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葬儀に参列する際のハンカチのマナーとは?素材や色の選び方から持ち方まで徹底解説

葬儀に参列する際のハンカチのマナーとは?素材や色の選び方から持ち方まで徹底解説

お通夜や葬儀に参列する際、ハンカチの選び方に迷う方もいるでしょう。この記事では、葬儀にふさわしいハンカチの色・素材・デザインから、男性・女性・子供それぞれの持ち方まで詳しく解説します。急な弔事でも失礼のないよう、ハンカチを準備する際に押さえておきたいポイントを確認しておきましょう。

この記事で分かること

  • 葬儀にふさわしいハンカチの色
  • 素材・デザインの選び方
  • 男女や子供で異なるハンカチの正しい持ち方と注意点
  • ハンカチを使う際に気をつけたいメイクやネイル
  • 香典や数珠など、あわせて準備すべき葬儀の必需品

「ひとたび」は、東京都内で6つの総合斎場を運営する東京博善(創業100年超)がお届けするお役立ちコラムです。現場を知り尽くした専門スタッフが、葬儀・法要・終活の疑問に分かりやすくお答えします。

葬儀においてハンカチは必需品

葬儀に参列する際は、男性も女性もハンカチを持参するのが一般的です。ハンカチは、葬儀で涙を拭いたり、汗を拭いたりする際に使用します。雨で喪服が濡れてしまったときに水滴を拭ったり、お手洗いの際に手を拭いたりする必需品といえるでしょう。

葬儀で使うハンカチは人目に触れることが多いアイテムです。場に合ったものを準備してください。普段ハンカチを使用しないという方も、持っていくのを忘れないようにしましょう。

袱紗の代わりや膝掛けとして使うことも可能

ハンカチは、涙や汗、水滴などを拭う以外にもさまざまな使い方ができます。例えば、香典を包む袱紗(ふくさ)を忘れてしまった際、代わりにハンカチで包むことができます。また、葬儀場の気温が低く寒くなったときは、ハンカチを膝掛け代わりに使用できます。

葬儀で持参するハンカチの選び方

葬儀やお通夜で持参するハンカチは、故人を偲ぶ場にふさわしい控えめなものを選ぶのが一般的です。色やデザイン、素材のそれぞれに守るべき一般的なルールがあります。

適切なハンカチを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

ハンカチ選びのポイント

  • 色は白色か黒色の無地を選ぶ
  • 素材は吸水性のよい綿や麻、ポリエステルが適している
  • 派手な色味や柄、光沢のある素材は避ける

悲しみの場では、涙を拭うなどハンカチが人目に触れる機会も少なくありません。細かな部分まで配慮の行き届いたものを用意することで、ご遺族に対しても失礼のない、丁寧な弔いの気持ちを表すことにつながります。

ハンカチの色

お通夜や葬儀で持参するハンカチの色は、白色の無地を選ぶのが最も一般的です。日本では古来より白は神聖な色とされ、故人の旅立ちを象徴する白装束になぞらえて、弔事では白いハンカチを用いる習慣が定着しました。

白以外では、喪服の色に合わせた黒色の無地も一般的です。以前は白が主流でしたが、現代では略礼服の普及に伴い、黒を選んでも失礼にはあたりません。何色にするか迷ったらは以下の点に注意してください。

ハンカチの色に関する注意点

  • 白色または黒色の無地を選ぶ
  • 白に近い淡いグレーやベージュも許容される場合がある
  • 原色に近い派手な色や、二色以上が使われたデザインは避ける

悲しみの場では、涙を拭う際にハンカチが周囲の目に触れる機会が多いため、装いを乱さない控えめな色を準備することが大切です。

白色か黒色のハンカチを選ぶ

お通夜や葬儀で持参するハンカチは、白色または黒色を選ぶことが一般的です。白は古くから弔事と関わりの深い色であり、故人に白装束を着せることなどから、葬儀でも用いられてきました。また、喪服に合わせて黒色のハンカチを持参しても問題ありません。

落ち着いた色味のハンカチを選ぶ

白色や黒色が用意できないときは、グレーや紺、紫などの落ち着いた色味を選ぶとよいでしょう。一方、赤や青、黄色など鮮やかな色や、複数の色を使った華やかなデザインは、葬儀やお通夜の場では避けることが望ましいとされています。参列する際は、華美な印象にならない色やデザインのハンカチを選びましょう。

ハンカチのデザイン

葬儀やお通夜で持参するハンカチは、装飾を抑えた控えめなデザインを選ぶのが一般的です。悲しみの場にふさわしい、落ち着いた印象を与えるものを用意しましょう。デザインを選ぶ際の要点は以下の通りです。

ハンカチのデザインに関する注意点

  • 無地のものを選ぶのが最も一般的
  • 光沢のある素材やラメ、ストーンなどの装飾は避ける
  • レース付きのものは華美に見えるため避ける
  • 同色の刺繍や目立たないロゴであれば問題ない
  • 水玉やチェックなどの柄物はカジュアルな印象を与えるため避ける

無地が適切ですが、織り柄や同色系の刺繍であれば許容される傾向にあります。ただし、派手な装飾は故人を偲ぶ場にそぐわないため、シンプルさを最優先にしてください。

無地のものがよい

葬儀やお通夜に参列する際は、デザインがあしらわれておらず、同色で統一された無地のハンカチを選びましょう。また、無地のものでもストーンやラメなど光を反射する装飾があしらわれているものは、避けた方が無難です。

レースがあしらわれたものは避ける

葬儀やお通夜にハンカチを持参する際、レースがあしらわれているものは避けましょう。レースは華やかな印象を与えてしまうため、控えめな服装や髪型が推奨される葬儀などには不適切です。

落ち着いた柄や刺繍は問題ない

葬儀では無地のハンカチを持参するのが一般的です。刺繍はワンポイントまで、織り柄は目立たないものを選びましょう。水玉やチェックなどの柄はカジュアルな印象を与えるため、避けた方がよいでしょう。

ハンカチの素材

葬儀に持参するハンカチの素材は、吸水性に優れ、控えめな印象を与えるものを選ぶのが一般的です。悲しみの場にふさわしい素材選びのポイントは以下の通りです。

ハンカチの素材選びのポイント

  • 綿(コットン)や麻(リネン)が最も適している
  • ポリエステルなどの合成繊維も使用できる
  • 光沢の強い絹(シルク)は避ける
  • カジュアルな印象を与えるタオル地は避ける

綿や麻は吸水性が高いため、涙や汗を拭う場面で非常に役立ちます。ただし、これらの天然素材はシワになりやすい性質があるため、事前にアイロンをかけて清潔感を保つことが大切です。また、タオル地については、夏場などで汗を拭うために持参したい場合は、人前で使うための綿のハンカチとあわせて2枚用意し、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。

おすすめは綿

葬儀で持参するハンカチの素材としておすすめなのは、綿です。綿は吸水性が高いため、涙や汗、水滴などを拭う際に役立ちます。同様の理由で、麻やポリエステルのハンカチも葬儀の場に適しています。ただしシワがつきやすい素材でもあるため、葬儀の前にアイロンをかけておくのがおすすめです。

絹やタオル地のハンカチは避ける

葬儀には、絹やタオル生地のハンカチを持参するのは避けましょう。絹はツヤ感があって華やかな印象を与えるため、葬儀の場にはふさわしくないとされています。また、カジュアルな印象を与えるタオル地のハンカチも避けた方が無難です。

葬儀で持参するハンカチ

ここからは、葬儀で持参するハンカチに関することを紹介します。

少し小さめのものを使用する

葬儀に持参するハンカチのサイズに厳密なルールはありませんが、使い勝手の良い一般的なサイズかやや小さめのものを選ぶと良いでしょう。一般的なハンカチは一辺が45cm前後、やや小さめのハンカチは一辺が20〜35cmのものが多く見られます。

お通夜や葬儀では、派手さを抑えた装いが求められるため、極端に大きいハンカチは避けるのが望ましいとされています。

結婚式用のハンカチは使わない

結婚式でも白色のハンカチを使用しますが、結婚式用のハンカチを葬儀で使用するのは不適切です。結婚式用のハンカチは、お祝いの気持ちを表すために華やかなデザインやレースが施されていることが多く、弔いの場には相応しくありません。

葬儀の場では故人への哀悼の意や悲しみを表すため、華美なデザインは避けるべきとされています。同じ用途に見えてもデザインに大きな違いがあるため、結婚式と葬儀で同じハンカチを使うのは避けましょう。

ポケットチーフは入れない

葬儀の場では、ポケットチーフを入れないのが一般的です。ポケットチーフとは、男性のスーツの胸ポケットからハンカチの先を出すものです。海外では葬儀でポケットチーフを入れることも多いですが、日本では華やかな印象を与えるとして、避けるべきとされています。

ハンカチを使う際に気を付けたい身だしなみ

葬儀でハンカチを使う際は、手元や目元が周囲の人の目に入りやすくなります。

そのため、ハンカチの選び方だけでなく、ネイルやメイクなどの身だしなみにも配慮することが大切です。

ここでは、葬儀に参列する際に気を付けたいネイルやメイクのポイントを紹介します。

派手なネイルはなるべく落とす

ハンカチを取り出したり涙を拭いたりする際、手元は意外と他の参列者の目に入ります。そのため、葬儀に参列する際は、派手な色や柄のネイルはなるべく落とすのが一般的です。

もしすぐに落とすのが難しい場合は、肌なじみのよいピンクやベージュのネイルを上から塗り重ねて隠すという方法もあります。

また、ラインストーンやジェルネイルなどをしている場合は、お通夜や葬儀の間だけ黒い手袋を着用して手元を隠すこともできます。

ただし、お焼香の際には手袋を外さなければならないため、可能であれば事前にネイルを落としておく方が無難です。男性の場合も、爪を短く切りそろえて清潔感のある手元を保つようにしてください。

ナチュラルメイクを心がける

葬儀に参列する際のメイクは、片化粧と呼ばれる薄化粧にするのが一般的です。ノーメイクはフォーマルな場にふさわしくないため、最低限のナチュラルメイクを心がけるのが一般的です。

また、ハンカチで涙を拭う際に目元のメイクが落ちてしまうことがあるため、アイラインやマスカラの使用は控えた方がよいとされています。

どうしても使用したい場合は、細く目立たないように引くか、涙や汗で崩れにくいウォータープルーフタイプのものを控えめに使いましょう。

全体的に色味を抑えたメイクにし、口紅も薄い色を選ぶなど、華美にならないよう注意してください。

葬儀でのハンカチの持ち方【男性・女性・子供別】

葬儀におけるハンカチの持ち方は、男性・女性・子供によって異なります。葬儀に参列する前に、こちらで紹介するハンカチの持ち方に目を通しておきましょう。

男性

男性は葬儀に鞄を持参しないため、ハンカチはスーツのズボンのポケットに入れておくのが一般的です。ジャケットの胸ポケットに入れていると、気づかないうちにハンカチが飛び出し、だらしない印象を与える可能性があります。

また、先述したように胸ポケットにハンカチを入れるポケットチーフを不適切と考えることもあるため、ハンカチはズボンのポケットに入れて持ち運ぶことをおすすめします。

女性

女性は、葬儀用の黒い鞄にハンカチを入れて持ち運びます。喪服として着用するスーツやアンサンブル、ワンピースなどにポケットがついている場合も、鞄に入れた方がよいとされています。また和装の喪服を着る場合は、着物の袂(たもと)にハンカチを入れるようにしましょう。

子供

子供にもハンカチを持たせることは一般的に良い習慣とされています。素材やデザインについては、特に決まったものはなく、子供が喜んで使えるようなお気に入りのハンカチを選ぶことが推奨されます。

小学生以下の子供は自分でハンカチを出し入れできなかったり、途中でハンカチをなくしたりする恐れがあるため、子供が小さい場合は大人がハンカチを持っておくとよいでしょう。

ハンカチ以外で葬儀に必要な持ち物

お通夜や葬儀では、ハンカチ以外にもさまざまな持ち物が必要です。ここからは、葬儀で必要な持ち物について解説していきます。

葬儀へ参列する際に必要な持ち物については「葬儀へ参列する際に必要な持ち物|あると便利なものや」で詳しく紹介しています。

香典

葬儀に必要な持ち物として、香典が挙げられます。香典とは、故人を偲びご遺族へお渡しする金額のことです。「あらかじめ香典を準備していた」と思われないよう、香典には新札ではなく古札を入れるのが一般的です。

金額は故人との関係や渡す人の年齢などによって異なるため、自分がどの程度の金額を包むべきか前もって把握しておきましょう。

袱紗

葬儀には、香典を包むための袱紗を持参しましょう。お通夜や葬儀では、寒色系の落ち着いた色味の袱紗を使用します。グレーや黒色、深緑色などの色味を選び、オレンジ色や赤色など暖色系のものは避けましょう。

葬儀で使うふくさの種類や包み方については「葬儀で使うふくさ(袱紗)とは?種類や色、香典の包み方」で詳しく紹介しています。

財布

お通夜や葬儀では財布も必要です。葬儀では小さめの鞄を使用するため、財布も鞄の大きさに合わせてコンパクトなものを使用しましょう。華やかすぎるデザインの財布は葬儀にふさわしくないため、控えめで落ち着いたデザインのものを選んでください。普段使いとは別に、葬儀用の財布を一つ準備しておけば、いざというときに慌てずにすむでしょう。

数珠

仏式のお通夜や葬儀に参列する場合、数珠を持っていきます。数珠には本式数珠と略式数珠の2種類がありますが、一般的にはどちらを使用しても構いません。どちらを選ぶか迷ったら、宗派を問わずに使える略式数珠を購入するとよいでしょう。

数珠を他人と貸し借りするのはタブーのため、必ず自分用の数珠を準備して持参してください。万が一、数珠を忘れても不適切にはなりませんが、可能であれば葬儀に向かう途中で購入するなどして対応するのがおすすめです。

傘

天候が崩れる可能性がある場合、葬儀には傘を持参しましょう。喪服に合わせて黒色の傘を選ぶのが一般的ですが、落ち着いた色味であれば他のカラーでも問題ありません。

葬儀のハンカチに関するよくある質問(FAQ)

ここからは、葬儀のハンカチに関する疑問点にお答えしていきます。

Q. 葬儀のハンカチはコンビニや100均で買ってもよい?

葬儀で使用するハンカチは、コンビニエンスストアで購入しても問題ありません。コンビニエンスストアによっては礼装用のハンカチを取り扱っている店舗もあるため、急に葬儀に参列することになった際は立ち寄ってみるのも良いでしょう。

香典袋をコンビニで購入する際の注意点については「香典袋をコンビニで購入するのは失礼?選び方から」で詳しく紹介しています。

Q. 夏はタオル生地のハンカチを持参してもよい?

A. 夏は汗をかきやすいため、吸収性に優れたタオル地のハンカチを持参しても問題ありません。葬儀の前後で汗を拭く場合はタオル地、葬儀中に人前で汗を拭く場合は綿と、異なる素材のハンカチを2枚を準備するとよいでしょう。

Q. 葬儀のハンカチはどこに入れて持って行く?

A. 葬儀に使うハンカチの持ち方は、性別や年齢、当日の装いによって異なります。どこに入れるか、葬儀に持って行く際に迷ったら、周囲の方にだらしない印象を与えないよう、以下の場所に収めて持ち運ぶのが一般的です。

ハンカチを入れておく場所

  • 男性:スーツのズボンのポケットに入れる
  • 女性:葬儀用の黒い鞄に入れる
  • 和装の女性:着物の袂(たもと)に入れる
  • 子供:自分で管理できる場合はポケットに入れ、難しい場合は保護者が預かる

男性の場合、ジャケットの胸ポケットにハンカチを差すと、お洒落を楽しむためのポケットチーフと見なされ、弔事では不適切となる恐れがあります。必ずズボンのポケットに収めましょう。女性は、喪服にポケットがあっても、型崩れを防ぎ端正な姿を保つために鞄へ入れるのが一般的です。

Q. 葬儀のハンカチはどこで買う?

A. 葬儀に適したハンカチは、身近な店舗やオンラインストアで購入できます。急な弔事の際でも、以下の場所であれば商品を見つけやすいでしょう。

ハンカチを購入できる場所

  • 百貨店や紳士服・婦人服専門店
  • 大型スーパーやショッピングモールの衣料品売り場
  • コンビニエンスストア(一部店舗)
  • インターネット通販

どこで買うか迷ったら、百貨店などのフォーマルコーナーであれば、冠婚葬祭用の高品質なハンカチを見つけやすいです。一方、急を要する場合は、一部のコンビニエンスストアが便利です。最近では礼装用の白いハンカチを常備している店舗もあるため、移動中に立ち寄って準備することも可能です。いずれの場合も、色や素材が葬儀にふさわしいかを確認して選ぶようにしてください。

葬儀にはマナーにあったハンカチを事前に用意しておきましょう

この記事のまとめ

  • お通夜や葬儀においてハンカチは必需品
  • 葬儀に参列する際は、ハンカチの色やデザイン、素材などに注意する
  • 葬儀には少し小さめのハンカチを持っていく
  • 結婚式で使用するハンカチは使わない
  • ハンカチの持ち方は男性・女性・子供で異なる
  • 葬儀では、ハンカチ以外にも香典や袱紗、財布、数珠、傘などを忘れず持参する

葬儀は故人に哀悼の意を示し、最期のお別れをする大切な場です。ハンカチは涙を拭うときやお手洗いで手を拭くときなど、人目に触れることも多いため、色やデザイン、持ち方に配慮することが大切です。本記事で紹介したハンカチの選び方や持ち方を参考に、葬儀の場にふさわしいものを準備しましょう。

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

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