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葬儀を知る

お通夜の時間に遅れる場合はどうする?連絡の方法や参加時のマナーを紹介

お通夜の時間に遅れる場合はどうする?連絡の方法や参加時のマナーを紹介

葬儀の前に故人との最期の夜を過ごすお通夜ですが、仕事やスケジュールの都合で所定の時間に遅れる場合、どう対応すればよいか悩む人は多いでしょう。本記事では、お通夜の時間に遅れる場合の対応方法について紹介します。一般的なお通夜の流れについても紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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お通夜の集合時間とは

お通夜は葬儀の前に行われる儀式であり、一般的にはお通夜と通夜振る舞いがあわせて執り行われます。そのため、準備を行う遺族や親族、受付担当の人は遅れることなく、お通夜開始の1時間前には会場へ到着しておくのが望ましいとされています。

遺族・親族は控室にてお通夜の準備をしたら、お通夜開始時間の20分前に会場へ移動し、後から来る参列者の対応を行います。

参列者については、お通夜開始時間の15分前に到着することが一般的です。会場の規模や地域、参列者の人数などによってお通夜の開始時間は異なります。当日遅れることがないように、事前の案内に従って集合するようにしましょう。

お通夜の時間に遅れるのは失礼?

お通夜や葬儀へ時間通りに参加するつもりでも、スケジュールや交通機関の遅延などといった理由でやむを得ずお通夜の開始時間に遅れることもあるでしょう。実際のところ、お通夜の開始時間に遅れるのは失礼にあたるのでしょうか。ここからは、お通夜へ遅れて参加することに対する一般的な考え方を紹介します。

訃報は急な出来事であるため「失礼」とまでは言い切れない

結論からいうと、お通夜当日に遅れることは失礼とは言い切れません。約束の時間を守ることは一般的なマナーではありますが、そもそも訃報は突然の出来事であり、あらかじめ葬儀やお通夜のために参列者が準備をしておくものではないためです。

特に働いている場合、終業後にお通夜に参列する人も多いため、残業などで多少遅れる可能性もあります。たとえ開始時間に遅れるとしても、故人のお悔やみの場へ駆けつけてくれることは、故人の家族にとってはありがたいものです。

参列者は忙しい中わざわざ時間を空けて参列してくれていることから、多少遅れることがあってもマナー違反にあたるとは言い切れないのです。開始時間に多少遅れるとしても、お世話になった人のお通夜や葬儀にはできるだけ参列することが望ましいとされています。

お通夜開始後1時間程度の遅れでは参列すべき

お通夜への参列が遅れる場合でも、一般的には開始時間から1時間程度遅れるくらいであれば参列すべきとされています。

開始から1時間程度であれば、まだお通夜の儀式が行われている最中であることが多いです。あらかじめ連絡した上で、受付の人や会場のスタッフの案内があれば焼香をさせてもらえるでしょう。

一般的なお通夜にかかる時間

お通夜の開始時間に多少遅れること自体はそこまで問題はありませんが、できるだけ遅れることがないようにするためには、あらかじめ一般的なお通夜のスケジュールを把握しておくことが大切です。ここからは、一般的なお通夜にかかる時間について紹介します。お通夜当日のスケジュールを考える上で参考にしてみてください。

一般的なお通夜の流れ

一般的なお通夜では参列者の受付終了後、僧侶の読経、焼香の順番に執り行われます。焼香については、参列者の人数や会場の規模によって順番やかかる時間が異なりますが、遺族・親族・一般参列者の順が一般的です。

全員の焼香が終わったら、僧侶による法話(仏教の教えに関する話)が行われますが、場合によっては法話をせずにお通夜が終わる場合もあります。お通夜が終わると、故人の追悼や参列者へのおもてなしといった意味を持つ「通夜振る舞い」という会食が行われることが一般的です。

一般的なお通夜の流れ

  1. 参列者の受付・着席
  2. 僧侶の入場
  3. 開式の挨拶
  4. 僧侶による読経(10~15分)
  5. 遺族・参列者による焼香
  6. 僧侶による法話(10分~15分)
  7. 喪主による謝辞・散会の挨拶
  8. 散会または通夜振る舞い

一般的なお通夜の開始時間は18時~19時

「お通夜」は言葉の通り、夜間に執り行われる儀式であり、一般的には18時~19時頃に始まります。開場および参列者の受付は、お通夜の開始時間の30分~1時間ほど前から始まります。

喪主や遺族の場合、開始前に当日のスケジュール確認や会場スタッフとの打ち合わせなどが行われるため、遅れることなく集合しましょう。通夜振る舞いをあわせて行う場合や、ご喪家の都合によっては開始時間が多少前後する場合があるため、事前の案内を確認してください。

通夜振る舞いを含めると所要時間は3時間~4時間

お通夜の所要時間は当日のスケジュールによって多少変動しますが、通夜振る舞いを含めた場合で一般的に3時間~4時間程度かかります。

お通夜の儀式自体は1時間程度で終了しますが、先述した通り、開始時間前にはすでに集合している必要があります。さらに、参列者が多い場合には受付や香典の受け取りに時間がかかる場合もあるため、集合してから帰宅するまでの時間はもう少し長くなるでしょう。解散は喪主による散会の挨拶の後で、21時~22時頃になることも多いです。

お通夜の時間に遅れる場合の対応方法・マナー

当日は遅れることなく参列することが望ましいですが、どうしても遅れる場合はマナーを踏まえて正しい方法で対応すれば、ご喪家やほかの参列者に失礼なく参列できます。ここからは、お通夜の時間に遅れる場合の対応方法・マナーについて解説します。

事前に斎場・ご遺族へ電話で連絡を入れる

お通夜の開始時間に確実に遅れる場合は、分かった時点で斎場・ご遺族へ連絡を入れましょう。メールやLINEなどの方法は手軽ですが、フォーマルシーンでは略式というイメージを持たれるため、特に伝える相手が年配の人の場合は避けた方がよいでしょう。

また、メールやLINEだと忙しくて連絡に気付いてもらえない可能性もあるため、電話で連絡することをおすすめします。連絡の際には、お通夜の開始時間に遅れることをお詫びするとともに、何時くらいに会場へ到着するのか・焼香などはさせてもらえるのかなどを伝えましょう。

なお、お通夜の間は会場スタッフやご遺族は参列者の対応に追われて忙しく、遅れる連絡をすることで余計な手間をかけてしまいます。そのため、できるだけお通夜の開始時間前に連絡を入れるようにしてください。

会場に到着したらまずは受付へ行く

会場へ到着したら、遅刻した場合でもまずは受付へ行きます。受付にて遅刻したことへのお詫びを伝えるとともに、焼香したい旨を伝えましょう。

なお、すでに受付が終了している場合は、会場のスタッフやお世話役の人を探しましょう。会場は読経や焼香の途中である場合があるため、場の雰囲気を壊さないためにも、いきなり会場へ向かうのは避けてください。

お通夜に遅れる場合のお詫びの伝え方

受付にてお通夜に遅れることのお詫びを伝える際には、遅刻の理由を詳しく説明しなくても問題ありません。理由を伝える場合も「事情により」と簡潔に述べ、遅れたことの謝罪と弔意をメインに伝えましょう。

【例文】お通夜に遅れる場合のお詫びの言葉①

このたびは突然のことで、誠にご愁傷様でございます。事情により遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした。せめて、お焼香だけでもさせていただければと思い参りました。お焼香をさせていただいてもよろしいでしょうか?

【例文】お通夜に遅れる場合のお詫びの言葉②

このたびは急なことで、心よりお悔やみ申し上げます。本来であればすぐにでも駆けつけるべきでしたのに、開始時間に遅れてしまい大変申し訳ございません。可能であればご焼香だけでもさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?

お通夜の時間に大幅に遅れる場合は改めて弔問する

お通夜の開始時間から大幅に遅れる場合は、参列を見送りあらためて弔問しましょう。故人の家族は葬儀やお通夜での対応で疲れているため、あまりにも遅い時間に会場へ行くとかえって負担をかけてしまいます。ですから、会場への到着時間が大幅に遅れる場合は、お通夜への参列を遠慮した方がよいでしょう。

お通夜への参列を遠慮する代わりに、その後の葬儀・告別式に参列したり、葬儀後に日をあらためて喪主の自宅を訪問したりといった方法で弔意を伝えるのが一般的です。なお、別の日に喪主の自宅へ訪問する場合は、あらかじめ訪問の可否・日程について確認しておきましょう。

お通夜の時間に遅れる場合のよくある質問

最後に、お通夜の時間に遅れる場合のよくある疑問点をQ&A形式で説明します。

Q1. お通夜に遅れる場合の香典はどうする?

お通夜に遅れる場合でも、受付がまだ開いている場合には受付で渡しましょう。受付では芳名帳に名前と住所を記載してから、香典を渡します。香典の金額・包み方は時間通り参列する場合と同じで、故人との関係に合わせた金額を不祝儀袋に包みましょう。

▶香典の正しい入れ方を詳しく知りたい方はこちら

受付が開いていない場合には直接喪主へ渡すか、葬儀・告別式にて香典を渡すことが一般的です。お通夜の時間に香典を渡す場合、受付終了後も担当者が残っていることもありますが、金銭トラブルを避けるために喪主へ直接渡しましょう。

急いでお通夜に参列したために香典が用意できなかった場合は、翌日の葬儀・告別式で渡したり、不祝儀袋に入れて現金書留で送ったりといった方法でも可能です。香典を郵送する場合は、送ったものの内容が分かるように、お悔やみとお詫びの言葉を書いた手紙を同封しましょう。

▶香典を郵送する際のマナーや注意点はこちら

Q2. お通夜に遅れる場合の会場へ入るタイミングは?

お通夜に遅れる場合、会場へ入るタイミングはスタッフの指示に従いましょう。焼香や読経の邪魔をしてしまう場合もあるため、自分の判断で会場に入るのは避けてください。受付で会場スタッフへ遅刻したことを伝えたら、指示されたタイミングで会場に入りましょう。

Q3. 一般的に何時までなら参列ができる?

お通夜に遅れる場合でも、一般的なお通夜・通夜振る舞いの開始時間を踏まえると20時頃までであれば参列が可能な場合が多いです。参列可能時間はご喪家の都合や会場によって異なるため、遅れる連絡を入れる際に参列できるかを確認しておきましょう。

開始時間に遅れる場合は、事前連絡をした上でお通夜へ参列しよう

この記事のまとめ

  • お通夜は喪主・遺族は1時間前、参列者は15分前までに到着しておく
  • 訃報は急な出来事であるため、お通夜への遅刻は失礼とはいえない
  • 開始時間から1時間程度の遅れであれば参列すべき
  • お通夜に遅れる場合は、事前に斎場・ご遺族へ電話連絡をしておく
  • 会場に到着したら受付へ行き、スタッフが指示するタイミングで会場へ入る
  • お通夜に遅れる場合は一般的に20時頃までであれば参列可能なことが多い

お通夜の開始時間に遅れる場合でも、しっかり連絡を入れておくことで、ご喪家やほかの参列者に迷惑をかけずに弔意を伝えられます。本記事で紹介した対応方法も踏まえて、万が一のときも落ち着いて対処しましょう。

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