閉じる メニュー
葬儀を知る

お葬式のネイルはどうする?落とせない場合の対処法や大丈夫な色・デザインを紹介

お葬式のネイルはどうする?落とせない場合の対処法や大丈夫な色・デザインを紹介

ネイルをした後、「突然の不幸がありお葬式に参列することになった」という経験をしたことはありませんか?葬儀に参列する場合は控えめな格好が推奨されますが、ネイルはどうするべきなのでしょうか。本記事では、お葬式でのネイルについて解説します。

この記事で分かること

  • 葬儀に参列する際のネイルに関する気を付けたいポイント
  • 急な不幸でネイルを落とせない場合の具体的な対処法
  • 落とさなくても許容されるネイルの色やデザインの基準
「ひとたび」は、東京都内で6つの総合斎場を運営し、東京23区における葬儀件数でシェアNo.1※を誇る東京博善(創業100年超)がお届けするお役立ちコラムです。圧倒的な実績と現場を知り尽くした専門スタッフが、葬儀・法要・終活の疑問に分かりやすくお答えします。
※ TPCマーケティングリサーチ(株)調べ 葬儀件数(自社施設での施行)(2024年1月〜12月)

お葬式ではネイルはどうするべきか

サロン等できれいにネイルをした後、お通夜やお葬式に参列することもあるでしょう。このような場合、ネイルをどうするべきか迷う方も多いのではないでしょうか。まずは、お葬式に参列する際はネイルをどうするべきか、対処法を紹介します。

お葬式ではネイルを落とす

お葬式に参列することになった場合は、ネイルは落とすのが一般的です。お通夜や葬儀は故人を偲ぶための場であり、派手な服装は控えるべきとされています。ネイルはアクセサリーや装飾品と同じ扱いとなり、華やかなデザインは避けるべきと考えられています。

ペディキュアにも注意が必要

手の爪だけでなく、足に塗るペディキュアにも注意が必要です。葬儀のスタイルによっては、葬儀場で靴を脱ぐことになる場合もあるでしょう。派手なデザインのペディキュア(フットネイル)は、ストッキングから足の爪が透けてしまう可能性があります。

ペディキュアをしている場合は、前もってストッキングを履いて爪が透けないかチェックすることをおすすめします。

ペディキュアが透けてしまうようなら、あらかじめ落としておきましょう。どうしてもペディキュアを落とせない場合は、フットカバーを使ったり絆創膏を貼ったりして対処してください。

お葬式前にネイルを自分で落とす方法

お葬式前に自分でネイルを落とす方法は、ネイルの種類によって異なります。急な事態でも慌てずに対処できるよう、以下の手順を参考にしてください。

いずれの方法も、オフした後はネイルオイルなどで爪を保護することが大切です。

ジェルネイルの場合

ジェルネイルとは、合成樹脂(ジェル)を塗った爪に専用のLEDライトやUVライトを当てて硬化させるネイルのことです。他のネイルに比べて剥がれにくい代わりに、自分で落とすのが難しいネイルでもあります。

無理にジェルを剥がそうとすると爪に負荷がかかるため、注意が必要です。ジェルネイルを自分でオフする場合は、アルミホイルやネイルファイル、専用のリムーバー、ウッドスティックなどを用意して丁寧に作業しましょう。

ジェルネイルを自分でオフする手順

  1. 専用のネイルファイルを使い、ジェルネイルの表面を削る
  2. コットンに専用リムーバーをたっぷりと含ませ、爪にのせる
  3. リムーバーが蒸発しないよう、コットンの上からアルミホイルを指全体に巻く
  4. そのまま10〜15分ほど待つ
  5. ウッドスティックを使い、爪を傷つけないよう優しくジェルネイルを剥がしていく
  6. 少し残ったジェル部分はネイルファイルなどで削り表面を整える
  7. ネイルを剥がした後は、オイルなどを塗って爪をケアする

スカルプネイルの場合

スカルプネイルとは、アクリルパウダーやハードジェル、アクリルキッドを混ぜたものを塗って爪を長くみせたネイルのことです。ジェルネイルと同じくネイルサロンでオフするのが一般的ですが、時間がない場合は自分で落とすこともできます。ネイルファイルや専用のリムーバー、アルミホイル、ウッドスティックなどを準備して作業しましょう。

無理にスカルプを剥がそうとすると爪が傷つく恐れがあるため、丁寧に作業してください。また、スカルプネイルをオフした後は爪にかかった負担を抑えるため、ネイルオイルなどでしっかりケアしましょう。

スカルプネイルを自分でオフする手順

  1. ネイルファイルを使い、スカルプネイルの表面を削る
  2. コットンにリムーバーをたっぷり含ませて爪にのせる
  3. リムーバーが蒸発しないよう、アルミホイルを上から指全体に巻く
  4. そのまま10〜15分ほど待つ
  5. スカルプが柔らかくなっていることを確認し、ウッドスティックでゆっくり擦って剥がす
  6. ネイルファイルで表面を削って整える
  7. ネイルを剥がした後は、ネイルオイルを塗って爪をケアする

ネイルポリッシュ(マニキュア)の場合

ネイルポリッシュ(マニキュア)は、道具があればネイルサロンに行かなくても簡単にオフできます。除光液とコットンを準備して作業を行いましょう。アセトンを含んでいない除光液なら、爪にかかる負担を抑えられます。

ネイルポリッシュ(マニキュア)を自分でオフする手順

  1. コットンに専用のリムーバーをたっぷり含ませ、爪の上に置く
  2. そのまま1~2分ほど待つ
  3. 爪の根本から爪先に向かってコットンを滑らせ、ネイルポリッシュを拭き取る
  4. 流水で手を洗い、残ったネイルポリッシュをきれいに洗い流す
  5. ネイルオイルやハンドクリームで手と爪をケアする。

お葬式前にネイルを落とせない場合の対処法

お通夜やお葬式が行われる会場に急いで向かわなくてはならず、ネイルを落とす時間が取れないこともあるでしょう。ここからはお葬式前にネイルを落とせない場合の対処法について解説しますので、目を通してみてください。

ネイルシールを貼る

お葬式前にネイルを落とせない場合の対処法として、ネイルシールを貼るという方法があります。ネイルシールとは、ネイルを隠すために爪に貼る専用のシールのことです。ネイルシールなら簡単に貼れる上、リムーバーなどを使わなくても剥がせます。剥がした後は元の状態に戻るため、お葬式中だけネイルを隠したいときに便利です。

近年は、冠婚葬祭専用のネイルシールも発売されています。

ただし、ラインストーン等のデコレーションがついているネイルに貼るとシールの形が歪んだり、シールが剥がれやすくなったりすることがあるため注意してください。

ネイルコンシーラーを塗る

お葬式前にネイルを落とす時間が取れない場合、ネイルコンシーラーを塗って対処するのもよいでしょう。ネイルの上から重ね塗りするだけで、簡単にネイルを隠すことができます。

濃い色のネイルをしている場合はネイルコンシーラーの上から透けやすいため、ネイルコンシーラーを重ね塗りして対処しましょう。お葬式が終わった後は、ネイルコンシーラーを塗った部分だけ剥がせるため、簡単に元の状態に戻せます。

ネイルチップを貼る

ネイルチップ(つけ爪)を活用すれば、自爪のネイルをオフすることなく一時的に隠すことが可能です。地爪よりも一回り大きいサイズのベージュやピンク系のチップを、専用の両面テープで上から貼り付けるだけで、急な参列にも対応できます。

ネイルチップを使用する際のポイントは以下の通りです。

ネイルチップを使用する際のポイント

  • 自爪の装飾や厚みに合わせて、隙間ができないよう密着させる
  • お葬式の場にふさわしい、光沢を抑えたマットな質感のチップを選ぶ
  • 剥がれやすいため、予備の粘着テープを持参しておく
  • あまりに長いチップは派手な印象を与えるため、短めのものを選ぶ

ネイルチップは取り外しが簡単なため、儀式の場だけ配慮したい場合に非常に有効な手段といえます。ただし、大きなパーツがついた立体的なネイルの上からは、チップが浮いてしまい不自然に見えることがあるため、事前に装着感を確認しておくことが大切です。

黒い手袋をつける

ネイルを落とせない場合の対処法として、黒い手袋をつけて爪を隠す方法も挙げられます。黒い手袋なら華やかな色味のネイルも自然に隠せるため、ネイルを落とし忘れた場合でも安心です。

手袋にはさまざまな種類がありますが、お葬式では黒色で無地のものを使用するのが適切です。動物由来の素材は殺生を連想させるためタブーとされており、絹のシースルータイプやレースのデザインは、柄物や装飾とみなされる可能性があるため避けるのが一般的です。普段からネイルを楽しむことが多い方は、急なお葬式に備えて黒い手袋を準備しておくとよいでしょう。

別の色のネイルポリッシュを重ね塗りする

ネイルをオフする時間が取れない場合、別の色のネイルポリッシュを重ね塗りして対処する方法もよいでしょう。一般的的にお葬式では控えめな色味のネイルであれば許容範囲とされることが多いです。上からベージュなどのネイルポリッシュを塗れば、上手にネイルを隠せます。

お葬式でも大丈夫なネイルのデザイン・色

お葬式や法事ではネイルを落とすのが一般的ですが、ネイルのデザインによっては許容範囲とされることもあります。ここからは、お葬式や法事でも大丈夫なネイルのデザインや色を解説します。

クリアカラー(透明)やベージュなど落ち着いた色

ベージュや薄いピンクといった落ち着いた色味のネイルであれば、そのままお葬式に参列しても問題ありません。これらのカラーは手指の色合いに近いスキンカラーであり、周囲に派手な印象を与えにくいためです。

透明なクリアカラーも同様に、爪を清潔に見せつつ目立たないため許容される傾向にあります。ただし、落ち着いた色であっても、光を反射して華やかに見えるラメやパールが含まれているものは避けるのが賢明です。あくまでも故人を偲ぶ場であることを意識し、肌になじむマットで控えめな質感のものを選ぶようにしましょう。手元は焼香の際などに注目されやすいため、細かな配慮が大切です。

フレンチか無地のシンプルネイル

フレンチネイルや無地のシンプルなデザインは、お葬式の場でも許容される傾向にあります。ただし、色味や仕上がりには細心の注意が必要です。以下のポイントを基準に判断してください。

葬儀に適したネイルのポイント

  • 色は肌なじみのよいベージュや薄いピンク、透明なクリアカラーを選ぶ
  • フレンチネイルの場合、先端の白ラインが細く控えめなものに限る
  • ツヤを抑えたマットな質感であれば、より落ち着いた印象を与えられる
  • ラメやパールが入ったものは、光を反射して華やかに見えるため避ける

赤などの派手なネイルを落とす時間がない場合に、ネイル隠しとして上から無地のベージュを重ね塗りして一時的に隠す方法も有効です。手元は焼香や受付の際に周囲の目に触れやすいため、清潔感があり、故人を偲ぶ場にふさわしい控えめな状態を整えましょう。

装飾パーツのないデザイン

装飾パーツのない落ち着いたデザインであれば、落とさずそのままお葬式に参列しても問題ないでしょう。お通夜や葬儀では華やかな格好は避けるべきとされているため、パールやラインストーンがついているネイルは不適切です。ベースのカラーがベージュや薄いピンクであっても、装飾があるものは派手に見えてしまうため注意してください。

長さはショート

爪の長さについては、短く整えられた「ショートネイル」が最も一般的です。「ロングネイル」のように長い爪は、お葬式の場では派手な印象や不潔な印象を与えてしまう恐れがあるためです。以下のポイントを参考に、手元を整えてください。

葬儀に適した爪の長さ・形

  • 爪の先端が指の腹から出ない程度の長さに切り揃える
  • 形は角のない自然な丸型(ラウンド)に整える
  • 長く伸びている場合は、あらかじめカットしておく

お葬式では焼香や受付など、手元が注目される場面が多くあります。短く整えることで、ご遺族や他の参列者に配慮した、清潔感のある慎ましやかな印象を与えることができます。ジェルネイルをしている場合も、可能な限り短く整えておきましょう。

法事・法要(一周忌など)でのネイルのマナー

お葬式と同様に、法事・法要でも華美なネイルは控えることが望ましいとされています。ただし、法要の時期や規模によって、服装や身だしなみに求められる配慮は異なります。ここでは、法事・法要に参列する際のネイルの選び方や注意点について解説します。

法事・法要の服装については「法事・法要の適切な服装とは?喪服の種類、着用シーンやマナー」で詳しく紹介しています。

一周忌までの法要はネイルを落とすのがよい

初七日や四十九日、一周忌までの法要に参列する際は、一般的にお葬式と同様にネイルを落とすのが一般的です。

一周忌まではご遺族が喪に服す意味合いが強く、厳粛な場としてより厳格さが求められるためです。

たとえ身内のみで行う法要であっても、派手な色やデザインは避け、落ち着いた身だしなみを心がけてください。

一周忌法要の服装については「一周忌法要の服装は何がよい?身内だけの場合や夏・冬の注意点」で詳しく紹介しています。

急な法事でどうしてもネイルを落とせない場合は、黒い手袋を着用したり、上からネイルシールを貼って隠したりして対処することをおすすめします。

初七日法要の服装については「初七日法要の服装はどうする?小物やアクセサリーのマナーも紹介」で詳しく紹介しています。

三回忌以降は控えめな色・デザインならOK

三回忌以降、特に13回忌や17回忌ともなれば、法事・法要になると、徐々に基準が緩やかになる傾向があります。

そのため、肌になじむベージュや透明感のあるクリアカラーなど、落ち着いた色合いでシンプルなデザインのネイルであれば、そのまま参列しても許容されることが多くなります。

ただし、ご家族や親族の考え方によって捉え方はさまざまです。

三回忌の服装については「三回忌の服装は?家族のみの場合やマナー、持ち物を男女別に解説」で詳しく紹介しています。

派手なラメや目を引くようなデザインは引き続き避け、場にふさわしい控えめな手元を意識してください。迷った場合はあらかじめ落としておくか、目立たないように工夫して参列するようにします。

ネイル以外で気をつけるべきお葬式の身だしなみ

ここからは、ネイル以外で気をつけたいお葬式の身だしなみについて紹介します。服装や髪型、アクセサリーなど気をつけるべきポイントをまとめています。お葬式に参列する前に目を通してみてください。

服装

お葬式に参列する場合は、男女ともに喪服を着用するのが一般的です。男性は冠婚葬祭用のブラックスーツ、無地の白いワイシャツ、黒のネクタイを着用します。女性は黒いアンサンブルやスーツ、ワンピースなどを着用し、足元には黒のストッキングを履きます。

家族のみの法事法要の服装については「家族のみで行う法事法要に適切な服装は?基本マナーと男女別の服装」で詳しく紹介しています。

靴

靴は、男女ともにTPOに合わせた適切な素材を選ぶのが一般的です。男性は黒の革靴、女性は光沢のないシンプルなデザインの黒いパンプスを着用しましょう。

メイク

お葬式に参列する場合は、色味が薄く落ち着いたメイクを心がけましょう。ベースはマットな質感のファンデーションを薄く塗ります。アイシャドウには、ベージュやブラウンなど落ち着いた色味を選びましょう。派手な色のアイシャドウやチーク、リップは避けてください。ノーメイクでお葬式に参列するのは不適切なため注意が必要です。

髪型

お葬式に参列する際は、清潔感があって控えめな印象の髪型にするのが一般的です。髪の毛を染めている場合、黒染め用のスプレーを使うことをおすすめします。髪が長い方は、葬儀中に顔にかからないよう髪を一つにまとめておきましょう。

アクセサリー

アクセサリーは華美な印象を与えるため、お葬式の場では控えるべきとされています。ただし、結婚指輪と一連のパールのネックレスはつけても問題ありません。

お葬式に参列する場合は、爪まで気を配りましょう

この記事のまとめ

  • お葬式に参列する場合は、ネイルを落とす
  • ネイルを自分で落とす場合は、ネイルの種類に合わせた方法で落とす
  • お葬式前にネイルを落とせない場合は、ネイルシールやネイルコンシーラーを使ったり、黒い手袋をつけたりして対処するとよい
  • お葬式でも不適切にならないネイルのデザインや色は、①ベージュなどの落ち着いた色②装飾パーツのないデザイン

ネイル以外にも、服装や靴、髪型などの身だしなみに気をつけるお葬式に参列する際は、控えめな服装が推奨されます。手元は想像よりも人から見られているため、ネイルに関する気を付けたいポイントはしっかりと踏まえておきましょう。本記事で紹介したネイルの落とし方やネイルを落とせないときの対処法などを参考にしてください。 

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

SHARE この記事をSNSでシェアする