬儀が行える葬儀社を複数探し、それぞれを比較して葬儀社を選ぶようにしましょう。

香典は「お見舞い」として渡す

死産した赤ちゃんの葬儀や火葬に参列する場合、香典ではなく「お見舞い」を渡すようにしましょう。不祝儀袋ではなく白い封筒に「お見舞い」と記載し、5千円を目安に包んで渡します。

火葬当日の服装

死産した赤ちゃんの火葬時は、基本的に喪服を着用します。どのような服装を選ぶべきか悩んでいる方は、こちらを参考にしてみてください。

男性

男性は、ブラックのフォーマルスーツを着用するのがマナーです。ワイシャツには白無地のものを、靴や靴下、ネクタイには黒のものを選びましょう。冬はスーツの上にコートやジャケットなどを着ても問題ありません。

女性

女性は、黒のワンピースやスーツ、アンサンブルなどを着用するのがマナーです。足元は黒のパンプスを履き、ストッキングも黒のものを選びましょう。アクセサリーは結婚指輪とパールの一連のネックレスにとどめ、ナチュラルなメイクを意識してください。

火葬までの流れを踏まえ、赤ちゃんを弔いましょう

この記事のまとめ

  • 赤ちゃんが死産した場合、妊娠期間によって手続きの内容や提出書類が異なる
  • 火葬後に赤ちゃんを供養したい場合、戒名を授けてもらう、水子供養をする、位牌を作るという方法がある
  • 死産した赤ちゃんの葬儀の費用はお葬式の有無によって異なり、搬送費や火葬費、ドライアイス代などが必要
  • 死産した赤ちゃんの葬儀は必ず行うものではないため、必要に応じて執り行う
  • 赤ちゃんの遺骨を残したい場合は、前もって火葬場に確認をしておく
  • 赤ちゃんの葬儀に参列する場合、香典ではなく「お見舞い」として渡すようにする

赤ちゃんが死産した場合、妊娠していた期間によって手続きの仕方が異なります。また、火葬後に赤ちゃんを供養する方法もさまざまあるため、家族と相談しながら供養の仕方を決めましょう。今回紹介した火葬の流れを踏まえて、亡くなった赤ちゃんを弔ってあげてください。

SHARE この記事をSNSでシェアする