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特集

【葬儀DX特集05】心の距離をつなぐテクノロジー「tsunagoo」

【葬儀DX特集05】心の距離をつなぐテクノロジー「tsunagoo」

「tsunagoo(つなぐ)」は、“ ご遺族のお手間やご不安を少しでも軽減したい” という現場の声を原点に開発された、葬儀業界向けのDX ツールだ。現在、全国3,800 超の葬儀会館に導入されており、業界のデジタルシフトと収益拡大を後押ししている。今回は、「tsunagoo」を展開する株式会社アスカネットの青砥 剛さんに、その開発背景や導入効果について話を伺った。

「tsunagoo」はどんなサービス?

tsunagoo は、訃報の配信に加えて、香典・弔電、供花、供物の注文をオンラインで行える月額2,500 円のサブスクリプション型DX サービスだ。会葬者の増加による葬儀単価の向上に加え、弔電の内製化によって新たな収益源の確保も可能となる。

開発の背景と導入メリットは?

アスカネットは以前から「葬テック」の考えのもと、IT と葬儀を融合したサービスを展開してきた。その流れの中で、より付加価値のある提案を実現すべく誕生したのがtsunagoo だ。

訃報をSNS などを通じて迅速に届けることで、会葬者の増加や返礼品の受注拡大が期待できる。香典・供花・供物・弔電のオンライン受付にも対応しており、利用者の利便性と業務の効率化を両立する。さらに、葬儀会場の地図や供花情報をWeb 上に集約することで問い合わせ対応が減り、閲覧数の可視化によって会葬者数の予測にも役立っている。

「tsunagoo」がもたらした変化とは?

青砥剛さん

株式会社アスカネット フューネラル事業部 マーケティンググループ 企画開発室 課長 青砥 剛さん

近年はスマートフォンに慣れたシニア世代も増え、tsunagoo は世代を超えて広く活用されている。遠方からでも香典や供花を送れることで、物理的な距離を超えて「想い」を伝えられる手段として支持を集めている。

また、家族葬の増加に伴い「訃報を知らずに後悔した」という声も多い中、tsunagoo はそのような心残りを防ぐ一助にもなっている。現在、アスカネットでは年間約50 万件の遺影を制作し、tsunagoo のWeb 訃報配信は年間11 万件を突破。今後はさらなる成長と、社会的な価値の創出を目指していく。

利用者の利便性向上に加え、収益機会の創出という観点からも、tsunagoo の導入は一つの有効な選択肢となり得る。今後のサービス強化や業務改革を見据える中で、活用を検討してみてはいかがだろうか。

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