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葬儀を知る

家族葬で親族が贈る供花の相場とは?手配方法や葬儀で並べる順番も紹介

家族葬で親族が贈る供花の相場とは?手配方法や葬儀で並べる順番も紹介

お通夜や葬儀で飾られる「供花」ですが、家族葬にて親族が送る場合の費用はいくらかご存知ですか?本記事では、家族葬で親族が送る供花の相場と、主な手配方法について紹介します。手配する際のマナーや葬儀場における並べ方も解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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葬儀における供花の役割

家族葬や一般葬を問わず、お通夜や葬儀などに供えられる供花には、どのような役割や意味があるのでしょうか。まずは、家族葬などで飾られる供花の役割について紹介します。

故人の魂を慰め、お悔やみの気持ちを伝える

供花には故人の魂を慰め、お悔やみの気持ちを伝えるという役割があります。

ほかにも、家族葬では香典を辞退されている場合や葬儀へ参列できなかった親族が香典の代わりに、お悔やみの気持ちとして供花を送ることもあります。故人へ捧げるだけでなく、葬儀というお別れの場において大切な人を失った親族の悲しみを和らげるためにも供花が飾られます。

葬儀会場を華やかに飾る

家族葬のお通夜や葬儀会場を華やかに飾り付けることも、供花が持つ大きな役割の一つです。家族葬や一般葬の飾り付けに用いられる供花は祭壇用だけでなく、枕花や後飾りなどがあります。

どちらも故人のために飾る供花ですが、それぞれ意味や飾る場所が少しずつ異なります。「枕花」は葬儀が終わるまで故人の枕元に飾り故人の魂を鎮めるためのもので「後飾り」は遺骨を安置する祭壇に飾って故人への哀悼の気持ちを表すものです。

▶供花の詳しい解説はこちら

家族葬で親族が贈る供花の相場

一般葬に比べると規模が小さい場合が多い家族葬で親族が供花を送る場合、相場はいくらになるのでしょうか。ここからは、家族葬で親族が供花を送る場合の相場を紹介します。

供花の相場は5千円~2万円

家族葬で親族が送る供花の費用は、5千円~2万円が相場です。花籠タイプやフラワースタンドなど、親族が送りたい供花の種類によって相場が異なります。一般的に花籠であれば5千円~1万5千円、フラワースタンドは1万5千円~2万円が相場になります。

1基・1対のどちらで送るかによって費用は変化する

家族葬で親族が供花を贈る場合、一基と一対のどちらで送るかによって費用は変わります。

「一基」とは、花籠やフラワースタンドなどを一つだけ送ることで、二つ送ることを「一対」と言います。家族葬で親族が供花を一基で送る場合は5千円~1万5千円が相場とされており、一対で送る場合は一基の相場の二倍となります。

以前はお通夜や葬儀の飾りは祭壇がバランスよく見えるよう、一対で送ることが一般的でした。しかし現代の家族葬においては、親族が供花を送る場合をはじめ、葬儀会場の広さや金銭的負担を考えて一基で準備することもあります。ご喪家の意向などを踏まえて対応しましょう。

家族葬で親族が供花を送るときの注意点

家族葬は一般葬に比べて会場や参列者数などの規模が小さい傾向にあります。実際に親族として供花を贈る際には、ご遺族の失礼にならないよう対応することが大切です。ここからは、家族葬で親族が供花を送るときの注意点について解説します。

事前に供花辞退がないか確認しておく

家族葬で供花を贈る際は、事前に供花の辞退がないかを確認しましょう。そもそも家族葬とは、故人の家族や数人の親しい友人だけで行う小規模の葬儀であるため「少人数で静かに葬儀をしたい」という意向で行われている場合が多いです。

そのため、ご遺族が親族を含めたほかの人の参列や香典・供花を断っている可能性もあります。家族葬に招待されていない場合や、供花を辞退されているのにもかかわらず供花を贈ることは、ご遺族に負担がかかるため控えましょう。

供花の内容を贈る側で勝手に決めない

家族葬で親族が供花を贈る場合、贈る側で供花の種類や使う花などを勝手に決めないようにしましょう。家族葬は一般葬に比べて使用する会場の規模が小さい傾向にあるため、大型のフラワースタンドなどを届けてしまうとご遺族の負担になってしまいます。

また、式場や祭壇の飾り付けに統一感が出るよう整える葬儀社では、事前に葬儀社が決めた花とは違う供花が贈られてくることで統一感がなくなるのを防ぐため、親族や参列者からの供花を禁止している場合があります。

供花を辞退する旨が記載されていなかった場合でも、事前にご遺族や葬儀社へ供花を贈っても問題ないかを確認した上で決めることが大切です。

供花の返礼は辞退することが一般的

家族葬で親族が供花を贈る際には、返礼を辞退することが一般的です。葬儀ではいただいた香典に対してご遺族が香典返しをするのと同様に「供花をいただいたらお返しをする」という考え方もあります。

一般的に家族葬や親族からの供花にはお返しが必要ないとされていますが、ご遺族によっては返礼を準備する人もいるかもしれません。ゆえに、ご喪家に返礼を用意する負担をかけないよう、供花の返礼は辞退しましょう。

供花の宛名は喪主にする

親族が供花を贈る場合、家族葬の葬儀会場を送り先とし、宛名は故人ではなく喪主にするのが一般的です。喪主が誰か分からない場合は「〇〇家ご遺族様」と記載しましょう。

供花はお通夜の前日までに届くよう手配する

親族が家族葬で供花を贈る場合、お通夜の前日までに届くようにしておくのが望ましいです。遅くとも家族葬当日の午前中までに届くように手配しましょう。お通夜の直前に届いてしまうと、家族葬を行う会場のスタッフやご遺族に迷惑がかかってしまいます。

どうしても供花の手配が遅れてしまう場合は、家族葬を行う会場や葬儀社へ連絡しておきましょう。

家族葬で親族が贈る供花の手配方法

親族として初めて家族葬で供花を手配する場合、どのように手配をすればよいか分からない方もいるでしょう。ここからは、家族葬で親族が供花を贈る際の手配方法を解説します。

葬儀社へ依頼する場合

親族が贈る供花を葬儀社へ依頼する場合は、葬儀社で用意されているプランの中から選び依頼することが一般的です。依頼の際は、あらかじめご遺族から葬儀を担当している葬儀社と斎場の名前を聞いておきましょう。

予算や家族葬の雰囲気に合わせた供花を作成してもらえる上に、急な依頼にも対応してもらいやすい点が葬儀社に依頼するメリットです。

葬儀社へ依頼する場合の手配方法

  1. 葬儀を担当している葬儀社へ「供花を贈りたい」という旨を伝える
  2. 家族葬を行う斎場名とご喪家の名前、葬儀の日時を伝える
  3. 予算やご遺族の意向を踏まえて、供花のプランを決定する
  4. 供花の立て札に書く依頼者名や、故人との関係を伝える
  5. 配送日時と支払い方法を確認し、支払いをすませ手配完了

花屋へ依頼する場合

親族が贈る供花を花屋に依頼する場合は、花の種類や供花の雰囲気を依頼者が指定し注文することが一般的です。葬儀社へ依頼する場合よりも自由度が高い反面、故人が信仰していた宗教や宗派、家族葬を行う葬儀社が外部からの供花を受付しているかどうかなどを事前にしっかり確認する必要があります。

花屋へ依頼する場合の手配方法

  1. 葬儀を担当している葬儀社へ、供花を花屋に注文したい旨の許可を取る
  2. 葬儀社に、故人の宗教や宗派、供花を作成する際の注意点を確認する
  3. 花屋へ連絡し「供花を作成したい」という旨と、葬儀社からの注意点を伝える
  4. 花屋に、家族葬を行う斎場とご喪家の名前、葬儀の日時を伝える
  5. 花の種類や供花に添える立て札に必要な依頼者名や、故人との関係を伝える
  6. 配送日時と支払い方法を確認し、注文をすませ手配完了

インターネットで依頼する場合

親族が贈る供花をインターネットで依頼する場合は、店舗へ行かずWEBサイトに必要情報を入力するだけで依頼が可能です。供花の手配ができるサービスの中には、家族葬を行う斎場や葬儀社とのやり取りをスタッフに代行してもらえる場合もあるため、依頼時の手間を減らすことができるでしょう。

インターネットで依頼する場合の手配方法

  1. 葬儀を担当している葬儀社へ、供花を花屋に注文したい旨の許可を取る
  2. 葬儀社に、故人の宗教や宗派、供花を作成する際の注意点を確認する
  3. 供花を手配してもらうサービスのWEBサイトにて、注文に必要な斎場名、ご喪家の名前、配送先住所などを入力する
  4. 葬儀社から聞いた注意点と、立て札に必要な依頼者名や、故人との関係を入力する
  5. 入力した情報を確認し、支払いをすませ手配完了

供花組込式の場合

「供花組込式」とは、参列者から送られてきた供花で祭壇を作るのではなく、「お花代」としていただいた供花分の費用を加えて祭壇の飾り付けを行うスタイルの祭壇のことです。

喪主が供花組込式を選択している場合、参列者が渡す「お花代」は葬儀の前に喪主へ直接渡したり、香典と一緒に受付で渡したりすることが一般的です。しかし、供花の手配方法・お花代の渡し方は喪主の意向によって違うため、お花代の渡し方や金額に迷った場合は喪主や葬儀社へ相談してみましょう。

葬儀で供花を並べるときの順番

親族や参列者からいただいた供花を実際に並べる際は、決められた順番に並べる必要があります。ここからは、葬儀で供花を並べるときの正しい順番について紹介します。

故人と関係が近い順番に並べる

親族や参列者からいただいた供花は、上段から左右交互に故人と関係が近い順で並ぶのが一般的です。祭壇の右側最上段は喪主や施主など、故人に最も近しい関係の人からの供花が飾られます。続いて、喪主の兄弟、喪主の子供、故人の兄弟、故人の配偶者の兄弟といった順番で、供花が飾られることが一般的です。

故人の家族や親族の供花を並べたのちに、故人の友人、故人の仕事関係の人の順番で供花を並べます。

供花組込式であれば、芳名板に名前を五十音順に並べる

親族や故人の関係者からいただいたお花代で生花のアレンジをする「供花組込式」の場合、名前の並びは順不同となるため芳名板に名前を五十音順で並べることが一般的です。

家族葬で親族が贈る供花は、相場と注意点を踏まえて検討しましょう

この記事のまとめ

  • 家族葬で親族が供花を贈る場合は5千円~2万円が相場である
  • 家族葬で親族が供花を贈る前に、供花辞退がないかを確認する
  • 親族が贈る供花の内容は、葬儀社やご遺族の意向・故人の宗派を確認する
  • 葬儀社によっては、供花の持ち込みが禁止されている場合もある
  • 親族が送る供花の宛名は喪主にし、お通夜の前日までに届くよう手配する
  • 供花を並べる際は、故人と関係の近い人から順番に並ぶ

一般葬よりも小規模かつ少人数で行われることが多い家族葬であるからこそ、親族が供花を贈る際は葬儀社やご遺族の意向をしっかり確認することが大切です。今回紹介した注意点や相場を参考に、供花の手配を検討しましょう。

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