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特集

【葬儀DX特集03】「価値あるお別れ」を支える、デジタル時代のセレモニーアイテム

【葬儀DX特集03】「価値あるお別れ」を支える、デジタル時代のセレモニーアイテム

株式会社マコセエージェンシーは、フューネラルアイテムを専門とする総合広告代理店だ。全国1800社を超える企業と取引があり、主にオリジナル会葬礼状やメモリアルDVD、社葬やお別れの会で使用するセレモニーアイテムなどの作成や販売、社葬・葬儀イベントなどの提案を行なっている。本記事では、同社で営業として東京エリアを担当する笠野寛剛氏に、近年人気が高まっているセレモニーアイテムや演出についてお話を伺った。

ニーズが広がるメモリアルビデオ

弊社では約20年前からオリジナル会葬礼状の制作を手がけており、数多くの葬儀社様よりご依頼をいただいております。コロナ禍においては受注件数が一時的に半減しましたが、2023年以降は回復基調にあります。ただし、葬儀の小規模化が進む中、オリジナル会葬礼状自体のニーズは減少傾向にあります。

その一方で、メモリアルビデオ制作の需要が高まっています。メモリアルビデオは葬儀での上映だけでなく、DVDやデータとしてご遺族にお渡しするケースも増えています。これにより、ご遺族が故人を偲ぶ場面で活用できるだけでなく、葬儀に参列できなかった方々にも故人の思い出を共有することが可能です。

制作スケジュールは非常にタイトですが、「想いを伝える」という弊社の理念に基づき、ご依頼いただく1件1件を大切に対応しています。

デジタル礼状「ラストレター」の需要増加

近年注目されているのが、デジタル礼状「ラストレター」です。これは、故人の写真や会葬礼状の文章を組み合わせた映像で、葬儀の場で上映するほか、SNSなどを通じて葬儀に参列できなかった方々に届けることも可能です。

ご遺族は、お世話になった方に感謝の気持ちを伝えられますし、ご遺族のグリーフケアにつながったという喜びの声もいただいています。

時代とともに変化するセレモニーアイテム

葬儀の形態や社会の変化に伴い、セレモニーアイテムも進化しています。株式会社マコセエージェンシーでは、葬儀社様と連携し、最新のテクノロジーとグリーフケアを活用しながら「価値あるお別れ」の実現を目指しています。

これからも時代の変化に対応しながら、「ご遺族の気持ちを形にする」という理念のもと、新しい挑戦を続けていきたいと考えています。

プロフィール PROFILE

株式会社マコセエージェンシー

鹿児島県に本社を構える広告代理店で、広告制作や販売戦略の立案を通じてクライアントの想いを伝えることを目指す。独自の会葬礼状やパネル制作、映像制作など幅広いサービスを展開し、地域密着型のサポートを行う。

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