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葬儀のあと

喪中でも七五三をして大丈夫?お参りや写真撮影などのマナーも紹介

喪中でも七五三をして大丈夫?お参りや写真撮影などのマナーも紹介

喪中ではお祝い事を避けるべきとされていますが、子供の七五三と重なった時に通常通り行っても大丈夫なのか分からない方もいるでしょう。本記事では、喪中期間の七五三について解説します。神社への参拝や写真撮影時のマナーなど配慮すべきことを把握し、喪中に七五三を迎える際の参考にしてください。

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喪中とは

喪中とは、家族の死を悼み喪に服する期間のことです。喪中は慶事への参加や旅行などを避け、慎んで過ごす期間とされています。そのため、喪中の間は七五三を避けるべきと思う方も多いでしょう。

喪中の期間は故人との関係により異なりますが、最長で逝去から一年間です。この期間は故人の死に寄り添って過ごすべきとされています。

▶喪に服す期間について詳しくはこちら

喪中に避けた方がよいこと

喪中では、慶事の開催や宴席への参加などを避けるべきとされています。具体的には、以下の通りです。

喪中に避けた方がよいこと

  • 結婚式
  • 新車や新築の購入
  • お正月のお祝い
  • 旅行

喪中は、どうしてもキャンセルできない行事を除いて慶事を避けるべきとされています。スケジュールをずらせるようであれば、これらの行事は喪中明けに行うのが望ましいでしょう。

予定が間近に迫っていてキャンセルが難しい場合は、柔軟に対応しても問題ありません。故人の死に寄り添う気持ちを大切に、行事に参加してください。

忌中との違い

忌中とは、仏教では故人が亡くなってから四十九日まで、神道では五十日までの期間です。仏教においては、故人は忌中の間に来世での過ごし方が決まるとされており、この期間は遺族も外出を避けて故人の冥福を祈ります。神道では、故人は五十日祭を境に家を守る守護神になると考えられています。

▶神道の死生観や法要についてはこちら

喪中に七五三をしても問題はない

結論から言うと、喪中に七五三をしても問題はありません。喪中では、慶事を避けるべきといわれています。しかし、七五三はお祝いが目的ではなく、子供の成長を願うものであるため、喪中だからといって遠慮する必要はありません。

七五三とは

七五三とは子供が無事に成長したことへの感謝と、これからの健やかな人生を願う行事です。七五三では神社への参拝やご祈祷、家族での食事、記念撮影などを行う家庭が多いでしょう。

七五三は、男の子は5歳、女の子は3歳と7歳の時に行います。数え年でも満年齢でも問題ないとされているため、仕事や学校の行事と重ならないよう考え、よりよいタイミングを家族で話し合って決めましょう。

七五三のお参りはいつでも大丈夫

七五三は11月15日を目途に行うのが一般的ですが、日にちはあくまでも目安です。11月15日から前後1~2ヶ月、またはそれ以外の時期に七五三を行っても問題ありません。いつお参りしても子供の成長を願う気持ちに変わりはないため、家族の気持ちが落ち着いた頃に参拝に出向きましょう。

喪中に七五三を行う時に配慮したいこと

喪中に七五三を行うこと自体は問題ありませんが、いくつかの配慮すべき点を解説します。

家族でよく相談して七五三行事の日程を決める

七五三の日程は、家族でよく相談して決めることが大切です。喪中であっても七五三の行事を行えますが、親族の中には故人が亡くなってすぐに七五三を行うのは望ましくないと考える方もいるでしょう。

七五三は数え年や満年齢どちらでも可能で、一年を通していつ行ってもよいものです。法事や仕事、子供の学校行事と日程が重ならないように配慮し、全員が納得できるタイミングで七五三を迎えるのがおすすめです。

写真撮影は落ち着いた場所やスタジオを選ぶ

喪中に七五三の撮影を行っても問題ありませんが、写真撮影は落ち着いた場所や撮影スタジオを選ぶのが望ましいでしょう。喪中は故人を偲んで喪に服す期間であるため、極端に混雑する有名な神社などは避けて、家族でゆっくりと過ごせる場所で写真撮影をすることをおすすめします。

神社に参拝してよいか確認する

神道の教えにより厳禁とされているのは、忌中の神社への参拝です。忌明け後となる喪中であれば七五三の参拝は問題ないとするのが一般的ですが、神社によって考えが異なる場合があります。七五三の参拝をしたい時は、神社に確認してから出向くとよいでしょう。

喪中に七五三を行う場合、お寺を選ぶことも選択肢の一つです。

仏教ではお寺へ出向くことは先祖への挨拶という意味を持ち、参拝は歓迎すべきという考えもあります。

七五三でお寺への参拝を検討している場合は、該当のお寺がご祈祷の受付をしているかを事前に確認してみてください。

食事会は故人への哀悼の意を忘れずに行う

七五三を迎えるにあたって食事会を開く場合は、極端に大がかりな食事会にならないように配慮しましょう。喪中はパーティーの開催は控えるべきとされていますが、派手な食事会でなければお祝いの席を設けても問題ありません。ただし、あくまで喪中のため、故人への哀悼の気持ちを忘れずに行うことが大切です。

子供の写真入りのはがきは避ける

喪中期間に家族の成長を知らせるはがきを送る場合、子供の写真入りのデザインは控えるようにしましょう。喪中では、年賀状が送られてきた場合に寒中見舞いを出します。寒中見舞いのはがきは落ち着いたデザインを選ぶことが一般的であるため、写真入りは控えて簡素なものに留めてください。

親族や友人など親しい方に子供の成長を伝えたい場合に、メールやSNSなどで個人的に写真を送ることは問題はありません。七五三は子供の人生の節目であるため、喪中であっても派手な伝え方でなければ一年の感謝を伝えつつ子供の成長を共有してもよいでしょう。

喪中の七五三は哀悼の気持ちを大切にお参りや写真撮影などを行いましょう

この記事のまとめ

  • 七五三は子供の成長を願う行事であるため喪中に行っても問題はない
  • 七五三を行う日に決まりはなく一年のうちいつ行ってもよい
  • 七五三は数え年・満年齢どちらでもよいため、家族で話し合って適切なタイミングで行うとよい
  • 神社での参拝やご祈祷は、神社に確認をした上で忌明けに行う
  • 食事会は親族のみ、写真撮影は落ち着いた場所で行うなど派手にならないよう配慮する

七五三は子供の成長を願う大切な行事であるため、喪中に行っても問題ありません。しかし、喪中は慶事ごとを慎むべきとされているため、食事会は大規模にならないようにしたり写真撮影は落ち着いた場所で行ったりなどの配慮をするとよいでしょう。

七五三は11月15日に行う人が多いですが、一年を通していつでもできます。家族にとって適切だと思うタイミングで七五三をしましょう。

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