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60代の女性が結婚式に参列する際の服装は?選び方やコーデを紹介

60代の女性が結婚式に参列する際の服装は?選び方やコーデを紹介

60代になってからの結婚式では、母親として親戚としてなど、さまざまな立場での参列となります。本記事では60代の女性が結婚式に参列する際の服装やマナー、おすすめのコーデについて詳しく解説します。また、身に着ける小物類などについても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

60代女性が結婚式に参列する際は「立場」を考慮する

結婚式に参列する60代女性

結婚式に招かれた際、まず意識したいのが「自身の立場」です。60代の女性の場合、親族として参列するのか、友人として出席するのか、または会社関係やご近所など、新郎新婦との関係によってふさわしい服装の雰囲気や格式が変わってきます。

また、相手との関係だけでなく、自分の年齢や立場にふさわしい「品のある装い」を意識することも大切です。60代ならではの落ち着きや優しさを感じさせるコーディネートは、周囲への好印象にもつながります。

服装を選ぶ前に、自分の立場を踏まえた上で会場の雰囲気や時間帯、季節も考慮してコーディネートを考えましょう。

60代女性の結婚式の服装マナー・選び方

60代女性の結婚式の服装

結婚式や披露宴の参列には、60代女性にふさわしい服装の選び方があります。ここからは、60代女性が結婚式に呼ばれた際のふさわしい服装について解説します。

露出の少ない服装を選ぶ

60代の女性が結婚式に参列する際の服装は、露出の少ないものを選びましょう。パーティー用のドレスの中には、肩や胸元が大きく露出するものがあります。露出が多いドレスの場合は、ジャケットやショールなどの羽織物を活用してください。

また、スカートの丈は、膝下のものがよいでしょう。60代女性の露出を抑えたフォーマルな服装は、大人らしく品のよい印象を与えます。

服の色は落ち着いたものにする

60代女性が結婚式の服装を選ぶ際には、色や素材にもこだわりましょう。派手な色合いは避け、ネイビーやブラウン、モスグリーンといった大人の女性の品を引き立てるような落ち着いた色がおすすめです。

また、60代女性の結婚式の服装は、綿や麻といったマットでカジュアルな素材を避けることをおすすめします。女性らしいレース素材や、柔らかい印象を与えるシフォン生地などがよいでしょう。またシルクやサテンといった、優しい光沢のある素材の服装もおすすめです。

淡いベージュなど白っぽい服装を避ける

60代女性が結婚式に参列する際には、淡いベージュなど白っぽい服装を避けましょう。「白」の服装は花嫁の特権です。ベージュは白ではありませんが、写真に写ったときなど光の加減で白に見えてしまうこともあります。

若い女性であれば、知らなかったのかなと思ってもらえるかもしれません。しかし60代ともなると、常識がないと思われてしまう可能性があるため注意しましょう。

疲れにくい服を選ぶ

60代の女性が結婚式に参列する際の服装は、着心地のよさも考慮しましょう。結婚式だけでなく、披露宴や二次会などに参列することもあります。着心地のよくない服装では、長時間過ごすのが辛くなってしまうでしょう。60代の女性が結婚式に参列する際には、長時間着用しても疲れにくい服を選ぶことも大切です。

会場の雰囲気に合わせる

60代女性が結婚式に参列する際の服装は、会場の雰囲気に合わせることも必要です。カジュアルな結婚式会場の場合は、平服でよいでしょう。一方、教会や神前式の場合は、フォーマルな服装での参列がマナーになります。

そのため、どのような会場なのか、あらかじめ新郎新婦に確認してから服装を選ぶのがおすすめです。

【立場別】60代女性の結婚式にふさわしい服装

結婚式の服装を考える60代女性

60代女性の結婚式の服装は、立場によって異なります。間違えてしまうとマナー違反と思われてしまうこともあるため、注意が必要です。ここからは、立場別に60代女性の結婚式の服装について解説します。

「母親」の服装

60代の女性が「母親」として結婚式に参列する際は「生礼装(黒留袖)」がおすすめです。格式高い会場での結婚式に、ふさわしい60代の服装になります。しかし、教会での結婚式や新郎新婦から着物を避けて欲しいといった要望があった場合は、ロング丈のアフタヌーンドレスといった最も格式高い装いをしましょう。

また、両家において服装の「格」を合わせることも重要です。事前に両家で、服装について話し合っておくことが大切です。

「親族」の服装

60代の女性が甥や姪などの結婚式で「親族」として参列する場合の服装はフォーマルですが、母親よりも格を下げた「準礼装」を選びます。親族の場合、ゲストを迎えるホストの立場になります。セレモニースーツやカクテルドレスなど一般の参列者よりも格を高くし、母親よりは低くする必要があります。

会場などにより母親がセミフォーマルを選ぶこともあるため、事前に確認しておくと安心です。

「上司や恩師」の服装

60代の女性が「上司や恩師」といった立場で結婚式や披露宴に参列する際は、親族よりもフォーマル度の低い「略礼装」を選びます。

ロングドレスは格が上がるため、膝下丈(ミディアム丈)の落ち着いた印象のドレスやワンピースを選ぶとよいでしょう。また、動きやすいパンツドレスもおすすめです。

60代女性が結婚式に参列する際のおすすめコーデ

結婚式に参列する60代女性

ここからは、60代女性にふさわしい結婚式のコーデを紹介します。どのような服装で結婚式に参列しようか悩まれた際の参考にしてください。

アンサンブル

60代女性におすすめな結婚式の服装は「アンサンブル」です。アンサンブルは、組み合わせて着ることを前提にデザインされているため、1セットでフォーマルなコーデに仕上がります。

年齢別、体型別になっていることも多いため、お店で60代の女性におすすめのデザインを尋ねてみるのもよいでしょう。

フォーマルスーツ

「フォーマルスーツ」も60代女性の結婚式の服装におすすめです。上下の分かれたものやワンピースにジャケットといった組み合わせなどがあります。親族として結婚式に参列する際には、一般のスーツよりも格式の高い「セレモニースーツ(準礼装)」がおすすめです。

レースドレス

60代女性がゲストとして結婚式に参列する際は、「レースドレス」がおすすめです。女性らしい華やかさのあるレースドレスは、結婚式におすすめの服装です。

パンツドレス

60代女性がゲストとして結婚式に参列する際の服装で動きやすさを考慮するのであれば、パンツドレスもよいでしょう。パンツドレスは動きやすく、スタイリッシュな印象で、年齢問わず人気があります。

しかし、親族が格式を大切にしているなど、パンツスタイルを避けたほうがよい場合もあります。心配な方は、事前に確認しておきましょう。

60代女性にふさわしい結婚式の小物の選び方

結婚式の服装

60代女性が結婚式に参列する際には、身に着ける小物類にも気を配りましょう。ここでは、60代女性におすすめな結婚式の服装に合った小物類について紹介します。

つま先の出ないパンプス

60代女性が洋装で結婚式に参列する際は、つま先の出ないパンプスを選んでください。ヒールは、3cm~5cmほどあるものがふさわしいでしょう。

ヒールが高すぎたりフラットな靴は、カジュアルな印象になってしまいます。服装の色味に合わせると、コーデがまとまるためおすすめです。

パールのアクセサリー

60代女性が結婚式に参列する際には、パールアクセサリーを身に着けることをおすすめします。パールは結婚式で身につけるアクセサリーの定番であり、品のよさを醸し出します。アクセサリーを身に付けなくても問題はありませんが、結婚式では華やかさが求められるためおすすめです。

ゴールドやシルバーのアクセサリーも問題ありませんが、主役は花嫁なため煌びやかなものは避けるのがマナーです。大きな宝石が付いたアクセサリーも避けたほうがよいでしょう。

小ぶりなパーティバッグ

60代女性が結婚式に参列する際のバッグは、小ぶりなパーティーバッグがおすすめです。荷物が多い場合であっても、大きなバッグはカジュアルな印象になるため避けたほうがよいでしょう。どうしても荷物が入りきらない場合は、上品なデザインのサブバッグを持っても問題ありません。

ボレロ・ショールなどの羽織りもの

60代女性の結婚式の服装には、ボレロやショール、ジャケットといった羽織りものが重宝します。上品な印象を与えられる露出を控えた服装となるだけでなく、エアコンなどの寒さ対策にもなります。

【Q&A】60代女性の結婚式の服装についてよくある質問

ハワイで挙式

Q:パンツスタイルでも大丈夫?

60代女性がゲストとして結婚式に参列するのであれば、パンツドレスやパンツスーツも問題ないでしょう。しかし、スカートやワンピースよりも格が低くなるため、母親や親族として結婚式に参列する場合は避けてください。

血縁者以外のゲストとして結婚式に参列する場合であっても、親族が格式を重んじていたり、会場の雰囲気によってふさわしくなかったりする可能性もあります。心配な場合は、事前に確認しましょう。

Q:ハワイなどリゾート婚の結婚式の服装は?

リゾート婚に参列する際には、新郎新婦にドレスコードについて確認しておきましょう。例えばハワイでは、ムームーと呼ばれるワンピースやアロハシャツが正装になります。現地のドレスコードを指定された際は、従うようにしてください。

結婚式や披露宴は60代にふさわしい服装で参列しましょう

花束をもらう60代女性

この記事のまとめ

  • 60代女性が結婚式に参列する際は「立場」を考慮する
  • 60代女性が母親として参列する際は「正礼装」黒留袖・アフタヌーンドレスなどを選ぶ
  • 60代女性が親族として参列する際は「準礼装」セレモニースーツ・カクテルドレスなどを選ぶ
  • 60代女性が上司や恩師などとして結婚式に参列する場合は「略礼装 」を選ぶ

60代女性が結婚式に参列する際の服装は、立場によって異なります。また、服装だけでなく、持ち物やマナーについても知っておく必要があります。新郎新婦に失礼のないよう、60代の女性にふさわしい服装で結婚式に参列しましょう。

監修者 SUPERVISOR
1級葬祭ディレクター 志岐 崇

2006年に葬儀の仕事をスタート。「安定している業界だから」と飛び込んだが、働くうちに、お客さまの大切なセレモニーをサポートする仕事へのやりがいを強く感じるように。以来、年間100件以上の葬儀に携わる。長年の経験を活かし、「東京博善のお葬式」葬祭プランナーに着任。2023年2月代表取締役へ就任。

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