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特集

【ひとたび編集部が選ぶ一度は見たい絶景】国内編<後編>

【ひとたび編集部が選ぶ一度は見たい絶景】国内編<後編>

心震える絶景を目の前にしたとき、人は何を感じるのでしょうか。もしかすると、人生観が変わるかもしれません。この特集では、ひとたび編集部が選ぶ一度は見たい絶景を紹介します。今回は、国内編後編の5ヵ所です。絶景ごとにアクセスの良さ・観光のしやすさ・気候の過ごしやすさについて記載していますので、参考にしてみてください。

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国内編の前編がまだの方は、こちらもぜひ合わせてご一読ください。

富士山(静岡県/山梨県)

標高3,776mを誇る日本最高峰の富士山は、古来より信仰の対象として日本人の畏敬を集めています。日本人の自然観や日本文化に大きな影響を与えてきた富士山は世界文化遺産に登録され、絶景をひと目見ようと国内外から多くの観光客が訪れています。

場所や時間帯によって見える景色がさまざまで、富士山の山頂から見る神秘的なご来光や、昼間の青い空に湧き上がる白雲、下から見る池に映る逆さ富士など、一度は見たい絶景ばかりです。

アクセスのよさ:★★★

富士山の絶景へのアクセスの良さや所要時間は、富士山に登るかどうかや、どの登山コースを選ぶかなどによって変わりますが、総合的に考えるとアクセスしやすい観光地です。最寄り駅から登山口までたくさんのバスが出ており、東京方面や大阪方面からは車や電車、高速バスなどさまざまな交通手段でアクセスできます。

観光のしやすさ:★★★

富士山の観光の魅力は、さまざまな楽しみ方を実現できることです。山頂にチャレンジする方法もあれば、五合目までバスで行って登山をせずに富士山の豊かな自然を楽しむ方法もあります。また、河口湖や山中湖など、少し離れた場所から富士山の雄大な姿を拝むのもおすすめです。

気候の過ごしやすさ:★〜★★

過ごしやすさは、どこから富士山を楽しむかによって変わります。山頂の月平均気温は、一部を除いてほぼ氷点下で、平地と比べると年間を通して平均約22℃の気温差があります。山頂では強風が吹き付けるため、しっかりとした登山服を着用しましょう。

これに対し、平地から富士山を眺める楽しみ方は、時期を選べば快適です。例えば、夏の河口湖の平均気温は約23℃と過ごしやすく、多くの観光客が避暑を求めて訪れます。

天橋立(京都府)

天橋立(あまのはしだて)は京都府の宮津湾にある砂州の絶景スポットで、宮城県の松島・広島県の宮島と並ぶ日本三景の一つです。全長約3.6kmの地形には約6,700本の松が生い茂り、自然の神秘や美しさを体感できます。

眺望ごとに呼び名がついており、見る方向によって全く異なる景色を楽しめます。

眺望名

見る方向

見える場所

股のぞき観/斜め一字観

北から南を見る

傘松公園

飛龍観(ひりゅうかん)

南から北を見る

天橋立ビューランド

雪舟観(せっしゅうかん)

東から西を見る

雪舟展望台

一字観(いちじかん)

西から東を見る

大内峠一字観公園

アクセスのよさ:★

最寄り駅の天橋立駅は京都駅から特急を乗り継いで約2〜3時間かかるため、アクセスに関しては便利とはいい難いです。京都駅から高速バスで行く方法もありますが、バスは移動時間が長いだけでなく揺れるため疲れやすいでしょう。移動時間を短くして体力を温存しておきたい場合は、特急がおすすめです。

観光のしやすさ:★★

天橋立は移動手段が充実しており見どころも多いため、比較的観光しやすいでしょう。対岸への渡り方は、徒歩・レンタサイクル・観光船の三つで、徒歩は約50分、自転車では約20分、船は約12分かかります。自転車と観光船がセットになった観光券もあり、自転車の乗り捨ても可能です。

また、展望台から天橋立の絶景が見える天橋立傘松公園へ行く場合は、府中駅からリフトやケーブルカーを利用できます。地上とは一味違った天橋立の表情を楽しみたい方にぴったりです。

気候の過ごしやすさ:★

天橋立は、旅行時期を慎重に選んだ方がよい観光地です。夏は観光客に人気の時期ですが7月頃から猛暑日が続き、冬は寒くて天気が不安定になります。過ごしやすい時期としておすすめなのは春と秋で、ケーブルカーやリフトからは春の桜、秋の紅葉を楽しめます。

仁淀ブルー(高知県)

高知県を流れる全長124kmの仁淀川(によどがわ)は、国土交通省が実施している水質ランキングで上位に入る一級河川です。驚くほどの透明度と青や緑に輝く神秘的な美しさから「仁淀ブルー」と呼ばれるようになり、多くの観光客が訪れています。

仁淀川流域には仁淀ブルーを見られる絶景スポットが数多くありますが、中でも代表的なのは「にこ淵」「安居渓谷」「中津渓谷」の三大スポットです。

スポット

見どころ

にこ淵

木々に囲まれた滝つぼが幻想的で美しい

安居渓谷

ブルーの水晶淵や飛龍の滝など、複数のスポットがある

中津渓谷

巨大な岩やユニークな形の滝など、変化のある風景を楽しめる

アクセスのよさ:★★

仁淀ブルーの三大絶景スポットは、レンタカーを利用すれば比較的アクセスしやすいです。高知龍馬空港でレンタカーを借りると、約1時間半で三大絶景スポットへ到着します。

空港から高速バスを使って高知駅へ移動し、その後は路線バスで移動する方法もありますが、各スポットは路線バスの便数が少ない山間部にあるため、レンタカーの方が移動しやすいでしょう。運転に自信がない場合は、高知市内から貸し切りタクシーを利用するという方法もおすすめです。

観光のしやすさ:★

仁淀川ブルーの絶景スポットを公共交通機関で巡るのは難しいですが、レンタカーであればスムーズに移動可能です。各スポットには駐車場があり、車から降りて徒歩で観光することになります。にこ淵の場合、駐車場から現地まで10分程度ですが、急な山の斜面になっているためご注意ください。

また、中津渓谷は手すりのない橋や岩くぐりといった遊歩道が約2.3km続きます。滑りにくい靴を選び、高所恐怖症の方や体力に自信がない方は無理をしないようにしましょう。

気候の過ごしやすさ:★

仁淀川が流れる高知県の中央付近は標高差があり、天気や気温が大きく変化します。山の地形ゆえの急な雨や寒さに備え、雨具や上着を用意しておきましょう。歩くことが多いため、動きやすい服装がおすすめです。

高千穂峡(宮崎県)

宮崎県北部の高千穂は、雄大な自然と数々の神話・伝説で知られています。中でも、国の名勝・天然記念物に指定されている高千穂峡の崖と滝の絶景は、人生で一度は見たい景色に相応しいでしょう。阿蘇山の火山活動によって80〜100mにもなる美しい断崖が形成され、見る者を圧倒します。

また、高千穂といえば日本神話ゆかりの地です。太陽の神・天照大神(あまてらすおおみかみ)と縁のある神社や、瓊々杵尊(ににぎのみこと)や天児屋根命(あめのこやねのみこと)などを祀る神社などがあります。

アクセスのよさ:★

高千穂峡は、アクセスが難しい絶景スポットです。九州の各空港から高速バスやレンタカーを使って片道約2〜3時間かかるため、トータルでの所要時間がかなり長くなります。また、片道の高速バスは1日あたりの本数が限られており、事前の予約が必要です。

観光のしやすさ:★★

高千穂峡や天岩戸神社、高千穂神社、国見ヶ丘などの名所は3〜4時間程度でまわることができます。高千穂町内はバスやタクシー、レンタサイクルなどを利用して移動できますが、高千穂峡内を巡る場合は、遊歩道を数時間歩いて巡ることになるため、体力が必要になります。

高千穂峡の絶景を違う角度から楽しみたい方におすすめしたいのが、貸しボートの利用です。日本の滝百選に選ばれている真名井の滝を間近で見ることができ、雄大な自然を感じられます。

気候の過ごしやすさ:★★

高千穂は、冬は寒く夏は涼しく過ごせる観光地です。南国のイメージを持たれる宮崎県ですが、標高が300m以上ある県北の高千穂は冬になると雪が降ります。夏は避暑地として知られており、高千穂峡の滝を見て爽やかな気分になるのがおすすめです。

季節ごとの楽しみ方はさまざまで、春の桜、夏の新録、秋の紅葉、冬の雪化粧などを堪能できます。服装は季節に応じて変える必要があり、夏は半袖で十分ですが、真冬はジャケットやコート、マフラーを用意しましょう。

与論島(鹿児島県)

鹿児島県の最南端にある与論島は、美しいビーチが広がる小さな島です。ため息が出るほど透き通ったエメラルドグリーンの海と白い砂浜が多くの旅人を魅了し、「一生に一度は行きたい島」と称されています。運がよければ、美しい海でウミガメに出会えるでしょう。

海辺以外にも見どころが多く、昼間は町花のハイビスカスやブーゲンビリア、ソテツ、ガジュマルなどの植物が南国気分を盛り上げ、夜は満天の星空を満喫できます。

アクセスのよさ:★★

与論島への交通手段は飛行機が基本で、アクセスのしやすさはまずまずです。直行便がなく、乗り継ぎが必要な点は面倒ですが、待ち時間を除いた東京方面や関西方面からの飛行時間は3時間前後ですみます。絶景スポットの中では、比較的行きやすい場所でしょう。

飛行機で移動する方法以外にも、飛行機とフェリーを組み合わせた行き方もあります。しかし、鹿児島空港から鹿児島新港へはバスやタクシーで移動する必要があり、鹿児島新港から与論港へは約20時間かかります。船での旅行を目的とする場合を除き、基本的には飛行機での移動がおすすめです。

観光のしやすさ:★ ★

与論島は周囲約23.7kmの小さな島で、自動車で走ると60分ほどで島を一周できます。島内では、レンタカーやバス、タクシー、レンタサイクル、レンタルバイクなどを利用できます。ただし、空港や港にはバスが通っていないため、事前にレンタカーやタクシーの予約をおすすめします。

気候の過ごしやすさ:★★

与論島は年間平均気温22.5℃の温暖な亜熱帯気候で、比較的過ごしやすい観光地です。4〜10月頃まで半袖で過ごすことができ、夏は30℃を超える暑い日が続きますが35℃以上の猛暑日になることはほとんどありません。ただし、5〜6月は梅雨の時期で、7〜10月上旬は台風が多くなるため注意が必要です。

与論島が観光客でにぎわう時期は7〜8月ですが、雨や台風のリスクを避けながら夏の気候をゆっくりと楽しむ場合は、4月または10月下旬の訪問をおすすめします。

まとめ

日本には数多くの絶景スポットがあり、壮大な自然に圧倒されたり神秘的な美しさに感動したりと、私たちの生き方に影響を与えます。行き先を選ぶ際は、ぜひ本記事で紹介したアクセスのしやすさや観光のしやすさなどを参考にしてみてください。さあ、絶景での感動体験に出かけましょう。

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