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終活で写真の処分をしておこう!すっきり処分できる方法と、そのメリットを解説

終活で写真の処分をしておこう!すっきり処分できる方法と、そのメリットを解説

写真を整理・処分することは、終活において大切な作業の一つです。しかし、莫大な量の写真を処分する場合、何から手をつけたらよいのか迷ってしまうものです。そこで本記事では、写真を整理する手順や処分方法について詳しく解説します。

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終活で写真を処分するメリットとは

まず、終活において写真の処分が大切な理由について紹介します。終活で写真を断捨離することにはいくつかメリットがあるため、目を通してみてください。

人生を振り返るきっかけを作れる

写真を断捨離することで、人生を振り返るきっかけが作れます。写真は、あなたの人生の道のりを映し出したものです。特に、多くの写真を撮って丁寧にアルバムに保存してきた人にとって、写真は自分の人生の軌跡といえるでしょう。

終活で自分の人生の最期と向き合あおうとする中で、これまでの人生を振り返ることは非常に大切なことです。

また、人生を振り返ることで「この先どのように生きていきたいか」「これからの人生をどう過ごすか」が見えてきます。今後の暮らしを充実させるという意味でも、写真の整理は重要な意味を持っています。

遺族の負担を減らせる

遺族の負担を減らせるのも、終活で写真の処分・整理を行うメリットの一つです。亡くなった後、遺族が故人の身の回りのものを整理することになります。このときにアルバムや写真が大量に残されていると、遺族が処分に困る可能性が高いです。

人生で撮影した写真となると膨大な量になるため、「どれを処分するべきか」「どれを残しておくか」を考えるだけでも時間がかかります。遺族が写真を見て故人の死を痛感し、なかなか作業を進められないこともあるでしょう。

できる限り残したい写真のみを保管しておくことで、遺族の負担を大きく減らせます。残される家族のためにも、写真の整理を進めましょう。

遺影に使う写真を選べる

終活で写真の処分をしておくことで、遺影に使用する写真をあらかじめ選んでおくことができます。遺影は亡くなった後に遺族が選ぶことが多いですが、遺族の立場からすると膨大な量の写真から遺影に適した一枚を選ぶのは手間がかかります。また、亡くなってすぐに大量の写真を見ることになるため、精神的に大きな負担がかかるでしょう。

自分で遺影に使う写真を選ぶことで、遺族が遺影を探す時間や手間を省けます。自分が納得できる遺影を選ぶことで、葬儀に対する不安も軽減されるでしょう。自分のためにも遺族のためにも、写真整理を通して遺影を選んでおくことをおすすめします。

認知症の予防につながる

写真の処分を行うことは、認知症の予防につながるともいわれています。 認知症を予防するためには、日頃から脳を使うことが大切です。

写真を見て昔の記憶を思い出すことで脳の機能が活性化され、認知症のリスクが軽減されるといわれています。写真を撮った場所や季節、そのときの出来事などを思い出すことで、さらに認知症の予防効果が高まるでしょう。

終活で写真を整理する手順

ここからは、写真を処分する手順を解説します。終活で写真の処分を進めようと考えても、なかなか進まないという人も多いのではないでしょうか?大量の写真を上手に処分するには、手順をしっかりと把握しておくことが大切です。

写真の量を把握する

まず、写真の全体数を把握する必要があります。写真の数が明確に把握できていないと、処分した後に写真が新しく見つかって作業を一からやり直すことになりかねません。途中で作業を諦めてしまったり、収拾がつかなくなったりする原因にもなります。

どのくらいの写真があるのか、どの程度写真を処分すればよいのか把握できていると、モチベーションも維持しやすくなります。一つの部屋に持っている写真を集めたり、しまっているアルバムをすべて出したりして、最初に全体の数を把握しておきましょう。

写真を分類する

整理するべき写真の数が分かったら、次に写真を分類します。何かテーマを決めて、写真を分別していきましょう。たとえば、旅行先で撮影した写真が多い場合は訪れたスポットごとに写真を分類してみてください。家族や友人、親戚など一緒に写っている人ごとに分別するのもよいでしょう。

年代別に写真を分類する方法もおすすめです。幼少期の写真、学生の頃の写真、結婚して子供が生まれるまでの写真といったように、年齢やライフステージごとに分けてみてください。年代ごとに分類することで、自分の過去や人生を振り返るきっかけにもなります。

自分が仕分けやすいような分類方法を考えて、写真の整理を進めましょう。この作業をしておくだけで、後の作業が楽になります。

必要な写真を厳選する

写真の分類が終わったら、必要な写真を厳選する作業に移ります。写真の整理を終わらせるためには、できる限り写真の枚数を減らすことが大切です。残しておきたい写真のみを選び、他の写真は処分するようにしましょう。

同時期に撮った写真や同じような構図の写真などは、1枚にまとめます。自分と関係がない写真や、内容を思い出せない写真なども思い切って処分するとよいでしょう。

写真をデジタル化する

写真の厳選が終わったら、デジタル化の作業を行います。デジタル化することで、大切な写真をよい状態で保存しておけます。捨てるか残すか迷った場合でも、デジタル化して現像写真を捨てるようにすると写真の量を減らせます。

自宅にスキャナーがある場合、写真のデータを取り込んでパソコンやスマートフォンのフォルダ、SDカードなどに保存しましょう。写真を保存した後は、きちんとデータ上で画像が見られるかをその都度確認してください。スキャナーを持っていない場合は、業者に依頼してデジタル化を行うとよいでしょう。

必要な写真をアルバムにする

写真のデジタル化が終わったら、必要な写真をアルバムにまとめます。写真をすべてデジタル化したとしても、現物として手元に残しておきたい写真もあるでしょう。保管しておきたい写真は、ミニアルバムなどにまとめて残しておくことをおすすめします。大きすぎるアルバムはかさばるため、コンパクトなサイズ感のアルバムを用意しましょう。

また、「手元に残すのはアルバム◯冊分まで」と事前に決めておくことで、保管する写真の量が多くなりすぎるのを避けられます。アルバムに写真を整理したら、分かりやすいところに保管しておくとよいでしょう。家族がすぐにアルバムを見つけられるよう、保管場所を知らせておくのもおすすめです。

不要な写真を処分する

最後に、必要ないと判断した写真を処分しましょう。終活で写真を処分する大きな目的の一つが、自分の遺品を整理することです。写真を分類してデータ化しても、不要な写真を手元に残しておいては写真を整理した意味がなくなってしまいます。

思い出が詰まった写真を手放すのは心苦しいものですが、自分のためにも遺族のためにも不要な写真を処分しましょう。

不要な写真の処分方法

写真には、自分だけでなく家族や親戚、友人など他の人も写っています。そのため、普通に捨ててもよいのか悩む人もいるでしょう。ここからは終活で写真を処分する方法を解説しますので、どのように写真を捨てたらよいのか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

神社やお寺にお焚き上げを依頼する

「写真をゴミに出すのは気が引ける」という場合、神社やお寺にお焚き上げを依頼するとよいでしょう。お焚き上げとは、大切にしていたものや粗末に扱えないものを供養してもらう宗教的な儀式です。

お焚き上げにかかる費用は写真の量によって左右しますが、3千〜1万5千円が相場となっています。基本的に写真は直接持ち込むことになりますが、お寺や神社によっては郵送できる場合もあります。

ただし、お寺や神社によってはお焚き上げができないところもあります。お焚き上げによる処分を検討している場合は、事前にお寺や神社に確認しておきましょう。

自分で処分する

不要な写真は自分で処分することも可能です。写真は燃えるゴミに分類されるため、可燃ごみとして出しても構いません。庭などの広いスペースがある場合は、自分で写真を焼却してお焚き上げもできます。

自分でお焚き上げをする際は、写真と少量の塩を白い紙に包んで燃やします。ただし、自治体によっては個人による焼却処分が禁止されているところもあるため、注意が必要です。自宅でお焚き上げをしようと考えている場合は、事前に確認しておきましょう。

業者に依頼する

お焚き上げを依頼できる神社やお寺が近くにない場合や、自分で処分するのは気が引けるという方は、業者に依頼するのがおすすめです。処分してほしい写真を郵送することで、業者が代わりにお焚き上げを行ってくれます。費用の相場は写真の量によっても異なりますが、3千〜1万円ほどです。

メリットや手順を参考に、写真の処分を進めましょう

この記事のまとめ

  • 終活で写真の処分をするメリットは、①人生を振り返るきっかけになる②遺族の負担を減らせる③遺影に使う写真を選べる④認知症を予防できる
  • 終活で写真を処分する際は、作業手順を考えて行うと効率的にできる
  • 不要な写真は、神社やお寺にお焚き上げを依頼するのがおすすめ
  • 自宅の庭などで自分でお焚き上げをする場合は禁止されていないか事前に確認する
  • お焚き上げの専門業者に依頼して、写真を処分する方法もおすすめ

終活における写真の処分には、人生を振り返るきっかけになったり遺族の負担を減らせたりといったメリットがあります。やみくもに写真を整理するのではなく、きちんと手順を踏んで処分を行いましょう。今回紹介した写真を処分する手順や処分方法を参考にして、整理を進めてみてください。 

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