【2026年(令和8年)】お彼岸はいつ?期間中にやることは?日程や供養の方法、注意点を解説
お彼岸はいつあって、お彼岸の期間に何を行うべきか、今年の具体的な日程と合わせて知りたい方に向け、2026年の春・秋の日程、お墓参りや仏壇掃除の手順、お供え物の選び方、やってはいけないことなどの注意点まで網羅的に解説します。
お彼岸とは?
お彼岸とは、仏壇へのお供えやお墓参りなどを通じて、ご先祖を供養するための大切な期間です。地域によっては「お彼岸さん」という愛称で親しまれており、仏教の「彼岸」の教えと日本古来の「日願(ひがん)」信仰が結びついて生まれたといわれています。
仏教における彼岸とは、煩悩を脱した悟りの境地である浄土を指します。この時期に修行を行うことで、浄土に至ることができるという言い伝えがあります。一方の日願信仰は、太陽やご先祖への感謝を捧げる農耕儀礼が由来です。
これらの考え方が融合した結果、現代では、春分の日と秋分の日を中心とした期間に、ご先祖を敬い、自らも正しい行いを心がける行事として定着しました。
お彼岸にお墓参りをするのは日本独自の習わし
仏教のルーツであるインドや中国には、お彼岸にお墓参りをする習わしはありません。お彼岸は、日本古来の先祖崇拝と仏教の教えが結びついて定着した、日本独自の文化です。
仏教では本来、お彼岸の期間は悟りの境地に達するための修行を行う期間とされています。
しかし、日本では春分の日と秋分の日に太陽が真西に沈むことから、西方にあるとされる極楽浄土に思いを馳せるようになりました。あの世とこの世が最も通じやすくなる時期と考えられたため、お墓に足を運んでご先祖に感謝を伝える行事として広く親しまれています。
お彼岸の期間はどのように決まる?
お彼岸の期間は、春分の日と秋分の日を中日とし、その前後3日間をあわせた計7日間と定められています。かつて用いられていた旧暦ではなく、現在の暦における太陽の動きに基づいている点が特徴です。
毎年のお彼岸がいつからいつまでになるかは、国立天文台が前年に発表する「暦要項」によって決定されます。地球が太陽の周りを回る周期は365日ちょうどではないため、春分の日や秋分の日、ひいてはお彼岸の日程も年によって前後することがあります。事前の確認を欠かさないようにしましょう。
2026年(令和8年)のお彼岸はいつからいつまで
お彼岸は春と秋の二度行われます。お彼岸の時期は大まかに決まっていますが、具体的な日程は太陽の動きに基づいて定められるため、年によって異なる点に注意が必要です。
2026年(令和8年)の春のお彼岸は、3月17日(火)の彼岸入りから3月23日(月)までの7日間です。秋のお彼岸は、9月20日(日)の彼岸入りから9月26日(土)までの7日間となります。
特にお彼岸入りは、ご先祖を供養する期間の始まりを意味する大切な日です。事前に日程を把握しておくことで、お墓参りや仏壇掃除の準備をスムーズに進められるでしょう。ここからは、2026年のお彼岸の詳細な期間について紹介します。
春彼岸
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全期間 |
3月17日(火)〜3月23日(月) |
|---|---|
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彼岸入り |
3月17日(火) |
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中日 |
3月20日(金) ※春分の日 |
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彼岸明け |
3月23日(月) |
春彼岸の時期は、3月の春分の日が中心となっています。2026年の春分の日は3月20日であるため、春彼岸は3月17日〜3月23日までの7日間です。3月17日(火)に彼岸入りし、春分の日である20日(金)に中日を迎え、23日(月)が彼岸明けです。
秋彼岸
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全期間 |
9月20日(日)〜9月26日(土) |
|---|---|
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彼岸入り |
9月20日(日) |
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中日 |
9月23日(水) ※秋分の日 |
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彼岸明け |
9月26日(土) |
秋彼岸の日程は、9月の秋分の日を中日として構成されます。2026年の秋分の日は9月23日であるため、秋彼岸は9月20日〜26日までの7日間です。9月20日(日)に彼岸入りをし、秋分の日である23日(水)が中日、26日(土)が彼岸明けとなります。
2026年の秋彼岸は5連休になる日程
2026年(令和8年)の秋彼岸は、シルバーウィークの連休と重なる日程となっています。9月21日(月)が敬老の日、23日(水)が秋分の日となり、祝日に挟まれた22日(火)が国民の休日となります。
そのため、土日を含めると9月19日(土)から23日(水)まで5連休となります。平日に有給休暇などを取らなくてもまとまったお休みとなるため、遠方への帰省やお墓参りの予定が立てやすい年といえるでしょう。
2027年(令和9年)のお彼岸はいつ?
2027年(令和9年)のお彼岸の日程について、春と秋のそれぞれの期間を紹介します。
春のお彼岸は、3月21日(日)の中日(春分の日)を挟んだ3月18日(木)から3月24日(水)までの7日間です。3月18日に彼岸入りし、24日に彼岸明けを迎えます。
秋のお彼岸は、9月23日(木)の中日(秋分の日)を挟んだ9月20日(月)から9月26日(日)までの7日間です。9月20日に彼岸入りし、26日に彼岸明けとなります。
お彼岸の時期は、その年によって数日のずれが生じるため、予定を立てる際は事前によく確認しておくことが大切です。ご先祖を供養し感謝を伝える大切な期間として、計画的にお墓参りなどの準備を進めましょう。
お盆とお彼岸の違い
ご先祖を供養する行事としてお盆が広く知られていますが、お彼岸とは目的や過ごし方に違いがあります。それぞれの意味合いや由来を理解しておくことで、より心を込めた供養ができるようになります。両者の違いを押さえておきましょう。
ご先祖をお迎えするか、会いに行くかの違い
お盆は、主に8月15日を中心とした期間に、ご先祖の霊を自宅に迎え入れる行事です。迎え火を焚いてお迎えし、家の中で一緒に過ごした後、送り火で見送る習わしがあります。
一方でお彼岸は、春分・秋分の時期に、私たちがご先祖のいるお墓まで足を運び、供養を行う期間です。
お盆がご先祖を「お迎えする」行事であるのに対し、お彼岸は私たちが「ご先祖に会いに行く」行事といえます。お盆には盆ちょうちんや精霊馬などの特別な飾りを用意しますが、お彼岸には決まった飾り付けのルールは特にありません。
お彼岸の期間中にやること
ここからは、お彼岸の期間中に行うことを紹介します。
仏壇の掃除
お彼岸の期間中にやることとして、仏壇の掃除が挙げられます。ご先祖様や仏様に対する感謝を込めて、普段は掃除しないような箇所も念入りに手入れしましょう。仏具が傷んだり破損したりしている場合は、お彼岸を迎える前に買い替えておくことをおすすめします。
仏壇の掃除を行う手順は下記の通りです。
仏壇の掃除手順
- 仏壇に手を合わせ、掃除をする旨を報告する
- 全ての仏具を仏壇から取り出す
- 仏壇の内側と外側のホコリを取り除き、柔らかい布で乾拭きする
- 仏具を柔らかい布で乾拭きしたら、元の位置に戻す
仏具の位置が分からなくなるのが不安な場合は、掃除前に仏壇内部の写真を撮影しておくとよいでしょう。
仏壇へのお参り
仏壇へのお参りも、お彼岸の期間中にやるべきことの一つです。ロウソクや線香を焚き、お供え物を供えて手を合わせましょう。
お墓参り
お彼岸の期間中にやることとして、家族でのお墓参りも挙げられます。お彼岸は、ご先祖様や仏様がいる浄土(あの世)と現世の距離が近くなる時期とされています。あの世に想いを届けやすくなるという教えから、江戸時代中期頃からお彼岸の期間中にお墓参りをする慣習が定着しました。
お墓参りには、あの世と現世の距離が最も近づく中日(春分の日・秋分の日)に行くのがおすすめです。ただし、お彼岸の期間であれば、中日以外の日にちにお墓参りをしても問題ありません。また、お墓参りは日が出ている間に行くべきとされているため、午前中に行くのがおすすめです。
お墓参りでは、お墓の掃除とお供え物をしたあとに線香を焚いて合掌します。喪服や礼服を着る必要はなく、普段着でお墓参りをしても不適切ではありません。
他家へのお参り
お彼岸の期間中にやることとして、他家へのお参りも挙げられます。お仏壇参りやお墓参りを兼ねて、手土産を持って他の家に訪問する習わしがある地域もあります。手土産には日持ちする食べ物や消え物、香典、果物、線香などを選びましょう。
手土産の相場は、3千円〜5千円ほどが目安とされています。
お彼岸の時期は彼岸会への参加やお墓参りなどで自宅を空けることが多いため、他家を訪問する場合は、お彼岸前にあらかじめ訪問してもよい日時を聞いておくことが大切です。
彼岸会への参加
お彼岸の期間中には、彼岸会に参加するのもおすすめです。彼岸会とは、寺院で行われるご先祖様を供養するための法要のことです。彼岸会に参加する場合、僧侶へのお礼としてお布施を持参するのが一般的です。寺院によって異なりますが、お布施の相場は3千円〜1万円とされています。お布施は白無地の封筒もしくは奉書紙に包み、袱紗に入れて持参しましょう。
彼岸会は一般的に寺院の敷地で行われるものですが、自宅に僧侶を招いて個別に彼岸会を行う場合もあります。個別に法要を行う場合のお布施は、1万円〜5万円が相場です。
彼岸会に参加する際の服は、紺色や黒などの色味を着用しましょう。喪服や礼服を着る必要はありませんが、肌の露出が多い服や毛皮の服、派手な印象の服は避けましょう。
期間中にお墓参りへ行けない場合の対応
お彼岸の期間中にお墓参りへ行くのが難しい場合は、無理をする必要はありません。大切なのはご先祖を敬う気持ちです。期間より前倒しでお参りに行ったり、彼岸明けのあとに訪問したりしても問題ありません。
どうしてもお墓に行けない場合は、自宅の仏壇をきれいに掃除し、お花やお供え物をして手を合わせるだけでも十分な供養となります。遠方に住んでいて仏壇がない場合でも、ご先祖がいる方角に向かって心の中で手を合わせることで、感謝の気持ちはしっかりと伝わります。
お彼岸でのお墓掃除のマナー
お彼岸期間中に、ご先祖を敬う気持ちを持って取り組みたいお墓掃除で気を付けたいポイントを紹介します。
お墓掃除を始める前には、まず本堂へ足を運び、お寺のご本尊へお参りするのが丁寧な作法です。その後、お墓の前で合掌し、ご先祖に掃除を始める旨を報告してから作業に入りましょう。
掃除が終わった後は、使ったバケツや柄杓を元の場所へ戻し、周囲にゴミが落ちていないか確認して片付けを徹底します。お供えした食べ物をそのままにすると、カラスなどの野生動物に荒らされる原因となるため、必ず持ち帰るのが一般的です。感謝の気持ちを込めて、最後にお参りをしてから立ち去るようにしましょう。
左側からお墓に入る
お墓の掃除を行う際、区画の左側からお墓に入るようにしましょう。区画の中央部分は、仏様やご先祖様の通り道とされているため、現世の人間は通るべきでないとされています。お墓から向かって左側からお墓に入り、帰宅する際は右側から出るのが一般的です。
墓石は水洗いする
墓石を掃除する際は、必ず水洗いするのが一般的です。洗剤を使用すると墓石に空いている細かい穴に洗剤が浸透してしまい、染みや変色の原因になる場合があります。特に、重曹や食器用洗剤を使用するのは厳禁です。どうしても汚れが落とせない場合は、墓石専用の洗剤を使いましょう。
水気をしっかり拭き取る
お墓を洗ったあとは、水気をしっかりと拭き取りましょう。水気が残ったまま放置すると、墓石にコケが生えたり傷んだりする可能性があります。洗ったあとは乾いた布で水気をきれいに拭きましょう。墓石だけでなく、香炉や花立などの水気も拭き取りましょう。
お彼岸のお供えに適した品物
お彼岸の時期が近づくと、どのようにお供え物を選べばよいか悩む方も多いのではないでしょうか。お彼岸はご先祖へ感謝を伝え、交流を深める大切な期間です。
お供え物は、古くからの習わしに基づいた品物を選ぶのが一般的ですが、何よりも大切なのは故人を思う気持ちです。ご先祖に喜んでもらえるものや、季節を感じられる品物を選ぶのがよいでしょう。
ここでは、定番の和菓子から季節の花、日持ちのする食品まで、お彼岸のお供えに適した代表的な品物を具体的に紹介します。地域の慣習やご家族の意向も踏まえつつ、最適な一品を選ぶための参考にしてください。
おはぎ・ぼたもち
お彼岸に仏壇へ供える代表的なお菓子として、おはぎやぼたもちが挙げられます。これらは共にあんこともち米を使った和菓子ですが、季節の花にちなんで呼び分けるのが一般的です。
春のお彼岸には、春に咲く牡丹に見立てて「ぼたもち」を、秋のお彼岸には秋の七草である萩にちなんで「おはぎ」をお供えしましょう。かつては、小豆の皮が柔らかい秋には粒あんのおはぎを、皮が硬くなる春にはこしあんのぼたもちを食べる慣習もありました。
これらをお供えした後は、ご先祖への供養として家族で大切にいただくようにしましょう。地域によって形や作り方が異なる場合もあるため、ご家庭の習わしに合わせて用意してください。
故人が好きだった食べ物
故人が好きだった食べ物をお供えするのもおすすめです。ただし、仏教では殺生をイメージさせる生ものや肉魚類はタブーとされているため避けましょう。お酒は禁止されていませんが、お墓に直接かけると墓石が傷む要因になるためコップなどに注いで供えてください。
果物
何をお供えするべきか迷ったら、季節の果物を選ぶのもおすすめです。お彼岸の期間中お供えすることになるため、日持ちしやすいメロンやオレンジ、りんごなどを選ぶとよいです。
果物をお供えする際は、足が高くなっているお供え用の器(高杯や盛器)を使用しましょう。
花
花も、お彼岸のお供え物に選ばれることが多い品です。お彼岸の際は、カーネーションや菊をお供えすることが多いです。これらの花以外に、故人が好きだった花や季節に合った花をお供えするのもおすすめです。
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春彼岸におすすめの花 |
ストック、トルコキキョウ、スイートピー、フリージア |
|---|---|
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秋彼岸におすすめの花 |
胡蝶蘭、デンファレ、リンドウ |
白い花を選ぶのが適切ですが、ピンクや赤、黄色などの明るい色味の花を選んでも問題ありません。ただし、香りが強すぎる花や毒のある花、トゲがある花などをお供えするのは避けましょう。
精進料理
仏壇に精進料理をお供えし、ご先祖を供養するのもよいでしょう。精進料理とは、仏教の教えに基づき肉や魚を使わずに作られる料理のことで、お彼岸の期間中は「御霊供膳」と呼ばれる専用の器に盛り付けてお供えするのが一般的です。
メニューに決まりはありませんが、野菜の煮物や和え物、汁物のほか、精進揚げとしての天ぷらなどを用意することもあります。五辛を避け、出汁も昆布や椎茸から取るのが一般的です。お供えした後は、ご先祖への供養として、家族で大切にいただくようにしましょう。地域の慣習やご家庭の考え方に合わせ、心を込めて準備することが大切です。
お彼岸団子(明け団子)
お彼岸の期間中、仏壇に「お彼岸団子」をお供えする慣習があります。このお供えは、ご先祖が彼岸と現世を行き来する際の乗り物や、道中の食料になると考えられており、特にお彼岸の最終日に供えるものは「明け団子」と呼ばれます。
お彼岸団子の特徴は、地域や家庭によって形状や積み方が大きく異なる点にあります。一般的には、上新粉や白玉粉を丸めた白い団子を作りますが、積み方にはピラミッド型に積み上げる方法や、平皿に並べる方法など、さまざまな作法が存在します。例えば、12個から15個程度の団子を用意し、下段から順にバランスよく積み上げていくのが一般的ですが、具体的な個数や並べ方に独自の決まりがある場合も少なくありません。
お供えするタイミングは、彼岸入りに「入り団子」、中日に「中日団子」、彼岸明けに「明け団子」と、期間中に計三度取り替えるのが丁寧な形とされています。しかし、現代では中日や彼岸明けのタイミングに合わせて用意することも増えています。お供えした後は、お下がりとして家族でいただくのが供養につながるとされているため、衛生面に配慮しながら、焼き物や汁物に入れるなどして無駄なくいただくのがよいでしょう。地域の慣習やご家族の意向を事前に確認し、心を込めて準備を進めることが大切です。
お彼岸でやってはいけないこと・注意点
お彼岸はご先祖を供養し、感謝を捧げる大切な期間です。日々の生活を制限するものではありませんが、地域や家庭によっては、この期間中に控えるべきとされる事柄があるとされています。
周囲の方々やご親族が気持ちよく過ごせるよう、地域の慣習にも配慮しながら、適切な振る舞いを心がけましょう。ここからは、具体的な注意点を詳しく解説します。
「五辛」をお供えする
お彼岸では、「五辛(ごしん)」と呼ばれるものをお供えするのは避けましょう。五辛とは、ネギ、ラッキョウ、ニンニク、ニラ、ハジカミのことです。仏教では匂いや辛味が強い野菜を口にすることは禁じられているため、五辛はお供え物として不適切とされています。
故人が好きだったとしても、五辛に当たる食材をお供えするのは控えてください。
彼岸花を持ち帰る
お彼岸の期間中にやるべきでないこととして、彼岸花を持ち帰ることが挙げられます。彼岸花とは、秋のお彼岸の時期になると田畑沿いや墓地の土手などに咲く花のことです。彼岸花は強い毒性を持つ花であり、間違って子供が口にしてしまうと体調を崩す恐れがあります。お彼岸中に家族と一緒に出かける際は、彼岸花を持ち帰ることがないよう注意してください。
お見舞い
お彼岸中に避けるべきこととして、入院中の方のお見舞いが挙げられることがあります。お彼岸は亡くなった方を供養するための行事であることから、この時期のお見舞いは、一部で「死を連想させる」「不吉である」といった受け止め方をされる可能性もあります。
入院されている方への配慮として、お彼岸の時期のお見舞いを避けることを検討してもよいでしょう。
結婚式などのお祝い事
お彼岸の期間中に結婚式や入籍を行うことは、明確な違反やタブーではありません。お彼岸は忌中や喪中とは異なり、ご先祖へ感謝を伝えるための期間であるため、お祝い事を行ってもよいとされています。結婚という人生の節目をご先祖に報告する良い機会と捉えることもできます。
しかし、ご年配の方や地域の慣習によっては、お彼岸中の慶事を避けた方がよいと考える方も少なくありません。トラブルを避けるためにも、両家の家族で事前によく相談して日程を決めることをおすすめします。
庭の手入れなどの土いじり
昔からの言い伝えで、お彼岸の期間中は土いじりをしてはいけないといわれることがあります。これは、土の中にいる神様を敬うためや、農作業を休んで先祖供養に専念すべきという農村部の慣習に由来しています。しかし、現代の生活においては過度に気にする必要はありません。
趣味のガーデニングや家庭菜園、日常的な庭のお手入れ程度であれば、お彼岸の期間中に行っても問題ないとされています。大規模な工事や引っ越しなども、ご自身の予定に合わせて柔軟に判断して差し支えありません。
お彼岸の日程ややることをきちんと押さえておきましょう
この記事のまとめ
- お彼岸の時期は春分の日と秋分の日を中心に決まり、年ごとに異なる
- 2026年の春は3月17日から、秋は9月20日から始まる。
- 期間中は仏壇の掃除、お墓参り、彼岸会への参加などを行う。
- お供え物はおはぎや季節の果物、故人が好きだった食べ物を選ぶ。
- 五辛のお供えや、毒のある彼岸花の持ち帰りは控える。
お彼岸は、お墓参りや仏壇掃除を通じて、ご先祖への感謝を伝える大切な期間です。2026年は、シルバーウィークと重なる秋の連休もあり、例年よりお墓参りの予定が立てやすい年といえます。
きのうまでの準備を振り返り、来年以降もゆとりを持って供養できるよう、本記事の内容をぜひお役立てください。
2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。
