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充実した70歳からの過ごし方|幸せな老後生活を送るための考え方・時間の使い方とは

充実した70歳からの過ごし方|幸せな老後生活を送るための考え方・時間の使い方とは

「人生100年時代」といわれる現代。できることなら1日でも長く、自分の力で自由に過ごしたいと願う方も多いでしょう。心身共に健康的な生活を送るためには、70歳からの過ごし方が大事です。そこで今回は、幸せな老後を過ごすために大切な考え方や時間の使い方を紹介します。

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心身共に健康でいるには70歳からの過ごし方が重要

80代・90代をイキイキと過ごすためには、70歳から健康を意識した生活習慣を心がけることが大切です。そのほかにも、生きがいを見つけることや経済的に自立することも大切になってきます。

ここからは、幸せな老後を過ごすために意識したいポイントを紹介します。70歳からの過ごし方を考えたい方はぜひ参考にしてください。

日本の健康寿命

厚生労働省の調査によると、令和元年の日本の平均寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳と発表されています。一方、日常生活を制限されることなく過ごせる健康寿命は、男性が72.68歳、女性が75.38歳です。

この結果から、寝たきりや介護で日常生活を制限される期間が10年前後あることが分かります。長生きできたとしても、生活を制限される期間が長ければ不自由に感じることも多いでしょう。生活の質を向上させるためには、健康寿命をいかに伸ばすかが大切になってきます。

厚生労働省「平成22年都道府県別生命表の概況」

幸せな老後を送るために必要なこと

幸せな老後を送るためには、健康面・精神面・経済面で不安を軽減させることが大切です。具体的に意識したいポイントは以下です。

70歳からの過ごし方で意識したいこと

  • 身体機能を維持する
  • 社会的な関わりを持ち続ける
  • 趣味を見つける
  • 健康的な食生活を心がける
  • 身の丈にあったお金の使い方をする

幸せな老後を送るための考え方

老後の過ごし方で大切なのは、物事をポジティブに捉えることです。若い頃と比べると体力が衰え、将来に不安を感じることも多いでしょう。しかし、気持ちが落ち込むと身体もどんどん弱ってしまいます。落ち込みそうになったときこそ、「まだ元気に動けるから大丈夫」と前向きな言葉を口にするようにしましょう。

また、これまで家族や会社に尽くしてきた人にありがちなのが、他人のために自分を犠牲にしてしまうことです。後悔を残さないためにも、70歳からは自分のために生きることを意識してみてはいかがでしょうか?

70歳からは身体を動かす習慣をつけよう

70歳を迎えて筋力の衰えや疲れやすさを感じることもあるでしょう。動きたくないからと家にこもりがちな方も多いですが、何も対策をしなければ要介護になるリスクが高まってしまいます。健康的な身体を維持するためにも、70歳からは身体を動かす習慣を身につけましょう。

1日30分以上のウォーキングをする

ウォーキングは心臓に負荷のかかりにくい有酸素運動で、下半身と上半身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。お金をかけずに始められることから、老後の趣味としても人気を集めています。

70歳であれば、1日30分以上を目安にウォーキングを始めてみるとよいでしょう。時間が長すぎると筋肉痛で動けなくなってしまうこともあるため、1日に長時間歩くよりも短時間でも毎日継続して歩くことを意識しましょう。

軽いストレッチをする

ウォーキングと一緒に取り入れたい運動習慣はストレッチです。ストレッチは、筋力アップ・柔軟性アップ・血行促進などあらゆるメリットがあります。怪我や転倒に注意しながら、軽めのストレッチから始めましょう。

高齢者におすすめのストレッチ

  • 椅子に座りながら首をゆっくりと回す
  • 手を握ったり開いたりを繰り返す
  • 肩の上げ下げをゆっくりと繰り返す
  • 足を前後に開き、アキレス腱を伸ばす

フィットネスクラブに通うのもおすすめ

ひとりではなかなか運動を続けられないという人は、フィットネスクラブに通ってみてはいかがでしょうか?フィットネスクラブと聞くと若い人が通うイメージがありますが、70歳以上でもフィットネスクラブに通っている人は多くいます。

フィットネスクラブに通えば、定期的に外出する習慣ができ、気分転換になるでしょう。また、フィットネスクラブで新しい知り合いができれば、交友関係が広がります。

70歳でも社会とのつながりを持とう

70歳になると、仕事を辞めたり子供が独立したりと、人と関わる機会が少しずつ減っていきます。そうして高齢者が社会的に孤立してしまうと、生きる上での楽しみがなくなるだけでなく、認知症の発症リスクが高まることも示唆されています。

社会から孤立しないためにも、70歳からは主体的に動いて社会とつながりを持てる場所を探しましょう。

無理のない範囲で働く

社会とのつながりを持つ方法として、無理のない範囲で働くのもおすすめです。誰かの役に立って報酬を受け取ることは、どれだけ年を重ねても嬉しいと感じるものです。70歳からでも働ける機会を見つけ、積極的に挑戦してみてはいかがでしょうか?

70歳以上に人気の仕事

  • マンション管理
  • 警備
  • 清掃
  • 梱包・仕分け

ハローワークやシルバー人材センターでは高齢者向けの求人を紹介しているため、働くことを検討している人は相談してみましょう。

地域のボランティア活動に参加する

仕事をするのに気が引ける方は、地域ボランティアに参加してみてはいかがでしょうか?ボランティアを通して人や地域のために立つ実感を得たり、さまざまな人と関わりを持てれば、生きる活力につながります。自分の興味のある分野のボランティアを探して、無理のない範囲で取り組みましょう。

70歳以上に人気のボランティア

  • 町内のゴミ拾い活動
  • 学童擁護員(緑のおじさん、緑のおばさん)
  • 美術館や博物館のガイドボランティア
  • マラソン大会の運営サポート

どのようなボランティアを募集しているかチェックしたいときは、地域のボランティアセンターに問い合わせてみましょう。

カルチャースクールに通う

趣味に関係したつながりを持ちたい方は、カルチャースクールに通うのがおすすめです。地域によっては、格安で参加できるカルチャースクールを開講している場合があります。

内容は地域ごとに異なり、高齢者に人気の英会話・合唱・茶道・ハイキングなどもあります。詳しい活動内容を知りたい人は、地域の公民館や生涯学習センターに問い合わせてみましょう。

70歳からは趣味に打ち込もう

自由に使える時間が増えた70歳からは、本格的に趣味に打ち込んでみてはいかがでしょうか?趣味を持つことは、生きがいにつながるだけでなく、健康促進や認知症予防にも効果的です。ここからは、70歳からでも始められる人気の趣味を紹介します。

スポーツ系の趣味で身体機能の衰えを予防

スポーツ系の趣味は、筋力維持や生活習慣病の予防など、健康的な身体づくりをするために効果的です。また、身体を動かすことはストレス解消にもつながるため、精神面でも安定します。70歳からスポーツ系の趣味を始める場合は、自分の体力に合わせた無理のない種目を選びましょう。

70歳以上に人気の身体を動かす趣味

  • ゴルフ・ゲートボール
  • ジョギング
  • 水泳
  • シニアヨガ

手先を動かす趣味で認知症予防

スポーツがあまり得意ではない方は、室内でできる趣味を始めてみるのがおすすめです。手先を動かすことで、認知症の発症リスクを下げることができるといわれています。家で過ごす時間が多い方は、手先を動かして脳を活性化させましょう。

70歳以上に人気の手先を動かす趣味

  • 折り紙
  • 塗り絵
  • 手芸
  • 楽器演奏

70歳になったら食生活にも気を付けよう

健康的な身体を維持するためには食生活にも気を遣う必要があります。また、70歳以上になると食事が喉につかえる事故も起こりやすくなるため、安全に食べられる調理方法を知っておくことも大切です。

バランスのよい食事を心がける

70歳になると、食欲の低下から質素な食事になりがちです。栄養バランスが崩れると低栄養状態になり、体重減少・筋肉量の低下・免疫の低下などあらゆる不調が起こりやすくなります。そのため、70歳になってからはバランスのよい食生活を意識しましょう。

70歳が意識して摂取したい栄養素は、たんぱく質です。たんぱく質が不足すると、筋肉量が低下し身体機能が衰えてしまいます。肉や魚、卵、大豆製品など高たんぱく質な食材を日々の食事に取り入れるようにしましょう。

塩分の摂りすぎには注意

70歳になると、味覚の衰えから若い頃よりも料理の味付けが濃くなることがあります。塩分を取りすぎると血圧が上がり、心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こす危険性があります。健康的な身体を維持するためにも、70歳からは塩分の取り過ぎに注意しましょう。

日本高血圧学会は、1日の塩分の摂取量は6g以下と推奨しています。調味料を減塩タイプに切り替える、カップ麺などのインスタント食品を控えることなどを意識して、塩分摂取量を調整しましょう。

調理方法を工夫して食べやすくする

70歳になると噛む力や飲み込む力が低下してくるため、食べ物を喉に詰まらせる事故が起こりやすくなります。安全に食事を楽しむためにも、食材は一口サイズにカットする、固い野菜は長めに茹でて柔らかくするなど、調理方法を工夫しましょう。

また、肉や繊維の多い野菜は繊維を断つようにカットすると噛みやすくなります。包丁で細かくカットするのが面倒なときは、ミキサーを使用して一気に細かくする方法がおすすめです。

70歳が意識したいお金の使い方

70歳以上だと年金で生計を立てている方が多いでしょう。年金で受け取れる金額は現役時代に稼いでいた金額よりも少ないことが多いため経済的な不安をなくすためにも、計画的にお金を使いましょう。

毎月の支出をきちんと把握する

計画的にお金を使うためには、毎月の支出をきちんと把握することが大切です。食費・光熱費・住宅費・娯楽費など、項目別に支出を管理すれば、自分がどこで無駄遣いをしているのかが一目で分かるようになります。

買い物のたびに使った金額を記録するのが面倒な方は、支払い方法をキャッシュレス決済に切り替えるのがおすすめです。キャッシュレス決済であれば、インターネット上で使った金額がチェックできるため、支出を把握しやすくなります。

本当に必要なものだけにお金を使う

70歳からは、自分にとって本当に必要なものだけにお金をかけるようにしましょう。たとえば、趣味関係や旅行など好きなことにお金を使う、便利な家電を買って日々の負担を減らすなど、自分が幸せに感じることにお金を使うことでより満足感を得られるようになります。

一方、友達に合わせて高価な衣服を購入したり、周囲との付き合いで興味のないものを購入する機会が多かった人は、70歳を機に辞めてみてはいかがでしょうか?

年金以外の収入を得る

年金だけでは生活費が足りない方は、年金以外の収入を得る方法を探してみましょう。身体の自由がきく場合は、70歳以上も採用している企業で働くことも一つの方法です。また、個人事業主であれば定年という概念がないため、70歳でも自由に働けます。

そのほかには、投資や不動産収入で不労所得を得る方法もあります。利益を出すためには知識が必要であるものの、身体が不自由になっても収入を得られる可能性もあります。ただし、70歳以上を狙った投資詐欺も多いため、信頼できる家族や友人に相談することも考えてください。

70歳になったら過ごし方を見直してみよう

この記事のまとめ

  • 運動する習慣をつけて身体機能を衰えさせない
  • 仕事やボランティアなどを通して社会とのつながりを持つ
  • 70歳でも無理なく楽しめる趣味を持つ
  • 健康的な食生活を心がける
  • 毎月の支出を把握してお金を管理する

70歳になると身体の不調ややる気の低下により家で過ごす時間が多くなりがちですが、心身ともに健康でいるためには積極的に外に出て、周囲と関わりを持つことが大切です。健康寿命を延ばすためにも、本記事で取り上げた内容を参考に日々の過ごし方を考えてみましょう。 

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