閉じる メニュー
終活を始める

身辺整理の意味とは?やり方や終活との違いについても解説

身辺整理の意味とは?やり方や終活との違いについても解説

みなさんは「身辺整理」という言葉を聞いたことはありますか?「言葉は知っているけれど、意味は詳しく分からない」という方も多いでしょう。そこで本記事では、身辺整理の意味や終活との違いについて解説します。やり方や進め方のコツもまとめているため、目を通してみてください。

東京博善のお葬式 0120-506-044 24時間365日・通話無料 お気軽にお問い合わせください 事前相談・お急ぎの方もこちらから!

身辺整理とは

「身辺整理」という言葉を聞いたことはあるものの、詳しい意味は分からない方も多いのではないでしょうか。そこでまずは、身辺整理とは何か紹介します。身辺整理の意味や終活との違いについても解説していきます。

身辺整理の意味

身辺整理とは、この先の生活を考えて身の回りの物や事柄を整理することを意味します。家電や家具、服、スマートフォンのデータなど身の回りにあるものに対して要不要を判断し、片付けたり断捨離したりします。

身辺整理と終活との違い

「身辺整理」と「終活」の2つの言葉は混同されがちですが、実は意味が異なります。身辺整理は身の回りのものの片付けや断捨離を意味するのに対し、終活は「自分が亡くなった後を考えて行う準備全般」を指します。つまり、終活の中に身辺整理が含まれているのです。

▶終活の知識をつけたいときにおすすめの本はこちら

身辺整理を行うメリット

身辺整理の意味はわかったものの、なぜ身辺整理を行う必要があるのかピンとこない方もいるのではないでしょうか?ここからは、身辺整理を進めることで得られるメリットについて解説していきます。

家族の負担を軽減できる

家族の負担を軽減できるのも、身辺整理を行うメリットの一つです。あなたに万が一のことがあった際、遺された家族は相続や葬儀などの手続きに追われることになります。相続手続きを期限内に行わなくてはいけない中、遺品整理をすることは家族にとって負担となります。元気なうちに身辺整理をしておけば、家族が遺品整理を行う手間を大幅に軽減できます。

人生設計の見直しにつながる

身辺整理を通して人生設計を見直すことも可能です。財産や持ち物、これまでの人間関係などを取捨選択していく行為は、この先どうやって生きていくかを考えるきっかけになります。理想の未来像や目標をじっくり検討することで、人生をどのように過ごしたいか見えてくるでしょう。

「なんとなく将来が不安」と考えている方は、身辺整理を行ってみてはいかがでしょうか。

快適な住環境が作れる

身辺整理を行えば、快適な住環境を作ることが可能です。人は歳をとるごとに体力や筋力が落ちていき、今までのように片付けや掃除ができなくなります。掃除の頻度が減ると物が散らかりやすくなり、暮らしにくくなっていく可能性が高いです。また、必要なものや探し物も見つかりにくくなるでしょう。

前もって身辺整理を行って要らないものを断捨離しておけば、掃除の頻度を減らせる上に落下物による事故や物につまづく転倒の危険性も低下します。介護が必要になった場合も、車椅子やベッドのスペースを容易に確保できるでしょう。この先の生活のことを考え、体力があるうちに身辺整理を進めることをおすすめします。

身辺整理のやり方

身辺整理を行うメリットがわかったところで、詳しいやり方を解説していきます。こちらで紹介する身辺整理の方法を参考にしながら、できることから実践してみてください。

①目標を決める

まず最初に、身辺整理を行う上での目標を決めます。目標を立てずに身辺整理を進めた場合、「どこまでやればいいか分からない」「終わりが見えなくて辛い」といった状況に陥る可能性があります。「○月までにこの部屋を掃除する」「残すものは段ボール3箱分まで」のように、細かく目標を立てると身辺整理がうまく進みます。

②断捨離するものを決める

目標を決めたら、次に何を断捨離するか決めます。片付けるものをリストアップしていき、必要なのか不要なのかを判断していきます。リビング、寝室、押し入れなど部屋ごとに断捨離するものを書き出すことで、捨てるべきものの見落としがなくなります。

③不用品を処分する

断捨離するもののリストアップが終わったら、不用品の処分に取り掛かります。家具や家電などの大きいものの処分は、体力があるうちに行うことをおすすめします。まだ使えるものは、リサイクルショップに持ち込んだり業者に買い取ったりしてもらうとよいでしょう。

身辺整理をするものリスト

ここからは、身辺整理をするものをリスト化して紹介します。何を身辺整理するべきか迷った際は、こちらのリストを参考にしてみてください。

不用な家具・家電

もう使用していない不用な家具・家電がある場合は、早めに処分することをおすすめします。家具や家電は移動させにくい上に処分方法が複雑なことが多いです。体力と気力があるうちに、早めに片付けを進めておきましょう。処分が難しいものについては、不用品回収業者や買取業者に相談して片付けるとよいでしょう。

思い出の品

身辺整理を行うものとして、思い出の品が挙げられます。あらかじめ処分の基準を決めてから、写真のアルバムや動画、手紙などを片付けましょう。何も基準を決めていないと、「これも残したい」「あれも取っておきたい」といった状況になり、身辺整理が進まない恐れがあるため注意してください。

写真のアルバムやDVDなどの動画は、データとしてクラウド上に保存しておくのもおすすめです。ゆっくりと思い出の品を見返しながら、これまでの人生を振り返りつつ整理を進めていきましょう。

財産・ローン

身辺整理が必要なものとして、財産やローンが挙げられます。まず所有している預貯金や有価証券、不動産などをリストアップし、自分の財産を把握しましょう。このとき、借金やローンといった負の財産についてもきちんとまとめておくことが大切です。

サービスの契約

定期購読やサブスクリプションなど、自分が契約しているサービスの整理も進めましょう。どのようなサービスを契約しているのかリストアップし、何を契約し続けるか解約・退会するかを判断していきましょう。

使っていないサービスがある場合は退会することで、無駄に料金を払い続けるのを防げます。使い続けることを決めたサービスは、アカウント情報をまとめておきましょう。

デジタルデータ

スマートフォンやパソコンなどに入っているデジタルデータも、身辺整理するものの一つです。家族に見られたくない写真や動画は削除するか、ロックをかけたファイルに入れておきましょう。ブログやSNSなどはアカウント情報をまとめておき、自分に万が一のことがあった際に家族に退会手続きをしてもらえるよう手配するのがおすすめです。

人間関係

人間関係も身辺整理の対象です。交友関係を書き出し、今後付き合っていきたい人をピックアップしていきましょう。付き合いを終えようと決めた相手がいるのなら、思い切って連絡先を削除します。

人間関係を整理する際は、友人だけでなく親族との関係も見直しましょう。関係が良くない親族との付き合いを続けていると、遺産相続の際にトラブルになる可能性が高いためです。自分や家族が付き合いづらいと思っている親族がいるなら、疎遠にするのも手でしょう。

身辺整理をスムーズに進めるコツ

ここからは、身辺整理をスムーズに進める方法を紹介します。身辺整理を始めたものの、なかなか思うように片付けが進まず悩んでいる方は、こちらのやり方のコツを参考にしてみてください。

完璧にこなそうとしない

身辺整理をスムーズに進めたいのなら、完璧にこなそうとしないのがコツです。最初から完璧さを求めてしまうと、思うように作業が進まずイライラしたり手が止まったりする原因になりかねません。身辺整理は何度でも行うことができるものです。初めから完璧にこなそうとはせず、「何回もやれば良い」と気楽に始めるのがポイントです。

業者にうまく頼る

身辺整理がなかなか進まない場合は、業者に相談するのもコツです。特に、不要な家具や家電を自分で処理するのは難しいでしょう。不用品買い取り業者に依頼し、無理のないよう進めてください。

期限を決める

身辺整理を行う前に「いつまでに終わらせる」と期限を決めるのもおすすめです。期限を設けることでモチベーションが上がり、前向きに身辺整理に取り組めるようになるでしょう。逆に期限を決めないと、いつまで経ってもダラダラと進めてしまい、身辺整理が全く終わらないということも考えられます。

やり方や行う意味を理解して身辺整理を進めましょう

この記事のまとめ

  • 身辺整理とは、この先の生活に備えて身の回りの事柄を整理すること
  • 身辺整理を行うことで、家族の負担を軽減できる、人生設計を見直せる、快適な住環境が作れるなどのメリットが得られる
  • まず目標と断捨離するものを決め、不用品の処分といった流れで身辺整理を行う
  • 身辺整理をするものとして、不用な家具・家電、思い出の品、財産・ローン、サービスの契約、デジタルデータ、人間関係などが挙げられる
  • 身辺整理は完璧にこなそうとせず、業者にうまく頼りながら進めると良い
  • 期限を決めることで、身辺整理がスムーズに進みやすい

身辺整理とは、身の回りの片付けや断捨離を行うことを意味します。「終活」と混同しがちですが、この二つの言葉は意味が異なります。

本記事で紹介した身辺整理のやり方や、スムーズに片付けを進める方法などを参考にして、断捨離を進めてみてください。もしなかなか片付けが進まない場合は、専門家が提供しているサービスに頼るのもおすすめです。

SHARE この記事をSNSでシェアする