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死ぬ前にすることリスト!終活でやるべき手続きや生前整理のやり方を知ってトラブルを防ごう

死ぬ前にすることリスト!終活でやるべき手続きや生前整理のやり方を知ってトラブルを防ごう

近年終活を行う方が増加していますが、具体的に何をすればよいか分からない人もいるのではないでしょうか。本記事では、死ぬ前にすることをリスト化して紹介します。終活で行うべき手続きや生前整理の方法もまとめていますので、参考にしてみてください。

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死ぬ前に準備をすることのメリット

まず、死ぬ前に準備をすることのメリットについて解説していきます。

相続トラブルを防げる

死ぬ前に準備をすることで、相続トラブルを防げるというメリットがあります。生前整理や遺品整理、財産の整理などに全く手をつけていないと、残された家族は何を相続すればよいのか混乱してしまいます。相続税の申告漏れがあったり、親族同士で揉めたりする原因にもなりかねません。

自分の死後のトラブルを防ぐためにも、死ぬ前の準備は大切です。

いざというときに慌てずにすむ

いざというときに慌てずにすむのも、死ぬ前に準備をすることのメリットといえます。突然病気や怪我などをして身体が動かなくなった場合でも、必要な物がまとまっていたり、財産や口座がリスト化されているとその後の手続きがスムーズに進みます。

目標が生まれる

また、生前整理や終活を行うことで、自分のこれまでの人生を振り返るきっかけにもなります。人生を省みた結果、「これからの人生ではこんなことがしたい」という目標が生まれることもあります。

家族の手間を減らせる

死ぬ前に死後に向けて準備をすることで、家族の手間を減らせます。生前の元気なうちにある程度身の回りを片付けたり、お墓や葬儀のことを決めていたりすれば、残された家族が行う手続きの手間を大幅に削減できます。家族は手続きや遺品整理などさまざまなことに追われるため、死ぬ前にできることはやっておきましょう。

死ぬ前にすることリスト

ここからは、死ぬ前にすることを紹介します。こちらのリストを参考にして、何をするべきなのか確認しておきましょう。

死ぬ前にすることリスト

  • 財産の整理
  • エンディングノートの作成
  • 身辺整理
  • デジタルデータの整理
  • 医療・介護の意思表示
  • 身元保証人の決定
  • 葬儀・埋葬の準備

①財産の整理

死ぬ前にやることリストとして、財産の整理が挙げられます。自分がどの程度の資産を持っているのか、改めて確認してみましょう。財産が確認できたら資産を今後どうやって使用するか、自分の死後、財産をどのように分配するかも考えてみてください。

また、持っている財産をリスト化した「財産目録」を作成するのもおすすめです。財産目録を作成する際は、預金や不動産だけでなく借金・ローンなどの負債もきちんとまとめておきましょう。

②エンディングノートの作成

エンディングノートの作成も、死ぬ前にすることの一つです。エンディングノートとは、自分の死後の希望や家族へのメッセージなどを書いておくためのノートです。死ぬ前の元気なうちからエンディングノートを書いておくことで、介護やお墓、埋葬に関する望みが実現しやすくなります。

エンディングノートの種類や書き方などに決まりはないため、自分がやりやすい方法で自由に作成しましょう。

③身辺整理

死ぬ前にすることとして、身辺整理も挙げられます。不要な家財を売ったり使っていない家電を処分したりして、自宅の中を整頓しましょう。身の回りのものの片付けは、体力や判断力があるうちに行うことが大切です。

④デジタルデータの整理

死ぬ前には、デジタルデータの整理も行うようにしましょう。デジタルデータとは、パソコンやスマートフォンなどのデジタル端末に入っているデータのことです。家族と共有したいデータやフォルダは、分かりやすいように保管しておきましょう。人に知られたくないデータにはロックをかけたり、自動削除ソフトを導入したりするのがおすすめです。

⑤医療・介護の意思表示

医療や介護に関する準備も、死ぬ前にしておくとよいことの一つです。突然怪我や病気をして意思表示ができなくなると、希望に合わない介護や医療を受けることになる恐れがあります。希望をエンディングノートや書類に書いたり事前に家族に伝えたりして、自分の意思が尊重されるようにしましょう。

⑥身元保証人の決定

家族がいない場合は、死ぬ前に身元保証人を決めておきましょう。介護施設に入所したり病院に入院したりする際は、身元保証人を立てなくてはいけません。

頼れる人が周りにいない方は、身元保証会社や専門業者などに依頼して身元保証人を確保しておきましょう。身元保証人の決定には時間や手間がかかる上、さまざまな書類が必要です。判断力があって元気なうちに、身元保証人の決定を進めましょう。

⑦葬儀・埋葬の準備

終活の一環として、葬儀や埋葬の準備を進めておくことも大切です。死ぬ前に全く準備をしていなかった場合、家族は深い悲しみの中で一から葬儀の手配をすることになります。

葬儀の希望や参列者の連絡先などを事前にリストアップしておけば、葬儀を手配する家族の負担を大幅に減らせるでしょう。また、埋葬方法についての希望がある場合はきちんと伝えておくことが大切です。

死ぬ前に終活でするべき手続き

ここからは、死ぬ前に終活の一環として行うべき手続きを紹介します。どのような手続きが必要なのか事前に把握しておき、スムーズに終活を進めましょう。

代理人の契約手続き

頼れる親族や家族がいない場合、代理人の契約手続きを進めておきましょう。代理人を立てておけば、あなたが怪我や病気によって財産管理や各種手続きができなくなった場合もサポートを受けられます。

代理人契約には「財産管理等委任契約」「任意後見契約」「死後事務委任契約」の3種類があり、以下の表のようにそれぞれ特徴が異なります。

財産管理等委任契約

・老化や身体の不調などで諸手続きや財産管理が難しくなった場合、代理人に代理権を与えるという内容

・認知能力に問題がない場合でも、委任を開始できるのがメリット

任意後見契約

・認知症で判断能力が減退した場合のことを考えて、後見人を決めておくという内容

・財産管理等委任契約とは異なり、判断能力が低下したときのみ委任を開始できる

死後事務委任契約

・死後に行うべき手続きを代理で行ってもらえるという内容

・葬儀や埋葬の希望、デジタルデータの取り扱い、身辺整理の方法などを広く委任可能

・単身の方はもちろん、「子供や孫に迷惑をかけたくない」という方が行うことも多い

遺言書の作成手続き

死ぬ前の元気なうちに行うべき手続きとして、遺言書の作成が挙げられます。相続したい財産について遺言書に明記しておくことで、親族間のトラブルを未然に防げます。ただし、書類に不備があると遺言書は無効になってしまうため注意が必要です。

遺言書には「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。自分に合っているのはどれか確認して、遺言書を作成しましょう。

自筆証書遺言

遺言者本人が自筆で作成する遺言書。特別な手続きが不要で、手軽に作成できる

公正証書遺言

2人以上の証人立ち会いのもと、公証人が作成する遺言書。遺言書は自宅ではなく、公証人役場で保管される

秘密証書遺言

自分で作成した遺言書を公証役場に持ち込み、2人の証人立ち会いのもとで遺言書の存在を保証してもらうもの

不要なサービスの解約手続き

契約しているサービスの中に不要なものがある場合、生前のうちに解約しておきましょう。故人が死ぬ前に契約していたサービスは、残された家族が解約の手続きをする必要があります。契約しているサービスが多いほど解約に手間も時間もとられてしまうため、なるべくサービスの利用数は減らしておきましょう。

生前墓の検討

死ぬ前に行うべき手続きとして、生前墓の準備が挙げられます。家族代々のお墓がない場合などは、生きている間に自分のお墓の準備を済ませておけば、家族の負担を大幅に減らせます。

家族と話し合いながら、お墓参りがしやすい形で生前墓を建てることを検討しましょう。

死ぬ前の生前整理の進め方

ここからは、死ぬ前の生前整理の進め方を解説していきます。

必要なものと不要品を分類する

まず初めに、必要なものと不要品を分別しましょう。この先使用する予定がないものや長期間使っていないものは不要品に、使用予定があるものは必要なものに仕分けます。デジタル機器に入っているデータの分別も同時に行うことがおすすめです。

財産目録の作成

死ぬ前の準備として、財産目録の作成も行いましょう。財産目録とは、持っている株や証券、不動産などの財産をまとめた一覧表です。財産目録があれば一目で財産の詳細が分かるため、遺産相続の際に役立ちます。

貴重品をまとめる

貴重品の整理も、死ぬ前に行うべき手続きの一つです。鍵がかけられる安全な場所や、限られた人しか知らない場所などにまとめて保管しておきましょう。

貴重品の例としては、以下の通りです。

貴重品の例

  • 保険証書
  • 印鑑
  • 契約書
  • 不動産の権利証
  • 預金通帳

死ぬ前に終活や生前整理を行う上でのポイント

ここからは、死ぬ前に終活や生前整理を行う上でのポイントを紹介します。

体力がいる作業から優先的に取り組む

終活や生前整理を行う上で大切なのが、体力が必要な作業から優先的に取り組むことです。遺品整理や生前墓の決定などは体力や判断力が必要なため、なるべく早めにとりかかりましょう。

ひとりだけで進めず家族や友人に相談する

終活や生前整理は、一人だけで作業を進めないようにしてください。作業を一人で進めてしまうと、作成した遺言書やエンディングノートの保管場所が伝わらなかったり、思わぬトラブルに発展したりする恐れがあります。家族や友人に相談しながら、死ぬ前の手続きを進めましょう。

終活で決めたことを定期的に見直す

終活で決めたことを、定期的に見直すことも重要なポイントです。終活についてさまざまな決定をした後でも、時間が経つにつれて気持ちや状況が変わることがあります。一年ごと、半年ごとといったように自分で期限を決め、終活内容の見直しを行うことをおすすめします。

時間をかけて終活を行う

終活や生前整理は短い時間で終わらせようとするのではなく、ゆっくり時間をかけて行うことが大切です。焦って終活を進めると、判断を誤って後悔する可能性が高まります。終活においては重要な事項も多数あるため、じっくり時間をかけながら進めるようにしましょう。

死ぬ前にすることを押さえておき、万が一のときに備えましょう

この記事のまとめ

  • 死ぬ前に準備をするメリットは、①相続トラブルを防げる②いざというときに慌てずにすむ③家族の手間を減らせる
  • 死ぬ前にすることリストは、①財産整理②エンディングノートの作成③身辺整理④デジタルデータの整理⑤医療・介護の準備⑥身元保証人の決定⑦葬儀・埋葬の準備など
  • 死ぬ前には、代理人の契約手続きや遺言書の作成、不要なサービスの解約などを進めておく
  • 生前整理では、必要なものと不要なものの取捨選択や財産目録の作成などを行う
  • 死ぬ前に終活を行う際は、体力が必要な作業から取り掛かる
  • 短時間で終活をしようとせず、焦らず時間をかけることが重要

死ぬ前に準備をしておくことは、相続トラブルを防げたり家族の手間を減らせたりするメリットがあります。死ぬ前に何をやるべきなのかしっかり把握しておけば、いざという時に慌てずにすむでしょう。本記事で紹介した死ぬ前にやるべきことを参考にして、終活や生前整理を進めてみてください。

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