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葬儀のあと

粗供養におすすめの品物8選!食品や消耗品など最適なお返しを紹介

粗供養におすすめの品物8選!食品や消耗品など最適なお返しを紹介

粗供養の品物には何を選ぶべきかご存知ですか?遺族側として葬儀や法要などを行う場合、参列者に粗供養をお渡しする必要があります。しかし、初めて葬儀を行う場合は粗供養に何を選ぶべきか分からない方も多いでしょう。そこで本記事では、粗供養の選び方やおすすめの品物、不適切なものをご紹介します。

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粗供養とは

葬儀を行ったことがないと、「粗供養(そくよう)」という言葉を知らない方もいるのではないでしょうか。まずは、粗供養とは何かを簡単に解説します。

香典や供養への感謝を伝えるもの

粗供養とは、亡くなった故人へ供えていただいた香典や供養に対する感謝を伝えるものです。「香典返し」といわれることもあり、仏式のお通夜や葬儀、法要の際に渡すものを「粗供養(そくよう)」「粗供養品」と呼びます。「粗」という言葉には「つまらない」という意味があるため、基本的には送り主側しか使いません。受け取る側が「粗供養」と言うのは失礼にあたります。

施主から渡す

粗供養は故人を供養してもらったことへのお礼のため、施主もしくは喪主から送るのが一般的です。

粗供養の選び方

葬儀や法要でお渡しする粗供養を選ぶ際には、押さえるべきポイントがあります。ここからは、粗供養の選び方についてご紹介します。

消え物を選ぶ

粗供養品には、消え物を選ぶのがマナーです。消え物とは、食べ物や洗剤、タオルなどの消費することでなくなる品物のことです。消え物を渡すことで、「不幸を後に残さない」という願いを込めています。

相場に合った金額のものを選ぶ

粗供養には、相場に合った金額のものを選ぶようにしましょう。相場より高いものを渡してしまうと、相手に気を遣わせてしまう恐れがあります。また、相場より安すぎるものを渡すのは、失礼にあたるため注意が必要です。

日持ちする食品を選ぶ

粗供養として食品を渡す場合は、日持ちする商品を選びます。気温や湿度が高い季節に葬儀や法要を行う場合、お渡しするまでに傷んでしまう恐れがあるためです。また粗供養の品物はすぐに食べるわけではないため、常温で保存でき、賞味期限が長いものを選びましょう。

落ち着いたパッケージのものを選ぶ

粗供養の品物には、なるべく落ち着いたパッケージのものを選ぶようにしましょう。グレーや薄紫色、銀色、白などの色味を選ぶのがおすすめです。派手な印象を与えなければ、柄が入ったものでも問題ありません。模様が入ったものを使用する場合、雲や菊、花が描かれているものを選ぶとよいでしょう。

粗供養におすすめの品物

ここからは、粗供養におすすめの品物を8種類ご紹介します。

1.お菓子

粗供養としておすすめなのが、お菓子です。和菓子ならおかきや羊羹、饅頭など、洋菓子であればゼリーやフィナンシェ、クッキーなどがおすすめです。相手が食べるときのことを考え、個包装になっているものを選ぶとよいでしょう。ケーキやプリンといった冷蔵保存が必要な生菓子は、傷んでしまう恐れがあるため避けましょう。

2.調味料

塩や醤油、みりんといった調味料類も粗供養品として人気の品物です。調味料は普段の料理で使用するため、渡しても迷惑になりにくく喜ばれるでしょう。複数の種類の調味料が入った詰め合わせセットもおすすめです。

3.日本茶

日本茶も、粗供養としておすすめの品物です。日本茶は軽量で持ち運びしやすいため、遠方からの参列者の荷物になりにくいのが人気のポイントです。また、お茶には「現世とあの世の境界線」という意味があるとされており、古くから仏事のお供え物や香典返しに使用されていました。何を送るか迷ったら、日本茶のティーバッグの詰め合わせセットなどを選んではいかがでしょうか。

4.コーヒー

粗供養として人気の商品に、コーヒーが挙げられます。コーヒーは好んで飲む人が多いことから、粗供養の品物として選ばれることが多いです。豊富な種類が入ったドリップバッグのセットであれば、相手に喜んでもらえるでしょう。

5.海苔

粗供養として、海苔も人気です。海苔は動物性の食材を使わないことから、精進料理に使用されてきました。食べて消費できる消え物でもあり、常温で日持ちしやすいため、仏事のお返しやお供えとして昔から選ばれています。

6.お米

粗供養の品物として、お米はいかがでしょうか。お米は常温保存で日持ちもしやすく、日本の主食であるため相手を選ばず喜ばれるでしょう。遠方から参列してくださった方が持ち帰りやすいよう、小さめのサイズのお米がおすすめです。

7.石けん・洗剤

粗供養として人気の品物に、石けんや洗剤が挙げられます。石けんや洗剤には「不幸をきれいに洗い流す」という意味があるため、仏事のお返しやお供えに適しているとされています。日常生活の必需品でもあるため、相手を選ばない点もおすすめする理由の一つです。秋や冬などの寒い時期に仏事を行う場合は、入浴剤のギフトも喜ばれます。

8.カタログギフト

近年、粗供養に人気の商品としてカタログギフトが挙げられます。掲載されている豊富な商品の中から好きなものを選んでもらえるため、相手の好みに関わらずお渡しできます。カタログの価格帯はさまざまなため、相手に合わせてお返しする商品を変えやすいのも魅力の一つです。また、粗供養として不向きとされる品物でも、カタログギフトから選んでもらう分には問題ないとされています。

粗供養に不向きな品物

粗供養の品物を選ぶ際は、粗供養に不向きな商品があることも知っておきましょう。ここからは、粗供養として選ぶべきではない品物の一例をご紹介します。

縁起のよい食材

粗供養として選ぶべきでない品物に、縁起のよい食材が挙げられます。粗供養は葬儀や法要などの弔事でお渡しする品物なため、お祝いごとに関連する品物は不適切とされています。例えば、慶事で食べられることが多い鯛や伊勢海老、昆布などは避けた方がよいでしょう。

肉や魚などの生もの

粗供養に不適切な品物として、肉や魚などの生ものが挙げられます。生ものは常温保存ができない上に傷みやすいため、参列者が持ち帰える間に腐敗してしまう恐れがあります。また、仏教では殺生が禁止されていることも、肉や魚を避けるべき理由の一つです。

商品券・金券

粗供養には、商品券や金券なども不適切です。商品券や金券には金額が明記されており、「いくらお返ししたか」が分かってしまうためです。参列者に気を遣わせないためにも、商品券や金券は避けましょう。

粗供養に関する作法

ここからは、粗供養を渡す上で守るべき作法について解説します。

かけ紙をかける

参列者にお渡しする粗供養の品物には、かけ紙をかけるのがマナーです。粗供養には、黄白もしくは白黒の水引がついたかけ紙を使用してください。葬儀や法要は繰り返したくない弔事であるため、水引には結び切りのものを選びます。

表書きには「粗供養」または「志」を使う

粗供養のかけ紙の表書きには、「粗供養」または「志」を使用します。基本的にはどちらを使用しても問題ありませんが、関西では「粗供養」、それ以外の地域では「志」を使うことが多いとされています。

相場はお返しの方法で異なる

粗供養の品物の金額相場は、お返しの方法によって異なります。葬儀や法要当日に品物を渡す場合は、2〜3千円ほどで準備をします。香典返しとして粗供養をお渡しするのであれば、いただいた香典の3分の1〜半額ほどの金額で品物を用意しましょう。

僧侶にも品物を準備する

法事への参列者だけでなく、僧侶にも品物を準備しましょう。品物と一緒に、お布施や御膳料、お車代なども渡すのが一般的です。

粗供養の品物の渡し方

粗供養の品物の渡し方にも、何点か意識したいポイントがあります。こちらで紹介する品物の渡し方に目を通しておき、相手に失礼にならないよう注意しましょう。

受付後に渡す

葬儀や法要の当日に粗供養を渡す場合は、受付後に渡すことが多いです。法事中にかさばらないよう、サイズが小さく持ち運びやすいものを選びましょう。

終了後に渡す

葬儀や法要の終了後に粗供養の品物を渡すことも可能です。この場合、受付時に引換券を渡し、帰る際にチケットと品物を交換するという方法もあります。

郵送する際はお礼状をつける

法事の当日に粗供養を渡すのではなく、後日郵送することも可能です。郵送する場合は、故人の名前や参列のお礼などを書いたお礼状を添えましょう。ただし、参列してくださった方の自宅に訪れて品物を渡す場合は、お礼状をつける必要はありません。

おすすめの品物を参考に粗供養を準備しましょう

この記事のまとめ

  • 粗供養とは、香典や供養への感謝を伝えるため、施主や喪主から参列者に渡すもの
  • 粗供養の品物は、消え物や日持ちする食品、落ち着いたパッケージのものを選ぶとよい
  • 粗供養には、お菓子や調味料、日本茶、コーヒー、海苔、お米、石けん・洗剤、カタログギフトなどがおすすめ
  • 縁起のよい食材、肉や魚などの生もの、商品券・金券などは粗供養には不向き
  • 粗供養の品物にはかけ紙をかけ、表書きには「粗供養」または「志」と書く
  • 参列者だけでなく、読経を依頼した僧侶にも粗供養を準備する
  • 粗供養は受付後や葬儀・法要の終了後に渡すのが一般的だが、郵送することも可能

粗供養とは、葬儀や法要の香典や参列への感謝を示すために渡す品物のことです。粗供養に何を選ぶべきか迷ったら、本記事で紹介した品物を参考にしてみてください。また、粗供養の渡し方などもしっかりと押さえておきましょう。 

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