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葬儀を知る

【基本マナー】香典を郵送する際の正しいマナーと注意点|送るタイミングや添える手紙の文例などを紹介

【基本マナー】香典を郵送する際の正しいマナーと注意点|送るタイミングや添える手紙の文例などを紹介

お通夜や葬儀に参列したことはあっても、香典を郵送したことがないという方は多いでしょう。葬儀に参列できず、香典の郵送方法にお困りの方に向け、宗派に合った不祝儀袋の選び方や現金書留での送り方、最適なタイミング、添える手紙の文例まで、ご遺族に失礼のない正しい注意点を解説します。

この記事で分かること

  • 香典を郵送する際の準備と守るべき点
  • 現金書留での正しい送り方と適切なタイミング
  • お悔やみの気持ちを伝える手紙の書き方と文例

「ひとたび」は、東京都内で6つの総合斎場を運営する東京博善(創業100年超)がお届けするお役立ちコラムです。現場を知り尽くした専門スタッフが、葬儀・法要・終活の疑問に分かりやすくお答えします。

香典は郵送してもよい?

「香典の郵送は不適切にならないのか?」と疑問を持つ方もいるでしょう。結論を述べると、香典は郵送しても問題ありません。どうしても外せない予定や仕事など、さまざまな理由でお通夜や葬儀に参列できないこともあるでしょう。その場合は、故人へのお悔やみやご遺族への気遣いの気持ちを伝えるためにも、香典を先方へ郵送することをおすすめします。

▶遠方の葬儀に香典を送る方法について詳しくはこちら

香典を郵送する際に気を付けたいポイント

香典を郵送する際は、お通夜や葬儀に参列して直接渡すときとは異なる注意点があります。故人への弔意とご遺族への配慮が伝わるよう、送り方や送る時期などをあらかじめ確認しておきましょう。

故人の宗派に合った不祝儀袋を選ぶ

香典を郵送する場合は、故人の宗派に適した不祝儀袋を選ぶのが一般的です。宗派によって使用できる不祝儀袋のデザインや表書きなどが異なるため、ご遺族に失礼にならないよう注意が必要です。

仏式

仏式のお通夜や葬儀では、蓮や菊の花が描かれているものや、無地の不祝儀袋を使用します。蓮の花がデザインされた不祝儀袋は、仏式の葬儀以外では使えないため注意が必要です。表書きには「御香料」「御香典」「御霊前」などを使うのが一般的です。

神道

神式の葬儀へ香典を郵送する場合は、白無地の不祝儀袋を選びましょう。絵柄がデザインされている不祝儀袋を使うのは不適切です。表書きには「御霊前」「御榊料」「御玉串料」などを使用しましょう。

キリスト教

キリスト教の葬儀へ香典を送る場合、十字架の絵や百合の花が描かれている不祝儀袋か、白無地のものを選びましょう。十字架や百合の花がデザインされているものは、キリスト教以外では使用できません。また、表書きには「御霊前」「御花料」「御弔慰料」を使用します。

故人の宗派が不明な場合

遠方に住んでいる方や、生前にあまり関わりがなかった方の葬儀の場合、宗派が不明なこともあるでしょう。故人の宗派が分からない場合は、白無地の不祝儀袋を選んでください。

表書きは、宗派を問わず一般的に用いられる「御霊前」と記載するのが適切ですが、一部の宗派(浄土真宗やプロテスタントなど)では「御仏前」や「献花料」など異なる表現を用いることがあります。そのため、もし故人の宗派が後から判明し、特定の宗派であることが分かった場合は、それに合わせた表書きを選ぶことをお勧めします。

現金書留で送る

香典を郵送する場合は、必ず「現金書留」で送ってください。香典は現金であるため、普通郵便や宅急便では郵送できません。普通郵便や宅急便で香典を郵送するのは法律違反になるため、必ず現金書留で送りましょう。

現金書留の封筒に直接現金を入れるのは不適切になるため、不祝儀袋に現金を包んでから現金書留の封筒に入れてください。不祝儀袋が折れ曲がらないよう、大きめのサイズの封筒を選ぶのがおすすめです。

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郵送時の宛名には、喪主の名前を書く

香典を郵送する際、現金書留の封筒の宛名には喪主の方の名前を書きます。喪主とは、ご遺族の代表として葬儀を取り仕切る人のことです。直接喪主の方と面識がない場合でも、喪主の方の名前を書きましょう。ただし、喪主の方の名前が分からない場合は、宛名に「〇〇(故人の名前)様ご遺族様」と書いて問題ありません。

手紙(添え状)を同封する

香典を郵送する際は、故人を悼む気持ちを伝える手紙を添えて送ることをおすすめします。必ずしも必要なわけではありませんが、手紙を添えることでご遺族に丁寧な印象を与えられます。

送り先の確認:喪主の自宅か葬儀会場へ送る

香典の郵送先は、葬儀会場か喪主の方の自宅です。葬儀当日に間に合うか分からない、または葬儀後に香典を郵送する場合は、喪主の方の自宅に郵送します。葬儀まで時間に余裕があり、葬儀が行われる当日に間に合う場合は、葬儀会場へ香典を郵送しましょう。

この場合、「〇〇斎場気付〇〇家〇〇様」とし、気付で郵送してください。ただし、斎場によっては現金書留を受け取らないこともあるため、前もって確認しておきましょう。

郵送する香典の包み方

香典を郵送する際は、不祝儀袋の包み方や現金の扱いなど、直接渡すときとは異なる点に配慮する必要があります。ご遺族が受け取った際に失礼のないよう、お札の向きや金額、不祝儀袋への入れ方を確認して準備しましょう。

現金を郵送する際は、現金書留を利用します。香典として送るときは、現金を不祝儀袋に包んだ上で現金書留の封筒に入れましょう。また、お札の状態や枚数についても気を付けたい点があるため、以下の内容を確認しながら準備を進めてください。

不祝儀袋に入れるお札の向きや状態に配慮する

香典を郵送にて送付する際は、お札の向きや入れ方や状態にも配慮が必要です。不祝儀袋にお札を入れる際は、お札に描かれている人物の肖像が裏側かつ下向きになるように入れるのが一般的です。これには、悲しみで顔を伏せているという意味が込められています。

また、新札は不幸をあらかじめ予期して準備していたという印象を与えるため避けるのが一般的です。

手元に新札しかない場合は、一度折り目をつけてから包むとよいとされています。逆に、破れがひどいボロボロのお札を使用するのも失礼にあたるため注意してください。

包む金額や入れるお札の枚数は奇数にする

香典に包む金額やお札の枚数は、割り切れない奇数にするのが一般的です。偶数は割り切れることから、ご縁が切れることや別れを連想させるため、弔事では避けられます。

例えば、1万円、3万円、5万円といった金額がよく選ばれます。

また、金額が奇数であっても、「死」や「苦」を連想させる4や9がつく金額は縁起が悪いとされているため避けてください。複数のお札を入れる場合は、千円札や5千円札など種類を統一しておくと、ご遺族が金額を確認する際の負担を減らせます。

香典袋などを現金書留封筒に入れる順番を守る

現金書留で香典を送る際は、お金や香典袋、添え状の入れ方にも手順があります。

まず、現金を中袋に入れたら、その中袋を不祝儀袋に収めます。

次に、現金書留の専用封筒に、不祝儀袋と添え状を入れた封筒を一緒に入れます。

このとき、添え状が不祝儀袋の裏側にくるように重ねて入れるのが一般的です。中袋がないタイプの不祝儀袋の場合は、お札を直接不祝儀袋に包んでから専用封筒に収めてください。

香典を郵送する際の送り方の注意点

香典の郵送方法が間違っていると、ご遺族に対して失礼になる上、迷惑をかけてしまうこともあります。ここからは香典を郵送する際の注意点を解説します。間違いがないよう確認しておきましょう。

▶香典を郵送する際の基本的なマナーと注意点について詳しくはこちら

香典を送るタイミングに気をつける

基本的にはなるべく早く香典を郵送する方がよいでしょう。ご遺族が落ち着いてからと考えて、しばらく経ってから送ったのでは、忘れていたのかと思われてしまうかもしれません。

ただし、葬儀直後は何かと遺族は忙しくなるため、一呼吸置いてから送るという心遣いがあってもよいでしょう。葬儀終了後、2、3日から1週間の間あたりが適当なタイミングです。

お通夜まで時間的に余裕がある場合

葬儀に参列できないなどの理由で香典を郵送する場合、送るタイミングが重要です。通夜や葬儀に間に合うようであれば斎場宛てに、間に合わない場合は葬儀後に喪主の自宅宛てに、できるだけ早く郵送するのが一般的とされています。特に、葬儀後は1週間以内、遅くとも四十九日までには届くようにするのが望ましいでしょう。

▶お通夜の香典の書き方と渡し方について詳しくはこちら

すぐにお通夜が行われる場合

すぐにお通夜や葬儀が執り行われ、葬儀までに香典が届かない場合は、葬儀後、2~3日から1週間の間に郵送するようにしましょう。葬儀の直後のタイミングは、遺族はさまざまな手続きに追われているため、避けた方が無難です。

葬儀が終わっている場合

既に葬儀が終わっていた場合は、なるべく早く香典を郵送してください。仏教や神道の場合、香典を郵送するタイミングによって、表書きが変わることがあります。四十九日や五十日祭前の場合は、まだ故人の魂がこの世に残っていると考えられているため、表書きに「御霊前」と使えます。

しかし、四十九日または五十日祭を過ぎると、魂は仏様や神様になるとされているため、「御霊前」は使用できません。仏教では「御仏前」、神道では「御神前」を使いましょう。

現金書留の封筒は通常の濃さの筆記用具で書く

現金書留の専用の封筒は、通常の濃さの筆記用具で書きましょう。香典が入っているからと薄墨で書く必要はなく、ボールペンや万年筆を使って問題ありません。また、現金書留の封筒は、コンビニでの集荷やポストへの投函には対応していないため、必ず郵便局の窓口で受付をしてもらいましょう。

不祝儀袋の氏名や住所は省略しない

香典郵送時は、不祝儀袋の表書きを省略しないよう注意してください。現金書留の封筒に氏名や住所などを書くことから、不祝儀袋の表書きや中袋への記入を省略する方がいますがこれは不適切です。ご遺族が香典を集計する際に困ってしまうことにならないよう、不祝儀袋にも氏名や住所を必ず記入しましょう。

香典の辞退が案内されている場合は送るのを控える

近年増えている家族葬などでは、ご遺族の意向で香典を辞退される場合があります。訃報の連絡や葬儀の案内に香典を辞退する旨が記載されている場合は、郵送であっても送るのを控えるのが一般的です。

ご遺族の意向に反して香典を送ると、かえって香典返しの手間などをかけさせてしまい、迷惑になる恐れがあります。

香典を送ってよいか判断に迷う場合は、事前に葬儀社や関係者に確認をとってから判断すると安心です。ご遺族の気持ちを第一に考え、無理に送らないように配慮してください。

郵送にかかる費用を事前に確認する

香典を現金書留で郵送する際には、香典として包む金額以外にもいくつかの費用が発生します。

具体的には、郵便局で購入する現金書留の専用封筒代、定形郵便または定形外郵便の基本料金、そして現金書留の加算料金です。

加算料金は送る金額や重量によって変動し、合計で500円〜700円程度の料金がかかることが一般的です。

郵便局の窓口で現金と一緒にこれらの郵送料を支払う必要があるため、あらかじめ多めに小銭や千円札を用意しておくとスムーズに手続きができます。正確な料金は発送時に窓口で確認してください。

香典郵送時に同封する手紙の書き方

香典を郵送する際は、手紙を同封すると丁寧だと先述しましたが、手紙を書く際も意識すべきことがあります。ここからは、香典を郵送する際に同封する手紙の書き方を紹介します。

▶香典を郵送で送る際の手紙の書き方について詳しくはこちら

頭語・結語を省略する

香典郵送時に同封する手紙では、頭語や結語は省略するのが一般的です。頭語とは、手紙の書き出しに使われる「前略」「拝啓」などの挨拶のことです。結語とは頭語と対になる言葉で、手紙の締めくくりに使われる「草草」「敬具」などを指します。安否についても書かず、すぐに故人が亡くなったことに関する内容を書きましょう。ただし、結びの言葉として「合掌」のみは使用可能です。

季節の挨拶を避ける

香典に添える手紙では、時候の挨拶を書かないのが一般的です。通常の手紙であれば冒頭に季節を感じさせる言葉を綴りますが、弔事においては悲しみの中にいるご遺族への配慮を最優先します。

前文を省き、すぐにお悔やみの言葉へ入ることが、故人を悼む気持ちを端的に伝えることにつながります。手紙の目的はあくまで哀悼の意を表し、参列できないことへのお詫びを伝えることにあるため、季節の移ろいに触れるような日常的な挨拶は避けるようにしてください。事務的な印象を与えるのではないかと心配する必要はなく、形式を簡潔に整えること自体が、ご遺族の状況を慮った深い礼儀となります。

忌み言葉・重ね言葉を避ける

香典に同封する手紙を書く際は、忌み言葉や重ね言葉に注意しましょう。これらの言葉は不幸が繰り返すことをイメージさせる表現のため、香典郵送時の手紙では使わないのが一般的です。具体的には、以下のような言葉が当てはまります。

忌み言葉の例

  • さらに
  • 追って
  • 続いて
  • 再び
  • 亡くなる
  • 死ぬ
  • 四、九
  • 不幸

重ね言葉の例

  • たびたび
  • いよいよ
  • 重ね重ね
  • ますます
  • くれぐれも
  • 次々

手紙は一枚におさめる

香典郵送時に添える手紙は、1枚に留めておくのが一般的です。これは、2枚以上使用すると「重ね重ね」「不幸が重なる」という意味になってしまい、ご遺族に対して失礼にあたるためです。縦書き用の白無地の便箋を用意し、3つに折り畳んで封筒に入れましょう。

▶香典を送る時の手紙で使う一筆箋について詳しくはこちら

薄墨で書く

香典に添える手紙は、葬儀や告別式といった弔事の場では薄墨の筆ペンや毛筆を使用するのが適切とされています。薄墨を用いることで、「涙で墨が薄くなってしまった」「故人を亡くし、深い悲しみを感じている」といった気持ちを表すことができます。文字が潰れないように、読みやすさを考慮して丁寧に書きましょう。

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縦書きで書く

香典に添える手紙は、縦書きで書くことが一般的です。弔事の手紙では縦書きが丁寧な形式とされており、ご遺族へのお悔やみの気持ちをより改まった形で伝えられます。

市販の便箋を使用する場合は、白無地で罫線が入ったもの、あるいは完全に無地のものを選び、毛筆や薄墨の筆ペンを用いて書き進めます。横書きは親しい間柄での略儀とされることが多いため、基本的には避けた方がよいでしょう。

一筆箋を利用する場合も同様に、縦書きのデザインを選ぶことで、しめやかで落ち着いた印象を与えられます。形式を整えてお送りすることは、故人への哀悼の意と、悲しみの中にいるご遺族への敬意を表すことにつながります。

白無地の封筒を選ぶ

手紙を同封する封筒には、白無地のものを選んでください。二重の封筒だと「不幸が重なって起こる」と捉えられてしまうため、一重の封筒(郵便番号枠のないもの)を選びましょう。もし、色がついている封筒を使う場合は、深緑やグレー、紫などの寒色系の色のものを使用します。柄が入ったものや明るい色の封筒は不適切になるため、注意してください。

ご遺族へのお悔やみの言葉を入れる

手紙には故人を悼む気持ちや、葬儀に参列できないことへのお詫びだけでなく、ご遺族を労わる言葉も添えます。大切な方を亡くされたご遺族は、深い悲しみの中にありながら、葬儀の準備や手続きなどで心身ともに疲弊している場合が少なくありません。

そのため「ご自愛くださいませ」と体調を気遣ったり、ご遺族の心情に寄り添ったりする内容を盛り込むことが大切です。形式的な謝罪に終始せず、相手を思いやる一言を添えることで、直接伺えない非礼を補うとともに、温かな励ましを届けることができます。悲しみの渦中にある方に配慮した、優しい言葉選びを心がけましょう。

喪主と面識がない場合は故人との関係を記す

香典を送る際、ご自身が故人とは親しくても、喪主やご遺族とは直接の面識がない場合もあります。誰からの香典かご遺族が把握できないと、戸惑わせてしまう原因になります。

そのため、手紙の中に「大学時代の友人の〇〇です」「職場で同僚でした」など、故人との関係を簡潔に書き添えると丁寧です。

関係がわかる一言があるだけで、ご遺族も安心して香典を受け取ることができます。手紙の冒頭や結びの言葉の前後など、不自然にならない位置に添えてください。

句読点を使用しないように配慮する

弔事に関する手紙や挨拶状では、句読点を使用しないのが本来の作法とされています。これには、葬儀や法要が滞りなくスムーズに終わるようにという願いや、区切りをつけないという意味が込められています。

お悔やみの手紙を書く際も、「、」や「。」を使わずに、空白(スペース)や改行を活用して読みやすく工夫してください。

ただし、近年では読みやすさを優先して句読点を使う方も増えてきているため、絶対に避けるべきというわけではありません。より丁寧な形式を重んじる場合は、句読点を使わずに作成することをおすすめします。

香典に添える手紙の文例

香典を郵送する際の手紙には、気をつけなければいけないことも多く、書き方に戸惑ってしまいがちです。どのように手紙を書けばよいか分からない方は、ここから紹介する例文を参考にしてみてください。

葬儀に参列できない場合

葬儀のお知らせをもらったものの、事情により参列できない場合の文例は以下の通りです。文章には、故人へのお悔やみとご遺族への気遣いを入れましょう。欠席理由には詳しく触れる必要はなく、「諸事情のため」として問題ありません。

葬儀に参列できない場合の文例

〇〇様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。とても優しいお人柄であっただけに、ご遺族の皆様の悲しみはいかばかりかとお察し申し上げます。さぞお力落としのことでしょうが、ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。本来であれば、すぐに駆けつけたいところでございますが、諸事情により参列がかないませんこと、誠に申し訳ございません。別便にて心ばかりのものを送らせていただきました。御霊前にお供えいただければと存じます。

簡潔に書く場合

生前の故人とさほど深い関係ではなかった場合、簡潔にまとめて手紙を書くこともあります。簡略的な挨拶とする場合も、故人へのお悔やみとご遺族への配慮を忘れないようにしましょう。

簡潔に書く場合の文例

この度は〇〇様のご逝去を慎み、謹んでお悔やみ申し上げます。ご遺族の皆様の悲しみをお察し申し上げます。諸般の事情により、葬儀に参列できない無礼をお許しください。御霊前にお供えいただきたく、心ばかりのものを同封いたしました。

葬儀後に訃報を知った場合

葬儀後に訃報を知った場合は、葬儀に参列できなかったことや、これまで弔問できなかったことへのお詫びをしましょう。ご遺族に誰からの香典なのか伝わるよう、自身と故人との関係を説明することもあります。

葬儀に参列できなかった場合の文例

〇〇様の高校時代の友人の〇〇と申します。突然の訃報を受け、悲しみと驚きを深くしております。〇〇様がご逝去されたことも存じ上げず、葬儀に伺ことが叶わず申し訳ありませんでした。取り急ぎ、心ばかりのものをお送りいたします。

香典を郵送する場合に関するよくある質問(FAQ)

香典を郵送する際に抱きがちな疑問について、FAQで解説します。

Q.喪主が分からない場合の宛先はどうすればいい?

喪主の名前が分からないときは、現金書留の宛先に「(故人の名前)様 ご遺族様」と記入すれば問題ありません。宛名が空欄のままでは届かない可能性があるため、必ずこの形式で記載するようにしてください。

また、ご遺族が香典の送り主を正確に確認できるよう、手紙などの添え状で故人との関係を伝えておくのが親切です。ご遺族は葬儀後の慌ただしい中で整理を行うため、誰からの香典か一目で分かる配慮があると、受け取る側の負担を軽減できます。なお、現金書留の封筒の住所や氏名は、略さず正確に記入することを心がけてください。

Q. 弔電を送る場合の香典は?

A. 弔電と香典を両方送ることは、より丁寧な哀悼の意を示す方法として一般的です。葬儀に参列できない場合でも、弔電と香典の両方を手配することで、故人への敬意やご遺族への思いやりをより深く伝えられます。

弔電は、葬儀場の受付で確認できるよう告別式の開始時間までに届くよう手配してください。一方で、香典は現金であるため、弔電に同封することはできません。香典を郵送する際は、不祝儀袋に現金を包んだ上で、別途現金書留専用の封筒を用いて喪主の自宅や葬儀会場へ送りましょう。事前に弔電が届いていることで、後から届く香典もスムーズに受け取っていただけます。

Q. 香典を郵送する前に電話かメールした方がいい?

A. 香典を郵送する際に、事前に電話やメールで連絡を入れるべきか迷う方もいるでしょう。結論から申し上げますと、基本的には事前の連絡は不要です。

ご遺族は葬儀の前後で非常に多忙な時間を過ごしており、精神的にも余裕がない場合が多いためです。突然の電話やメールへの対応が、かえって負担になってしまう可能性もあります。

ただし、故人と非常に親しい間柄であったり、香典を現金書留で送る際に受け取りの都合を確認したかったりする場合は、簡潔に連絡を入れてもよいでしょう。その際は、相手の状況を最優先に考え、返信を求めない配慮を忘れないようにしてください。基本的には、お悔やみの手紙を同封して郵送することで、十分にお気持ちは伝わります。

Q. 香典に添える手紙の日付はどうする?

A. 手紙の最後には、投函する日の日付を記載します。漢数字を用いて、縦書きで書くのが一般的です。

Q. 香典返し不要の場合どう書けばいい?

A. ご遺族に香典返しの辞退を伝える場合は、不祝儀袋の裏面や中袋の住所・氏名を記載する欄の横に、不要な旨を書き添えるのが一般的です。

具体的には「誠に勝手ながら香典返しのご配慮は無用にお願いいたします」と一筆添えてください。また、香典に同封するお手紙(添え状)の中に、辞退の意向を書き記しても問題ありません。

郵送で香典を送る場合、ご遺族は後から内容を確認するため、言葉で直接伝えられない分、はっきりと意思を表示しておくことが大切です。余計な気遣いや負担をかけたくないという、贈り主側の配慮であることが伝わるよう、丁寧な言葉選びを心がけましょう。

Q. 会社関係者に連名で送る場合の注意点は?

A. 会社関係の方々と連名で香典を郵送する場合、不祝儀袋の表書きには、贈り主全員の氏名を記載するのが一般的です。ただし、三名を超える大人数になる場合は、代表者の氏名を中央に書き、その左側に「他一同」や「有志一同」と書き添えましょう。

また、封筒の中には、全員の氏名とそれぞれの住所、包んだ金額を明記した別紙を同封してください。これによって、ご遺族が香典返しや整理を行う際の負担を軽減できます。

なお、会社の部署単位で送る場合は、「〇〇株式会社 〇〇部一同」と記載します。現金書留の封筒にも、不祝儀袋の表書きと同様の代表者名を記入し、誰からの香典であるかが一目で分かるよう配慮することが大切です。

正しいマナーを守って香典を郵送しましょう

この記事のまとめ

  • お通夜や葬儀に参列できない場合は香典を郵送することができる
  • 不祝儀袋は故人の宗派に合わせて選ぶ
  • 香典は必ず現金書留で郵送する
  • 香典郵送時は、手紙を同封すると丁寧
  • 不祝儀袋の氏名や住所は省略せずに記載する
  • 手紙では頭語・結語を省略し、忌み言葉や重ね言葉を避ける

やむを得ない事情でお通夜や葬儀に参列できなかったり、葬儀後に訃報を知ったりした場合は、香典を郵送することができます。香典を郵送する際は気をつけるべき点や注意点が多々あるため、ご遺族に対して失礼にならないよう配慮しましょう。また、手紙を同封する場合は、今回紹介した書き方や文例を参考にしてみてください。

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

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