葬儀の基礎知識
葬儀後に行うこと

葬儀後に行うことのメインイメージ

この記事では、葬儀後に手続きをご紹介します。それぞれに期限があるので、抜け漏れのないように注意が必要です。

この基礎知識の要約

  • 葬儀後は、手伝ってくれた方から香典や香典帳、会葬者名簿、出納帳、教科供物帳、弔電などを引き継ぎましょう。
  • ご逝去の後は、住民票や戸籍、健康保険・介護保険、年金、相続などに関する届け出が必要です。期限があるので抜け漏れがないように注意しましょう。
  • 大切な人との別れは辛く、誰もが辛い経験をします。慌てず気長に、悲しみをしっかり受け止めながら、現実を受け入れる時間を持ちましょう。

葬儀後に行うこととその期限

葬儀後に行うこととその期限のイメージ

葬儀が終わったらすぐ、手伝ってくれた人たちから事務的な引き継ぎをしましょう。引き継ぐ内容は、香典と香典帳、会葬者名簿、現金出納帳、供花供物帳、弔電など。立て替えてもらった必要経費は確認してその場で精算しましょう。葬儀にかかった費用は、原則として相続税の控除対象となるので、出納帳は正確に記載し、書類はすべて保管しておきます。

葬儀の翌日からは故人との関係を踏まえ、あいさつ回りを行います。最近はそうした慣習が薄れていますが、故人が亡くなってから葬儀までの間にお世話になった方、弔辞・弔電をいただいた方にはせめてお礼状を送りましょう。

ご逝去の後は、住民票や戸籍、健康保険・介護保険、年金、相続などに関する届け出が必要となります。届け出の内容は年齢や家族構成になどによって変わるため、「何を、いつまでに、どこに」提出しなければならないかをまず整理することから始めましょう。届け出に必要な添付書類には重複するものも多いので、二度手間にならないよう、スケジュールを把握して準備することが必要です。

届出と手続きのスケジュール

期限 届名・内容 区分 届出先・請求先
7日以内 死亡診断書 お葬式 死亡者の死亡地・本籍地または
届人の住所地の市区町村役場
火葬許可書 お葬式 原則として死亡届と同時に提出
お通夜・お葬式・火葬
10日以内 厚生年金
年金受給権者死亡届
年金 年金事務所
年金相談センター
14日以内 国民年金
年金受給権者死亡届
年金 年金事務所
年金相談センター
14日以内 世帯主の変更 住民票 市区町村役場
14日以内 国民健康保険の資格喪失届
(国保以外の健康保険は5日以内)
健康保険 市区町村役場
14日以内 介護保険の資格喪失届 介護保険 市区町村役場
1か月以内 公共料金/カード類/電話/ネット/運転免許証/
パスポートの解約/名義変更/返却など
- -
すみやかに 遺言書の確認 相続 公証役場
すみやかに 遺言書の確認 相続 家庭裁判所
四十九日法要・納骨/遺産分割協議
3か月以内 相続放棄・限定承認 相続 家庭裁判所
4か月以内 準確定申告 税金 税務署
4か月以内 事業継承青色申告承認申請書
※期限は死亡時期による
税金 税務署
10か月以内 相続税の申告納付 相続 税務署
一周忌法要
1年以内 遺留分減殺請求 相続 自分以外の相続人

じっくりと現実と向き合う時間を

じっくりと現実と向き合う時間のイメージ

葬儀の準備や実施、その後の手続きなどに追われている間は、なんとか気丈にふるまうことができても、家族を失った深い悲しみから立ち直ることは容易ではありません。大切な人と別れた現実が受け入れられず、一時的にショック状態に陥ったり、周囲に当たってしまったり、引きこもり状態になってしまったり……。頭では理解できても、心に負った傷、喪失感からなかなか抜け出せない辛い時期を、誰もが経験します。

そんな時、遺された方がじっと我慢し続けることは、よくありません。慌てず気長に、悲しみをしっかり受け止めながら、現実を受け入れる時間を持ちましょう。 辛い記憶や過去の出来事が少しずつ思い出に変わり、故人なき新しい生活へと希望を持って歩み出すことができる日まで、じっくりと現実と向き合うことが大切です。

悲しみが癒えるまでのプロセス

  • 第1段階

    ショック

    大切な人との別れ現実が受け入れられず、一時的にショック状態に陥ることは、決しておかしなことではありません。

  • 第2段階

    喪失

    悲しみや不安に襲われたり、自信がなくなり周囲に当たってしまうことは、喪失感からくることでもあるのです。

  • 第3段階

    引きこもり

    疲労が蓄積し、生前にしてやれなかったことに対して、自責の念に襲われることによる、引きこもり状態になります。

  • 第4段階

    癒し

    徐々に死を受け入れて、現実と向き合う回復期間は、人生と向き合うとても大切な回復期間です。そして新しい価値観を見出します。

  • 第5段階

    再生

    このような期間を経て、目標や自分の価値観を見つけ、悲しみを乗り越えてゆき、希望を持ち再生していきます。

より詳しく知りたい方は、東京博善株式会社監修の「遺された方への解説書“豊かな死を受け入れるために”」をご覧ください。

お客様のご予算や希望様式に対応した
わかりやすい5つの葬儀プラン

お客様のご状況に合わせて、さまざまな規模や様式に対応した
柔軟なプランをご用意したのでぜひご検討くださいませ。

事前に資料請求するだけで葬儀プラン55,000円割引!

故人さまとゆっくり過ごせるプラン

火葬のみを行う低価格プラン

※火葬料金はプランに含まれておらず、別途お客さまのご負担となります。火葬料金につきましてはこちらをご確認ください。※火葬場の空き状況により安置日数が延びる場合や、休憩室を利用する場合、プランに含まれないサービスをご希望の場合など、追加料金が発生することがございます。

東京博善のお葬式でご利用可能な
斎場・葬儀場一覧

資料請求するだけで葬儀の費用が55,000円割引!

ご依頼・ご相談専用ダイヤル

女性スタッフ

0120-679-190

通話無料 24時間365日対応・年中無休