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若い人向けのエンディングノートは何を書く?記載内容や書き方を徹底解説

若い人向けのエンディングノートは何を書く?記載内容や書き方を徹底解説

エンディングノートとは、人生の終わりを考えて記載するノートのことです。年配の方が書くイメージを持たれがちですが、近年ではエンディングノートを書く若い人が増加しています。本記事では、若い人がエンディングノートを書くメリットや書くべき項目などを紹介します。

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若い人もエンディングノートを書いてよいのか

エンディングノートは、終活のために作成されるものです。そのため、「若い人がエンディングノートを書いてもよいのか」「年配の方向けのものではないのか」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、若い人がエンディングノートを作成しても問題ありません。むしろ、若いうちにエンディングノートを書くことはさまざまなメリットがあるともいわれています。まずは若い人向けのエンディングノートの選び方からみていきましょう。

若い人向けのエンディングノートの選び方

エンディングノートにはさまざまな種類があるため、どのノートを使用すればよいのか迷ってしまう方も多いです。こちらで紹介する若い人向けのエンディングノートの選び方を参考にしつつ、自分に合った商品を探してみてください。

記入方法についての説明があるものを選ぶ

エンディングノートを選ぶ際は、記入方法についての説明があるかを確認しましょう。初めてエンディングノートを書いたり終活をしたりする方は、どのようにしてノートを書けばよいのか分からないものです。エンディングノートの使い方や記入方法、目的が分かりやすく解説されているものであれば、初めての方でもスムーズに書けるでしょう。

書きたい内容で選ぶ

書きたい内容でエンディングノートを選ぶのもおすすめです。まず、自分がエンディングノートを書く目的を定めておきましょう。例えば、自身の死後に関する意思を伝えたい方は、お墓や葬儀についての項目が充実しているものを選ぶとよいです。

自分が病気になったときのことを考えてエンディングノートを書きたい場合は、医療や介護についての内容が書けるものがおすすめです。

自分史が書けるものを選ぶ

自分史が書けるエンディングノートを選ぶのもおすすめです。自分史とは、生まれてから今までどのような経験をしてきたのかを書くものです。これまでの暮らしを振り返りながら一つずつエピソードを書き残すことで、自分の人生がどのようなものだったかを家族に伝えられます。

また、自分の人生を一度振り返ることで、これからの目標や成し遂げたいことが見えてくることもあります。

付属品の有無で選ぶ

エンディングノートを選ぶ際は、付属品の有無も確認しましょう。例えば、データファイルが入ったCDが付属しているノートなら、デジタルデータをしっかりと残せます。また、エンディングノートをパソコンで作成できるような付属品がついているものもあります。ノート選びに迷ったら、付属品を確認して自分が求める機能があるエンディングノートを探してみてください。

若い人向けのエンディングノートの書き方

自分に合ったエンディングノートを購入しても、いざ書こうとすると手が止まってしまう方は多いものです。そこでここからは、若い人向けのエンディングノートの書き方について解説していきます。こちらで紹介する書き方を参考にしながら、自分のペースでエンディングノートを埋めていきましょう。

書ける箇所から埋めていく

エンディングノートは、最初の項目から順番に埋めていく必要はなく、書ける箇所から埋めていく方法でも問題ありません。自分が書きたいと思うところや、伝えたいメッセージなどを優先して書いていきましょう。書いているうちに徐々に書ける範囲が増えていき、エンディングノートが埋まっていきます。

何度も書き直してよい

エンディングノートは何度書き直しても問題ありません。法的な文書である遺言書とは異なり、自分の考えが変わったら内容を書き換えてよいのが特徴です。

若い頃にエンディングノートを書いた場合、年数が経って考え方が変わることもあります。何度も書き直すことを考え、ボールペンではなく鉛筆で書き込むとよいでしょう。

内容を定期的に見直す

エンディングノートを作成した後は、定期的に内容を見直すことも大切です。例えば30代でエンディングノートを書き、50代で亡くなった場合、葬儀や相続に関する意思や状況が変わっている可能性が高いです。最新の情報を書き込んでいないと家族が混乱する恐れがあるため、注意しましょう。

若い人向けのエンディングノートの記載内容

まだ終活について考えたことがない若い人は、エンディングノートに何を書けばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?そこでここからは、若い人向けのエンディングノートの記載内容について解説していきます。

自身の基本情報

エンディングノートに書くべき内容として、自分自身の基本情報が挙げられます。氏名や本籍地、生年月日といった手続きに必要な情報はもちろん、持っている資格や社会活動、趣味などを書くことも可能です。どのような内容でも問題ありませんので記載しておきましょう。

家族や友人へのメッセージ

エンディングノートには、家族や友人へのメッセージを書いておくのがおすすめです。エンディングノートを書いた目的や日頃お世話になっている感謝、伝えたいことなどを書き込みましょう。

若い人であれば、家族や友人との写真も多く残っているかもしれません。写真と共にメッセージなどを残しておくと、思い出が蘇る素敵な内容になるでしょう。

訃報を知らせてほしい人の連絡先

エンディングノートに書くべき内容として、訃報を知らせてほしい人の連絡先が挙げられます。配偶者などの家族が、あなたの交友関係を完全に把握しているとは限りません。葬儀に呼んで欲しい人がいる場合は、まとめて記載しておくとよいでしょう。

連絡先と合わせて、友人、仕事の同期、上司などその人との関係を書いておくのもおすすめです。電話番号やメールアドレスを知らない場合、SNS上のIDなど少しでも連絡の手がかりになるものを控えておきましょう。

医療について

医療についての希望も、エンディングノートに記載したい内容の一つです。特に、臓器提供や経管栄養(胃ろう)、延命措置などに関することは書き込んでおくとよいでしょう。エンディングノートに希望をまとめておけば、万が一の病気や事故であなたの判断能力が低下した場合でも家族に意思が伝わります。

葬儀について

エンディングノートには、葬儀に関する項目も記載しておきましょう。例えば、葬儀を生前予約したかどうかや、予算、参列してほしい人の名前、葬儀方法、棺に入れてほしいもの、遺影用の写真などをまとめておきます。遺影用の写真にはなるべく最新のものを使う必要があるため、定期的に取り替えてください。

お墓・供養について

エンディングノートには、お墓や供養に関する希望を書いておくとよいでしょう。お墓や供養はあなたが亡くなった後のことだからこそ、生前に希望を伝えておく必要があります。「先祖代々のお墓に納骨してほしい」「お墓には入れず、散骨してほしい」といった希望を書き込みましょう。特に希望がない場合も、その旨を書いておくことをおすすめします。

財産について

株や投資信託、不動産の有無、預貯金が入っている口座など、財産に関することもエンディングノートにまとめておきましょう。証券や預貯金に関する金額は明示する必要がないため、「どの金融機関に口座を作っているか」を残しておくことが大切です。

また、現金の保管場所やキャッシュレス、クレジットカード、金庫、希少価値が高い貴金属などがあれば、それもエンディングノートに書いておきましょう。

介護について

若い人でも、突然の病気や怪我などで介護が必要になる可能性があるため、きちんと介護の希望をまとめておきましょう。判断能力や知能、運動能力が低下したときを考え、どのようなケアをしてほしいのか記載するとよいです。

デジタル財産について

若い人はデジタル機器やサービスなどを使う機会が多いため、デジタル財産に関することもまとめておきましょう。デジタル財産とは、ネット銀行や月額有料アプリなどのソフトウェア、eSIMなどのインフラ、タブレット・スマートフォンなどのハードウェアなどが挙げられます。デジタル財産をまとめておくことで、家族がサービスの解約手続きをスムーズに進められます。

それ以外にも、近年では仮想通貨やNFTといった現物が存在しない資産もあります。一般的でないものも家族に伝わるように、存在そのものや処理方法を分かりやすくまとめておくとよいでしょう。

利用しているサービスについて

ホームページやブログ、SNS、クラウドサービス、サブスクリプションなど利用しているサービスについても明記しておきましょう。こちらも、あなたが亡くなった後に家族が解約手続きを行う際に役立ちます。解約時にはログインIDやパスワードが必要になるため、そちらも併せて書いておくのがおすすめです。

特にサブスクリプションサービスは、故人の解約について問題が複雑になるケースや、知らない間に課金が継続されているなどといったトラブルを避けるためにも、あらかじめ対応方法は調べて記載しておきましょう。

最近では、家族が本人に代わってSNS上で亡くなった旨の投稿を行うこともあり、自身が亡くなった際の対応もさまざまです。投稿して欲しいメッセージがある場合は、あらかじめ書き記しておきましょう。

将来の目標

将来の目標は、若いからこそ書ける項目です。小さな目標でも問題ありませんので、思いついたことを書いてみましょう。

エンディングノートは、これからの人生について考え直す大きなきっかけにもなります。今やりたいこと、これから実現したいことを考え直すことで、この先の人生に対するモチベーションにもなるでしょう。

エンディングノートを書くメリット

ここからは、若い人がエンディングノートを書くメリットを解説します。「エンディングノートを書くべきか迷っている」という人は、以下に目を通してみてください。

家族の負担を軽減できる

エンディングノートを書くメリットとして、残される家族の負担を軽減できることが挙げられます。人はいつ亡くなるのか分からず、若いうちに命を落とす可能性もあります。

エンディングノートを書いていないと、「誰に訃報を伝えるべきか」「解約するべきサービスはあるか」などを家族が一から確認しなくてはならず、かなりの手間になります。エンディングノートに親しい人の連絡先や財産についての項目をしっかり書いておくことで、家族が行う手続きの負担を大幅に減らせるでしょう。

家族があなたのことを理解できる

エンディングノートを書くメリットとして、家族があなたのことを一層理解できる点が挙げられます。若いうちは、なかなか自分の人生や考えを周りに伝える機会がありません。エンディングノートを活用してあなたの考え方や家族へのメッセージを伝えれば、家族があなたへの理解を深められるでしょう。

あなたのことを深く知ってもらうためにも、エンディングノートを書いてみるのがおすすめです。

自分の希望を伝えられる

自分の希望を伝えられることも、エンディングノートを書いておくメリットといえます。若い人であっても、大きな病気や怪我などで自分の意思を伝えられなくなる状況になる可能性はありえます。このとき、エンディングノートに介護や治療に関する希望を書き込んでおけば、話せない状況になってもしっかりと自分の意思を伝えられます。

若い人向けのエンディングノートの書き方を参考に、終活を進めましょう

この記事のまとめ

  • 若い人でもエンディングノートを書いて問題ない
  • エンディングノートを選ぶ際は、記入方法の説明の有無、書きたい内容、付属品の有無などをチェックする
  • エンディングノートは、書ける箇所から埋めていき、何度も書き直してよい
  • エンディングノートを書き終わった後も、定期的に見直す
  • エンディングノートには、自身の基本情報、家族や友人へのメッセージ、訃報を知らせてほしい人の連絡先、医療や介護の希望などを書く

「エンディングノートは年配の方が書くもの」というイメージがありますが、若い人が書いても問題ありません。若いうちからエンディングノートを書くことで、自分の人生を見直せたり家族の負担を減らせたりといったメリットもあります。本記事で紹介したエンディングノートの書き方や記載内容を参考にして、若いうちから終活を進めてみましょう。 

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