閉じる メニュー
葬儀のあと

浄土真宗の仏壇・仏具の選び方は?基本の配置や飾り方、注意点なども解説

浄土真宗の仏壇・仏具の選び方は?基本の配置や飾り方、注意点なども解説

故人が浄土真宗の場合、どのような仏壇・仏具を準備するべきなのでしょうか。本記事では、浄土真宗の仏壇の選び方や用意する仏具、基本的な配置について解説していきます。仏壇を飾る際の注意点などもまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

東京博善のお葬式 0120-506-044 24時間365日・通話無料 お気軽にお問い合わせください 事前相談・お急ぎの方もこちらから!

浄土真宗では本来仏壇が不要?

仏教においては、故人を供養するために仏壇を設置するのが一般的です。しかし浄土真宗においては、仏壇は不要なものとされています。浄土真宗では、亡くなった人はこの世に留まることなくすぐに極楽浄土へ行くと教えられているため、故人を偲ぶための仏壇はいらないものと考えられているのです。

しかし近年は、ご本尊を拝むために仏壇を設置するという考え方が主流になってきています。浄土真宗における仏壇の役割は「故人やご先祖を偲ぶため」ではなく、あくまで「ご本尊様を祀るため」なのです。

浄土真宗の仏壇の選び方

ここからは、浄土真宗における仏壇の選び方について解説します。

サイズで選ぶ

浄土真宗の仏壇の選び方として、サイズで選ぶ方法があります。仏壇と一口に言っても大きさはさまざまです。床に直接置くタイプが一般的ですが、棚の上に置くような略式タイプの小さな仏壇も販売されています。設置場所の広さや自宅の間取りなどに合わせて、適切なサイズの仏壇を選びましょう。

金色の仏壇を選ぶ

浄土真宗においては、金色のデザインの仏壇を選ぶことが多いです。これは、浄土真宗において信仰されている阿弥陀様は金色に輝く世界にいらっしゃり、金色は極楽浄土を表す色とされているためです。

また、古来より金は格式が高い色と考えられていることも、金色の仏壇が選ばれる理由の一つです。仏壇にはさまざまな色・デザインのものがありますが、特にこだわりがなければ金色のものを選ぶとよいでしょう。

浄土真宗の仏壇の基本的な配置

浄土真宗において、仏壇の置き方や配置に決まりはあるのでしょうか。ここからは、浄土真宗の仏壇の基本的な配置について詳しく見ていきましょう。

向きに決まりはない

浄土真宗においては、仏壇を置く向きに決まりはありません。浄土真宗には「阿弥陀如来はどこからでも見守ってくださる」という教えがあるため、仏壇をどの向きに置いても問題ないと考えられています。しきたりや方角、置き場所などにこだわりすぎず、家の中で最もお参りがしやすい場所に置くとよいでしょう。

仏壇は和室や床の間に置かれるのが一般的ですが、家族がよく使用するリビングに置くのもおすすめです。ただし、人の出入りが激しいドア付近や、湿気が多い場所には置かないようにしてください。ドアの近くに仏壇を置くとご本尊が落ち着けない上、ドアを開け閉めした際に仏壇が破損する恐れがあるためです。また、仏壇は木製であるため、お風呂場や洗面所などの水気が多い場所に置くと傷みが速くなってしまいます。

床の間の向かいには置かない

浄土真宗の仏壇を床の間の向かいに置くのは避けましょう。家の中で床の間は最上座とされている部屋です。その床の間の向かい合わせになる場所は、家の中で下座となります。下座にあたる場所に仏壇を置くのはご本尊に対して失礼に当たるため、注意が必要です。

また、自宅で神棚を飾っている場合はそれぞれの位置関係に注意が必要です。仏壇と神棚が向かい合わせになったり、上下に配置するような置き方は避けるべきとされています。

十分な広さがある場所に置く

浄土真宗の仏壇は、十分な広さがある場所に置きましょう。あまりにも狭い場所だと、仏壇の扉を開くことができないためです。スムーズに扉が開けるよう、仏壇の左右の広さが十分に確保できるところに配置することをおすすめします。

浄土真宗の仏壇に必要な仏具

ここからは、浄土真宗の仏壇に必要な仏具の種類について解説していきます。同じ仏教でも、浄土真宗と他の宗派では必要な仏具が異なります。以下で紹介する内容を参考に、浄土真宗で用意すべき仏具を押さえておきましょう。

①過去帳・法名軸

浄土真宗の仏壇には、過去帳や法名軸と呼ばれる仏具が飾られます。過去帳・法名軸には、亡くなった方の命日や法名、俗名などが書かれています。法名軸を飾るのが正式な作法とされていますが、略式として過去帳のみを飾っても問題ありません。

他の仏教宗派とは異なり、故人の戒名や享年、俗名、没年月日などが書かれている位牌は飾りません。位牌は故人の魂を込めて供養するための仏具ですが、浄土真宗では亡くなった後すぐに極楽浄土へ行けると考えられているため、他の宗派のように「供養のために故人の魂をこの世に留める」という考え方がありません。したがって、浄土真宗では位牌が用いられないのです。

②ご本尊

ご本尊とは信仰の対象となる掛け軸や仏像のことです。浄土真宗におけるご本尊は、阿弥陀如来とされています。阿弥陀如来の姿が描かれている掛け軸を仏壇に飾る場合は、本願寺派は後光が8本のものを、大谷派では後光が6本のものが祀られます。阿弥陀如来の仏像を飾る場合は、本願寺派では西立弥陀(にしたちみだ)を、大谷派では東立弥陀(ひがしたちみだ)を祀るのが正式な作法です。

③仏飯器

浄土真宗で用いられる仏具として、仏飯器が挙げられます。仏飯器とは、ご飯を盛り付けて仏壇にお供えするために使用される食器のことです。本願寺派では、ご飯の形がハスの花の蕾のような形状になるように盛り付けます。大谷派では、ハスの花をかたどった形にご飯を盛り付けます。この際、「盛糟(もっそう)」と呼ばれる道具を使ってご飯の形を整えることが多いです。

④線香立て

線香立ても、浄土真宗の仏壇に必要な仏具の一つです。線香立ては「線香挿し」とも呼ばれ、予備の線香を立てて入れるために使用します。線香立ての飾り方としては、香炉の近くに置くことが多いです。線香立ては必ずしも必要な仏具ではないため、略式の飾り方では使われないこともあります。

⑤三具足

三具足(みつぐそく)とは、ロウソク立て、花立、香炉の三つの仏具のことです。普段の仏壇のお参りでは、この三具足が使用されます。

⑥五具足

浄土真宗の仏壇に必要な仏具として、五具足(ごぐそく)が挙げられます。五具足とは、ロウソク立てが二つ、花瓶が二つ、香炉が二つの五つの仏具のセットです。先ほど紹介した三具足は略式であり、正式にはこちらの五具足が使用されます。略式である三具足は普段のお祀りで使われますが、特別な法要ではこちらの五具足を用います。

⑦おりん

おりんも、浄土真宗の仏壇に必要な仏具の一つです。おりんとは、仏壇にお参りする際に鳴らす鈴のような仏具です。基本的に、おりんと下に敷く座布団、おりんを鳴らすためのりん棒の三つがセットになっています。また、宗派によって使用するおりんの形状が異なるため注意しましょう。本願寺派では六角形のおりん台、大谷派では四角形のおりん台が使われます。

⑧供花

浄土真宗の仏壇には、供花(くげ)と呼ばれる仏具を準備しましょう。供花とは、果物やお菓子などをお供えするための仏具であり、浄土真宗独自のものです。本願寺派では六角形のもの、大谷派では八角形の供花が使用されています。

⑨マッチ消し

マッチ消しは必ず必要な仏具というわけではありませんが、あると便利な道具の一つです。一度火をつけたマッチは使い切るしかないことから、一期一会を表しています。そのため、仏壇で火を使う際はマッチを使うのが正式なマナーとされています。マッチをすぐに消せるマッチ消しがあれば、毎日のお参りに便利でしょう。

浄土真宗の仏具の飾り方

浄土真宗は、宗派によって仏具の飾り方が異なります。ここからは、本願寺派と大谷派それぞれの仏壇の飾り方を詳しく解説していきます。なお、小さいサイズの仏壇や段数が少ない略式の仏壇の場合は、他の方法で仏具を飾ることもあります。

浄土真宗本願寺派の場合

浄土真宗本願寺派では、仏壇の最上段の中央にご本尊様を祀ります。その左右には、親鸞聖人(しんらんせいじん)と蓮如聖人(れんにょせいじん)を飾ってください。一段低い段には仏器を置き、左右にお供え物を置くための高杯を配置します。もう一つ下の段には、右側に過去帳と過去帳を載せる見台を、左側に花立を置きます。最下段には線香立て、おりん、ロウソク立て、香炉などを配置してください。

浄土真宗大谷派の場合

浄土真宗大谷派でも、最上段の中央にはご本尊様を飾ります。本願寺派とは左右に飾る仏具が異なり、大谷派では「九字名号(くじみょうごう)」と「十字名号(じゅうじみょうごう)」の脇懸(わきがけ)が飾られます。一段低い位置には仏器を、左右には高杯を設置します。その次の段には、右に過去帳と見台を、左に花立を配置します。一番下の段には、おりんや線香立て、ロウソク立て、香炉などを飾りましょう。

浄土真宗の仏壇へのお供え物は何がよい?

浄土真宗の法要を執り行う際は、仏壇にお供え物をすることになります。ここからは、浄土真宗の仏壇へお供えする品物の選び方について解説していきます。

お供え物に向いている品物

仏壇のお供え物には、食品などの消え物を選ぶのがよいとされています。不祝儀を後に残さないという意味があるためです。食べ物を送る際は、常温で日持ちする食品を選ぶようにしましょう。また、法要後に参列者へお供え物を配れるよう、個包装のものを選ぶのがおすすめです。

お供え物に不向きな品物

お供え物に不向きな品物として、日持ちのしない食べ物や常温で保存できない食品などが挙げられます。傷みやすい果物やカットずみのフルーツなども避けた方がよいでしょう。また、強い香りのする花や殺生を連想させる肉・魚なども不適切です。

浄土真宗の仏壇・仏具の選び方や飾り方を押さえておきましょう

この記事のまとめ

  • 浄土真宗では仏壇は不要だが、ご本尊を祀るために仏壇を設置することもある
  • 浄土真宗の仏壇の選び方として、適したサイズを選ぶこと、金色のものを選ぶことが挙げられる
  • 浄土真宗の仏壇には、ご本尊、線香立て、三具足、おりん、供花などの仏具を準備する
  • 浄土真宗の仏壇の向きは、家の間取りに合わせて自由に調節できる
  • 仏壇を床の間の向かいに置くのは避ける
  • 仏壇の仏具の飾り方は、本願寺派と大谷派によって異なる

浄土真宗で仏壇を設置する場合は、サイズやデザインなどに注目して仏壇を選びましょう。他の宗派とは使用する仏具が異なるため、間違いのないよう注意が必要です。本記事で紹介した仏壇の選び方や飾り方、配置方法などをしっかりと踏まえておきましょう。

SHARE この記事をSNSでシェアする