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葬儀を知る

故人の友人への訃報のお知らせの書き方は?伝える手段やタイミング、例文をご紹介

故人の友人への訃報のお知らせの書き方は?伝える手段やタイミング、例文をご紹介

ご家族が亡くなられた際、訃報のお知らせ方法や誰にどこまで伝えるか、特に故人のご友人への訃報連絡に迷うことがあります。電話やメールなど4つの手段と伝えるべき項目、関係に応じたタイミングを具体的に解説。そのまま使える例文も交えながら、失礼のない連絡方法をわかりやすくまとめました。

訃報のお知らせとは?誰にどこまで伝える?

訃報のお知らせとは、家族が亡くなった事実を関係者に共有することをいいます。連絡の範囲は、故人とどのような付き合いがあったかによって判断しましょう。

一般的には、3親等以内の親族や特に親しかった友人にまず連絡を入れ、葬儀の詳細が確定した段階で、知人や会社関係者、町内会などへ範囲を広げて伝えます。誰にいつ、どの手段で伝えるべきかは相手との関係によって異なるため、優先順位を整理することが大切です。

伝える内容には、故人の氏名や逝去日時のほか、葬儀の日程や場所、喪主の連絡先を含めます。家族葬などで参列を辞退いただく場合は、その旨を明記して相手を迷わせない配慮が求められます。

家族や親族に伝える場合

家族や親族への訃報は、遺体を自宅や葬儀場に安置した後、速やかに伝えるのが一般的です。まずは3親等以内の近親者を中心に連絡を入れますが、深夜や早朝の電話連絡は避けるのが望ましいとされています。

まずは電話で、誰がいつ亡くなったかという事実を簡潔に伝えます。この段階では葬儀の詳細が決まっていなくても問題ありません。安置場所や、今後の予定が決まり次第改めて連絡する旨を伝え、近親者が最後に寄り添うための時間を確保できるよう配慮します。

疎遠になっている親族への連絡に迷う場合もありますが、後々のトラブルを避けるためにも、まずは一通り知らせておくのが一般的です。相手の状況を思いやりつつも、正確な情報を迅速に共有することを優先しましょう。

友人に伝える場合

故人の友人への訃報連絡は、故人との親密さや生前の付き合いの深さを考慮して行います。親友と呼べるほど近しい間柄であれば、ご親族と同様に逝去後すぐのタイミングで知らせるのが一般的です。

一方で、それ以外の友人には葬儀の日程や場所が確定してから伝えるようにすると、相手もその後の予定を立てやすくなります。連絡の際は、故人の氏名や逝去の日時、葬儀の形式などを正確に共有することが大切です。

また、近年増えている家族葬などで参列を辞退いただく場合には、その旨を明記して相手を迷わせない配慮が求められます。大切な友人を亡くした悲しみに寄り添いつつ、必要な情報を簡潔に届けることを心がけましょう。

会社の人や取引先に伝える場合

会社の人や取引先に訃報を伝える際は、まず直属の上司へ電話で連絡を入れるのが一般的です。会社側は忌引き休暇の手続きや業務の引き継ぎ、さらには葬儀への供花や弔電の準備などを進める必要があるため、できるだけ早急に伝えましょう。

伝えるべき内容には、故人の氏名や逝去の日時のほか、自身の忌引き休暇の期間や緊急時の連絡先を含めます。葬儀の詳細が決まっている場合はあわせて共有しますが、家族葬などで会社関係者の参列を辞退する場合には、その旨を明確に伝えることが重要です。

取引先に対しては、業務への影響を最小限に抑えるため、上司と相談した上で必要に応じて連絡を行います。後々のトラブルを避けるためにも、情報の不足がないよう簡潔かつ正確に共有することを心がけましょう。

知人に伝える場合

故人の知人へ訃報を伝える際は、葬儀の日程や場所が確定した段階で連絡するのが一般的です。知人の範囲は幅広いため、年賀状のやり取りがある方や、趣味の集まりで交流があった方などを中心に整理しましょう。

連絡の際は、故人の氏名や逝去した日時のほか、葬儀の形式を正確に伝えます。家族葬などで参列を辞退いただく場合は、その旨を明記して相手が対応に迷わないよう配慮することが大切です。また、相手との距離感に応じて、電話やはがき、メールなど適切な手段を選びます。葬儀後に報告する場合は、連絡が遅れたことへのお詫びを添えると、より丁寧な印象になります。

自治体や町内会に伝える場合

自治体や町内会への訃報連絡は、地域の慣習に従って適切に行う必要があります。町内会には、回覧板での周知や葬儀の手伝いをお願いする場合があるため、まずは町内会長に連絡を入れましょう。

伝えるべき内容は、故人の氏名、逝去の日時、葬儀の日程や場所、喪主の連絡先です。家族葬などで地域の参列を辞退する場合は、混乱を招かないようその旨を明確に伝えておく配慮が欠かせません。

また、市区町村の役所へは死亡届の提出が必要ですが、多くの場合は葬儀社が手続きを代行します。火葬許可証の発行に関わるため、火葬場の予約とあわせて早めに内容を確認しておくと、その後の流れがスムーズになります。

故人の友人へ訃報を伝える手段

故人の友人へ訃報を連絡する主な手段としては、電話、メール、SNSが挙げられます。それぞれの手段によって特徴や適した場面などが異なるため、どのように訃報連絡をしようか迷っている方は目を通してみてください。

電話

友人への訃報連絡の手段として一般的なのが、電話を使用する方法です。電話であれば、故人の訃報を素早く伝えられますし、直接友人と話せるため確実に連絡が行き届きます。音声なのであなたの感情を相手に伝えられる上、丁寧な印象になるでしょう。すぐに訃報を伝えたいときや、故人の大切な友人には、電話での連絡がおすすめです。

相手が電話に出られないときは、留守番電話にメッセージを残しましょう。亡くなってすぐの場合には①誰が、いつ、どこで亡くなったか、②安置場所の詳細(住所・電話番号)、③葬儀日程が決まったら連絡する旨を伝え、相手がすぐ安置所に駆けつけられるようにしましょう。

友人の電話番号は、故人の携帯電話の連絡帳や電話帳などで確認しましょう。故人が高齢の方の場合、親しい友人の連絡先を手帳などにまとめていることもあるため、そちらも合わせて確認することをおすすめします。もし友人の連絡先が分からない場合は、共通の友人を通じて電話番号を教えてもらうとよいでしょう。

メール

メールを通じて故人の友人に訃報を連絡する方法もあります。メールでの訃報連絡は文章として残るため、葬儀の日程や喪主の連絡先、葬儀会場などの伝達ミスが発生しにくいのが特徴です。電話番号が分からない相手や、電話がなかなか通じない友人には、メールでの連絡が便利でしょう。

ただし、故人の友人が高齢の方の場合、メールでの訃報連絡に違和感を感じる方もいます。また、相手がメールをこまめにチェックしない人だった場合、メールが読まれず訃報連絡に気づいてもらえないことも考えられます。相手からの返信がなければ数回メールを送る、先に電話で着信を残してからメールで訃報連絡をするなど、状況に合わせた対応を心がけましょう。

LINEなどのメッセージアプリやSNS

近年は、LINEやTwitterなどのSNSを使って連絡を取り合う人が多いです。SNSの普及に合わせて、メールや電話番号を交換しないことも増えてきています。故人と友人が普段からSNSで連絡を取っていた場合は、SNSを通じて訃報連絡を行うとスムーズでしょう。

ただし、SNSで訃報連絡をするのは不適切だと考える人もいるため、注意が必要です。まずSNSを通じて故人が亡くなったことを知らせ、後で手紙や電話で改めて訃報のお知らせをすると、より丁寧な印象になります。

LINEなどのSNSで訃報を伝える際は、故人のスマートフォンから連絡すると効率がよいです。ただし、スマートフォンのロックが解除できなければ、友人の連絡先を知ることは難しいでしょう。あらかじめパスワードを共有してもらったり、友人のSNSを登録しておいたりすれば、スムーズに訃報連絡が行えます。

手紙やはがき

訃報連絡の手段として、手紙を出すという方法もあります。手紙は電話やメール、SNSなどとは異なり、すぐに友人へ訃報を伝えることはできません。そのため、告別式や葬儀を終えた後の訃報連絡の手段として用いられることが多いです。家族のみで葬儀を行う場合や、法要を執り行わない場合は、手紙で訃報連絡をして問題ないでしょう。

手紙での訃報連絡は事後報告になるため、連絡が遅れてしまったことを謝罪する文章を入れましょう。また、故人の友人の住所は、故人がやりとりしていた年賀状などからも確認できます。

故人の友人へ訃報を伝えるタイミング

訃報連絡を行うタイミングは、故人と友人の関係によって異なります。こちらで紹介する訃報連絡のタイミングを参考にしつつ、いつ連絡を入れるか考えてみてください。

亡くなってからすぐ

故人が亡くなってすぐに訃報連絡を行うのは、故人と特に親しかった友人のみとなります。故人が長年付き合っており、家族のような関係の友人がいる場合は、他の親族への連絡と合わせて訃報を伝えるとよいでしょう。故人と友人が親しかったか分からない場合は、「葬儀を執り行う前に駆けつけてほしい方」を基準にするのがおすすめです。

葬儀の詳細が決まった後

葬儀に参列してほしい故人の友人には、葬儀の詳細が決まった後に連絡をするのがおすすめです。葬儀について決まる前に連絡をしてしまうと、また改めて詳細を伝え直す手間がかかってしまうためです。家族葬を執り行う場合は、訃報を伝える際に参列を控えてほしい旨を述べるようにしましょう。

葬儀後

葬儀への参列を控えてほしい友人の方には、葬儀後に訃報連絡をするのがよいでしょう。葬儀前に訃報の連絡をした場合、参列辞退の旨を伝えていたとしても、相手が葬儀に参列しに来ることがあるためです。家族葬や親しい人のみで葬儀を執り行う場合も、葬儀が終わったタイミングで訃報を伝えるようにしましょう。

葬儀が終わった後、故人が亡くなったことを伝えると同時に参列していただけなかったことへのお詫びや、葬儀を無事に終えた報告などを伝えましょう。また、この連絡は電話やメールではなく手紙ですると、丁寧な印象になります。

葬儀後の連絡方法については「葬儀が終わった報告のメールでの書き方・文例・注意点」で詳しく紹介しています。

故人の友人への訃報連絡で伝えるべき項目

大切な家族が亡くなると気持ちが動揺し、どのように訃報連絡をするべきか分からなくなる方も多いです。訃報の連絡をする際は、大切な項目を伝え忘れないよう注意しましょう。ここからは、故人の友人への訃報連絡で伝えるべき項目を解説していきます。

亡くなった人の名前

訃報連絡では、まず亡くなった人の名前をはっきりと伝えましょう。似た名前の方と勘違いされてしまうこともあるためです。また、故人の友人と初めて話す場合や、これまであまり話したことがなかった場合は、あなたの名前と故人との関係も述べるようにします。

亡くなった日時

訃報連絡の際は、故人が亡くなった日時も伝えるようにします。故人の死亡日時は、病院で発行される死亡診断書(死体検案書)に書かれているため、確認しておきましょう。ただし「◯時◯分」のように細かい時間まで伝える必要はなく、「◯日の午前中に永眠いたしました」といった伝え方で問題ありません。

故人の死因

訃報連絡の際は、故人の死因についても簡単に触れておきましょう。訃報連絡を受けた友人側は、故人が亡くなった理由が気になるものです。ただし、故人の死因を伝えたくない場合は、無理に死因に触れる必要はありません。

葬儀について

葬儀の方針や詳細が決まっている場合は、訃報連絡の際に伝えるようにしましょう。一般葬を行う予定であり、相手にも葬儀に参列してほしい場合は、日程や場所を案内します。一方、家族葬を執り行う場合などは、参列を辞退する旨を伝えましょう。葬儀についての詳細が決まっていない場合は、決定後に改めてメールや電話等で案内を行います。

喪主の連絡先

最後に、喪主の連絡先も伝えるようにしましょう。いざというときや、何か葬儀について疑問がある場合などに誰に連絡するべきか、電話番号やメールアドレスなどを伝えておきましょう。

故人の友人へ訃報を伝える際の注意点

友人へ訃報を伝える際は、突然の悲報に戸惑う相手への配慮と、弔事における礼儀を守ることが大切です。

親しい間柄であっても、誤解を招いたり不快な思いをさせたりしないよう、適切な言葉選びや伝え方が求められます。

ここでは、友人へ訃報を連絡する際に気をつけたいポイントや注意点について詳しく解説します。

忌み言葉や重ね言葉を避ける

訃報の連絡をする際は、不幸を連想させる忌み言葉や、不幸が重なることを想起させる重ね言葉の使用を避けるのが一般的です。

例えば、「死ぬ」「苦しむ」といった直接的な表現は避け、「逝去」や「永眠」「他界」などに言い換えましょう。

また、「重ね重ね」「たびたび」「再び」といった重ね言葉も、不幸が繰り返されることを連想させるため使用を控えます。

友人相手であっても、受け取る側の気持ちに配慮して言葉を選ぶことが大切です。文章を書き終えた後には、これらの言葉が含まれていないか必ず確認しましょう。

「逝去」の言葉の意味や使い方については「逝去とは?死去や他界との違いや言葉の意味と使い方、例文を紹介」で詳しく紹介しています。

句読点を使用せずに文章を作成する

手紙やはがき、メールなどで訃報の文章を作成する際は、句読点を使用しないことが一般的とされています。これには、文章の区切りをなくすことで「葬儀が滞りなくスムーズに進むように」という願いが込められているためです。

句読点を使いたい箇所では、代わりに一文字分のスペースや適度な改行を用いて、読みやすい文面になるよう工夫しましょう。

ただし、親しい友人へのLINEなど、SNSを用いたカジュアルな連絡の場合は、略式とみなされて厳密に守る必要がないこともあります。

内容は簡潔に分かりやすくまとめる

訃報の連絡は、必要な情報を正確かつ簡潔に伝えることが最も重要です。友人相手だとつい長文になりがちですが、故人との思い出話など個人的な感情は一旦控え、客観的な事実のみを記載するよう心がけましょう。

連絡を受け取った相手が、いつ、どこで葬儀が行われるのかなどをすぐに把握できるように配慮することが大切です。

家族葬などで香典や供花を辞退する場合は、その旨も明確に記載して相手を迷わせないようにしましょう。故人の経歴などを詳しく伝えたい場合は、別で追悼文などを用意します。

返信不要の旨を添える

訃報連絡には、返信不要の旨を添えることも重要な配慮の一つです。

友人から突然の悲報を受け取った相手は、どのように返信すべきか戸惑うことが多いです。相手の負担を軽減するために、「ご返信には及びません」「ご返信は不要でございます」といった一言を添えておくと親切です。

これにより、忙しい方や、何と声をかければよいか迷っている相手への配慮となります。ただし、一般葬などで葬儀への参列をお願いしており、出欠の確認が必要な場合はこの限りではありません。

訃報メールへの返信方法については「訃報メールの返信マナーと注意点」で詳しく紹介しています。

故人の友人へ訃報を伝える際の例文

どのような言葉で訃報連絡をするかは、状況によって異なります。ここからは訃報連絡の例文を解説します。ぜひ参考にしてみてください。

電話での訃報連絡

葬儀内容が決まっている場合

葬儀内容が決まっている場合は、故人の名前や自分の名前を名乗った後、葬儀についての案内を行いましょう。葬儀を執り行う会場や時間帯、葬儀の形式などを忘れず案内してください。

葬儀内容が決まっていない場合

葬儀内容が決まっていない場合は、まだ詳細が未定である旨と、後ほど改めて連絡することを伝えます。相手の都合もあるため、葬儀内容が決まり次第すぐに連絡を入れるようにしましょう。

葬儀参列を辞退いただく場合

家族葬などで友人の葬儀参列を辞退いただく場合は、葬儀は家族のみで執り行うこと、参列や香典は遠慮いただきたい旨を伝えます。

文面での訃報連絡

葬儀内容が決まっている場合

葬儀内容が決まっている場合は、お通夜や葬儀の日程や会場を案内しましょう。メールなどの場合、会場地図のURLなどを添付すると、より丁寧な印象になります。

葬儀参列を辞退いただく場合

葬儀参列を辞退いただく場合は、文面にはっきりとその旨を記しましょう。葬儀は家族だけで行うこと、香典は辞退することも忘れず伝えてください。

既に葬儀を執り行った場合

既に葬儀を執り行った場合は、葬儀を無事に終えている旨を記します。葬儀に参列していただけなかったことや、連絡が遅くなってしまったことへの謝罪も忘れないようにしましょう。また、生前に故人と親しくしてもらったことへのお礼を述べると、丁寧な印象を与えられます。

例文などを参考に、故人の友人へ訃報を伝えましょう

この記事のまとめ

  • 訃報連絡の手段は、電話、メール、SNS、手紙の4種類がある
  • 電話は確実に連絡できる上、丁寧な印象になる
  • メールは文章として残るため伝達ミスが少ないが、訃報連絡に気づかれないことがある
  • SNSで訃報連絡をする際は、後から手紙や電話で改めてお知らせするとよい
  • 手紙は相手に届くまで時間がかかるため、葬儀後の訃報連絡の手段として用いられることが多い
  • 訃報を伝えるタイミングは、故人と友人との関係によって異なる
  • 訃報連絡では、基本的には、亡くなった人の名前、故人が亡くなった日時、故人の死因、葬儀の詳細、喪主の連絡先を伝える

訃報を故人の友人に連絡する場合、それぞれの手段によって適した状況が異なるため、その時々に合わせた連絡手段を選ぶ必要があるでしょう。また、訃報を連絡するタイミングは、故人と友人との関係によって異なります。訃報を伝える際は、今回紹介した訃報連絡の手段や連絡のタイミングなどを参考にしてみてください。 

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

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