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葬儀を知る

火葬場に休みはある?葬儀への影響や一般的な休業日、友引との関係についても解説

火葬場に休みはある?葬儀への影響や一般的な休業日、友引との関係についても解説

葬儀の準備を行うにあたって、火葬場に休みがあるのはご存知でしょうか?火葬場に休業日があると、葬儀を行う日程や準備にも影響があることも考えられます。本記事では、火葬場の一般的な休業日や葬儀への影響について解説していきます。火葬場の休業日や友引との関係を把握した上で、葬儀の手配を進めましょう。

火葬場に休みはあるの?

お通夜葬儀の日程を決める上で、火葬場に休業日があるのかどうか気になっている方もいるでしょう。結論から述べると、火葬場にも休業日はあります。つまり火葬を依頼する場合は、火葬場の休業日を把握しておく必要があるのです。

一般的な火葬場の休業日

火葬場によって休業日は少しずつ異なりますが、一般的に火葬場の休みの日は決まっています。火葬場の休業日はいつなのか、ここから詳しく解説していきます。

年末年始

全国的に火葬場は、年末と正月をお休みとしています。年末に続いて、正月の三が日も休業している火葬場が多いため注意が必要です。火葬場の休業日に合わせて斎場も休みとなるため、お通夜や葬儀は年末年始には行わない傾向にあります。

六曜の友引

六曜とは、日にちに六つの「曜」を当てはめることでその日の吉凶を判断する考え方の一つです。六曜には「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の六つがあり、その中の「友引」を休業日とする火葬場が多いです。なぜ友引に火葬場が休みになるのかについては、後の段落で解説します。

土日は営業しているところが多い

土曜日や日曜日を休みとする企業は多いですが、火葬場は基本的に土日も営業しています。これは、葬儀が土日に行われる傾向にあることが関係しています。ただし、土曜日や日曜日が友引である場合は、営業を休む火葬場も多いため注意が必要です。

設備のメンテナンスで休業する場合もある

年末年始や友引以外にも、設備のメンテナンスや施設の工事で休みになることもあります。火葬場の焼却施設を長期間使用していると、設備が劣化したり機器の性能が落ちたりして、燃焼効率が落ちてしまいます。

効率が落ちたままご遺体を火葬すると、不完全燃焼になる恐れがあるため、定期的なメンテナンスが必要になります。葬儀や火葬の日程を決める際は、メンテナンスによる休業日もあることを覚えておきましょう。

火葬場の休みが与える葬儀への影響

火葬場の休みは、葬儀の日程を決める際にも大きく関係してきます。ここからは、火葬場の休みと葬儀への影響について解説していきます。

友引には葬儀が行われないことが多い

先述した通り、友引を休業日にしている火葬場は多く存在します。火葬場が休みになると火葬をすることができなくなるため、友引の日には葬儀が行われません。友引と葬儀の日が被ってしまう場合は、葬儀の日にちをずらして対応します。

年末年始も葬儀が行われないことが多い

年末年始も休業日としている火葬場が多いため葬儀が執り行われません。「正月のおめでたいときに葬儀をするのは縁起が悪い」という考え方もあります。

年末に故人が亡くなった場合、葬儀・火葬までの日程が長くなってしまう恐れがあります。故人が亡くなってから火葬までの期間が長い場合、ご遺体の安置料が高くなることがあるため、料金については葬儀社に確認するようにしてください。

友引の翌日や三が日明けは火葬場が混みやすい

友引や年末年始は火葬場が休業しているため、火葬を待つ人が多くなります。そのため、友引の翌日や三が日の休み明けは、火葬場が混雑する恐れがあります。また、火葬場だけでなく、葬儀を執り行う斎場も混み合う傾向にあります。

火葬場の休業日と友引との関係

六曜の友引を休業日とする火葬場が多いと先述しましたが、なぜ友引が休みになっているのでしょうか。ここからは、火葬場の休業日と友引の関係について解説していきます。

「友を引く」とされ火葬にふさわしくない

六曜の友引は、字面から「故人が友人や家族、親族などを連れて行く」と連想されます。そのため、「友引に葬儀や火葬を行うのは縁起が悪い」と考えられており、営業を休む火葬場が多いのです。

実際は友引に火葬をしても問題ない

友引は「友を連れて行く」と考えられていますが、実は正しい意味ではありません。本来友引は「共引」と書かれ、「勝負をしても共に引き分ける」「勝負がつかない平穏な日である」という意味なのです。本来は不吉な意味はないため、友引に火葬をしても問題ありません。実際に、友引に営業を行っている火葬場もあります。

友引にはお通夜を行うことが多い

本来友引には不吉な意味合いはありませんが、友引を休業日にしている火葬場は多いため、結果として友引の日には葬儀が行われません。一方、友引とお通夜の日にちが重なるのは問題ないと考えられているため、お通夜は友引の日であっても行われます。

火葬場を予約する際は、休業日を把握しておきましょう

この記事のまとめ

  • 火葬場は年末年始や六曜の友引に休業していることが多く、土日は営業していることが多い
  • 火葬場が休みの日は火葬が行われないため、友引や年末年始などは葬儀を執り行わない
  • 友引の翌日や三が日明けなどは、火葬場が混み合いやすい
  • 友引は「故人が友人を連れて行く」と連想されるため、火葬にふさわしくないと考えられている
  • 実際は友引に火葬をしても問題ない
  • 友引には葬儀はなく、お通夜を執り行うことが多い

火葬場は土曜日や日曜日、祝日などは営業していますが、年末年始や友引にあたる日は休みであることが多いです。火葬場が休みの日は葬儀も執り行えないため、しっかりと休業日を把握しておくことが大切です。 

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