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葬儀のあと

四十九日法要を身内だけで行う場合の服装は?男性と女性に分けて紹介

四十九日法要を身内だけで行う場合の服装は?男性と女性に分けて紹介

四十九日法要を身内だけで行うことになった場合、どういった服装を選べば良いか迷う方も多いでしょう。本記事では、身内だけで行う四十九日法要の服装のマナーを詳しく解説していきます。服装以外のマナーや法要の流れもまとめているため、参考にしてください。

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身内だけで行う四十九日法要が増加

近年、身内だけで行う四十九日法要が増加しています。かつて、四十九日は故人が極楽浄土へ行けるかどうかが決まる重要な節目であったため、家族や親族だけでなく友人、同僚などを招いて盛大に法要を行うのが一般的でした。しかし、現在は葬儀を家族と親族のみで行う家族葬が増加し、四十九日法要も身内だけで行う方が増えているのです。

前述した時代の変化に伴い、四十九日法要を身内だけで行うこと自体は問題ありません。ただし、「四十九日法要に参列したかったのに招かれなかった」と考える方がいる可能性もあります。法要に招かない親族や故人の友人には、身内だけで法要を行うことを事前に伝えてトラブルを予防しましょう。

身内だけで行う四十九日法要の服装は?

身内だけで四十九日法要を行う場合、どういった服装を選べば良いのでしょうか。

身内だけの四十九日法要では準喪服を着用する

身内だけの四十九日法要では、準喪服を着用するのが一般的です。準喪服とは、正喪服の次に格式が高い弔事用の服装のことを指します。

お通夜や葬儀、参列者を招いての四十九日法要では、正喪服を着用することが多いです。しかし身内だけで四十九日法要を行う場合は、少し格式を落とした準喪服で構わないとされています。

身内だけの四十九日法要で正喪服を着用してもマナー違反ではありませんが、法要に参列する服装が人それぞれで異なるのは好ましくありません。前もってどのような服装で参列するかを相談しておき、迷ったら準喪服を着用するとよいでしょう。

身内だけしかいなくても私服は避ける

四十九日法要に参列するのが身内だけでも、私服を着用するのは避けましょう。四十九日法要は、故人が極楽浄土へ行けるかどうかの審判を受ける大切な日と考えられています。故人を悼むための法要であることを忘れず、きちんと喪服を着用してください。

▶︎家族のみで行う法事での適切な服装はこちら

【男女・子供別】四十九日法要を身内だけで行う場合の服装

ここからは、四十九日法要を身内だけで行う場合の服装について解説します。男性、女性、子供に分けて紹介しているため、何を着用すれば良いか分からない方は参考にしてみてください。

男性の服装

スーツ

身内だけで四十九日法要を行う場合、男性はダークスーツを着用します。光沢や柄がなく、黒無地の落ち着いたデザインのスーツを選びましょう。

ワイシャツ

ワイシャツは、襟がワイドカラーかレギュラーカラーの白無地のものが一般的です。襟の先にボタンホールがあるものやホリゾンタルカラーなどの襟の開きが広いものは、カジュアルな印象になるため四十九日法要には不向きです。

靴・靴下

靴下は刺繍や柄が入っていない、黒無地のものを選びます。光沢がなくシンプルなデザインの黒い革靴をあわせてください。ツヤがあるエナメル素材や、ヘビ革・ワニ革などの殺生をイメージさせる素材は避けます。

ネクタイ

準喪服に合わせるネクタイは、黒無地で光沢がないものが一般的です。結ぶ際はディンプルを作らず、シンプルノットかダブルノットで結びましょう。

アクセサリー

身内だけの四十九日法要であっても、結婚指輪以外のアクセサリーは着用しないのが一般的です。ネックレスやピアス、結婚指輪以外のリングなどはあらかじめ外しておきましょう。カフスボタンやネクタイピン、腕時計なども外しておくと安心です。

鞄・ベルト

男性は、四十九日法要では鞄を持たないのが一般的です。もし鞄が必要な場合は、光沢感がなく黒無地で小さめのセカンドバッグを持参しましょう。ベルトは、靴と同じく革素材の黒無地を選びます。大きく派手なバックルがついているものや、色柄が入っているベルトを着用するのはマナー違反です。

髪型

身内だけの四十九日法要に参列する際は、清潔感のある落ち着いた髪型にしましょう。派手にセットした髪型は、故人を悼む場にはふさわしくないため避けます。前髪が長い場合は目にかからないようにセットしてください。ジェルやワックスを使用する際は、テカらないよう量を調整しましょう。

女性の服装

ワンピース・スーツ・アンサンブル

四十九日法要の女性の服装としては、ワンピースやスーツ、アンサンブルなどが一般的です。色は黒い色味の服装を選びましょう。

スーツの場合、スカートではなくパンツタイプでも問題ないとされています。スカートタイプのスーツやアンサンブル、ワンピースを選ぶ際は、スカート丈に注意しましょう。スカート丈が短く露出が多い服装は四十九日法要の場にふさわしくないため、膝下からふくらはぎ程度の丈を選んでください。

また、上半身の露出を避けるため、胸元が開いていないデザインを選びましょう。

足元・靴

女性の場合、ストッキングは黒色のものを選びます。肌色のストッキングや黒タイツは、マナー違反になるため注意が必要です。ただし、パンツスーツの場合は足元が見えないため、肌色のストッキングを着用しても問題ありません。靴は、派手な装飾がなくシンプルなデザインの黒いパンプスを選びます。革製のものや、光沢のあるエナメル素材のものは避けてください。

アクセサリー

女性も男性と同様、結婚指輪は着用して良いとされています。また、白か黒のパールのネックレスも着用して構いません。パールのネックレスには「涙を流す」という意味があり、法要の場に合っていると考えられているためです。ただし、2連や3連のネックレスは「不幸なことが続く」ことを連想させるため、不適切です。パールのネックレスを着用する場合は、必ず1連のものを選びましょう。

バッグ

男性とは異なり、女性はバッグを持参するのが作法とされています。黒無地で光沢感がない布製のバッグを合わせるようにしましょう。荷物が多くなる場合、フォーマルバッグ以外にサブバッグを持参することも可能です。靴と同様、革製のバッグやエナメル素材のバッグは避けます。

髪型

身内だけの四十九日法要に参列する際、髪の毛にも気を配りましょう。ボブやショートヘアの方は、おろしたまま法要に参列して構いません。髪の毛がボサボサにならないよう、ブラシや櫛などできちんとセットしておきましょう。

髪が長い方は、耳よりも低い位置で一つ結びするのが作法です。結ばずにそのままにしていると、お辞儀をした時や焼香の際に広がって邪魔になるため、法要が始まる前にまとめておきましょう。ヘアゴムは黒で統一し、スプレーやワックスなどのスタイリング剤を使用する際は無香タイプを選びます。

子供の服装

学校に通っている子供は、制服が準喪服の代わりとなります。制服が黒や紺色以外の明るい色であっても、マナー違反にはなりません。制服がない学校に通っている子供や、未就学児の場合は、グレーや紺色、黒などの落ち着いた色味の服装を着用します。靴や靴下は、黒を選んでください。髪の毛が長い場合はまとめておきましょう。

▶︎喪服の種類や着用シーンについてはこちら

身内だけの四十九日法要の流れ

身内だけの四十九日法要は、どのような流れで行われるのでしょうか。ここからは、身内だけの四十九日法要の基本的な流れについて紹介します。

①開式の挨拶

法要に参列する身内が揃って着席したら、施主が開式の挨拶を行います。長く話す必要はなく、1〜2分ほどで簡単に挨拶する程度で問題ありません。

②読経・焼香

僧侶が入場した後、読経が始まります。読経中は数珠を持ち、静かにお経を聞きましょう。合図があったら施主から焼香を行います。

③僧侶による法話

読経と焼香が終わったら、僧侶による法話が始まります。仏教の話だけでなく、生前の故人について語られる場合もあります。

④閉式の挨拶

お墓参りまで終わったら、施主が閉式の挨拶を行います。四十九日法要が無事に終わったことのお礼や、その後に行われる会食の案内などをしましょう。

⑤会食

四十九日法要の後に会食が行われることもあります。身内全員で会場に移動し、故人との思い出を語りながら食事をします。

身内だけで四十九日法要を行う場合のマナー

身内だけで四十九日法要を行う場合、服装以外にも意識するべきマナーがあります。ここからは、身内だけで四十九日法要を行う際のマナーを主催者側と参列者側に分けて解説していきます。

主催者側のマナー

主催者は、四十九日法要の日程が決まったら参列者に案内をします。身内だけで法要を行う場合も、なるべく案内状を送った方がよいでしょう。ただし、時間がない場合や手間を省きたい場合は、参列予定の身内だけに電話やメールで連絡しても構いません。

僧侶にお渡しするお布施や、参列者に渡す引き出物の準備を進めておきます。また、四十九日法要の後に会食を行う場合は会場の手配を行いましょう。

参列者側のマナー

参列者は、身内だけの四十九日法要であってもきちんと香典を準備します。金額は故人との関係によって異なるため、前もって確認しておきましょう。ただし、主催者側から「香典は辞退する」という旨の連絡を受けていた場合は、用意しなくて構いません。法要当日は時間に余裕を持ち、遅刻しないよう会場に向かいましょう。

身内だけの四十九日法要の服装に関してよくある質問

最後に、身内だけの四十九日法要の服装に関するよくある質問を紹介します。

Q. 身内だけの四十九日法要を自宅で行う場合の服装は?

身内だけの四十九日法要を自宅で行う場合も、準喪服を着用するのが一般的です。ただし、主催者側から「平服でお越しください」と言われている場合は、準喪服ではなく平服を着用して構いません。

▶︎平服でお越しくださいと言われた場合はこちら

Q. 身内だけの場合はコートやカーディガンを着用してもよい?

法要を身内だけで行う場合、コートやカーディガンなどを着用しても構わないとされています。カーディガンを着用する際はラフすぎる印象にならないよう、黒やグレーのものを選びましょう。

コートを着用するときは、黒や紺色、グレーなどの落ち着いた色味でシンプルなデザインのものを選びます。トレンチコートやダウンコート、ステンカラーコート、チェスターコートなどを選ぶとよいでしょう。フェイクファーや毛皮を使ったものや、スエード素材のもの、革製のコートは避けてください。

四十九日法要を身内だけで行う場合も服装やマナーに注意しましょう

この記事のまとめ

  • 近年、身内だけで行う四十九日法要が増加している
  • 身内だけの四十九日法要では、準喪服を着用する
  • 身内だけの四十九日法要は、開式の挨拶、読経・焼香、僧侶による法話、閉式の挨拶、会食の流れで行われる
  • 四十九日法要を自宅で行う場合も準喪服を着用する
  • 平服でお越しくださいと言われた場合は平服を着用する

四十九日法要を身内だけで行う場合、服装は準喪服が一般的とされています。男性と女性、子供それぞれで服装のマナーが異なるため、確認しておきましょう。身内だけで法要を行うことになっても、私服は避けてカジュアルすぎる印象にならないよう注意が必要です。

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