60代におすすめの旅行先13選!夫婦でも友人とでもゆっくり楽しめるスポットをご紹介
仕事がひと段落して、趣味に使える時間も増える60代。旅行に行きたいと考えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、60代の旅行で注意したいことや、60代におすすめの国内・海外の旅行先を紹介します。今回紹介する旅行先は、夫婦・友人など誰と行っても楽しめる場所ばかりですので、ぜひ参考にしてください。
60代の旅行で注意したいこと
60代になり、体力に不安を覚えている方もいらっしゃるでしょう。そのような方でも旅行を楽しめるように、まずは60代の旅行で注意したいことを紹介します。
負担の少ない移動手段を選ぶ
旅行先へ向かう手段というと、車や新幹線、飛行機などが挙げられます。60代の旅行では、これらの中からできるだけ負担の少ない移動手段を選ぶことが大切です。移動時間が長かったり、乗り換えが多かったりする移動手段では、旅行先に到着する前に疲れてしまいます。
例えば、車は自分で運転しないといけませんが、目的地まで直接行くことができます。一方で、新幹線や電車は自分で運転する必要はありませんが、自分で荷物を運びながら、場合によっては乗り換えが必要なこともあります。旅行先にあわせて、負担の少ない移動手段を選びましょう。
同行者全員の体力を考えて旅行のプランを決める
旅行は、同行者全員が楽しめることが大切です。そのため、旅行のプランも同行者全員の体力を考えて決めましょう。旅行では観光スポットをたくさん巡りたいという方も多いと思います。しかし、60代の旅行では、自分が思うよりも体が疲れやすくなっていることも多いため、体力に自信のある場合以外は、訪問先の数を絞って余裕のあるスケジュールを組むとよいでしょう。
また、長時間歩くことが難しい方がいる場合は、観光タクシーを利用すると全員で楽しめます。旅行のイベントを兼ねて、人力車に乗ってみるのもよいかもしれません。
バリアフリーに対応している宿泊先を選ぶ
60代の旅行の場合は、バリアフリーに対応している宿泊先を選ぶことも大切です。一日観光をしたあとは、日中の疲れから、つまずきやすくなるなど足元に不安を抱くことがあります。また、自宅とは違う不慣れな環境では、いつも以上に段差などに気を遣うことでしょう。
しかし、バリアフリーに対応している宿泊先であれば、段差がない部屋が用意されていたり、浴室に手すりがついていたりするため安心です。せっかくの楽しい旅行で怪我をしないためにも、60代の旅行では宿泊先がバリアフリーに対応しているかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
60代におすすめの国内旅行先10選
ここからは、60代の旅行におすすめの国内旅行先を紹介します。テーマ別に紹介しますので、60代での旅行を計画している方はぜひ参考にしてみてください。
自然が楽しめる旅行先
沖縄県
自然を楽しみたい60代の方におすすめなのが、沖縄県です。日本では珍しい亜熱帯の自然が広がる沖縄県は、他の都道府県とは違う独特な植物や自然の作り出す景色を見ることができます。亜熱帯の珍しい植物を楽しみたい方は「東南植物楽園」、景色を楽しみたい方は広大な芝生と海を一望できる「万座毛(まんざもう)」がおすすめです。
また、沖縄県は12月~2月の最低気温が14℃~16℃前後、最高気温が19℃〜21℃前後と、気温が穏やかなことも魅力です。「夏の暑い時期に沖縄に行くのは体力的に不安」という方や「冬に旅行したいけれど寒いのは苦手」という方にもおすすめです。
高知県
海・山・川、どれをとっても雄大で美しい自然が広がる高知県も60代の旅行先におすすめです。高知県の川というと「四万十川」が有名ですが、澄み渡った青い水が「仁淀ブルー」として人気の仁淀川(によどがわ)もおすすめです。仁淀川を訪れる際は、流域の「にこ淵」「安居渓谷」「中津渓谷」なども合わせて観光するとよいでしょう。
また、朝日や夕日がだるまのように歪んで見えるだるま朝日・だるま夕日を眺めに「室戸岬」に足を伸ばしてみるのもおすすめです。中心部から離れているため移動に時間がかかりますが、時期や気候条件が合えば、美しい朝日・夕日を望むことができます。
温泉を満喫できる旅行先
有馬温泉(兵庫県)
日本最古泉の一つである兵庫県の有馬温泉は、温泉を楽しみたい60代の方にぴったりの旅行先です。褐色の金泉と無色透明の銀泉を堪能できるほか、温泉街ならではの情緒あふれる景観も満喫できます。
有馬温泉の歴史は数百年前から続いており、日本書紀や枕草子にもその名が記されています。歴史に名を残す偉人たちとも関わりのある名湯で、中でも有馬温泉をこよなく愛した豊臣秀吉の逸話や名所などが残っています。大阪や神戸の中心地からもアクセスがよく、車や電車、バスなどで気軽に訪れられるのもうれしいポイントです。
別府温泉(大分県)
大分の別府温泉は、源泉数・湧出量ともに日本一を誇る温泉地です。なかでも、別府エリアにある有名な8つの温泉「別府八湯」は、それぞれの温泉で泉質も雰囲気も全く異なるため、湯めぐりを楽しむのもおすすめです。
また、別府市の中心にある温泉地なので、繁華街の賑やかな雰囲気が味わえるのも魅力です。温泉地特有の懐かしさも随所に感じられ、情緒のある景観と湯めぐりで心満たされる時間を過ごせるでしょう。60代の夫婦や友人同士でゆったりと観光を楽しみたい方にぴったりの観光地といえます。
歴史を学べる旅行先
京都
かつての首都で、多くの歴史的建造物が残る京都は、歴史を学べる旅行先として人気です。四季折々で変わる景観も美しく、景色と歴史の両方を堪能できます。
古い建物は段差が多く階段や坂も急なため、足元に不安を感じている60代の方は、平坦な造りの神社仏閣を選びましょう。例えば、千手観音像が1001体並ぶ「三十三間堂」は平坦で歩きやすいためおすすめです。また、観光タクシーでシニア向けの観光コースを巡るのもよいでしょう。車で行ける範囲まで近づいてくれるため、歩く距離が短く、体に負担なく楽しむことができます。
山口県
吉田松陰や高杉晋作、木戸孝允など、幕末から明治期の偉人が多く輩出された山口県も、歴史好きの60代の旅行先にはぴったりの場所です。中でも萩市にはその軌跡が多く残っており、「松下村塾」や「旧萩藩校明倫館」「萩城下町」など、訪れたい場所がたくさんあります。
萩市は古くからの町並みが今日まで続いている場所でもあり、江戸時代の古地図を使って市内を巡れるという点は歴史好きにはたまらないのではないでしょうか。夫婦や友人同士で、古地図を覗き込みながら観光してみてもよいかもしれません。
美味しいグルメを味わえる旅行先
北海道
北海道は言わずと知れた国内随一のグルメ観光地です。海鮮や肉、野菜、そのどれもがトップクラスの美味しさで、多くの観光客を魅了しています。たとえ足腰が弱く長時間の観光ができなくても、現地の食事を楽しむことで充実感を味わえるでしょう。60代の旅行は、観光だけではなく、グルメにも力を入れるとさらに楽しみが増えます。
北海道のグルメは多岐にわたり、海鮮丼やジンギスカン、スープカレー、味噌ラーメン、その名の通りお酒を飲んだ後や食事した後に「締め」として食べるシメパフェなど、種類はさまざまです。人気のグルメやお店を巡る旅行をしても楽しいでしょう。
また、北海道はホテルの朝食バイキングもクオリティが高いといわれているため、ホテルの食事を楽しむだけでも満足度の高い旅行になるはずです。
福岡
福岡は質が高く新鮮な食材が豊富なことから、グルメの聖地として知られている観光地です。博多ラーメンやもつ鍋、明太子、海鮮、うどんなどが人気のグルメとして挙げられます。福岡の海の幸が美味しいことは意外と知られていませんが、有名なイカなど福岡のお刺身はぜひ味わってみてほしい一品です。
また、ノスタルジックな雰囲気の残る中州の屋台も、60代の旅行にぴったりです。いくつもの屋台が並んでいるため、夫婦や友人とどの屋台が美味しそうかと会話を弾ませながら屋台を覗くのも楽しいひとときになるでしょう。
芸術に触れられる旅行先
長野県
国内で最も美術館が多い長野県は、県内に110もの美術館を有しています。そのため、芸術に触れる旅行をしたい60代の方におすすめの場所です。2021年にリニューアルオープンした「長野県立美術館」や、日本最大の浮世絵博物館である「日本浮世絵博物館」などはぜひ訪れたい場所です。
そのほか、絵本画家のいわさきちひろの作品と世界の絵本画家の作品を集めた「安曇野ちひろ美術館」や、山下清の作品を展示している「放浪美術館」など、さまざまな画家やコンセプトの美術館があります。好きな画家や興味のある流派・ジャンルの絵画などがある方には、長野県に点在する個性豊かな美術館もおすすめの旅行先です。
香川県
うどんが有名な香川県は、芸術に触れることができる県でもあります。島や街の中に点在する現代アートや有名な建築家の建造物などが人気を集めています。
島全体がアートスポットになっている「直島」は、芸術に興味のある60代の方にぜひ来訪してほしい場所です。安藤忠雄が建築を手がけた建物にクロード・モネなど3人の著名な芸術家の作品が恒久展示されている「地中美術館」や、宿泊のできる美術館「ベネッセハウスミュージアム」、草間彌生の作品「赤かぼちゃ」など見どころ満載となっています。
60代におすすめの海外旅行先
最後に、60代におすすめの海外旅行先を紹介します。気になるフライト時間と時差も記しているため、旅行の出発時間や負担の程度などの指標としてぜひ参考にしてください。
香港
日本から4時間程度のフライトで時差は1時間と、海外の中では比較的少ない負担で旅行ができるのが香港です。日本人観光客が多く日本語も通じやすいため、海外旅行にあまり慣れていない60代にもおすすめの旅行先といえます。
香港の有名な観光スポットには、100万ドルの夜景として知られるヴィクトリア・ピークからの夜景、香港の南側にあるビーチリゾート「レパルス・ベイ」などがあります。また、飲茶やエッグタルトなど日本人の口に合う食事が多いため、海外でもなじみのあるものを食べたい方にもおすすめです。
サイパン
サイパンは、日本から3時間半程度のフライトで時差は1時間と、60代の方でも気軽に行けるのがうれしい南国リゾートです。マリアナブルーの海に囲まれ、都会の喧騒から離れて自然を堪能できる楽園のような場所となっています。
島内はレンタカーを使えば1周できるため、運転が好きな方はドライブを楽しむのもよいでしょう。アメリカの自治領であることから、食事はステーキなどの欧米料理が中心です。日本人オーナーの営む日本食店もあるため、食事が心配な60代にもおすすめの海外旅行先です。
フランス
芸術・グルメ・世界遺産など、魅力満載のフランスも60代の海外旅行先としておすすめしたい国の一つです。日本からのフライト時間は14時間程度、時差は7~8時間と決して移動に負担が少ないとは言えませんが、時間に余裕ができ、長期旅行がしやすい60代の方にゆっくりと楽しんでもらいたい国です。
フランスといえば、やはり「ルーヴル美術館」や「凱旋門」「エッフェル塔」など、パリにある観光地が人気です。パリ以外のエリアにも足を運びたい方は「モン・サン=ミシェル」や「ニース」なども有名なため、観光の候補に入れてみてはいかがでしょうか。
趣味に時間を使える60代こそ旅行で楽しい思い出を作ろう
この記事のまとめ
- 60代の旅行では体力面の不安を考慮して観光先や宿泊施設を決めることが大切
- 60代におすすめの自然を楽しめる国内旅行先は、沖縄県・高知県
- 60代におすすめの温泉を満喫できる国内旅行先は有馬温泉(兵庫県)・別府温泉(大分県)
- 60代におすすめの歴史を学べる国内旅行先は京都・山口県
- 60代におすすめのグルメを味わえる国内旅行先は北海道・福岡
- 60代におすすめの芸術に触れられる国内旅行先は長野県・香川県
- 60代におすすめの海外旅行先は香港・サイパン・フランス
体力や健康面に不安を感じ始めることの多い60代でも、旅行先や移動方法などを考慮すれば、旅行を存分に楽しむことができます。今回紹介したのは、シニア世代の夫婦や友人同士で楽しめる旅行先ばかりなので、旅行を計画している60代の方はぜひ参考にしてみてください。
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