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葬儀を知る

一周忌に花を送る方必見!相場やおすすめの花を解説

一周忌に花を送る方必見!相場やおすすめの花を解説

親戚や友人など大切な人の一周忌に、供養の気持ちを込めて花を送りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。一周忌にお供えする花には、いくつかのマナーがあります。本記事ではマナーや相場など、一周忌にお供えする花について詳しく解説します。

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一周忌とは

「一周忌(いっしゅうき)」とは、故人が亡くなられてから満1年後の同月の祥月命日に行う法要のことをいいます。一周忌は、僧侶や親戚や友人などを招いて行うのが一般的です。仏壇のご位牌の前に、故人が好きだった食べ物や花などをお供えして供養します。

一周忌には、花をお供え物として送ることが多いです。しかし、必ず送らなくてはならないというものではありません。お供え物は故人への気持ちを表すものですので、お菓子や線香、ロウソクなどを送ってもよいでしょう。不幸が残らぬよう「消え物」を送るのがよいとされています。

しかし、自宅で家族だけで行ったり、一周忌を行わなかったりする家庭もあるようです。また、お寺で一周忌を行う場合は、花などのお供え物を準備する必要がない場合もあります。お供え物を送る際は、事前に確認しておきましょう。

一周忌は最も規模が大きく重要な年忌法要

三回忌や七回忌など年忌法要はたくさんありますが、故人が亡くなって1年後の一周忌は最も規模が大きく重要です。七回忌以降は遺族のみで行うことが多いですが、一周忌は親戚、親しかった友人なども参列するのが一般的です。また、命日が平日などで参列できる人が少ない場合は、前倒しで行われる場合もあります。

一周忌には必ず花を送るべき?

一周忌には花をお供えすることが多いですが、必ず送らなくてはならないものではありません。法要の会場で花を用意するため送らなくてもいい場合や、故人の意向などにより一周忌を行わないこともあります。お花を送ってもいいか不安な場合は、事前にご遺族に確認しましょう。

一周忌の花の相場

ここでは、一周忌の花の相場について解説します。

個人の場合

親戚や友人など、一周忌の花を個人で送るときの相場は5千円〜1万円です。遺族の自宅に送る場合は、仏壇の前に供えられる小さめの花がよいでしょう。お寺や会場に送る場合はスペースに余裕があるため、大きい花が理想です。

しかし、一周忌の法要を行う会場によっては花器が用意できない場合や飾れるサイズが決まっている場合があり、会場の大きさや地域によって花の相場が変わることもあります。心配な場合は、事前に確認しましょう。

法人の場合

法人や団体で一周忌の花を送るときの相場は、1万5千円〜3万円です。個人で送るときよりも、相場は高くなります。ご遺族の自宅に送るときには1基(花が一つ)がおすすめですが、お寺や会場などで一周忌の法要を行う場合は1対(左右対称の花が二つのセット)で送ってもよいでしょう。

相場以上に高額な花は避ける

一周忌に送る花は故人を思う気持ちとはいえ、あまり豪華なものは避けてください。相場とかけ離れた豪華な花は、かえってご遺族に気を遣わせてしまうでしょう。また、他の方が送った花との差がついてしまうこともあります。親戚や友人同士で予算を話し合っておくとよいでしょう。

一周忌に送る花のマナー

一周忌の法要の花は故人への気持ちを表すものですが、いくつかマナーがあります。ご遺族が気持ちよく受け取れるよう一周忌の花を送りましょう。

長く楽しめる種類の花を選ぶ

一周忌の法要に送る花は、長く楽しめる種類をおすすめします。生花を送るのが一般的ですが、最近では手入れのいらないプリザーブドフラワーが人気です。また、おしゃれなフラワーアレンジメントは、自宅や仏壇前に飾るのに適しています。ご遺族が花の好きな方であれば、長く楽しめる種類の花を送ると喜んでもらえるでしょう。

法要の日時を確認し前日までに送る

一周忌の法要に花を送る場合は、前日までに花が届くように手配しましょう。一周忌の法要当日に届けるのは、ご遺族が準備に忙しくしているためおすすめできません。また到着が早すぎても、一周忌の法要までに花が枯れてしまう可能性があるため注意が必要です。

しかし、一周忌を行わない家庭であれば、命日当日に花を送っても問題ありません。

喪主宛に送る

一周忌の法要がご遺族の自宅で行われる場合は、喪主または施主宛に花を送りましょう。また故人本人ではなくご遺族のみと知り合いだった場合は、その遺族宛に送ります。

一周忌に送る花の宛名に、故人の名前を記載しないよう気を付けましょう。

メッセージを添える

一周忌に送る花には、メッセージを添えましょう。メッセージは必ず添えなくてはいけないものではありませんが、故人を思う気持ちを文字にすることで、ご遺族に思いを伝えることができます。

避けたほうがよい花

一周忌にふさわしくない花もあります。ご遺族に気持ちよく花を受け取ってもらうためにも、覚えておくとよいでしょう。

【香り】カサブランカ・クチナシ・金木犀

基本的に、カサブランカやクチナシ、金木犀のような香りの強い花は避けましょう。強い香りは参列者に不快感を与えてしまうだけでなく、線香の香りを邪魔してしまいます。たとえよい香りの花であっても、避けることをおすすめします。

【トゲ】バラ・ボケ

バラやボケ、アザミのようなトゲのある花は、参列者に危険なため一周忌にふさわしくありません。

故人やご遺族がトゲのある花を好きな場合は、トゲが処理されているかを確認した上で送れば問題ないでしょう。

【食用】菜の花・そばの花

菜の花やそばなど食用の花は、仏壇へのお供えには向いていないとされています。たとえ綺麗であっても縁起が悪いとされているため、一周忌には送らないようにしましょう。

【毒性】彼岸花・シャクナゲ

彼岸花やシャクナゲ、スズランといった毒性のある花も、一周忌にはふさわしくありません。故人に毒を盛るという意味があるため、一周忌に送ったり仏壇に飾ったりするのはタブーです。

黒っぽい花

黒っぽい花も、一周忌には避けたほうがよいでしょう。葬儀や四十九日はお悔やみですが、一周忌は故人を懐かしんだり感謝を伝えたりする法要です。ダリアやバラなどには黒っぽい色のものがありますが、葬儀を連想させるためあまり好ましくありません。

鉢植え

仏教では鉢植えの花はタブーとされているため、一周忌に送るのは避けたほうがよいでしょう。仏教の場合「諸行無常」の教えから、基本的には切り花をお供えします。

また鉢植えの肥料には不浄な成分が含まれているという意味合いもあるため、一周忌には避けることをおすすめします。

一周忌のお供え花におすすめの種類

一周忌の花は四十九日を過ぎているため、白い花にこだわらず明るい花を送りましょう。ここでは一周忌に送るおすすめの花の種類について解説します。

【定番】胡蝶蘭・菊

一周忌に送る花は、胡蝶蘭や菊、カーネーションなどが定番です。お寺に花を送る場合は菊を中心とした花をおすすめします。

胡蝶蘭は華やかで喜ばれる種類ですが、送るときには色合いに注意しましょう。白と赤の胡蝶蘭を合わせると、めでたい意味に捉えられてしまいます。白または、淡いピンクの胡蝶蘭がよいでしょう。

【春】スターチス・キンセンカ

一周忌の時期が春だった場合、スターチスやキンセンカなどがおすすめです。スターチスはボリュームがあるため、沿え花にするとよいでしょう。キンセンカは、カレンデュラともよばれているキク科の花です。オレンジと黄色の品種が一般的ですが、濃すぎる色は一周忌には向いていないため、キンセンカを選ぶ際は淡い淡い色のものにしてください。

【夏】ミソハギ・鶏頭・トルコキキョウ

一周忌が夏の場合、ミソハギや鶏頭(ケイトウ)、トルコキキョウなどがよいでしょう。ミソハギはお祓いにも使われる花で、お盆にもよく飾られます。トルコキキョウはフリルの花びらが特徴で、法要の定番の花の1つです。

【秋】リンドウ・ほおずき

一周忌が秋の場合、リンドウやほおずきがおすすめです。リンドウは「誠実」「悲しみに寄り添う」という花言葉を持っています。ほおずきは魂が宿るといわれており、お盆にもお供えすることの多い花です。

【冬】ストック

寒い時期の一周忌に送る花は、ストックを盛り込むと華やかになります。ストックは、太い茎の先に花がたくさん咲くボリュームのある花です。法要用のフラワーアレンジメントにも多く使われる、おすすめの花です。

一周忌のお供え花におすすめの色

葬儀から四十九日まではお悔やみの気持ちを込め白い花を送るのが一般的ですが、一周忌からは差し色を入れてもよいとされています。基本的には、故人の好きな色の花を選ぶとよいでしょう。

一周忌に送る花のおすすめの色を紹介しますので、悩んだときの参考にしてください。

白をベースにするのがおすすめ

一周忌に送る花は、白をベースにまとめましょう。白い花は「哀悼の意」を表し、法要で重宝される色です。

四十九日までは白一色でまとめるのが一般的ですが、四十九日以降は白をベースに差し色を入れていきます。ただし、法要では濃い赤や紫などの華やか過ぎる色は避けたほうが無難です。

ピンク系

ピンク系の花は、故人が女性の場合におすすめの色です。カーネーションやトルコキキョウなど、一周忌におすすめなピンクの花は多くあります。

濃いピンクが特徴の花も多くありますが、一周忌の場合は淡い色を選ぶとよいでしょう。

ブルー系

ブルー系の花は故人が男性の場合によく選ばれる色です。しかし、ブルー系が好きな女性も多いため、男女は問いません。

また、ブルー系は涼し気な印象も与えるため、暑い季節の一周忌にもおすすめです。

紫系

一周忌に送る花の差し色に悩んだときには、淡い紫系を選ぶとよいでしょう。紫の花には、「相手を思いやる敬意」「思いやりの心」という意味があります。また紫系は落ち着きのある色のため、上品な印象も与えます。

黄色系

故人が明るい性格であったり、華やかな場が好きな人だったりした場合は、淡い黄色系やクリーム色の差し色もよいでしょう。黄色系は家族の気持ちを明るくする、おすすめの色でもあります。

一周忌のお供え花で故人を思う気持ちを伝えましょう

この記事のまとめ

  • 「一周忌」は亡くなってから満1年後の年忌法要のこと
  • 一周忌に送る花の相場は個人が5千円~1万円、法人が1万5千円~3万円
  • 自宅の仏壇前に飾る場合は、小ぶりのものを選ぶ
  • お寺や会場に飾る場合は、大きめの花がおすすめ
  • 一周忌の花は、喪主宛に前日までに送る
  • 香りの強い花、トゲや毒を持つ花は避ける
  • 一周忌に送る花は、白をベースに淡い色を差し色に入れるのがおすすめ

一周忌のお供えの花は、お悔やみの四十九日を過ぎているため白い花のみにこだわる必要はありません。一周忌に送る花のマナーを知って、故人を懐かしみ、感謝の気持ちを込めて送りましょう。

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