閉じる メニュー
終活を始める

30代の終活はメリットだらけ!エンディングノートや断捨離について解説

30代の終活はメリットだらけ!エンディングノートや断捨離について解説

「終活」は高齢の方が行うイメージがあり、30代ではまだ早いと考える方も多いのではないでしょうか。しかし30代で始める終活には、メリットがたくさんあります。本記事では、30代の終活でやるべきことやコツなどについて紹介します。ぜひ参考にしてください。

東京博善のお葬式 0120-506-044 24時間365日・通話無料 お気軽にお問い合わせください 事前相談・お急ぎの方もこちらから!

終活とは

終活とは「悔いのない人生にするための準備」です。若い方々の中には「亡くなる前の準備」「高齢の方がするもの」と考える方もいるでしょう。30代で終活を始めるのは早い、想像できないという方も少なくありません。

終活は、今までの人生を振り返り、これからやりたいことを見直すよい機会です。30代で、終活を始めるのは決して早くありません。30代だからこそできる終活を通じて、将来について考えてみませんか?

30代で終活を始めるメリット

終活は自分が亡くなる前の準備でもありますが、将来について考えるよい機会にもなります。ここからは、30代から終活を始めるメリットについて解説します。

ライフプランの見直しができる

30代で始める終活のメリットは、将来のライフプランの見直しができる点です。人生の大きなイベントを迎える前の備え、準備といってもよいでしょう。30代といえば結婚や出産、マイホーム購入など、ライフイベントの多いタイミングといえます。仕事においても安定し始める時期でしょう。

まずは、30代以降の人生が前向きになるような目標を考えることをおすすめします。既婚者の場合、これからの家族とのライフプランや老後どのように過ごしたいかを考えてみてください。将来どうしたいかライフプランを考えると、自ずとやるべきことや必要な資金などが見えてきます。

独身者の場合はライフプランに加え、これから先も結婚はしないのか、ひとりで迎えた場合の老後の過ごし方について考えてみてください。現実的に考えると、婚活や老後資金の準備などこれからやるべきことが見えてきます。

万一の事態に備えられる

万一の事態に備えられることも、30代で終活を始めるメリットです。30代のうちは病気も少ないですし、自分が死ぬことを想定している方は少ないでしょう。しかし、不慮の事故などのトラブルが起きないとは限りません。亡くなることはなくとも、怪我や病気に見舞われる可能性はなきにしもあらずです。

例えば、30代のうちに終活で保険の見直しをしていれば、事故などに巻き込まれて怪我をしても費用面での安心を得られます。寝たきりになってしまったときの延命治療など、自分の意思を伝えておけば家族や周りの人が悩むこともありません。30代という心身ともに健康なときだからこそ、万一に備えておく必要があるのです。

家族の負担を減らせる

家族の負担を減らせることが、30代の終活でもっとも大きなメリットといえるでしょう。多くの方が、自分が死ぬことで家族に負担をかけたくないと考えます。

家族の負担を少しでも減らすために、自分が死んだ後何をしたらよいかを家族に伝えておく必要があるのです。家族のためにも、30代のうちに終活を始めることをおすすめします。

不要なものが分かり身の回りの整理ができる

30代のうちに終活をすると、身の回りの整理や断捨離がしやすいというメリットがあります。死んだ後、自分の物は家族が処分することになります。物が多ければ多いほど、家族の負担となってしまうでしょう。

また、終活でライフプランを立てたり老後のことなどを考えたりすると、身の回りの物が自分に必要なのか否かが見えてきます。物だけでなく、人間関係においても同じことがいえるでしょう。30代のうちから終活を始めれば、今あるいらない物は断捨離し余分な物を増やさないという意識ができ、身の回りの整理ができるようになります。

30代の終活でやるべきこと

30代で終活を始めようと思い立っても、何から始めたらよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここからは、30代の終活は具体的にどのようなことをしたらよいのかについて解説します。

エンディングノートを書く

30代で終活を始めるとき、一番に用意してほしいのが「エンディングノート」です。エンディングノートに法的な効力はありませんが、終活でやるべきことが記載されています。エンディングノートに沿って記入しておけば、遺された家族がどうすればよいか分かるため、負担を減らせるでしょう。

例えば、エンディングノートには「個人情報」「保険」「親族や友人の連絡先」「葬儀の希望」「お墓について」「延命措置について」「ペットについての意向」などの項目があります。エンディングノートに書き込むことで、ぼんやりとしていた考えがはっきりしてくるでしょう。

エンディングノートを書いたら、保管場所を伝えるのを忘れないでください。既婚者の場合は自分の家族に伝えておきましょう。またエンディングノートを家族と一緒に見たり話したりすることで、万一のときにも慌てずにすみます。

独身者の場合は、親族または第三者にエンディングノートを託さねばなりません。保管場所は、ひとりだけでなく数名に伝えておきましょう。また独身者は孤独死を避けるためにも「連絡が取れなかったときどうしてほしいか」なども周りの方に伝えておくと安心です。

身の回りの整理や断捨離をする

30代の終活で必要なのは、身の回りの整理や断捨離です。30代で身辺整理はまだ早いと感じますが、例え若くても断捨離できる不要な物は存在します。例えば読まなくなった雑誌や本、着なくなった服、使わない食器、飽きてしまった趣味の道具などです。

30代のうちに少しずつ断捨離を始めておけば、亡くなった後に遺品整理をする家族の負担も減りますし、自分もすっきりとした生活が送れます。また、長いこと連絡を取っていない人を連絡先から削除することも断捨離の一つです。人間関係を整理しておけば、亡くなったことを誰に連絡すればよいか、家族が迷わずにすみます。

資産形成をする

資産形成や資産整理も、30代の終活ですべきことの一つです。まずは預貯金や不動産、株式や美術品など、自分の資産について把握しましょう。収入や住宅ローン、教育費などお金の流れについて把握し、ノートに記すなど可視化することも大切です。

現在のお金の流れが分かれば節約すべき部分が見えてきますし、老後に必要な資金なども見えてくるでしょう。現在加入している保険の見直しなども、資産形成になります。既婚者の場合は、家族に残せる資産についても考えなくてはなりません。

独身者の場合は、残った資産をどうするかを考える必要があります。自分が亡くなった後の資産の扱いについては、エンディングノートに希望を記しておくとよいでしょう。しかしエンディングノートに法的拘束力はありません。そのため、スムーズに遺産相続を行いたい場合は、遺言書を残すことをおすすめします。

デジタルデータを整理する

デジタルデータとは、パソコンやスマートフォンのデータ、SNSのアカウント、サブスクなどです。死後、物だけでなくデジタルデータも残された家族が処分することになります。

そのため、ログインに必要なIDやパスワードはエンディングノートに記しておきましょう。また、家族であっても見られたくないデータがある場合は、早めに処分しておくことをおすすめします。

緊急時にしてほしいことのリストを作る

30代の終活では、緊急時にしてほしいことのリストを作っておきましょう。30代で入院したり亡くなったりしてしまう原因は、病気ではなく不慮の事故など突発的なトラブルの場合が多いです。してほしいことリストがあれば、万一のことがあっても家族や周りの方がスムーズに行動できます。

してほしいことのほとんどはエンディングノートの項目にありますが、何ページもあるため緊急時に焦って機能しない可能性があります。エンディングノートとは別に、箇条書きで端的にまとめたものがあると便利です。

30代の終活のコツ・ポイントは?

30代で終活を始めても、分からないことがあったり戸惑うこともあるでしょう。ここからは30代の終活のポイントやコツについて解説します。

両親やパートナーと話し合う

30代の終活は、両親やパートナーと話し合いながら進めていくことをおすすめします。家族との話し合いは、終活についての自分の考えを知ってもらうよい機会です。また、両親の終活についても把握する機会にもなるでしょう。

やりたいことリストも作る

終活と一緒に、やりたいことリストも作ってみましょう。30代の早い時期の終活は、悔いのない人生にするための準備でもあります。やりたいことリストの作成は、これからの人生を楽しむ活力になるでしょう。

やりたいことリストは現実味を帯びるように「ハワイに行ってスカイダイビングに挑戦したい」「3年後までに結婚したい」など、できるだけ具体的に書いてください。あまり難しく考えず「おいしいスイーツを食べたい」「部屋を掃除する」など、すぐに実現できそうなことでもよいでしょう。

エンディングノートを定期的に見直す

30代の終活でエンディングノートを作ったら、定期的に内容を見直しましょう。30代という早い時期に書いた内容ですから、時間と共に変わっていく可能性があります。

例えば「当時は独身だったけれど結婚した」「連絡してほしい人が増えた」などです。資産状況なども変わっていくでしょう。内容を変更したときには、家族に伝えるのも忘れないようにしてください。

悩んだら専門家に相談する

30代の終活に悩んだら、ファイナンシャルプランナーや終活カウンセラーなど専門家に相談するのもおすすめです。終活には資産形成や遺言書の書き方など、素人では難しい内容もあります。終活セミナーなどに、参加してみるのもよいでしょう。

30代のうちから終活をしその後の人生を豊かにしましょう

この記事のまとめ

  • 30代の終活は、悔いのない人生にするための準備
  • 30代の終活は、ライフプランの見直しなどを行えるためメリットが多い
  • 30代の終活は、万一の事態に備えるためでもある
  • 既婚者は家族に、独身者は第三者にエンディングノートを残す
  • 身の回りの整理や断捨離をする
  • 終活は、家族に相談しながら進める

30代で始める終活は、決して早くはありません。自分が死んだ後のことや限りある人生をどのように歩むべきかなど、30代ではまだ早いと思わずに終活を通して今一度人生を見つめ直してみてください。30代の終活は、これからの人生をよりよいものにしてくれるでしょう。

SHARE この記事をSNSでシェアする