閉じる メニュー
余生を楽しむ

【北海道】高齢者向けの歩かない旅行とは?おすすめの観光地を紹介

【北海道】高齢者向けの歩かない旅行とは?おすすめの観光地を紹介

北海道旅行で体力やケガが心配な高齢者におすすめなのが「歩かない旅行」です。北海道には、体力や体調が不安な高齢者でも楽しめる観光地が数多くあります。本記事では、高齢者の歩かない北海道旅行におすすめの場所を紹介します。高齢者が旅行を計画するときのポイントも解説しているため、ぜひ参考にしてください。

高齢者向けの歩かない旅行とは?

高齢者 歩かない 旅行 北海道

「歩かない旅行」とは、特に歩行に対して不安を感じる人が無理なく楽しめるように工夫する旅行のことです。手軽に非日常感を味わえる旅行ですが、長距離・長時間の移動は身体能力が低下してくる高齢者にとってはかなりの負担がかかるため、移動だけで疲れてしまう場合もあります。

特に普段の生活において杖や車椅子が必要となると、旅行をすること自体を不安に感じる方もいるでしょう。一般的に「歩かない旅行」では、バリアフリー設備のある観光地やアクセスが簡単な場所を中心に巡ります。そのため、体力に自信がない高齢者や車椅子の方でも無理なく旅行を楽しめるでしょう。

高齢者向けの歩かない北海道旅行スポットの選び方

高齢者 歩かない 旅行 北海道

観光地の多い北海道だからこそ、高齢者向けの歩かない旅行を計画する際にはスポット選びが何より重要になります。ここからは、高齢者向けの歩かない北海道旅行スポットの選び方を解説します。

アクセスがしやすい観光地から選ぶ

高齢者向けの歩かない旅行において「アクセスのしやすさ」は特に重要なポイントです。駅直結の施設や駅から数分でアクセスできる場所などであれば長距離の移動を伴わないため、高齢者でも疲れにくいでしょう。

北海道には札幌駅や新千歳空港などをはじめ、タクシー乗り場がある場所も多いため、上手く活用すればよりスムーズに北海道旅行を楽しめます。

複数の観光地が集まっているエリアから選ぶ

複数の観光地が集まっているエリアから、歩かない旅行の行き先を考えるという選び方もおすすめです。短時間で楽に移動しやすいため、高齢者も無理なくアクセスできます。エリアによって雰囲気も異なるため、楽しみ方に合わせて選んでみましょう。

北海道の場合、有名な観光地を中心に巡りたいなら札幌・小樽などの道央エリア、豊かな自然の中でのんびり過ごしたいなら富良野・旭川などの道北エリアなどがおすすめです。

バリアフリーの設備がある場所を選ぶ

高齢者の歩かない旅行では、行き先にバリアフリー設備があるかどうかも重要です。スロープやエレベーター、多目的トイレなどがある観光地であれば、車椅子を利用する高齢者でもスムーズに観光しやすいでしょう。

高齢者向けの歩かない北海道旅行におすすめの観光スポット

高齢者 旅行 北海道

北海道には体力に自信がない高齢者でも無理なくアクセスできる観光スポットがたくさんあります。ここからは、高齢者向けの歩かない北海道旅行においておすすめの観光スポットを紹介します。

五稜郭公園・五稜郭タワー

函館市の「五稜郭公園・五稜郭タワー」は、国の特別史跡に指定されている五稜郭跡を内包した、北海道の有名な観光スポットです。五稜郭公園は、約1500本もの桜が咲き誇る桜の名所としても知られています。冬には堀周辺が雪とイルミネーションによって幻想的な世界を作り出し、四季折々の風景を楽しめるでしょう。

五稜郭公園の傍にある五稜郭タワーは、五稜郭に関する歴史を学べるだけでなく、地上90mから五稜郭の雄大さも鑑賞できます。タワー内にはオストメイト対応を含む多目的トイレやエレベーターも完備されているため、移動が不安な高齢者にもおすすめできます。

五稜郭公園・五稜郭タワー 基本情報

住所

北海道函館市五稜郭町44

営業時間

【五稜郭タワー】9:00~18:00(年中無休)

電話番号

0138-51-4785

料金

【大人(一般)】1,200円

函館山展望台

「函館山展望台」は、標高334mから函館を一望できる展望台です。タクシーを使えば函館山ロープウェイ乗り場につながる山麓駅まで行くことができるため、ほとんど歩かないでアクセスが可能です。移動に利用する函館山ロープウェイはバリアフリーに対応しており、必要な場合は係員が案内してくれます。

ロープウェイや展望台での移動時には無料で車椅子のレンタルも可能であるため、足に不安がある高齢者の歩かない旅行におすすめです。展望台にはレストランもあり、夜景を見ながら休憩・食事もできるため、高齢者も喜ぶ歩かない旅行を計画できるでしょう。

函館山展望台 基本情報

住所

【函館山ロープウェイ(山麓駅)】

北海道函館市元町19-7

営業時間

ロープウェイ営業時間

【4月20日~9月30日】10:00~22:00

【10月1日~4月19日】10:00~21:00

電話番号

0138-23-3105

料金

【大人(中学生以上)】

往復:1,800円

片道:1,200円

小樽運河クルーズ

小樽のノスタルジックな街並みを、歩かないでゆったり楽しめるのが「小樽運河クルーズ」です。日没前に出発するデイクルーズと日没後出発のナイトクルーズの2種類の楽しみ方があり、それぞれ違った雰囲気の小樽の街を鑑賞できます。特にナイトクルーズは、ガス灯の灯りが運河の水面に映ることで幻想的な雰囲気が漂います。

長距離を歩くのが不安な高齢者でも、クルーズ船に乗りながらゆったり北海道の美しい街並みを鑑賞できるでしょう。なお、事前予約は必要ですが貸切りプランも用意されているため、歩かない北海道旅行でサプライズをしたい人にもおすすめです。

小樽運河クルーズ 基本情報

住所

北海道小樽市港町5-4

営業時間

時期ごとに異なる

電話番号

0134-31-1733

料金

【デイクルーズ(中学生以上一般)】1,800円

【ナイトクルーズ(中学生以上一般)】2,000円

サッポロビール園

「サッポロビール園」は、北海道発の大手ビールメーカーであるサッポロビールの総合施設です。日本で最も歴史のあるビール博物館やサッポロビール園開拓使館といった、北海道遺産に登録されている建造物もあります。施設内ではサッポロビールのこれまでの歴史を、当時のポスターや広告などの展示物を通して鑑賞できます。

館内には雰囲気の異なる4つのレストランがあり、生ビールと北海道名物のジンギスカンを堪能できます。タクシーであれば札幌駅北口から約7分でアクセスできる点も、高齢者の歩かない旅行にぴったりです。博物館内はスロープやエレベーターが完備されているため、車椅子が必要な高齢者の歩かない旅行の一環としてもおすすめできます。

サッポロビール園 基本情報

住所

北海道札幌市東区北7条東9丁目2-10

営業時間

11:30~21:00

電話番号

0570-098-346

定山渓温泉

定山渓温泉は、無色透明でほんのり塩辛いナトリウム塩化物泉が湧き出る北海道内有数の温泉街です。札幌から車で約1時間でアクセスできるため、歩かない旅行の一環におすすめできます。渓谷の四季折々の自然を楽しみながらの露天風呂は、旅行の疲れをじっくりリフレッシュできるでしょう。

スパや北海道ならではの食事を楽しめるバリアフリー完備のリゾートホテルも数多く立ち並んでいるため、高齢者の歩かない北海道旅行の宿泊場所選びにも困りません。

定山渓温泉(定山渓観光協会) 基本情報

住所

北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目

営業時間

施設によって異なる

電話番号

011-598-2012

ファーム富田

北海道中富良野町にある「ファーム富田」はラベンダーをはじめ、ポピーやダリアなどといった100種類以上の花が咲き誇る庭園です。特にラベンダー畑は北海道内でも有名な観光地であり、季節によって異なる品種の花が咲き誇ります。

花畑をゆったり鑑賞したら、カフェで休憩をとるのもよいでしょう。園内には多目的トイレが完備されており、車椅子や杖の無料貸し出しも行っているなどバリアフリーに配慮されている点も魅力です。季節によって違った雰囲気の花畑をゆったり鑑賞できるため、高齢者の歩かない北海道旅行におすすめできます。

ファーム富田 基本情報

住所

北海道空知郡中富良野町基線北15号

営業時間

10:00~16:30

電話番号

0167-39-3939

旭山動物園

「旭山動物園」は日本の有名な動物園の一つであり、動物の自然な生態が見られるように工夫した展示が特長です。30ヵ所もの施設でそれぞれ違った地域・種類の動物が生き生きと暮らしている姿を見られます。

敷地内はバリアフリーに対応しており、バリアフリートイレに加えて移動に配慮が必要な人専用の駐車場が用意されているため、高齢者向けの歩かない北海道旅行におすすめです。改札スタッフに伝えれば車椅子のレンタルもできるため、足に不安がある高齢者も観光しやすいでしょう。

旭山動物園 基本情報

住所

北海道旭川東旭川町倉沼

営業時間

【1月2日~4月7日】10:30~15:30

【4月26日~10月15日】9:30~17:15

【10月16日~11月3日】9:30~16:30

【11月11日~12月29日】10:30~15:30

電話番号

0166-36-1104

料金

【大人(高校生以上)】1,000円

高齢者向けの歩かない北海道旅行を計画するときのポイント

高齢者 歩かない 旅行 北海道

実際に高齢者向けの歩かない北海道旅行を計画する際には、いくつかのポイントを踏まえておくことが大切です。

高齢者の健康状態に合わせてプランを決める

歩かない旅行を計画する際には、高齢者の健康状態や体力面を考慮してプランを決めましょう。北海道の各地にある観光地を一気に巡ろうとすると、移動が長時間になりスケジュールがハードになる場合があるため、高齢者にとっては身体的負担が大きくなる可能性があります。

そのため、歩かない北海道旅行でたくさんの観光地を巡る場合は、二日や三日にスケジュールを分けたり、できるだけ簡単にアクセスできる観光地を中心にまわったりといった工夫をするようにしましょう。

楽しみ方に合った移動手段を選ぶ

高齢者向けの歩かない北海道旅行では、移動手段の選び方も重要です。例えば電車やバスなどの乗り換え時間が気になるなら、自家用車やレンタカーを活用すれば自由なスケジュールで北海道旅行を楽しめるでしょう。

ゆったり歩かない旅行を楽しみたい場合は、免許なしで使える電動カート(シニアカー)を用意すると移動が楽になります。なお、電動カートもレンタルが可能なため、ぜひ利用してみてください。

移動・滞在時間にゆとりを持たせる

歩かない北海道旅行では、移動・滞在時間にゆとりを持たせるように計画しましょう。北海道旅行中では、移動時間の長さが高齢者にとって負担になることも少なくありません。移動に疲れてしまうと、観光地についても思うように楽しめなくなる可能性があります。

そのため、高齢者の歩かない北海道旅行では、移動時間を最小限に抑えるとともに合間で休憩を挟むといった工夫をすることをおすすめします。

あらかじめトイレの数・場所をチェックしておく

高齢者の歩かない北海道旅行では、訪れる施設に設置されているトイレの数・場所を事前にチェックしておきましょう。高齢者の旅行では、トイレの場所が分からずに困ってしまうのを避けるために、水分補給を控えてしまう人もいます。

気温が低い日が多い北海道での歩かない旅行とはいえ、適度に水分補給をしないと脱水症状による体調不良につながる恐れもあります。そのため、あらかじめトイレの場所を調べておき、こまめに水分補給をするようにしましょう。

食事面に制約がないかを確認しておく

高齢者の歩かない北海道旅行だからこそ、食事面に制約がないかも確認しておきましょう。高齢者の中には塩分や糖分の摂取量が制限されている人や硬い食べ物・脂っこい食べ物などを受け付けなくなる人も少なくありません。

そのため、北海道旅行中にホテルやレストランでの食事を計画する際には、普段の食事内容を理解した上で高齢者が喜ぶ食事を選びましょう。

高齢者の身体に負担がない、歩かない北海道旅行を計画してみましょう

高齢者 歩かない 旅行 北海道

この記事のまとめ

  • 歩かない旅行とは、歩行に不安を感じる人も楽しめる旅行のこと
  • 高齢者の歩かない旅行では、バリアフリー設備やアクセス面を確認する
  • 北海道で高齢者におすすめの観光スポットには函館山展望台や旭山動物園などがある
  • 高齢者の旅行は、健康状態や食事面の制約も考慮に入れて計画を立てる

豊かな自然や観光地を楽しめる北海道は、バリアフリー設備が整った施設も多いことから、高齢者の歩かない旅行にぴったりな地域といえるでしょう。本記事で紹介したおすすめスポットや旅行計画のポイントなども参考にしながら、高齢者向けの歩かない旅行を考えてみてください。

SHARE この記事をSNSでシェアする