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義父への香典相場は?香典袋の書き方や葬儀参列の注意点も解説

義父への香典相場は?香典袋の書き方や葬儀参列の注意点も解説

義父が亡くなり葬儀に参列することになった場合、香典をいくら準備すべきか迷う方は多いです。本記事では、義父への香典相場について詳しく解説します。香典袋の書き方や葬儀に参列する際の注意点もまとめているため、参考にしてください。

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義父の葬儀では香典を包むべき?

義父が亡くなった時、お通夜や葬儀で香典を準備するべきか迷う方もいるでしょう。まずは、義父の葬儀での香典について解説します。

香典を包むのが一般的

義父の葬儀では、香典を包むのが一般的です。どこまでの範囲に香典を用意するかという具体的な決まりはありませんが、3親等までとすることが多いです。

義父の葬儀で香典がいらない場合

義父の葬儀では香典を渡すのが一般的ですが、中には香典が不要な場合もあります。自身が香典を用意するべきか分からず迷っている方は、以下を参考にしてみてください。

配偶者が喪主である場合

自身の配偶者が義父の葬儀の喪主である場合、香典は準備しません。喪主は遺族を代表してお通夜や葬儀を取り仕切る立場であり、香典をいただく側となります。いただいた香典に対して香典返しを渡す立場であるため、香典は必要ありません。

義父と同居していた場合

配偶者の両親と同居していた場合も、香典を包む必要はないとされています。故人と一緒に住んでいた家族は、参列者を招く側となります。そのため、参列者として香典を準備する必要はないと考えられます。

香典を辞退された場合

義母や親族が香典を辞退されていた場合、香典を用意する必要はありません。規模が小さい葬儀や家族葬の場合、香典を辞退することも多いです。これは、遺族側の香典返しにかかる経済的負担や手間を省くためとされています。無理に香典を渡すのは相手の負担になるため避けましょう。

義父への香典相場

ここからは、義父への香典の相場について紹介します。いくら包むべきか迷っている方は、こちらの相場を参考にしてみてください。

年齢別の金額相場

義父の葬儀で包む香典の相場は、自分の両親が亡くなった場合と同様の金額で、年齢によって異なります。20代の場合は3万円〜10万円、30・40代は5万円〜10万円、50代以上は10万円以上を目安に包むとよいでしょう。

▶香典の詳しい金額相場はこちら

義父との関係が深い場合の相場

義父との関係が深い場合、相場よりも多めに香典を包むことがあります。多めに香典を包みたいと考えている場合は、上述した年齢別の相場に1万円〜3万円をプラスして包むのがおすすめです。

配偶者と連名で渡す場合

配偶者との連名で香典を出す場合は、上述した年齢別の相場の1.5倍~2倍の金額を包みます。例えば50代以上の夫婦の場合は、15万円以上を包むことになります。香典袋には妻の名前は書かず、夫の氏名を書くのが一般的です。

義父への香典袋の書き方

義父のお通夜や葬儀で渡す香典袋は、どのように書けばよいのでしょうか。ここからは、香典袋の書き方を詳しく解説していきます。

薄墨を使用して書く

義父の葬儀で渡す香典袋は、薄墨を使用して書くのが一般的です。

薄墨には「大切な人を失い、流した涙で墨が薄くなった」「急な訃報を受けて墨をする時間が取れなかった」という意味があります。薄墨を使うことで悲しみを表現し、お悔やみの気持ちを伝えられるとされています。

表書きの書き方

表書きとは、金額の用途を表すために香典袋の表面に書く文字のことです。義父の葬儀の宗教によって、使用できる表書きが異なります。例えばキリスト教の場合は「御花料」、神道では「御榊料」を使用します。仏教では「御霊前」を使うのが一般的ですが、浄土真宗では「霊」の概念がないため「御仏前」が使用されます。

義父の葬儀がどの宗派で行われるか分からない場合は、「御香典」を使用するとよいでしょう。

名前の書き方

義父への香典袋には、自分の氏名をフルネームで書きます。夫婦連名で香典を出す場合は、夫の名前のみを書くのが一般的です。ただし、妻の父親が亡くなった場合は夫と妻の名前を書く場合もあります。

▶連名での香典の包み方はこちら

中袋の書き方

中袋とは、紙幣を包むための封筒のことです。中袋がついている香典袋を使用する場合、包んだ金額と住所、氏名を書きます。中袋の表面に、大きめの文字で香典の金額を記載しましょう。

金額を書く際は、数字の改ざんを防ぐために算用数字は使用しません。具体的には、壱(一)、弐(二)、参(三)、伍(五)、拾(十)、阡(千)、萬(万)を使います。

また中袋の裏面には、香典を包んだ人の氏名と住所を書きます。封筒の左側に、右から住所、氏名の順番で記載しましょう。毛筆や筆ペンを使って書くのが丁寧ですが、筆の扱いに慣れていないと字が潰れてしまう恐れがあります。その場合は、ボールペンや万年筆を使っても問題ありません。

裏書の書き方

中袋がある香典袋を使用する場合は、裏面には何も記載しません。中袋がない香典袋の場合、裏に包んだ金額と住所を記載します。金額と住所の書き方に関しては、中袋と同じです。

義父への香典袋の包み方・渡し方

ここからは、義父への香典袋の包み方・渡し方について解説します。

金額に合った香典袋に包む

義父の葬儀で香典を準備する場合は、包む金額に合わせて香典袋を選ぶようにしましょう。香典袋には水引が印刷されているものや大判のものなどさまざまな種類があり、それぞれ適した金額が異なります。

包む金額と香典袋の種類が釣り合っていないと、相手に対して失礼にあたるため注意が必要です。水引が印刷されているシンプルな香典袋に10万円以上の金額を包んだり、大判タイプに3万円ほどの香典を包んだりするのは避けましょう。

古札を包む

義父の葬儀での香典には、古札を包むのが一般的です。古札を使用することで「急な知らせで綺麗なお札を準備する時間がなかった」ことを表せます。新札を包んでしまうと「前もってお金を準備していた」と思われるため、避けましょう。新札しか手元にない場合は、軽く折り目をつけてから香典袋に包んでください。

紙幣が裏向きになるように入れる

紙幣が香典袋に対して裏向きになるように入れましょう。肖像画が描かれている面を裏向きにして入れることにより、「顔を伏せて悲しみを表現している」という意味合いになります。複数枚のお札を包む場合は、全てのお札の向きを裏向きに揃えて香典袋に入れましょう。

▶詳しい香典の包み方はこちら

紙幣の枚数は最小限にする

香典を包む際は、紙幣の枚数は最小限にしましょう。枚数を少なくすることには、ご遺族が香典を数える際の手間を省くという気遣いが込められています。例えば3万円を包む場合、1万円を2枚、5千円札を2枚用意するのはマナー違反になるため注意してください。

袱紗に包んで持参する

義父の葬儀に参列する際、香典袋は袱紗に包んで持参しましょう。香典袋をそのままポケットや鞄にしまうと、袋が破れたり汚れたりする恐れがあります。

破損した香典袋を渡すのは、ご遺族にも故人にも失礼にあたる行為です。綺麗な状態で香典袋を持ち運ぶためにも、必ず袱紗を使用してください。

受付で渡す

持参した香典は、会場に設けられている受付で渡します。葬儀が始まる30分ほど前に会場に到着するようにして、余裕を持って受付をすませるようにしましょう。

ただし、家族葬や規模が小さい葬儀の場合、受付が設けられていないことがあります。受付がない場合は、喪主に直接香典を渡してください。

渡す際は一言挨拶をする

受付係やご遺族に香典を渡す場合は、一言挨拶を述べるのがマナーとされています。無言で香典袋を差し出すのは失礼にあたるため、「この度はご愁傷さまでした」と挨拶をしましょう。長々と話すのは周囲の迷惑になるため、挨拶は手短にすませてください。

義父の葬儀へ参列する際の注意点

ここからは、義父の葬儀やお通夜に参列する際の注意点について解説します。

参列するのが一般的

義父の葬儀やお通夜には基本的に参列するのが一般的です。義父は戸籍上の親戚ではないものの、身近な親族のひとりです。招かれた場合はできる限り参列し、故人を偲びましょう。どうしても参列できない場合は、香典と弔電を送ることをおすすめします。

喪服を着用する

義父への葬儀では、喪服を着用するのが一般的な一般的です。男性の場合はブラックスーツと白シャツ、黒の革靴、黒のネクタイを着用します。女性の場合は黒のアンサンブルやワンピース、スーツなどを着用し、足元には黒のタイツと黒のパンプスを合わせます。

アクセサリーはつけないのが一般的ですが、結婚指輪であればつけていても問題ありません。また、女性の場合は一連のパールのネックレスであれば着用可能です。

焼香の際は遺族への一礼は不要

義父の葬儀や告別式で行われる焼香では、遺族への一礼は不要です。義父の葬儀においては、自身は参列者ではなく遺族の立場となります。そのため、義母や他の親戚に一礼はせず、参列者に対して会釈をするのが一般的です。

義父の葬儀では注意点を押さえて香典を準備しましょう

この記事のまとめ

  • 義父の葬儀では香典を包むのが一般的
  • 義父への香典相場は、自身の両親が亡くなった場合と同じ金額で年齢や関係の深さなどによって異なる
  • 香典袋は薄墨を使用して書く
  • 義父への香典は、金額に合った香典袋に包む
  • 香典には古札を使用し、紙幣が裏向きになるように入れる
  • 香典は袱紗に包んで持参し、一言挨拶をしながら受付で渡す

義父の葬儀やお通に参列する場合は、香典を包むのが一般的です。ただし、配偶者が喪主を務める場合や遺族が香典を辞退されている場合などは、香典を持参する必要はありません。義父との関係の深さや年齢などによって香典をいくら包むかが異なるため、きちんと相場を押さえておくことが大切です。

本記事で紹介した葬儀に参列する際の注意点も参考にしつつ、香典を準備しましょう。 

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