全身全霊で一緒に闘病し、涙のない最期でした
毎年受けていた人間ドックに異変があったのは2018年の時。とても治療の難しい「がん」と診断されました。私も夫もすぐに詳しく調べて、その厳しさを悟りました。お互いの前で涙することはついに一度もありませんでしたが、私は夫のいないところで、人間はこんなに涙が出るのかというほど泣いていました。 長時間にわたる手術はもちろん、その前に別の手術も必要で、そのために自分の胆汁を口から飲まなければならないなど、闘病の壮絶さは言葉になりません。でも、ずっと希望を持ち続けました。術後にクルーズ旅の予約をあえて入れるなど、私たちのモチベーションは、常に生きる楽しみにあったのです。豪華客船でスーツを着た夫は恰好良くて、素敵な遺影も撮れました。最後には夫も「やり残したことは無いかな」って。全力で一緒に頑張りましたから、葬儀では家族が誰ひとり泣かず、清々しいお別れでした。
最後の「プレゼント」だから、特別室での葬儀にこだわりました
お葬式は、最後に贈る「プレゼント」であり、私は最善を尽くしたいと考えています。そのために選んだのが「東京博善の堀ノ内斎場・特別室で葬儀をすること」でした。 堀ノ内斎場の特別室の存在を知ったのは、義理の母を荼毘に付したとき。そのときに、ひときわ丁寧に火葬し、故人を送れたことに感動しました。翌年に義理の父が亡くなったときには、2週間待ってまでそこで葬儀をしたのです。周囲からは「なぜそこまで?」とも言われましたが、実際に特別室での葬儀を過ごしたら、みんな納得でした。 そのため、お葬式の第一条件は「堀ノ内斎場の特別室」でした。夫が亡くなって連絡をしたら、すぐにスタッフの方がお迎えに来てくれました。私の場合は、娘家族がアメリカ在住のため、ビザ取得や帰国などがあって日程を決めるのも一苦労。親切に寄り添ってやるべきことを進めてくれました。
お葬式以外の部分でも、最大限に応えてくれて感謝
お葬式を迎えるまでの間、スタッフの方は安置所にも足を運んでくださり、本当に丁寧にしてくださいました。お花や棺に入れたいものなど、こまかな要望も何度も確認して、可能な限り叶えてくれたので夫も喜んでくれたと思います。納棺の時には、夫が好きだったブランドのスーツを着せてもらって、メイクもしてもらいました。夫はファッションやバイク、パソコンなど多趣味な人で、洋服ひとつとっても、未着用のコレクションが箪笥3棹分もあったほど。スタッフの方は、お葬式にかかわることだけでなく、遺品整理や納骨堂の方々とも連絡をとりあってくれて、助かりました。
笑顔でいることで周りにも明るさを分けられる
夫がまだ元気だったころ、実は腹を割って「あなたが亡くなったら、私は娘家族のところに行く」って話したことがあるのです。ちょっと驚かれてしまうかもしれませんが、私たちは海外的な考え方で、もともとお互いが自分を大切にできる夫婦でした。よくお別れのときに「私も近いうちにそっちに行くから、待ってて」なんて言葉も聞いたりしますが、私は「しばらくそっちに行かないから、待ってないでね」って見送りました。闘病も、お葬式も、出来得ることをやり尽くしたら、たとえ死別しても、悲しみって湧かないんですよ。お葬式を終えて、私が悲しみに沈むことなく笑顔でいたら、家族や周囲も明るく前を向けることに気づきました。私の思い描くお別れをさせてくれた東京博善のお葬式には、深く感謝しています。
※ 東京博善の火葬場並びに式場施設は、東京都の許認可のもと他葬儀社との使用の公益性を担保した施設となります。「東京博善のお葬式」の施行を優先して予約する、特別割引で使用するなど、公益性を欠いた使用は行えませんので何卒ご了承ください。また、東京博善所有の式場以外での葬儀も承っております。