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葬儀を知る

【マナー】お通夜や葬儀で着用してよい腕時計は?男女別に選び方のポイントを紹介

【マナー】お通夜や葬儀で着用してよい腕時計は?男女別に選び方のポイントを紹介

お通夜や葬儀では、マナーを踏まえた服装を心掛けることが大切です。そのため、葬儀で腕時計を着用してもよいか迷う方も多いのではないでしょうか?本記事では、お通夜や葬儀に腕時計を着用してもよいのか、葬儀に適した腕時計の種類はどのようなものなのかを解説します。

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お通夜や葬儀に腕時計を着用してもよい?

腕時計

冠婚葬祭では、腕時計を着用しても問題ないとされています。しかし、結婚式のような慶事と葬儀のような弔事では相応しい腕時計が異なるため、注意しなければなりません。

お通夜や葬儀の際、装飾品として結婚指輪や腕時計、女性であればパールのネックレスは着用してもよいとされています。ただし、ご遺族や故人との関わりの深い方が数多く参列するため、周囲に不快な思いをさせないようマナーを踏まえた腕時計を着用することが大切です。

デザインやサイズなどによっては、アクセサリーのような印象を与える腕時計もあるため、お通夜や葬儀に相応しいものを選ぶようにしましょう。

お通夜や葬儀に適した腕時計の種類

時計の種類

お通夜や葬儀に着用してよい腕時計とは、どのようなものでしょうか?ここからは、着用しても問題ないとされている腕時計の形やデザインについて解説します。

形はラウンド型やスクエア型がおすすめ

お通夜や葬儀で着用する腕時計の形は、ラウンド型やスクエア型であれば問題ありません。弔事の際には控えめな服装が求められるため、腕時計もオーソドックスな形のものにするのが無難です。レクタンギュラー型のクラシカルなデザインも、上品でよい印象を与えます。

オーバル型やオクタゴン型などの特徴的な形は派手な印象を与えるため、避けるようにしましょう。

サイズは袖口に収まる大きさ

腕時計のサイズは、袖口に収まる大きさのものを選んでください。腕時計のサイズが大きいと、カジュアルな印象を与えてしまいます。また、ケースに厚みのあるものは存在感が強く、あまりよい印象にはなりません。薄型の目立たないタイプにすると、フォーマルな印象になります。

シンプルなデザイン

冠婚葬祭で着用する際は、キラキラとした宝飾加工が施されたものやゴールドの腕時計など、華美な印象を与えるデザインを避けるのがマナーです。光沢感があるものは会場の雰囲気を崩してしまうため、シルバーなどスタンダードな印象を与える腕時計を着用しましょう。左右非対称の腕時計はデザイン性が高く、シンプルなものが適切とされるお通夜や葬儀にはおすすめできません。

また、近年ではお通夜にもブラックフォーマルで参列するのが一般的です。そのため、文字盤の色はブラックフォーマルに相応しい白色か黒色のものを着用するとよいでしょう。鮮やかな原色やカジュアルな印象を与える色も、お通夜や葬儀には相応しくありません。

ダイアモンドのような華美な装飾のあるものを避けて、数字ならローマ数字やアラビア数字、目盛りはバーインデックスやドットなどのシンプルなものを選ぶのがよいでしょう。

機能についても、2針や3針などの基本的な機能のみのアナログ式が相応しいとされています。カレンダー機能が搭載されている場合は、小さく控えめなデザインであれば問題ありません。クロノグラフ機能のような複雑機構を搭載した腕時計は、派手な印象を与える可能性があるため避けた方が無難です。

ベルトは黒の革製

腕時計のベルトの素材についても、お通夜や葬儀に着用する際は注意しなければなりません。弔事に着用してよいのは黒の革製のベルトです。黒以外の革製は殺生をイメージさせるため避けるのがマナーとされていますが、近年では濃茶も許容されていますので葬儀に合わせて選びましょう。

光沢のあるものや模様が入っているもの、装飾があるベルトなどは避けるようにしてください。チタンやステンレススチールなど、控えめの光沢の金属製は着用してよいとされていますが、輝きが目立つものは避けた方がよいでしょう。

また、シリコン製や布製のバンドなどのカジュアルな素材は、黒色であっても着用を控えてください。

デジタル時計は避ける

文字盤と針のクラシックなデザインと比べて、デジタル時計はカジュアルな印象を与えるものが多いため、お通夜や葬儀では避けた方がよいとされています。なるべくシンプルなアナログ式を選ぶのが無難です。

スマートウォッチについても着用を控えた方がよいとされています。これは、時間を確認するときに画面が光ったり通知が表示されたりと、周囲に迷惑をかける可能性があるためです。

【男女別】お通夜や葬儀に着用する腕時計の選び方

考える女性

ここまでは、お通夜や葬儀に着用する腕時計の種類として、男女共通のポイントを解説しました。しかし、男性と女性では腕時計のデザインも異なるため、ここからは男女別の選び方を紹介します。

男性用

男性用の腕時計を選ぶ場合、ゴツゴツとしたデザインやスポーツウォッチのような分厚い腕時計は避けるようにしてください。

また、ユニークな形状の遊び心のあるデザインは、アクセサリーとみなされる可能性が高いです。ダイバーズウォッチは装飾が多いものがあり、華美な印象を与える可能性があります。多機能ウォッチも文字盤が賑やかなため、派手な印象を与えるものは避けてオーソドックスなデザインにするのが無難です。

喪服やブラックスーツの下に白いシャツを着る男性は、文字盤を白色にした方が目立ちにくいですが黒色でも許容されます。

女性用

女性用の腕時計は、華やかなデザインのものが多くあります。ビジューやジュエリーが付いているものは、華美な印象を与えるため避けましょう。ベルトが華奢なデザインのブレスレットウォッチはアクセサリー要素が強いため、お通夜や葬儀では着用しないようにしてください。

また、女性用の腕時計はカラフルな文字盤も多くありますが、喪服に相応しくないため避けましょう。白色の文字盤が無難とされていますが、ブラックフォーマルに似合う黒色を着用しても問題ありません。

お通夜や葬儀に着用する腕時計のマナー

葬式

お通夜や葬儀に相応しい腕時計でも、つけ方が間違っているとマナー違反になります。ここから紹介する正しい着用マナーを覚えておきましょう。

利き手と反対の腕につける

腕時計を着用するのは、利き手と反対の腕にするのがマナーです。受付で名前を記帳するときやお焼香するときなどに腕時計が物に当たり、「カチャカチャ」と音が鳴ってしまう可能性もあります。

利き手と反対の腕に着用していれば、利き手を使う際に腕時計が邪魔になるのを防ぐ効果もあります。

腕時計を見るときは人目に触れないようにする

適切な腕時計を着用していても、何度も時間を確かめるのはマナー違反です。極力、腕時計を見ないよう心掛けましょう。スマートフォンで何度も時間を確かめるのも同様です。帰りの電車の時間が気になる場合は、事前に葬儀にかかる時間を葬儀社のスタッフに尋ねておくとおおよその時間が判断できます。どうしても見なければならないときは、人目に触れないようにして確認することが大切です。

腕時計の文字盤は、男性は手首の外側で女性は内側に向けるのがマナーとされていましたが、近年ではどちらでもよいとされています。内側に向けていた方が時間を確認する際に周囲に気付かれにくいため、腕時計を着用する際は参考にしてみてください。

適切な腕時計がない場合は着用しない

腕時計は着用していなくてもマナー違反にはなりません。そのため、適切なものがない場合は着用しないようにするのが無難です。派手な装飾やおしゃれなデザイン、ゴツゴツした見た目のものなどは、喪服に相応しくなく、周囲の方に不快な思いをさせてしまう可能性があるため注意が必要です。

しかし、時間通りに到着するために、会場までは腕時計が必要になる場合もあるでしょう。その場合は、会場に着いたら腕時計を外して、カバンやポケットにしまっておきましょう。適切な腕時計を持ち合わせていない場合は、お通夜や葬儀に対応するものを新調する必要はありません。

お通夜や葬儀は適切なデザインの腕時計で参列しましょう

手首に時計

この記事のまとめ

  • お通夜や葬儀に腕時計を着用するのはマナーを守れば問題ない
  • ラウンド型やスクエア型のシンプルなデザインがおすすめ
  • ベルトは黒の革製か光沢を抑えたシルバーにする
  • 喪服に合わせて、文字盤は白色か黒色にする
  • 利き手と反対の腕につける
  • 適切な腕時計がない場合は着用しない

お通夜や葬儀に腕時計を着用して参列するのはマナー違反ではありません。ただし、形やデザインなどによってはマナー違反とみなされる腕時計もあります。そのため、事前に弔事に対応しているかどうかを必ず確認しましょう。焼香の際には手元に視線が集まることもあるため、適切なデザインの腕時計を着用して参列するようにしてください。 

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