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葬儀を知る

葬儀の費用を安くする10の方法。準備事項や費用の内訳をチェックして納得のいく式に

葬儀の費用を安くする10の方法。準備事項や費用の内訳をチェックして納得のいく式に

葬儀の準備をする際、懸念されるのは費用の問題でしょう。一般的な葬儀では100万円以上の費用がかかりますが、家計への負担を考えると費用をなるべく安く抑えたいという人は多いと思います。そこで本記事では、葬儀の費用を安くする方法を解説します。

葬儀にかかる費用の相場

葬儀費用を安くする方法を解説する前に、まずは葬儀にかかる費用相場について紹介します。一般葬と家族葬では費用が異なるため、それぞれの相場を確認していきましょう。

一般葬の場合

一般葬とは、親族や友人、会社関係者など故人と生前に関わりのあった人をお招きして大規模に行われる葬儀です。参列者の人数は100名以上になることも多く、広い葬儀会場を手配して執り行います。

2022年に鎌倉新書が実施した「第5回お葬式に関する全国調査」では、一般葬の平均額は150万8500円でした。参列者の人数によっても金額は異なりますが、100万円以上はかかると認識しておくとよいでしょう。

家族葬の場合

家族葬とは、家族や親しい友人といった限られた人だけを招いて行う葬儀です。一般葬と比べると参列者の人数が少なく、アットホームな雰囲気になりやすいです。

2022年に鎌倉新書が実施した「第5回お葬式に関する全国調査」によると、家族葬の平均額は99万5000円です。小規模な会場で実施するため会場費を抑えられ、飲食費など参列者ひとりにかかる費用も抑えられるメリットがあります。

葬儀にかかる費用の内訳

ここからは、葬儀費用の内訳について解説します。葬儀費用を安くすませる方法を知りたい人も、内訳を知っておくことでどこを削れるのか判断しやすくなるため、目を通しておきましょう。

葬儀一式

葬儀一式とは、葬儀会場でお通夜や告別式などを実施する際にかかる費用です。具体的な内訳として、会場使用料や祭壇費用、葬儀用具の利用料、霊柩車の手配料などが該当します。会場やものにかかる費用以外にも、葬儀スタッフの人件費も含まれています。

この費用は、葬儀費用の大部分を占めています。ランクによっても金額が変わってくるため、葬儀費用を安くしたい場合は内訳を見直してみましょう。

飲食接待費

飲食接待費は、参列者に振舞う料理にかかる費用です。人数が増えるごとに金額が上がるため、大人数の参列者に食事を準備する場合は費用が高くなります。

お通夜や葬儀後の会食は、参列者や僧侶へのお礼の意味が込められていますが、必ず実施するものではありません。葬儀費用を安くすませたい場合は、会食そのものの実施を見直してみましょう。

お坊さんへのお布施

葬儀会社へ支払う費用とは別に、葬儀にお呼びしたお坊さんへのお布施も必要です。お布施とは、お坊さんへの謝礼の意味が込められています。具体的な金額は決まっていませんが、地域や宗派である程度相場は決まっているため、あらかじめ目安となる金額を確認しておくとよいでしょう。

また、お布施とは別に、戒名を授けていただいた際に発生する戒名代やお坊さんの交通費に該当するお車代、会食を辞退された際にお渡しする御膳料も準備しておく必要があります。

葬儀費用を安くするための10の方法

ここからは、葬儀費用を安くするための具体的な方法について解説します。会場や葬儀プラン、補助金などあらゆるポイントをまとめていますので、実践できそうな方法を探してみてください。

葬儀の形態を見直す

葬儀費用を大幅に安くする方法として、葬儀の形態を見直すことが挙げられます。葬儀は親族や友人を招いた一般葬をイメージされる人も多いですが、葬儀の形態はそれだけではありません。

家族や親しい友人だけで実施する「家族葬」や、お通夜を行なわずに告別式だけ実施する「一日葬」、葬儀を行わずに火葬だけですませる「直葬」などもあります。

一日葬や直葬は、家族葬よりも費用が安くなります。場合によっては、一般葬よりも50万円以上費用を抑えられることもあります。一般葬にこだわっていない人は、葬儀の形態を見直してみてはいかがでしょうか。

葬儀会社から相見積りを取る

葬儀費用は、利用する葬儀会社によっても総額が異なります。なるべく安くすませるためには、複数の葬儀会社から見積りをもらって比較検討するのがおすすめです。

一般的に、2〜3社と相見積りを取った方が費用を安くできる傾向にあります。事前準備として3社程度の葬儀会社に目星をつけておき、必要になったタイミングで見積りを依頼しましょう。

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葬祭用具を見直す

葬儀で手配する祭壇や棺、骨壺はグレードが高ければ費用も高額になります。葬儀費用を安くすませたい人は葬儀用具のグレードを見直してみてください。

基本プランの他に、故人を偲ぶためのメモリアルコーナーの作成といったオプションを案内されることもあります。葬儀会社から案内されるがままに契約するのではなく、本当に必要なのか検討することが葬儀費用を安く抑えるためのコツです。

戒名の有無や位を見直す

戒名とは、故人に授ける死後の名前を意味するものです。戒名は「院号」「道号」「戒名」「位号」で構成されており、「位号」には位が存在します。位が高くなるほど戒名代は高額になります。

戒名の位

  • 信士・信女:20~30万円
  • 居士・大姉:40~60万円
  • 院信士・院信女:30~100万円
  • 院居士・院大姉:80~100万円

また、近年では戒名を付けずに供養する場合もあります。葬儀費用を安くすませたい場合は、戒名の必要性についても検討してみてはいかがでしょうか。

料理や返礼品を見直す

葬儀後の会食で提供する料理のグレードも、葬儀費用の総額に影響します。葬儀費用を安くすませるためには、会食の内容を見直してみましょう。

また、参列者へお渡しする返礼品も品物によって費用が異なります。参列者へ失礼に当たらない程度に抑えることも、費用を安くすませるポイントです。

お布施の金額を見直す

お布施の金額は明確に定められているわけではないため、相場の範囲内でお布施の金額を見直すことも一つの方法です。たとえば、相場が30~50万円だった場合は、最低額の30万円で準備しても失礼に当たりません。

適切なお布施の額を知るためにも、地域や宗派ごとのお布施の相場を把握しておきましょう。

市民葬・区民葬を利用する

市民葬・区民葬とは、自治体によって設けられている葬儀プランです。通常の流れに沿った簡素な式になりがちですが、一般的な葬儀よりは費用が安く抑えられます。

市民葬・区民葬は市民や区民が活用できるサービスなので、原則的には自治体の住民のみ利用可能です。費用や申し込み方法は自治体によって異なるため、市民葬・区民葬を活用したい人はお住まいの自治体に確認してみましょう。

補助金や扶助制度を利用する

故人が健康保険や組合に加入していた場合、葬祭費用の給付金を受け取れる可能性があります。たとえば、故人が国民健康保険に加入していた場合は、喪主に3~5万円の葬祭費が給付されます。ただし、葬儀を行った日から2年の申請期限があるため、忘れずに手続きをしましょう。

また、生活保護を受けている場合、葬儀費用を自治体が支給する扶助制度も利用できます。葬儀費用を捻出するのが難しい場合はこのような制度も活用してみてください。

事前割引サービスを利用する

葬儀会社によっては、葬儀の事前割引サービスを提供していることがあります。事前割引を利用することで、死亡後に申し込みをするよりも10万円以上安くできる葬儀会社もあります。

葬儀会社が事前に決まっていれば、いざというときにもスムーズな対処が可能です。遺族の負担を軽減するという意味でも、事前申し込みはメリットがあります。

葬儀保険に加入する

葬儀の際にまとまった費用を準備するのが難しい場合、葬儀保険に加入しておく方法がおすすめです。葬儀保険とは、自分や親族が亡くなったときにかかる葬儀費用をまかなう保険で、契約者が亡くなった際に保険金を受け取れる仕組みになっています。

注意点としては、葬儀保険は基本的に掛け捨てのため、解約時にお金が戻ってくることはありません。また、加入期間が長い場合は支払った保険料よりも受け取る保険金の方が少なくなることもあります。そのため、加入する時期には注意をしましょう。

葬儀の費用を安くした場合の注意点

葬儀費用を安くすませたいと思っても、さまざまな事情から希望通りに準備ができない場合もあります。ここからは、葬儀費用を安くした場合に発生しやすいトラブル事例を解説します。

親族の理解を得られない場合がある

喪主が葬儀費用を安くしたいと考えていても、親族から反対される場合もあるでしょう。葬儀に対する考え方は人それぞれなため、費用重視で選んだプランでは親族が納得しないこともあります。

葬儀は故人とのお別れをする大切な儀式であるため、誰もが後悔の残らない式にするのが理想です。費用を安くすることだけに捕らわれず、親族の意向も尊重しましょう。

簡易的な葬儀だと一族のお墓に入れないことがある

古くからつながりのある菩提寺がある場合、葬儀の形式に注意する必要があります。費用を安くするために直葬や戒名なしの葬儀をすると、お寺側から納骨を拒否される場合もあります。

葬儀の形式を簡略化したことで一族のお墓に入れなくなる場合があるため、菩提寺がある場合はあらかじめお寺の意向を確認しておくと安心です。

参列者の人数を減らすと香典の金額も減る

葬儀費用を安くすませるために、参列者の人数を減らそうと考える人も多いでしょう。参列者の人数が減ることで、費用の安い小さな会場を利用できたり料理や返礼品の数を減らしたりできますが、香典の金額も減ってしまいます。

参列者を減らすことは、必ずしも葬儀費用を安くすることに直結するわけではないことを押さえておきましょう。とくに家族葬や直葬では、香典による収入はあまり見込めないと考えたほうがよいです。

葬儀の費用は親族と相談しながら安く抑えましょう

まとめ

  • 葬儀の相場は、一般葬で150万8500円、家族葬で99万5000円
  • 葬儀にかかる内訳は、葬儀一式・飲食接待費・お布施などる
  • 葬儀費用を大幅に安くするためには、葬儀の形態を見直すのが効果的
  • 複数の葬儀会社から見積りをもらい、費用を比較する方法もおすすめ
  • 葬祭用具や戒名を見直すことも、費用を安くすることにつながる
  • 場合によっては、葬祭費用の補助金や葬儀会社の事前割引などのサービスが利用できる
  • 葬儀費用を安くすると、一族のお墓に入れない場合もある

葬儀費用は、プランを見直すことで安く抑えられます。各葬儀会社の案内を聞きながら、予算に応じたプランを選択しましょう。ただし、安くすませたいからといって親族の意向をないがしろにするのはよくありません。葬儀の意味や価値観を話し合いながら、予算面でも気持ちの面でも納得できる葬儀を計画しましょう。 

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