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葬儀のあと

永代供養料を納める封筒の書き方。基本的なマナーや注意点を徹底解説

永代供養料を納める封筒の書き方。基本的なマナーや注意点を徹底解説

永代供養を申し込む場合、墓地や霊園の管理者に永代供養料を納める必要があります。この永代供養料を入れる封筒に関するマナーについてご存知でしょうか?本記事では、永代供養料を納めるための封筒の書き方や渡し方、注意点などを徹底的に解説します。

永代供養とは

永代供養とは、遺族や子孫に代わって霊園や寺院などが遺骨を供養・管理することです。

家族が遺骨の管理をする必要がないため、お墓の継承者がいない人や子孫に負担をかけたくない人に選ばれています。また、一般的なお墓よりも費用を抑えられるため、「なるべく費用を削減したい」という人に適した供養方法でもあります。

永代供養と聞くと「ずっと供養をしてもらえる」と思われがちですが、多くの場合は永代供養の期間が決まっており、契約期間が終わった後の遺骨は、他の遺骨と一緒に合祀墓などに納められます。

合祀墓への移動後も年忌法要といった供養自体は通常通りのお布施などを払った上で続けてもらうことができます。

永代供養料とは

永代供養料とは、遺骨を霊園や寺院に管理・供養してもらうために必要な費用です。永代供養料を支払うことにより、墓地の管理者に合同法要を行ってもらえたり、お墓の手入れや維持といった故人の供養をしてもらえます。

「費用を支払う」ということからお布施と間違われやすいですが、お布施は読経に対するお礼として僧侶や寺院に支払うものです。供養代行の費用である永代供養料とは意味合いが異なるため、混同しないよう注意しましょう。

また、永代供養料と似ている言葉として「永代使用料」がありますが、この二つも全く意味が異なります。永代使用料とは、お墓を建てる墓地や区画を使う権利を得るために支払う費用のことです。

永代供養料を包む封筒の書き方

ここからは、永代供養料を包む封筒の書き方を解説します。霊園や寺院に対して失礼にならないよう、基本的なマナーを確認しておきましょう。

濃い墨で書く

永代供養料を包む封筒は、濃い墨で書くのが基本的なマナーです。葬儀やお通夜で渡す香典は薄墨で書くため、「永代供養料も薄墨で書かなくてはいけない」と思っている人もいるのではないでしょうか?

しかし、永代供養料は寺院や霊園の管理費用であり、香典のように悲しみを表す必要はありません。そのため、濃い墨の毛筆か筆ペンを使用して書くのが一般的です。

表書き

永代供養料を包んだ封筒の表書きは、宗旨や宗派によって異なります。例えば、浄土宗や日蓮宗などの仏教の場合、封筒の表書きには「供養料」「永代供養料」と書くのが基本的なマナーです。お布施と一緒に永代供養料を納める場合は、「御布施」または「お布施」と書いた封筒にお金をまとめて包んでも問題ありません。

基本的には上記で紹介した表書きを使用しますが、浄土真宗だけは書き方が異なるため注意が必要です。浄土真宗においては、故人はこの世にとどまらずすぐに成仏すると考えられているため、「供養」という考え方そのものがありません。そのため、浄土真宗の場合は「阿弥陀様の教えを子孫に伝えて託す」という意味を込め、「永代経懇志」という表書きを使用します。

また、表書きの下部には施主の名前を書きます。これは、寺院や霊園が永代供養料を確認する際、誰から受け取ったものなのかを分かるようにするためです。喪主または施主の氏名か、「〇〇(名字)家」と記載しましょう。

中袋

中袋のある封筒を使用する場合は、中袋の表面に金額を記入します。上述した通り、金額を書く際は旧字体を使用しましょう。また、中袋の裏面には施主の氏名と住所を記載します。

基本的には中袋も毛筆や筆ペンを使うのがマナーですが、筆の扱いに慣れていないと書いた文字が潰れて読みにくくなってしまう恐れがあります。その場合は、ボールペンで金額や名前、住所を書いても問題ありません。

裏面

中袋がついている封筒を使う場合は、裏面には何も記載しません。中袋がない封筒を使用する場合は、裏面の左側に施主の住所、氏名、包んだ金額を記載します。

金額は漢数字で書く

永代供養料を入れた封筒には、包んだ金額を書きます。このとき、算用数字ではなく旧漢字で書くのが基本的なマナーです。これは、金額の改ざんを防ぐことが目的とされています。

また、金額の数字だけでなく、円や万なども旧漢字で書きましょう。例えば、5万円を包んだ場合は「金 伍萬圓也」、10万円を包んだ場合は「金 拾萬圓也」と記載してください。

永代供養料を渡す際の基本的なマナー

ここからは、永代供養料を渡す際のマナーについて解説します。渡し方にも何点か注意するべきことがあるため、霊園や墓地の管理者に永代供養料の封筒を渡す前に確認しておきましょう。

白無地の封筒を使用する

永代供養料を包む封筒は、白無地のものを選ぶのがマナーです。郵便番号の欄などが印刷されていない無地のものを用意してください。基本的には水引のない封筒を使いますが、無地の封筒が用意できなかった場合は双銀や黄色、白黒の水引が印刷されている封筒を使っても問題ありません。

法要後に渡す

永代供養料は、納骨式などの法要を執り行った後に渡すのがマナーです。法要前に永代供養料を渡してしまうと、法要中に誰もいない部屋にお金が放置されることになり、トラブルの原因となるためです。法要が終わるまでは施主が永代供養料を管理しておき、法要が終了した後にお礼と共に費用を渡しましょう。

切手盆か袱紗に乗せて渡す

永代供養料を渡す際は、封筒を切手盆もしくは袱紗に乗せるのがマナーです。切手盆とは、金封を丁寧に渡すために使用する黒い小さなお盆のことです。切手盆に永代供養料が入った封筒を乗せ、相手から見て表書きが読める向きで渡しましょう。

切手盆がない場合は、代わりに袱紗の上に封筒を乗せて永代供養料を渡すのがマナーです。封筒を手で持って直接渡すのはマナー違反になるため、渡し方には十分注意しましょう。また、永代供養料が入った封筒が折れたり傷ついたりしないよう、封筒を袱紗に包んで持参してください。

綺麗なお札を包む

永代供養料として包むお札には、なるべく綺麗な紙幣を選びましょう。お通夜や葬儀で渡す香典は「死を予想して準備していた」と思われないよう、新札ではなく旧札を使うのがマナーとされています。

しかし、永代供養料の場合はあまりにもシワが多いものや汚れているお札を包む方がマナー違反になるため、できるだけ綺麗なお札を包むようにしましょう。

永代供養料の相場

永代供養料は、宗旨宗派や納骨方法、納骨先の立地などによって相場が異なります。ここでは、永代供養料の相場を納骨方法別に紹介します。

個別墓

個別墓は「一般墓」とも呼ばれ、屋外の墓地に建てた墓石に遺骨を納める納骨方法です。

家族や子孫がお墓を継承していくのが基本ですが、申し込みを行えば個別墓の場合も永代供養をしてもらえます。墓地の立地や墓石によって費用は変わりますが、永代供養料は100〜170万円ほどの価格になることが多いです。この費用に加えて、維持費や年会費などが継続的に発生することもあります。

合祀墓

合祀墓とは、他の人の遺骨と一緒に共有の土地へ納骨し、墓標を建てるものです。

基本的には、一周忌や三回忌といった法要も合同で行われます。永代供養料の費用は10万円程度で、なるべく経済的な負担を軽減したい人に選ばれています。墓標に戒名を刻印してもらう場合は、別途費用がかかるため準備しておきましょう。

集合墓

集合墓とは、納骨は個別に行い、屋外に共有の墓標を建てるという方法です。

一定の期間が経つと遺骨は合祀されるため、墓じまいを行う手間が省けます。費用は20〜30万円ほどと、個別墓よりも経済的な負担を抑えられるのが特徴です。

納骨堂

納骨堂とは、故人の遺骨を安置するための施設です。霊園や寺院の敷地内に建てられていることが多いですが、中にはビルタイプの納骨堂もあります。永代供養料の費用相場は20〜50万円ほどで、比較的リーズナブルな価格で供養できるのが特徴です。

永代供養料を渡す際は、封筒の書き方のマナーに注意しましょう

この記事のまとめ

  • 永代供養料とは、遺族に代わって墓地や霊園に遺骨の管理・供養を依頼する際に支払う費用
  • 永代供養料の封筒は濃い墨で書き、金額は漢数字で記載するのがマナー
  • 永代供養料は白無地の封筒に入れ、切手盆か袱紗に載せて法要後に渡す
  • 永代供養料は、納骨するお墓の種類によって相場が変わる

永代供養料とは、遺族に代わって遺骨の管理や供養を依頼する際に、墓地・霊園の管理者に支払う費用のことです。封筒の書き方や渡し方にはマナーがあるため、本記事で紹介した項目を参考にしてみてください。また、永代供養料の相場は納骨方法によって大きく異なるため、こちらもあわせて確認しておきましょう。 

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