余生を楽しむ 2025.11.30

【結婚式】父親の服装マナー完全ガイド！種類や選び方のポイントを解説

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新郎新婦の父親として結婚式に出席する場合、どのような服を着用するか迷う方も多いでしょう。本記事では、結婚式にふさわしい父親の服装の選び方を紹介します。服装の種類や小物についても紹介するため、これから結婚式を控えている方はぜひ参考にしてみてください。

結婚式では父親はどんな服装をすべき？
結婚式で父親が着る服装の種類
結婚式で身に着ける小物の選び方
結婚式における父親の服装の気になるポイント
結婚式での父親の服装は格式や会場に応じて選びましょう

結婚式では父親はどんな服装をすべき？

新郎新婦の父親は、バージンロードで花嫁をエスコートしたり、式の最後に謝辞を述べたりと人前に立つ場面が多いため、マナーを踏まえた服装をする必要があります。まずは結婚式にふさわしい服装選びの基本的な考え方を紹介します。

会場の格式に応じた服装をする

結婚式における父親の服装は、会場の格式によってふさわしいものが異なります。結婚式の会場の中でも特に格式が高いのが、ホテルや専門式場での結婚式です。

一方、レストランなどのカジュアルな会場の場合は、準礼服がふさわしいです。新郎新婦の父親でも必ず正装で参列しなければならないわけではないため、会場の格式に応じて柔軟に対応しましょう。

両家で服装の格を合わせる

結婚式での父親の服装は、両家で格を合わせることも重要です。たとえば花婿の父親が正装で、花嫁の父親が準礼服だと、礼儀に反していると思われかねません。結婚式では両家で記念撮影をする機会もあるため、格の違いがでないようにあらかじめ確認をしておきましょう。

ちなみに、洋装と和装の違いがあることは、基本的には問題はありません。正装の場合は、和装は黒紋付袴を着用し、洋装はモーニングコートや燕尾服を着用するなど両家で格を合わせましょう

結婚式の時間帯によってふさわしい服装が異なる

結婚式がはじまる時間帯によっても、ふさわしい服装は異なります。男性の場合は、昼間の結婚式ならモーニングコートが正礼装とされています。一方、夕方から夜にかけて行われる結婚式では、燕尾服が正礼装になります。

ちなみに和装では時間帯による服装の区分はしていないため、紋付袴は昼でも夜でもどちらの結婚式で着用しても問題ありません。また、カジュアルな式でも時間帯による服装の区分はないため、あまり意識しなくても大丈夫です。

結婚式で父親が着る服装の種類

結婚式で男性が着用するフォーマルウェアには、いくつか種類があります。ここからは、新郎新婦の父親からよく選ばれる服装をいくつか紹介します。それぞれの服装で格式も異なるため、結婚式の雰囲気にふさわしいタイプを選びましょう。

モーニングコート

モーニングコートは、昼の結婚式で着用する正礼装です。男性のフォーマルウェアの中でも特に格式高く、新郎新婦の父親にもふさわしい服装といえます。

モーニングコートは、ジャケットの裾が斜めにカットされているデザインが特徴です。ジャケットが黒でスラックスがグレーの配色が、基本的な着こなしになります。高級ホテルや専門式場での結婚式であれば、新郎新婦の父親はモーニングコートを用意するのが無難でしょう。

燕尾服

燕尾服は、夜の結婚式で着用する正礼装です。日本では燕尾服を着る男性はあまり多くないですが、紳士的な着こなしをしたい方にはおすすめです。

燕尾服のデザインは、ジャケットの後ろの部分がツバメの尾のように長くなっていることが特徴です。配色はジャケットやスラックスは黒で統一し、ネクタイは白にするのがベーシックな着こなしになります。フォーマルウェアの中でも格式高い服装なため、夜の結婚式に参列する父親は燕尾服も候補に入れてみてはいかがでしょうか。

タキシード

タキシードは、夕方から夜にかけてはじまる結婚式にふさわしい準礼装です。燕尾服よりもカジュアルダウンした服装になります。タキシードは新郎の服装としてよく用いられていますが、新郎新婦の父親が着用しても問題ありません。

タキシードは、ジャケットとスラックスを黒で統一し、黒の蝶ネクタイを合わせる配色が一般的です。夜の結婚式などカジュアルな式では、父親がタキシードで参列するのもおすすめです。

黒紋付袴

和装で結婚式に参列したい父親には、黒紋付の羽織袴がおすすめです。前に二つ、背中に三つの紋が入っているデザインが特徴で、男性の正礼装に分類されます。

和装は、一般のゲストはあまり着用しないため、新郎新婦の父親として見栄えする服装です。我が子の晴れ舞台では、日本ならではの黒紋付袴で臨んでみてはいかがでしょうか。

スーツ

レストランなどのカジュアルな結婚式では、新郎新婦の父親でもスーツで参列しても構いません。会場の雰囲気によっては格式ばった服装だとかえって浮いてしまう可能性があるため、スーツのような服装の方が好まれることもあります。悩んだ時には、両家で話し合うようにしましょう。

結婚式で着用するスーツを選ぶ際には、フォーマルに見えるダークカラーがおすすめです。ネクタイは白やグレーなどでコーディネートすると、結婚式らしいかっちりした服装になります。

結婚式で身に着ける小物の選び方

結婚式での服装は、小物にも気を配る必要があります。ネクタイやポケットチーフなどの選び方で迷った時は、下記を参考にしてみてください。

ネクタイの色や種類は格式に応じて選ぶ

結婚式で父親がつけるネクタイは、格式によってふさわしいものが異なります。もっとも格式高いモーニングコートの場合は、地の色がシルバー系で、黒やグレーのストライプが入ったデザインが一般的です。

一方、燕尾服は白の蝶ネクタイ、タキシードは黒の蝶ネクタイがふさわしいです。あまり派手なネクタイを選ぶと新郎よりも目立ってしまう恐れがあるため、新郎新婦の父親はベーシックなデザインを選びましょう。

ポケットチーフは白が一般的

男性が礼服を着用する際には、胸ポケットにポケットチーフを入れます。ポケットチーフのカラーは白が一般的であるため、新郎新婦の父親も白のポケットチーフを用意しましょう。

ポケットチーフの素材は、シルクやリネンが一般的です。光沢感のある素材であれば、胸元を華やかに飾り付けできます。ポケットチーフの折り方にはいくつか種類がありますが、もっとも格式高いのはスリーピークスと呼ばれる、三つの角が出る折り方になります。

カフスボタンやベルトはシンプルなデザインを選ぶ

礼服に合わせるカフスボタンやベルトは、なるべくシンプルなものが好ましいです。カフスは必須の小物ではありませんが、付けることで華やかさが増します。新郎新婦の父親が身に着けるなら、ベースが金や銀で、装飾が白になっているデザインがおすすめです。ただし夜の結婚式では、装飾が黒になっているデザインを選ぶのが正装となります。

ベルトのカラーは、スーツの色に合わせて黒を選ぶのがよいでしょう。殺生を連想させるアニマル柄はマナー違反です。