閉じる メニュー
葬儀のあと

永代供養の費用相場はいくら?永代供養墓の種類と費用内訳をチェックしてお墓選びのヒントに

永代供養の費用相場はいくら?永代供養墓の種類と費用内訳をチェックしてお墓選びのヒントに

お墓探しをしている際に「永代供養」の文字を目にしたことはないでしょうか。永代供養とは、現在注目されている供養方法の一つです。本記事では、永代供養の費用相場や、料金の内訳、永代供養付きのお墓の種類などについて分かりやすく解説します。

東京博善のお葬式 0120-506-044 24時間365日・通話無料 お気軽にお問い合わせください 事前相談・お急ぎの方もこちらから!

永代供養・永代供養墓とは

永代供養とは

永代供養とは、お墓の管理や供養をお寺や霊園が行ってくれる供養の種類の一つです。残された家族に管理や供養を任せる必要がないため、家族に負担をかけたくない方や継承者のいない方に人気の供養方法となっています。

永代供養と永代使用の違い

永代供養に似た言葉として「永代使用」という言葉があります。永代使用は、お寺や霊園にお墓を建てた場合のその区画(墓地)に対する使用権のことです。永代使用料を支払うと、その区画(墓地)を無期限に使用できます。

あくまで永代「使用権」であり、墓地の所有権とは異なるということに注意が必要です。このように、永代使用と永代供養の意味は全く違うため混同しないように気を付けましょう。

永代供養墓とは

永代供養墓とは、その名の通り、永代供養付きのお墓のことをいいます。お寺や霊園が管理・供養をしてくれるため、墓地が荒れてしまったり無縁墓になったりといった心配もありません。

永代供養墓にはさまざまな種類がありますが、どのタイプも三十三回忌以降などの一定の期間が経つと、他の人と遺骨を一緒にして埋葬する「合祀」が行われるのも特徴です。一度合祀されると後から個別で遺骨を取り出せなくなるため、その点には注意しましょう。

また、永代供養料を一括で支払うと、基本的には追加で管理費などを請求されることはないため、残された家族へ管理費の支払いを任せる必要がないのも魅力です。残された家族はお寺や霊園が主催する法要などに参加したり、お墓参りに行ったりといった形でお墓と関わることができます。

永代供養墓の種類とそれぞれの費用相場

永代供養墓にはいくつかの種類があります。それぞれで埋葬方法や平均費用も大きく変わるため、ご自身の希望に合わせて選ぶとよいでしょう。以下で、永代供養墓の種類とそれぞれの費用相場について説明します。

個別墓

個別墓は単独墓とも呼ばれ、通常のお墓のように、個別でお墓を建てられる永代供養墓です。墓石には戒名なども刻まれます。遺骨は十三回忌や三十三回忌といった一定の期間まで個別で埋葬されたのち、合祀にて永代供養されることが多いのが特徴です。

個別のお墓で埋葬される期間はお寺や霊園のプランによって異なりますが、個別埋葬の期間が長ければ長いほど費用が高くなる傾向にあります。

そして、個別墓の費用相場は50~150万円程度です。墓地のある地域やお寺、お墓の規模などによっても異なりますが、この費用とは別に墓石料も追加でかかるため、平均的に見ても永代供養墓の中では一番費用がかかる種類といえるでしょう。

個別墓は、「残された家族がいるうちは個別で埋葬してほしい」という方や、個別の墓石が欲しい方におすすめの永代供養墓です。

集合墓

集合墓とは、お墓そのものは他の人と共有するものの、遺骨は個別のスペースで埋葬される永代供養墓です。個別墓と同じく、一定の期間が経つと遺骨を骨壺や専用袋などから取り出し、合祀されます。

集合墓の費用相場は地域やお寺などによって異なりますが、20~60万円程度です。個別墓と違い、お墓を一つにまとめているため費用は安い傾向にあります。

個別の墓石がないため、お墓参りはシンボルとして建てられているモニュメントなどの前で行うのが一般的です。

合祀墓

合祀墓とは、遺骨を骨壺から取り出して他の人の遺骨と一緒に埋葬する永代供養墓のことです。合葬墓や共同墓、合同墓などとも呼ばれます。

お墓参りの方法は集合墓と同じで、お墓のシンボルとして用意されたモニュメントなどの前で行います。合祀墓の費用は地域やお寺などによっても異なりますが、3~30万円程度で、平均的に見ても永代供養墓の中では一番費用のかからない種類です。

また、先述したように、どの永代供養墓も最終的には合祀されることが多い傾向にあるため、「いずれ合祀されるのなら最初から合祀でよい」という方にも合祀墓はおすすめです。

納骨堂

納骨堂は、屋内で遺骨を納骨できる永代供養墓のことです。遺骨を納めておく仏壇がずらりと並んだ霊廟型(れいびょうがた)や、ロッカー式、参拝場所まで遺骨が自動で搬送される自動搬送式、永代供養塔の中で合祀する合祀型など種類もさまざまあります。

地域やお寺などによっても異なりますが、納骨堂の費用相場は50~100万円程度です。霊廟型や自動搬送式の納骨堂が費用が平均として高い傾向にあり、合祀型の納骨堂が安価となっています。

納骨堂は都会のビルの中に位置していることも多いため、アクセスがよかったり、屋内であることからお墓参りが天候に左右されなかったりと、通いやすい点がメリットです。永代供養墓の中では比較的費用がかかる傾向にありますが、お墓参りのしやすさを重視している方には特におすすめの永代供養墓です。

永代供養の費用の内訳

永代供養墓の費用相場について説明しましたが、一般的にその永代供養の費用の中には永代供養料・納骨料・刻字代などが含まれます。それぞれの項目について以下で詳しく解説します。

永代供養料

永代供養料とは、お墓の管理や供養をお寺や霊園が行うための費用のことです。永代供養料は永代供養墓の種類や墓地のある地域、お寺・霊園によっても異なります。

通常のお墓の場合は年間管理費などの支払いがありますが、一般的に永代供養料には管理費も含まれているため、別途で年間の管理費などを支払う必要はありません。

納骨料

納骨料とは、永代供養墓に納骨をするときに、僧侶を呼んで法要を行ってもらうために必要な費用です。また、この納骨料は上述の永代供養料に含まれていることもあります。

刻字代

刻字代とは、墓石や墓誌に故人の戒名などを刻字してもらう費用のことです。墓石や墓誌の種類によっても、その費用は変わります。刻字代についても、納骨料と同様に永代供養料に含まれていることもあるため、前もってお寺や霊園に確認しておきましょう。

永代供養にかかる可能性があるそのほかの費用

一般的に、永代供養料や納骨料、刻字代を支払えばそのほかにかかる費用はあまりありません。しかし、墓石代や法要の際の会場使用料など、いくつかの費用が別途でかかる可能性もあります。永代供養墓を選ぶ際には、これらの有無についてもお寺や霊園に聞いておくことが大切です。

墓石代

永代供養墓の中でも個別墓を希望する際には、別途で墓石代を支払わなくてはいけません。墓石代は、墓石の種類や形などによってもさまざまです。

永代供養料などの費用と墓石代を合わせた結果、通常のお墓が購入できるほどの費用がかかることもあるため、合計費用がいくらかかるのかを計算して、比較・検討しましょう。

管理費・維持費

永代供養墓の場合、管理費は永代供養料の中に含まれているのが基本ですが、お寺や霊園によっては、別途で管理費が必要な場合もあります。

また、永代供養墓を生前購入した場合、その人が存命中の間も維持費を支払わなくてはならないこともあるため、維持費の有無についてもお墓を購入する前に確認しておきましょう。

お布施

僧侶に読経のお礼として支払うお布施も、追加の費用としてかかることがあるため注意が必要です。お布施が別途かかるケースとして、個別墓の開眼供養や年忌法要などに僧侶に読経を依頼した場合などがあります。

お布施は、お願いする法要の種類などによってもさまざまです。相場は3~5万円程度ですが、不安な際にはお寺や僧侶、同じ場所に墓地を持つ知人などに聞いてもよいでしょう。

会場使用料

会場使用料とは、年忌法要などを行う会場としてお寺や霊園の法要室などを使用した場合にかかる費用のことです。自宅で法要を行った際は、会場使用料はかかりません。

永代供養墓の費用相場を知って、お墓を考えよう

この記事のまとめ

  • 永代供養とはお寺や霊園がお墓を管理・供養してくれる埋葬方法の一つ
  • 永代供養墓には個別墓・集合墓・合祀墓・納骨堂といった種類があり、一般的には個別墓の費用が最も高く、合祀墓の費用が最も安い
  • 個別墓の費用相場は50~150万円程度、集合墓の費用相場は20~60万円程度、合祀墓の費用相場は3~30万円程度、納骨堂の費用相場は50~100万円程度
  • 永代供養の費用の内訳には永代供養料・納骨料・刻字代が含まれている
  • そのほかにかかる可能性のある費用として、墓石代・管理費や維持費・お布施・会場使用料などがある

永代供養墓はお寺や霊園がお墓を管理・供養してくれるため、継承者がいない方や残された家族に負担をかけたくない方におすすめのお墓です。

永代供養墓を検討する際は、その費用を前もって調べておくことが大切です。できるだけ費用を抑えた永代供養墓を希望する場合には、合祀墓を選ぶとよいでしょう。

SHARE この記事をSNSでシェアする