閉じる メニュー
終活を始める

終活の知識をつけるならこの本|終活本の選び方や生前に準備しておきたいことを紹介

終活の知識をつけるならこの本|終活本の選び方や生前に準備しておきたいことを紹介

終活と一口に言っても、相続準備やエンディングノートの作成、身辺整理などやらなくてはいけないことが多くあります。きちんとした知識がないと、どのように終活を進めればよいか戸惑ってしまうでしょう。本記事では、終活の知識をつけるためにおすすめの本を紹介します。

東京博善のお葬式 0120-506-044 24時間365日・通話無料 お気軽にお問い合わせください 事前相談・お急ぎの方もこちらから!

終活の知識をつける本の選び方

終活についての本は数多く出版されているため、どの本を選べばよいか迷ってしまう人もいるでしょう。まずは、終活の知識をつける本の選び方について解説します。以下の四つのポイントを参考にしながら、自分に合った一冊を探してみてください。

⒈実践的なものを選ぶ

終活の本には、実践的な内容が書かれているものを選ぶのがおすすめです。終活において大切なことは、知識をつけた後で実際に終活に取り組むことです。正しい知識が書かれていても、「どのように終活を実践するか」について言及されていないと、なかなか終活が進みません。

終活に取り組む際の手順や、エンディングノートがついているものなどを選べば、終活の役に立ちます。

⒉読みやすさで選ぶ

「読みやすさ」も、終活の本を選ぶ上で注目したいポイントの一つです。小さな文字がぎっしりと書かれている本は読みにくいものです。また、難しい単語が多い本は読むのに時間がかかるため、途中で読むのをやめてしまうこともあるでしょう。

文字が大きくはっきりと印刷されているものや、イラストや写真の図版が豊富な本なら、高齢者でも楽しみながら終活の知識を身につけられます。実際に本を手に取ってみて、読みやすさの確認をすることをおすすめします。

⒊知りたい内容に合わせて選ぶ

「終活」といっても内容はさまざまで、エンディングノートの作り方や相続関係、身辺整理など多岐にわたります。一つの終活内容に特化した本もあれば、終活全般を説明している入門書なども多いです。終活について不安に感じていることは何か、どのような情報が必要なのかを考え、知りたい内容について書かれた本を選ぶようにしましょう。

⒋興味を持てる内容のものを選ぶ

「自分が興味を持てる内容かどうか」も、終活の本を選ぶ上で大切なポイントです。せっかく終活の本を購入しても、興味を持てなければ意味がありません。途中で本を読むのをやめてしまう事態を避けるためにも、興味がある内容が書かれた本を選んでみてください。

終活全般|終活の知識をつけるのにおすすめの本

「終活では具体的に何をしたらよいか分からない」という人は、まず終活全般の知識が書かれた本を読んでみてはいかがでしょうか。こちらでは、終活の入門書としておすすめの本を紹介します。

『クロワッサン特別編集 終活読本。』

「終活とは何か知りたい」「読みやすい本を探している」という人におすすめなのが、『クロワッサン特別編集 終活読本。』です。雑誌『クロワッサン』によって発行されているムック本で、文字が大きく高齢者でも読みやすいのが特徴です。

身辺整理や遺産相続、葬儀・お墓についてなど、さまざまな内容が解説されています。どのように終活を始めればよいかも紹介されており、終活の入門書にピッタリの一冊です。

『ファイナンシャルプランナーが教える終活デザインブック』

安藤信平さん著書の『ファイナンシャルプランナーが教える終活デザインブック』も、終活の入門書としておすすめの本です。エンディングノートや老後資金、葬儀・埋葬、相続、医療・介護など、終活全般についての内容が網羅されています。今から終活を始めようと考えているのなら、ぜひ読んでみてください。

『終活の教科書』

『終活の教科書』は、一般社団法人 終活カウンセラー協会によって監修されている本です。終活を行うメリットや介護計画、終活で必要な手続き、身辺整理のやり方など、さまざまなことが書かれています。

文字が大きく図版も豊富に使われているため、高齢者でも無理なく読み進められるでしょう。終活とは何か分からない、何から始めればよいか悩んでいるという人に、ぜひ読んでほしいおすすめの一冊です。

エンディングノート|終活の知識をつけるのにおすすめの本

エンディングノートとは、終活を行う上での自分の希望や意見、手続きに必要な情報などをまとめるためのノートです。終活をする上で欠かせないエンディングノートですが、「書き方が分からない」と悩んでいる人もいるでしょう。そのような人は、エンディングノートについてまとめられている本を読んで知識を身につけましょう。

『エンディングノートのすすめ』

エンディングノートについて知りたい人は、本田桂子さん著書の『エンディングノートのすすめ』を読んでみてください。エンディングノートを書く目的や、書いておきたい項目などが詳しく解説されています。

「エンディングノートは生前に見られてよいものと見られたくないものの2冊に分けるべき」など、具体的なアドバイスもまとめられています。自分の意思をきちんと家族に伝えるための「書き方のコツ」も紹介されており、非常に実践的な内容です。エンディングノートの作成に役立つ一冊のため、ぜひ読んでみてください。

『失敗しないエンディングノートの書き方』

『失敗しないエンディングノートの書き方』は、終活や介護のコンシェルジュ事務所を管轄する、石崎公子さん著書の一冊です。自分に合ったエンディングノートの選び方や書き方など、基本的な知識が網羅されています。

オリジナルのエンディングノートの作り方も説明されており、自分好みのノートを手作りしたい人にもおすすめです。さらに、エンディングノートをめぐって起こりがちなトラブルや、トラブルを解決するための具体例などもまとめられています。

『終活のリアル〜どうしてあの人はエンディングノートを書くのか』

『終活のリアル〜どうしてあの人はエンディングノートを書くのか』は、終活アドバイザー協会を運営しているNPO法人「ら・し・さ」による一冊です。お墓や葬儀、医療・介護、相続など終活に関するエピソードを紹介しつつ、エンディングノートの必要性について詳しく解説されています。

エンディングノートの書き方やメリットなどはもちろん、遺言書やお墓の選び方といった終活に関する知識もまとめられています。終活やエンディングノートに関連する基本的な知識を身につけたい人は、ぜひこちらの本を手に取ってみてください。

身辺整理|終活の知識をつけるのにおすすめの本

身辺整理とは、身の回りにあるものを仕分けて必要なものだけを手元に残す作業のことです。生前に身辺整理をしておくことで、亡くなった後の家族の手間を軽減できます。以下で紹介する身辺整理についての本を読み、生前に身の回りの整理を進めておきましょう。

『50歳からはじめる人生整理術 終活のススメ』

『50歳からはじめる人生整理術 終活のススメ』は、終活カウンセラーの資格を有する柴田和枝さんによる一冊です。こちらの本では、写真整理、デジタル遺品、エンディングノートの三つに焦点が当てられており、ITを活用して身辺整理を進める方法がまとめられています。

例えば、IT機器を使って写真をデジタル化して整理する方法や、SNSや各種サービスのアカウントの管理方法、エンディングノートをタブレットやパソコンで作成する方法などが解説されています。自分の終活に役立つのはもちろん、親世代の終活のサポートとしても活躍するでしょう。

『シニアの断捨離』

『シニアの断捨離』は、断捨離というワードの発案者であるやましたひでこさん著書の本です。年を重ねると体力がなくなっていき、自宅の片付けをする負担は大きくなります。しかし、人生の折り返し地点を過ぎた後は、なるべく持ち物を減らして簡素に過ごしたいものです。

こちらの本には、大切なものを残して楽しい日々を手に入れるための考え方やコツが詰まっています。「断捨離をしなくちゃいけないけれど、なかなかやる気が出ない」という人の背中を押してくれる、おすすめの本です。

『家族に感謝される終活整理術』

身辺整理についての知識を得たいのなら、内藤久さん著書の『家族に感謝される終活整理術』がおすすめです。遺品整理の現場で実際に起こったトラブルから、遺される家族に負担をかけないためにできることがまとめられています。この本を読んで身辺整理を進めれば、愛する配偶者や子供への負担や損を減らせるでしょう。

相続関係|終活の知識をつけるのにおすすめの本

相続に関する手続きの中には、法的な知識が必要なものが数多くあります。正しい知識を身につけていないと、なかなか相続関係の整理が進まないでしょう。相続についての悩みがある人は、こちらで紹介する本を手に取ってみてください。

『残念な事例が教えてくれる「きちんとした、もめない遺言書」の書き方・のこし方』

『残念な事例が教えてくれる「きちんとした、もめない遺言書」の書き方・のこし方』は、山田和実さん著書の相続に関する本です。こちらの本には、遺言書の正しい書き方や自分で書く際の注意点、実際に起こったトラブルの事例などが詳しくまとめられています。

法に則った正しい形式で書かれていない遺言書は、せっかく書いても無効になってしまいます。遺言書をきちんと書けていないと、遺された家族の争いの元になりかねません。家族同士のトラブルを避けるためにも、自分で遺言書を書こうと考えている人におすすめの本です。

『家族に迷惑をかけないために 今、自分でやっておきたい相続対策』

『家族に迷惑をかけないために 今、自分でやっておきたい相続対策』は、Amazonの相続税・贈与税部門でベストセラーとなっているおすすめの本です。堀口敦史さんによって書かれた書籍で、円滑な相続を実現させるための方法が分かりやすく解説されています。万が一のとき、家族が相続のことで困らないよう、こちらの本を読んでおくとよいでしょう。

『知っておきたい 身近な人が亡くなった後の手続き・届出・相続がわかる本』

特定社会保険労務士の伊藤綾子さん監修『知っておきたい 身近な人が亡くなった後の手続き・届出・相続がわかる本』も、相続関連の知識がまとめられた人気の一冊です。相続についての基本的な知識や、身近な人が亡くなった際に行うべき手続きなどが分かりやすく網羅されています。

豊富な図版で分かりやすく、高齢者の人でも読みやすいでしょう。自分ひとりだけでなく、家族と一緒に読みたい一冊です。

『終活・相続の便利帖』

『終活・相続の便利帖』は、相続診断士である一橋香織さんが手がけた一冊です。相続対策についての手法がまとめられており、相続トラブルを防ぐのに役立ちます。また、介護や葬儀に関する希望や、家族に伝えておくべきことなども分かりやすく解説されています。

おひとりさま向け|終活の知識をつけるのにおすすめの本

おひとりさまの場合、介護・医療に関することや自身が亡くなった後の準備を自分ひとりで行う必要があります。こちらで、おひとりさまにおすすめの終活本を紹介します。

『見てわかる!おひとり様の老後』

『見てわかる!おひとり様の老後』は、弁護士である木谷倫之さんによるおすすめの一冊です。法律のプロが、おひとりさまの老後に必要な準備や、死後の手続きなどを幅広く解説してくれています。図版や実際に起こった事例などが多数掲載されているため分かりやすく読み進めやすいでしょう。

『おひとりさまの死後事務委任』

『おひとりさまの死後事務委任』は、吉村信一さん、島田雄左さん著書の本です。おひとりさまが知っておくべき制度について、実例や必要性などを交えながら詳しく解説されています。頼れる人がおらず、どのような手続きや対応が必要か知りたい場合は、ぜひ目を通しておきたい一冊です。

『おひとりさまの終活 自分らしい老後と最後の準備』

中澤まゆみさん著書の『おひとりさまの終活 自分らしい老後と最後の準備』も、おひとりさまにおすすめの一冊です。最期まで自分らしく生きる方法や、孤独死しないためのヒントなどが詳しく解説されています。また、おひとりさまの医療やお金、老後の住居に関する情報もまとめられています。

終活をするにあたって生前準備しておきたいこと

ここまで終活の知識に関する本を紹介してきましたが、終活をするにあたって生前に準備しておくことにはどんなものがあるのでしょうか。最後に、生前準備について知っておきましょう。

資産の見直し

終活の準備をするにあたって、まずは自分の資産の見直しを行いましょう。資産をあらためて把握することで、これからどのように生きるか、資産をどのように分配するかを考えるきっかけになります。自分のためにも家族のためにも、資産を見直してみてください。

エンディングノートの作成

資産の見直しと並行して、エンディングノートの作成も進めましょう。エンディングノートには、自分の基本情報やクレジットカード、口座の情報、訃報を知らせてほしい人の連絡先など、終活に関する項目を記載できます。エンディングノートを書いておけば、遺された家族の負担を軽減できます。また、自分のこれからの人生を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。

身の回りの整理

終活を始めようと思い立ったら、早めに身の回りの整理に着手しましょう。身辺整理は体力や判断力が必要になる作業です。先延ばしにしていると、体力や判断力が低下し、きちんと身の回りを片付けられないままになってしまうため、注意しましょう。

遺言書の作成

自身の希望に沿って資産を分配したい場合は、遺言書を作成しておきましょう。エンディングノートにも資産に関する希望や意見を書き込めますが、こちらには法的な効力はありません。遺された家族がトラブルになるのを防ぐためにも、正しい手順で遺言書を作っておくことをおすすめします。

自分に合った終活本を参考にしながら、終活を進めましょう

この記事のまとめ

  • 終活に関する本を選ぶ際は、実践的な内容や知りたい情報が書かれているか確認する
  • 本の読みやすさや、自分が興味を持てる内容かどうかもあわせて確認するとよい
  • 終活を行うにあたって、資産の見直しや身の回りの整理などが必要
  • エンディングノートや遺言書を作成しておけば、遺された家族の負担を軽減できる
  • 終活を進めるにあたって、今後の人生について一度見つめ直すことも大切

「終活を進めたいけれど、なかなか気力が湧かない」「何から始めればよいか分からない」という人は多いものです。終活に関する知識が書かれた本を読めば、終活に取り組む気概を得られるでしょう。今回紹介したおすすめの終活本や、終活をするにあたって生前準備したいことなどを参考にして、自分のペースで終活を進めましょう。

SHARE この記事をSNSでシェアする