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"老後移住"ってどうなの?国内・海外のおすすめの地域から選び方、必要資金まで解説

"老後移住"ってどうなの?国内・海外のおすすめの地域から選び方、必要資金まで解説

老後移住が気になっているけれど、どのような点に気を付けて検討をすすめるべきかが分からず、移住を迷っている方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、老後移住のメリットやデメリットについて解説します。また、おすすめの移住先や地域の選び方、必要資金なども紹介します。ぜひ参考にしてください。

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老後移住をするメリットは?

老後移住が気になっている方は「移住すると、どのようなメリットがあるのか」という点に興味があるのではないでしょうか?ここからは、老後移住をするメリットを詳しく紹介します。

新しい人間関係を構築できる

老後移住には、新しい人間関係を構築できるというメリットがあります。住む地域が変わると周囲の人や環境も変化するため、これまでとは違う交友関係が生まれます。移住した先で近所の方と関わりを持ったり、新たなコミュニティに参加したりすることで、人脈が広がって新鮮な生活を送れるようになるでしょう。

生活コストを抑えられることもある

老後移住をすることで、移住前よりも生活コストを抑えられる場合もあります。例えば、都会から田舎に移住した場合、食費や住宅費などのコストを下げられることが多いです。特に、住宅費の支出を抑えられると、趣味に使えるお金が増えるなど毎日の生活が豊かになるでしょう。

人生をリセットできる

老後移住をきっかけにこれまでの人生をリセットし、セカンドライフを始められるというメリットもあります。定年退職するまでは生活や仕事のことを一番に考え、利便性のよい場所を優先して住んでいる方も多いでしょう。一方、定年退職した後は、仕事とは関係なくやりたいことや趣味などを優先した場所に移住することもできます。今までとは異なる新しい人生を始めたい方は、思い切って老後移住をしてみてはいかがでしょうか。

健康的な食生活が送れる

自然が豊かな地域に老後移住すると、健康的な食生活が送れるようになるでしょう。農業が盛んな地域は農作物、海が近くにあるエリアは海産物というように、現地で採れる新鮮な食材を使った美味しい料理が食べられる生活が期待できます。「老後は体調管理を意識したい」「体によいものをたっぷり食べたい」と強く考えている場合は、自然豊かな土地への老後移住を検討してみてください。

落ち着いた生活を送れる

都会を離れた地域へ老後移住をすると、落ち着いた生活を送れるでしょう。人の多さや騒音、公共交通機関の混雑など、都会で長く暮らしていた人が地方に移住すると、それらの喧騒から開放され、ゆったりと落ち着いた生活が送れるようになります。今の暮らしに忙しなさやストレスを感じている方は、落ち着いた雰囲気のある地域への移住を考えるとよいでしょう。

老後移住にデメリットはある?

ここまで老後移住のメリットについて解説していきましたが、老後移住にはいくつかデメリットも存在します。老後移住で失敗しないためにも、デメリットをきちんと把握しておきましょう。

生活の利便性が下がることがある

老後移住することによって、生活の利便性が下がるリスクがあることも覚えておきましょう。特に、海外では24時間営業しているスーパーマーケットやコンビニがなかったり、日本と同水準の医療が受けられなかったりすることが多いです。日本国内に移住した場合でも、近くに飲食店や商業施設がなかったり、公共交通機関が整備されていなかったりする地域もあります。このように、毎日の生活の中で不便さや不満を感じてしまう場面もあるでしょう。

介護面で不便な思いをすることがある

老後移住をすると、介護面で不便な思いをするかもしれません。例えば、国内の田舎の地域に移住した場合、近くに介護施設がないことがあります。健康に気を遣っていても、年齢を重ねると突然の怪我や体調不良になってしまい、介護が必要になるケースもあります。そのような時に自宅の近くに介護施設がないと、不便さを感じてしまうでしょう。

また、海外では日本よりも医療・介護サービスの水準が低いことが多いため、求めている水準の介護サービスが受けられない場合もあります。老後移住を検討する際は、移住先において介護面で不便な思いをすることがないよう注意が必要です。

車がないと困る地域がある

老後移住先の地域によっては、自由に使える車が必要なことがあります。特に、生活に必要な施設やスーパーなどが点在している地域では、車がないと生活が不便です。車が必須の地域に移住した場合、運転ができなくなったり免許証を返納したりすると、途端に暮らしにくくなる恐れがあります。そのため、老後移住する際は公共交通機関が充実しているか、車の運転が必要かなどの点もチェックしておきましょう。

移住した地域に馴染めないことがある

せっかく老後移住しても、移住した地域に馴染めないこともあるかもしれません。日本は地域ごとに気候が異なるため、これまでとは全く違う気候のエリアに移住した場合、環境に対応できない可能性があります。特に、積雪量が多く寒さの厳しい地域では、体調を崩したり怪我をしたりするリスクも大きくなります。

また、移住先の慣習や地域の生活ルールに馴染めず、うまく人間関係が構築できないケースも珍しくありません。移住先の環境に順応できるかどうかによって、生活の充実度は大きく左右されます。

海外に移住する際はビザを取得しなくてはいけない

海外へ移住する場合は、ビザを取得しなくてはいけません。老後移住では年金生活者向けの「リタイアメントビザ」を取得するのが一般的ですが、このビザを取得するには一定の預金額が必要です。中には、預金額の条件が非常に高く設定されている国もあるため、移住前に確認しておきましょう。

老後移住先の選び方

老後移住を成功させるためには、上述したメリット・デメリットを踏まえながら移住先を選ぶことが大切です。ここからは、老後の移住先を選ぶときに意識したいポイントを解説します。

目的・条件に合わせて暮らしやすい環境を選ぶ

老後の移住先を考える上で大切なのは、移住の目的や重視したい条件に合わせて、自分にとって暮らしやすい環境を選ぶことです。「これまでとは環境を一変させたい」「健康を重視したい」など、移住の目的に合わせて条件の優先順位を決め、自分にとって暮らしやすい環境を考えた上で、移住先を検討してみてください。

医療機関や福祉制度が整っている地域を選ぶ

老後移住先には、医療機関や福祉制度が整っている地域を選びましょう。持病を持っている方でも健康な方でも、いざというときのために近くに病院がある地域を選ぶと安心です。また、必要になったときにスムーズに利用できるよう、介護施設や福祉サービスの有無も調べておきましょう。

公共交通機関の充実度をチェックする

老後の移住先を選ぶ際は、公共交通機関の充実度もチェックしておきましょう。現在車で移動している方でも、今後車の運転ができなくなり、公共交通機関に頼ることになる可能性があります。そのため、バスや電車などの公共交通機関が充実している地域なのかどうかは大切なポイントです。

趣味や仕事を楽しめる場所を選ぶ

「趣味や仕事を楽しめるかどうか」を優先して、移住先を選ぶようにするのもおすすめです。老後の生活を充実させるためには、思い切り趣味を楽しめたり、全力で仕事に取り組めたりできる環境が必要です。趣味を大切にしたい方は、のびのびと趣味に没頭できるような環境が整っている場所を選びましょう。また、移住先でも仕事を続けようと考えている方は、希望の職種にチャレンジできたり、これまでの経験を活かせたりする場所を探してみてください。

国内で老後移住におすすめの地域

ここまで老後の移住先の選び方について解説してきましたが、具体的にどの地域を選んだらよいのか迷っている方も多いでしょう。そこでここからは、老後移住におすすめしたい国内の地域を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

山梨県北杜市

国内への老後移住を検討している方には、山梨県北杜市がおすすめです。こちらは、名水百選・尾白川が流れている水が綺麗な地域で、農業が盛んに行われています。また、首都圏まで2時間程度と、都会へのアクセスのよさも魅力の一つです。

北杜市では、空き家物件を移住者に紹介する「空き家バンク制度」や、オンライン及び対面式の移住相談会などが行われています。移住に関する支援や制度が豊富なため、安心して老後移住を進められるでしょう。

静岡県伊東市

静岡県伊東市も、老後移住に適した地域として人気です。伊東市は、お店が集まる市街地地区、自然が豊かな伊豆高原地区、大型店が多い小室地区に分かれており、生活スタイルに合わせて地域を選べるのが特徴です。温暖な気候や手頃な物件価格など、暮らしやすい要素が揃っているのも魅力でしょう。

福岡県宗像市

福岡県宗像市は、北九州市と福岡市の中間に位置する地域です。県の中心にある街で、博多駅・小倉駅の両方へのアクセスがよく、電車やバスなどの公共交通機関も整っています。また、住まいの支援金や空き家バンクなど移住者の暮らしをサポートする制度も多く、移住後の暮らしをスムーズに始められるでしょう。

宮城県東松島市

国内での老後移住を考えている方は、宮城県東松島市もおすすめです。東北地方の中でも東松島市は積雪量が比較的少なく、1年を通して生活しやすいとされています。仙台市までは車やバスで1時間ほどと、利便性に優れているのもメリットです。


東松島市でも「空き家バンク制度」や「空き家バンク補助金」など、住宅に関する支援が充実しています。

海外で老後移住におすすめの地域

老後移住を検討している方の中には「国内ではなく海外に住んでみたい」と考えている人もいるでしょう。ここからは、海外での老後移住におすすめな地域を紹介します。

メキシコ

海外への老後移住を検討している方におすすめなのが、メキシコです。メキシコは明るい国民性のためフレンドリーな方が多く、移住者を温かく迎え入れてくれるとされています。1年を通して温暖な気候の地域が多く、比較的過ごしやすいとも言われています。また、日本に比べて物価が安いため、生活コストを抑えながらゆとりのある暮らしができるでしょう。

マレーシア

マレーシアも、老後移住先として人気があります。マレーシアは治安がよくて物価が安く、非常に過ごしやすい国として知られています。気温は30度前後と少し高めですが、極端な猛暑日は少なく朝夕の寒暖差もないため、快適に暮らせるでしょう。ただし、リタイアメントビザを取得するための経済条件がかなり厳しく、資金に余裕がないと移住は難しいです。

フィリピン

海外に老後移住をしようと考えている場合、フィリピンもおすすめです。フィリピンは日本に比べて比較的物価が安く、生活しやすいとされています。日本からの距離が近いため、いざという時にはすぐに日本に帰国できる点も魅力です。日本人も多く住んでいる上、移住者を歓迎してくれる人も多く、馴染みやすい環境だと言えるでしょう。

ポルトガル

ポルトガルも海外の移住先として人気です。ヨーロッパの中では比較的温暖な気候で、物価も安いため住みやすいとされています。医療や介護体制もしっかりと整っているため、老後でも安心して移住できるでしょう。外国人を受け入れる雰囲気があり、移住者に対してオープンに接してくれるのも魅力です。

老後移住に必要な資金とは?

国内・海外どちらに移住する場合でも、ある程度まとまった資金が必要です。では、具体的にどのくらいの資金を用意したらよいのでしょうか?ここからは、老後移住に必要な資金の内訳を紹介します。

引っ越し代

老後移住をする際は、今まで住んでいた場所から新しい地域への引っ越し費用がかかります。荷物の多さによって金額は変わりますが、移住先が遠方の場合や引っ越しが多い繁忙期の場合は、費用が割高になるため注意が必要です。

住居の初期費用

老後移住では、住居などの初期費用の準備も必要です。移住先で物件を購入する場合、住宅の購入費がかかります。また、賃貸物件を借りる場合は敷金や礼金、前家賃、仲介手数料などが発生します。どちらの場合もある程度まとまったお金が必要になるため、移住前に資金を工面しておく必要があるでしょう。

当面の生活費

食費や日用品代、光熱費、水道代など生活費の準備も必要です。移住先で仕事をしようと考えている場合でも、すぐに希望の仕事が見つかるとは限りません。余裕を持って生活できるよう、準備しておくと安心です。

移住の下見費用

老後移住をする際は、移住地の下見費用を準備する必要もあります。移住を検討している地域や国を訪れてみたり、何日か滞在したりする費用を工面しておきましょう。自治体の移住制度や体験ツアーを活用すると、宿泊費や交通費を助成してもらえることもあります。移住担当窓口へ相談したり、自治体のホームページを検索したりして、支援制度がないか確認しましょう。

老後移住を成功させるポイント

ここからは老後移住を成功させるポイントを解説します。「なんとなくこの地域がよさそう」と曖昧な状態で移住先を決めたり、事前準備を怠ったりすると移住を後悔してしまうかもしれません。ここで紹介するポイントを参考にして、納得いく移住を実現させましょう。

移住先のことをしっかり調べておく

老後移住を成功させたい場合は、移住先のことをしっかりと調べておく必要があります。あまり下調べをせずに移住を決めてしまうと、移住した後に不便を感じたり、環境に馴染めなかったりするケースが少なくありません。そのため、周辺の施設や交通機関、年間の気候条件などを調べ、慎重に移住先を検討してください。

これまで住んでいた家をどうするか決めておく

移住をする前に、今まで住んでいた家をどうするのか決めておくことも大切です。家の処分や相続を決めずに移住をすると、家族とのトラブルや余計な費用がかかる原因になりかねません。そのため、家を処分するのか賃貸に出すのか、相続するのかなど、あらかじめ決めておきましょう。

移住支援制度を確認しておく

国内への移住を検討している方は、自治体による移住支援制度をチェックすることをおすすめします。移住支援制度を活用すると、お得でスムーズに移住の手続きが進められます。ただし、支援制度の中には年齢の条件を設けている場合があるため、事前に詳細を十分確認しておきましょう。

また、海外移住を支援している企業も多数あります。企業によって支援内容は異なりますが、移住相談やビザ取得のサポートが受けられるほか、言語習得のサポートや不動産の購入代行などのサービスを提供している企業もあります。海外移住では住居の選定や外国語でのコミュニケーションの不安要素が特に多いため、このようなサービスをぜひ検討してみてください。

生活コストを想定しておく

実際に移住する前に、生活コストを想定しておくことも大切です。移住する国や地域によって、食費や住宅費などの生活コストは異なります。「都市部から地方に移住するから、生活コストは安くなるはず」と思っていたものの、実際に移住すると生活費がさほど変わらず、資金計画が崩れてしまうケースもあります。そのため、候補地が決まったらなるべく具体的に生活費を計算し、移住先での生活をシミュレーションしておくことが大切です。

家族に相談し、納得してもらう

老後移住を実行するには、家族への相談が必要です。子供や親戚に老後移住を反対されてしまい、実現しなかったというケースも珍しくありません。前もって老後移住について家族に相談しておき、話し合った上で納得してもらいましょう。

積極的に行動して新しいつながりを作る

移住先での生活を充実させるためには、積極的に行動して新しいつながりを作る努力が大切です。「誰かが声をかけてくれるだろう」「自分から知らない人の輪に入るのは苦手」と受け身の姿勢をとっていると、移住先の地域に馴染めず孤立してしまう恐れがあります。移住者と地域住民が交流する場に参加したり、積極的にコミュニケーションを取ったりして、その地域の人とのつながりを作っていきましょう。

自分に合った地域を探して、老後移住を成功させましょう

この記事のまとめ

  • 老後移住には、生活コストを抑えられる、新しい人生を始められるといったメリットがある
  • 生活に不便な思いをしたり、移住先の地域に馴染めなかったりするリスクもある
  • 海外へ移住する際はビザの取得が必須で、国によっては厳しい条件が設けられている
  • 移住先を選ぶ時は、自分にとって暮らしやすい環境を考えることが大切
  • そのほか、医療機関や福祉制度が整っているか、趣味や仕事を楽しめる環境が整っているかなどをチェックするとよい
  • 国内でおすすめの移住先は、山梨県北杜市・静岡県伊東市・福岡県宗像市・宮城県東松島市
  • 海外でおすすめの移住先は、メキシコ・マレーシア・フィリピン・ポルトガル
  • 老後移住には、引っ越し代、住居費、生活費、下見費用などが必要
  • 老後移住を成功させるには、移住先のことをしっかり調べたり支援制度を確認したりするとよい

老後移住にはメリットもある一方で、いくつか注意すべき点もあり、いずれも理解した上で移住先を探すことが大切です。自分に合った移住先を見つけられると、充実した老後の生活を送れるでしょう。今回紹介した老後移住先のおすすめ地域や、移住先の選び方などを参考にして、あなたに合った場所を探してみてください。 

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